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EXORCIST(エクソシスト)コミュの第6夜 ヘブラスカの予言

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「どうだい、ヘブラスカ?彼らは神のお気に召すかな?」

コムイはヘブラスカと言われる人物?に聞いている。

アレンは完全に大パニックを起こしている。触手見たいのを逃れる為、イノセンスを発動させようとしている。先ほどの治療?で左腕には麻酔が掛かったままだ。

「アレン!落ち着けぇ!彼女は敵じゃない」

カイルは叫んだが、アレンの耳には届いていなかった。

「動け!!!」

とうとうアレンは、無理矢理イノセンスを発動させてしまった為に、彼の腕が変形してしまった。

「アレン!(あの馬鹿むかっ(怒り)発動してしまいやがって)」

「うっ、うわああああ!」

「なっ・・・なんて子だ。麻酔を・・・」

「う゛あっ」

「し、神経がマヒしてるのにむ、無理に・・・発動しちゃ・・・ダメだ!」

ヘブラスカはアレンの左手に額をつける。その時、美しい歌声が聞こえてきた。

『all earthly things above, Entire and whole and perfect♪〜‥』と・・・。

アレンと同様にヘブラスカの触手に巻かれていたカイルだった。
彼を落ち着かせようと、皆が知っている歌をと考えていた時に、前の世界で暮らしていた時に良く歌っていた歌『ジュピター』を思い出して歌った。周りの人達は一瞬だったが驚いていた。

新しく入った入団者はヘブラスカを見てパニックに陥るが、カイルは冷静だった。
昔、彼女に出会っているから……

カイルの歌声でパニックていたアレンの心は落ち着きを取り戻していた。
彼はヘブラスカの方を向いてウインクをした。
ヘブラスカは頷くと、再びアレンのイノセンスを計りだした。

「・・・2%・・・16%、30・・・41・・・58・・・78・・・83%!」

「!(腕が元通りに・・・)」

「もう平気だろう・・・どうやら83%が今、お前と武器とのシンクロ率の最高値の様だ・・・」

「シンクロ率?」

「そうだ。対アクマ武器発動の生命線となる数値だ・・・シンクロ率が低いほど発動は困難となり、適合者も危険になる…おどかすつもりは無かった・・・。」

「私はただお前のイノセンスに触れ、知ろうとしただけだ・・・」

「僕のイノセンスを知る・・・?」

彼女はアレンの問いかけに頷いた。

「アレン・ウォーカー、お前のイノセンスはいつか黒い未来で偉大な“時の破壊者”を生むだろう・・・。私にはそう感じられた。それが私の力・・・」

「破壊者?」

ヘブラスカはアレンのイノセンスを見た後、彼を下に降ろした。

パチパチ!下から拍手が聞こえた。

「すごいじゃないか〜それはきっと君の事だよ。ヘブラスカの預言は、よく当たるんだから。いや〜アレンくんには期待出来そうだね!」

「コムイさんむかっ(怒り)

バキッ!!

「一発殴っていいですか?むかっ(怒り)

アレンの拳をボードで防ぐコムイ。

「やだなもう殴ってるよん。ゴメンゴメン、ビックリしたんだね。怖かったんだね。わかるよ〜。ヘブ君顔怖いもんね」

カイルの番が来た。ヘブラスカは彼の体内に触手を入れた。
途端、彼女はカイルは時空を超えた人間である事を感じた。

「お前は数年間行方が分からなかった…男の子だな?」 ヘブラスカがカイルに問いかける。

「えっ!男の子?」 コムイが思わず言った。

「私は別の世界から来た人間です。イノセンスの力でこの世界にやって来た」

カイルが間を入れずに答えた。口パクで『暫く正体を教えないでくれ』と、ヘブラスカはカイルの言っている意味が分かり、彼女は再びカイルのイノセンスを調べ始めた。

「イノ・・・センス・・・・・・!お前のイノセンスは2つあるのか?」

「その様です」 カイルは答えた。

「えぇ!2つも?珍しいね」 コムイが口を挟む。

「背中は2%・・・16%・・・40、62・・・100%・・・110%…臨界点!。そして、右手の方は38・・・59・・・100%・・・これも臨界点だ!ものすごいシンクロ率だ」

