Ravel : Valses nobles et sentimentales
Ravel : Pavane pour une infante defunte
Boccherini : Cello Concerto in D major, G. 419
Bizet : Symphony in C major
二曲目のPavaneが秀逸だった。
さりげなく優しく、チャーミングなのだがさらりとしていて、何とも言えないふんわりした物悲しさが漂う演奏だった。
傑作だったのがこの曲の演奏前、またマイクを手にして曲の説明をされたツァハリアス氏。
原題の"Pavane pour une infante defunte"と言うのを一単語一単語づつ3−4回発音なさった(!)
それはまるで学校の先生にフランス語を習っている雰囲気だった(笑)
あんまり真剣に繰り返されるので、単純な我々アメリカ人観客は彼の後を追って繰り返して口にしていた(爆)
すると「いや・・・繰り返してくれなくても良いのですが(笑)この音、それを理解して頂きたくてー英語のタイトルでは"dead princess"(亡き王女)などと呼ばれているが、それではダメなんですよね〜このPavane Pour Une Infante Defunte・・・このリズム、その音の弾み、それをラヴェルは重視したのです。それを感じてくださいー」と説明された。
「音楽の始まりの音もGでーそれから同じ様なリズムを経て変化してゆくその過程が・・・・」とここまで口にされ、あまりにも我々素人観客相手に高い学識(悪く言えばかなりのうんちく)を披露してしまったーとハッと気付かれたのか、「まぁ聞いてください」とくるりと背を向けて音楽を始められた(爆)