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EXORCIST(エクソシスト)コミュの第5夜 入団

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ツインテールの少女がアレンとカイルを教団内を案内しながら司令室に向かっている。

「ゴメンなさいね。3人とも、兄さんの早とちりで酷い目に遭って。自己紹介はまだだったわね。私の名前は、リナリー・リーというの。敬語は無しね」

リナリー・リーはカイル達に自己紹介を言った。

「僕は、アレン・ウォーカーと言います。アレンとお呼び下さい」

「私は、安藤紀里。紀里と言っても構わないよ」

「私は、蜜虫と申します。リナリーさま」蜜虫もリナリーへ自己紹介をした。

カイルは笑顔でリナリーに話しかけている。

「それじゃ私もリナリーと言っても構わないわ。宜しくね。アレン君と紀里さん」

「「宜しく(お願いします)」」

「良かったわ。近い年齢の人がいなかったから寂しかったんだ。ところで3人の年齢は幾つなの?」

「僕は、15歳かな?」

「アレン君は私より一つ下なのね」

「リナリーさんは16・・・「アレン君、さん付けはいらないから」

リナリーはアレンの言葉を遮った。

「じゃ、リナリーは16歳?」

アレンはさっきの質問を言い直した

「うん、そうよ〜はーとハート」

リナリーはニッコリと笑いながらアレン達に言っている。

「私より2つ下だね」カイルが言った。

「という事は、紀里さんは18歳なんだ」

「まぁそういう事」

「で…蜜虫さんは?」

「私は、皆様より年上なのです」

リナリーがカイル達を案内してくれる。

その途中で警護員が陰口を言っていた。

「新入りか…何だガキと女じゃねぇか」

「老人かと思ったら、なんだあの髪」

「赤髪の方は誰かに似ている」

とか言いたい放題に言っていたが、アレン達は気にしないでいた。

「・・・(ここが黒の教団・・・)」

「ここが食堂‐このフロアは修練場。3階層に渡ってあるの。談話室、他にも療養所や書室。各自の部屋もあるから後で案内するね」

「部屋が与えられるんですか!?(良かった。ヘビの生殺しから解放される。カイルは男性でもキレイだもんなぁ)」

「エクソシストは皆ここから任務に向かうの。だから本部の事を“ホーム”って呼ぶ人もいるわ。出て行ったっきり、わざと帰ってこない人もいるけど」

《師匠です・・/クソ親父だ・・》

《クロスさま》

年齢の近い3人は直ぐにうち解けた。途中で一戦交えた神田という人物に会った。
彼とは先ほどのいざこざが遭った為、快く思われていなかった。
2人に捨て科白を残して去っていった。
色々な所を案内されながら室長室に着いた。

リナリーは司令室のドアを開けながら、
「兄さん、アレン君と紀里さんを連れてきたわ」と言って中に入った。

「はい!どーもぉ。科学班室長のコムイ・リーです!」

白い帽子に白い服を着用した長身の男性がカップを持って2人に挨拶した。

「アレン・ウォーカーくん、安藤紀里くん。蜜虫さん。歓迎するよ。さっきは、大変だったね〜♪」

コムイと名乗った男性はニコニコしながら、紀里とアレンに言ったが、一部始終を見ていた人達と被害にあった本人達は『お前の所為だろう』と思っていた。

「ところで、2人ともイノセンスを見たいから、この場で発動してくれないかい?」

「「イノセンス!(二重)発動」」

紀里とアレンはイノセンスを発動させた。

「ふむ、君達は寄生型だね!」

「「寄生・・型?」」

「人体を武器化する適合者の事。数ある対アクマ武器の中で最も珍しい型だよ。ちなみに紀里くんも寄生型を2つ持っているようだね」

「ええ、そうです」

コムイは何かを感じて、「君は、クロス元帥の肉親だね。元帥からくれぐれも頼むと言っていたからね」

この室長俺の正体を見抜いているな

そう言って変な道具を装備しだした。

「寄生型の適合者は、肉体と武器と同調してる分、その影響を受けやすいんだよね〜。紀里くんは発動を止めても構わないよ」コムイは言った。

カイルはイノセンスの発動を解いた。

「その装備は何ですか?」

「じゃ腕診せてくれるかな?」

「えっ?」

「さっき神田君に襲われた時に武器を損傷したでしょ」

「大丈夫です」

「我慢しなくてもいいよ。……やっぱり神経が犯されてるね。リナリー麻酔持ってきて!」

「本当に大丈夫ですから、お構いなく〜」

アレンはコムイに何かされると思い顔を青くした。

「修理。トラウマになりたくなかったら見ない方がいいよ」

「じゃ、私は外で待つかな」

カイルは部屋の外に出ようとした時、後ろから服の裾を掴まれた。

「まっ待って!…紀里ぃ涙

「どうした?アレン」

「待って下さい。行かないで…いや」駄々をこねるアレン。

「アレン…やらなきゃ治らないんだぞ?…側にいてやるから、大人しく治療受けろよな」

「はい!(今ドキッとした…)照れる」

カイルはアレンの手を握った。彼の厚意にアレンは顔が真っ赤だ。

「コムイさん、準備OKだ」

「(嫉妬)じゃ行くよ、GO!」

その後、悍ましい音が響く。
コムイがアレンの左手を修理している間、カイルはその様子を見つめていた。
始まった…。残酷…。など科学班員は思ってた。

「コムイ兄さん、この後あそこに行くんでしょ?3人を一応人間か検査しなくてもいいの?」

リナリーが兄であり室長のコムイに尋ねる。

「ん?いいよいいよ。人間だから」

さり気なく答えるコムイ。

「どうして?」

「この世界で呪いなんて受ける種族は人間だけだからだよ。それに紀里くんは何となくだけどね」

その間、カイルは、アレンが怖がらない様に押さえていた。そして、アレンはフラフラしながら部屋から出て来た。

「紀里、側に居てくれてありがとうございます」

アレンが礼を言った。

「大丈夫か?かなりフラフラして居るぞ」

アレンの様子にカイルが心配そうに言った。

「大丈夫です」

「じゃ、あそこに行こうか(笑)」

そして、逆三角形のエレベーターに乗った。

「アレン君、腕は明日まで動かないけどちゃんと治ったからね〜♪」

「ありがとうございます。(もう絶対に腕、壊すもんか…)」

「まあまあ、副作用はあるけど寄生型はとってもレアなんだよ〜。イノセンスの力を最も発揮出来る選ばれた存在なんだ」

「?イノセンス?(そう言えば紀里も言っていたな)」

アレンの頭に?が浮んでる。カイルはイノセンスの事は前の世界で、イノセンス本人から聞いている。

そして光がついて明るくなった。

〈イノセンス、全知全能の力なり。また2つ・・・我らは神を手に入れた〉

「僕らのボス大元帥の方々だよ。さあ、君達の価値をあの方々にお見せするんだ」

「え?」

その時、[キィィィン]という音と共に再びカイルの右目が反応した。
青い色に変わった。ダブルスコープで…

「何!?・・・イノセンスの反応が・・・」

『イノセンス…イノセンス』

という声が聞こえたのと同時に、カイルとアレンは何者かによって身体を持ち上げられてしまった。

「ぎゃぁぁぁ〜」アレンの絶叫が…

アレンのパニック状態を面白そうに見ているコムイ。
カイルは落ち着いて自分達を持ち上げている相手の姿を見る事が出来た。
その姿は女性の様な感じだった。

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