「発動して間もないのに、元帥並以上・・・」

「すごい・・・」

アレンは初めてカイルに出会った事を思い出していた。
自分が彼のところへ付いた時には殆どのアクマが彼の手により全て破壊されていた。

カイルのシンクロ率を計っている時ヘブラスカの体内で変化が起きていた。
彼女の体内に収まっていたイノセンスが共鳴した。
その内の1つがヘブラスカの体内から飛び出してきて、カイルの目の前でイノセンスがある形へと変化し始めた。
大口径の銃の形にその形は、断罪者(ジャッジメント)と同じ姿の銃となりカイルの手元に納まった。

「これは?親父のジャッジメントと同じ姿だ」 呟いた。

カイルには見覚えのある武器だった。
クロス・マリアンが使用している銃と近いタイプだった。
銃全体はベージュ掛かった金色で、銃身は銀の十字架が入った大口径のオートマチックだった。
総武タイプの武器名は執行人(ベラフ)という名に決まった。
新たに加わった対アクマ兵器のベラフのシンクロ率を計る。それも臨界点を突破していた。

周りの大元帥達では『オォ〜』と言う歓喜に包まれていた。

「どうやら300%以上が、お前の3つのイノセンスの最高値だ。そして預言はこうだ。安藤紀里、時空を超えた時間の騎士よ。黒い未来 で“時の破壊者”の道しるべとなり、勝利を納めるであろう・・・・・・。私にはそう感じられた。それが私の力・・・」

そう言うと、ヘブラスカはカイルを下に降ろした。

カイルと一緒にいた蜜虫もヘブラスカの鑑定を受けた。彼女はイノセンスの適合者では無く、特別な力を持つ者と分かった。

それから間もなくして、大元帥の命令が下った。

〔キリ・アンドウ。いや、カイル・マリアン。お前は、十数年の間に消息不明となったが時空を超えてようやく戻ってきたやって来たな。我々はお前を受け入れる。新人でありながら元帥以上のシンクロ率がある。特例だが、お前を“エクソシスト元帥”に任命する!お前には拒否権がない〕
と、大元帥達の突然の元帥任命発言に紀里は驚いた。同じ場所にいたコムイとアレンも・・・・・・

〔カイル・マリアン元帥、アレン・ウォーカー戦え!それがイノセンスに選ばれたお前達の宿命・・・宿命なのだ・・・〕
別の大元帥が宣言したと同時に彼らは姿を消した。

「素晴らしいよ!紀里ちゃんじゃなくて、カイルくん。さてと、イノセンスについてちゃんと説明するよ。イノセンスはこれから戦いに投じる君達エクソシストに深く関わる話(モノ)だからね」

カイルとの立場が逆になってもコムイのしゃべり方は変わらなかった。

コムイのイノセンスに関する長い説明は終わった。

「ま、そんなところだ。以上で、長い説明は終り一緒に世界の為に頑張りましょう。一銭にもなんないけどね」

「・・・はい」

「オレも・・・この世界の為に頑張りたい」

「!ありがとう♪」

「コムイさん、話があります」

「何だね?カイルちゃん」

「その“カイルちゃん”という言い方止めてくれませんか?“ちゃん”付けで呼ばれると虫ずが走るんですけど!むかっ(怒り)それと、オレは男だ!」

最後の語気には声のトーンを落として言った。

「ヒィーふらふら!!!!!!!!」

コムイはカイルの恐ろしさを骨の髄?まで知る事となった。
その件でコムイはカイルをちゃん付けで呼ぶ事は無くなった。

カイルは新人でありながらエクソシスト元帥になった。元々カイルはエクソシスト元帥になる為に産まれてきたような者であった。
新たな対アクマ兵器執行人:ベラフの適合者となった。

黒の教団本部から新元帥が誕生したという発表した。

[氏名:安藤紀里(キリ・アンドウ)本名:カイル・マリアン 性別:男 国籍:日本 年齢:18歳 新元帥誕生]
と各支部や全世界に散らばっているエクソシスト達や元帥に伝わった。
勿論、あの人物もカイルの存在を知る事になった。

「ふん、新しい元帥か・・・。俺の術が解けたんだな。クラウドと比べられんけど、いい男に成長たんじゃないか、”カイル”。俺から祝いの物を贈ろう・・・(クックッ)」

カイルの元には、彼の元帥就任を祝って各支部やエクソシストや元帥達から沢山の祝い物が届いた。
その中には、ティムキャンピーに似た色違いのゴーレムが入っていた。

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