ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

詩の休息所コミュの公演感想―「空飛ぶ本屋さん」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
今は解散した劇団「激団しろっとそん」の芝居「空飛ぶ本屋さん」のDVDを購入していたので見ながらの感想です。「ユメリア」と同じくstage毎に2パターンの結末が用意されています。この時は「ユメリア」から演者が2人減って4人。ストーリーは「この本を降らせて戦争を止めるんだ」。opactで宵河くろさんはスカイ・ブック、大牧ぽるんはブルー・ブック、しろさんはアメリ・フランチェスカ、ぼんてんべすさんはビック・フィッシュ役だと判明する。なお映画「ビッグ・フィッシュ」と関係があるかどうかはわからない。ブックは兄妹、アメリとビックは結末によって配役が変わる。あのユメリアに出て来た「ユメリア」と「アイメート」の戦争が再登場する。「アイメート」は魔法が使える国、「ユメリア」は魔法が使えない国と説明される。確か結末違いの名称は「クリスマスパーティー編」と「カウントダウン編」に分かれていたと記憶している。DVD収録されているのは千秋楽(クリスマスパーティー編)の1日前だから、今回はカウントダウン編ということになる。僕が観たのは多分千秋楽。だから僕が観たのはクリスマスパーティー編。僕が観たstageとDVDの内容は違うということになる。

ブック兄妹は空飛ぶ本屋さんを経営していた。アメリとビックはユメリア側の人間。アメリはブック兄妹と邂逅する。ビックの口から唐突に出て来たガラント様という言葉。ビックは軍人?いや、アメリは軍の娘でビックはその乳母と考えた方がまだ可能性がある。ブック兄妹は現実の図書館司書の様な経営をしていると考えた方がわかりやすいかもしれない。それだけ本屋の規模は莫大で大量の蔵書があることが窺える。アメリは男の子で、父が軍人か。スカイから物語の根幹となる台詞が話される。スカイ「俺は魔法を憎むこの国に、本を降らせ戦争を止めるんだ」、名言。ニュアンス的にはペンは剣よりも強しと同義語。ビックは銃口をスカイに向ける。銃は文明の象徴だ。時間が経ちビックが再び2人に会った時、和解の道が示される。ここで「よだかの星」と「青い鳥」を掛け合わせた様な話が。僕「よだかの星」が大好きなんですよ。いいですよね、「よだかの星」。「よだかの星」の作者は宮沢賢治、「青い鳥」の作者はメーテルリンク。脚本的にここが一番の見せ場だろう。ここの2人の謂れを観た時、とても晴れやかな気持ちになった。このカウントダウン編の核となるシーンだ。短編ながらよくできた話だ。アメリの旅行写真家という未来が描かれたのも、反戦につながっている。

このDVDを購入する直前、つまり上演終了後の面会兼物販の時に、当の大牧ぽるんもこちらに視線を向けてたから気が付いていたと思うが、主宰の大牧ぽるんのお母様に会い、二三言言葉を交わしました。温和そうな方という印象を受けました。最後の方で「物販もう終わりますよ買わなくていいんですか」というお言葉を貰いました。そして物販でDVDを購入することになります。その節は大変お世話になりました。ありがとうございます。

この劇の心は、大牧ぽるんの父親である石田1967(Twitterの名前欄)にも受け継がれています。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

詩の休息所 更新情報

詩の休息所のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング