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LXDE LXQtコミュのLubuntu

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Lubuntuが米Lifehackerに紹介されました。トップに出ていたので驚きました。

Lubuntu Breathes New Life into Your Netbook Without Sacrificing the Flexibility of a Full-Fledged Desktop
http://lifehacker.com/5847373

上にあるとおり、デスクトップと同等の機能をネットブックで実現、と評価しているようです。

Windows VistaにせよGoogle Chromeにせよ、高速化の意味が「省リソース」から「いかにハードウェアの資源を有効活用するか」というように変わり、とりわけ多くのメモリやGPUを使うことを前提としたソフトウェアが目立つようになりました。

しかしUbuntu 11.04にある"unity 3D"に非難が相次いだように、省リソースの需要は依然としてあるように思えます。実際にWindows 7 Starterを載せている最新のネットブックなんてメモリを2Gまでしか積めませんからね。


なお今月末にLubuntu 11.10がリリースされます。このリリースよりはじめてUbuntu familyの一員としてLubuntuが加わることになりました。Lubuntuはもはや試作段階ではないようですね。

コメント(24)

Lubuntu 13.04が公開されました。
http://lubuntu.net/blog/lubuntu-1304-raring-ringtail-released

主な特徴は
1. Pcmanfm(ファイルマネージャー)に検索機能がついた。そのためXfce系の検索ソフト"Catfish"が除外された。
2. アイコンを主とする審美性の向上
3. gpicview(画像ビュアー)の安定性の向上

問題点
https://wiki.ubuntu.com/RaringRingtail/ReleaseNotes/Lubuntu
Lubuntu 13.04の詳細なレビュー。
http://mylinuxexplore.blogspot.com/2013/04/lubuntu-1304-raring-ringtail-review.html?showComment=1367228168398#c4907532978571210500

ちなみに1番目のコメントにある「720MB?うそでしょう。公式サイトのだと693MBとありますよ。別に20MBの差で騒いでいるんじゃない。CD-Rに焼けるかが問題なんだ」というのはぼくが書きました。

付属ソフト(default applications)については好みが分かれるのではないでしょうか。そもそもLubuntuを使う人は本当にfull-featuredを期待しているのか、それとも僕のように最小限のOSとデスクトップ+ファイルマネージャーだけ用意してもらって、あとは自分で好きなものを選ぶことをするのか。たとえば「電卓」や表計算ソフト "gnumetric"なんて使う人、どれだけいるんでしょうかね?

ただ省リソース性(軽快さ)は今回のアップデートで大きな改善がありました。前バージョン(12.10)と比べて-20MBの103MB! その点大苦戦(というかもともとメモリ消費量を気にしていない?)のUbuntuが450MB、Kubuntuも500MB強食うことを考えると、そしてLinux Kernelが新しくなっていることも考えると、Lubuntuチームはかなりがんばったと言えるでしょう。ぱちぱちぱち。
"Ubuntuはメモリ消費量を抑えることにしては大苦戦"と表記しましたが、Ubuntuがうたうように、そしてhttp://www.omgubuntu.co.uk/2013/04/press-reaction-to-ubuntu-13-04のコメントに数多く寄せられているように、Ubuntuは13.04でかなり高速化されたようです。

Windows Vistaが、メモリを消費しまくるわ、ハードドライブにアクセスしまくるせいでやかましいわで、散々な評価を受けていたことを思い出して下さい。あれは耳栓つけてディスクIOのパイロットランプを見ないようにして、そしてスタートアップとシャットダウンだけはその間机を片付けるなりしてうまく過ごせば、実はWindows XPよりも速くて快適だったりします。ところがメモリの消費量というのは数値で出るため説得力があり、Vistaはよくそれをネタにされて叩かれていたものです。いまのUbuntuがもしかしたらそうかもしれない。まあいまやSSDがあるだけVistaほどつらい目には合わないでしょうけど。

話をLubuntuに戻しますと、やはり省リソース性というのは、条件によってはとても重要になるものです。たとえばRAMが2GBのオンボロPCなんかだと、300MBの節約というのは意味のあることでしょう。
独ミュンヘン、住民にLubuntu LinuxのCDを無料配布、Windows XPからの切り替えを促す

German City Hopes to Wean Citizens Off Windows XP With Free Linux CDs
http://www.omgubuntu.co.uk/2013/06/germany-to-hand-out-free-ubuntu-cds-on-xps-deat

数千枚ものLubuntu LinuxのCDを住民に無料配布し、来る来年4月のWindows XPサポート終了を備えるよう促すことを、ミュンヘン市議は決議した。

XP PCが多数破棄されることにより、産業廃棄物の増大が懸念されている。そうしたXP PCは、ハードウェア自体はまだまだ動くものの、Windows 7/8では敷居が高すぎるという問題がある。そこで、信頼と実績のある代替OSとして、Linuxが注目されることになった。

数あるLinux distroの中で、Ubuntuファミリーの一つであるLubuntuが採用された。これには主に2つの理由がある。

1. UIがWindows XPに似ている
Lubuntu/LXDEはUIがWindows XPに似ているため、特別な訓練や知識がなくても容易にXPから移行できる。

2. 軽量
Ubuntuのような他のdistroと違って、Lubuntuはずっと軽量だ。メモリも256MBあれば快適に動く。

■ 進歩するITに着いて行くミュンヘン市

同市では、2003年にWindows XPからLinuxに移行する"LiMux計画"を施行し、物議をかもした経緯がある。現在、市内自治体には13,000台ものLiMux PCがある。最新のLiMuxはUbuntu 12.04 LTSをベースとしたものである。

 ■ ■ ■ ■ ■

本来ぼくはWindowsユーザーにLinuxを薦めることはまずしません。Linuxはなんだかんだ知識が求められるからです。

ただこのミュンヘン市についてはすでにWindows XP→LuMix (KDE 3.5)に多数のPCで移行したという実績があるので、Lubuntuも難なく移行できるでしょう。Lubuntuは設定項目こそ少ないものの、ファイルマネージャーがWindows XPのそれに劣らないほど秀逸なので、多くの人に満足してもらえると思います。

 ■ ■ ■ ■ ■

いまから5年前、実家で母がPCを欲しがるようになりました。そのときぼくはあと2ヶ月で離れることになり、今まで使っていたWindows Vista PCを母にあげると約束しましたが、2ヶ月も待てないと言われました。

そこで半信半疑で中学生のころに使っていた、今はなき日本ゲートウェイのPCを復活させることにしました。が、当時(2008年)でさえWindows 98SEはきつすぎます。

そこで、ダメ元でXubuntu Linuxを入れてみたんですね。案外普通に動き、感激しました。

ぼくが実家を離れるときにそのPCを破棄したんですが、母はもったいないと話していました。
Lubuntu, Canonical独自の新ディスプレイサーバー"Mir" 採用を見送り

Lavergne, J. "Ubuntu graphic stack roadmap update". the ubuntu-devel mailing list. 27 June 2013. < https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-devel/2013-June/037419.html >.

Xの老朽化と複雑化による不満が高まる中、Waylandに移行することでよく盛り上がっています。ところが今年3月にCanonical社はそれらとはまた違ったディスプレイサーバーを新たに開発すると発表、大きな論争を呼びました。[2]

Kubuntu開発者いわくMirの開発は失望そのものであり[3]、またPhoronixによるベンチマークではXと比べて大きく劣るという結果が出てしまいました。[4]

KubuntuはCanonicalに資金援助をいきなり打ち切られ、スポンサー探しに一時期路頭をさまよわされた悪い経験があるため、同社の独自計画には乗り気ではないのがよくわかります。それにKDEはWayland移行対策をやってきているわけですし。

Lubuntuの開発者曰く、「現状のX + Openboxならともかく、Mir + XMir + composition desktopって…これが最初からUnityみたいな重いプログラムならそこまで差異はないだろうけど、Openboxのような軽量desktop environmentだとパフォーマンスに影響しそう。少なくとも14.04をゴールにするようなことはせず、もっと慎重に考えるべき」という話です。

Xubuntuはどうなるんですかね?安定性がウリだと思ってましたけど。。。

[2] Larabel, M. "A Note To Canonical: "Don't Piss On Wayland"". Phoronix. 5 March 2013. < http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTMxODA >.

[3] Sneddon, J. E. "Lubuntu, Kubuntu Won’t Ship With Mir in 13.10"". OMG! Ubuntu!. 1 July 2013. < http://www.omgubuntu.co.uk/2013/06/lubuntu-kubuntu-decide-against-mir-switch >.

[4] Larabel, M. "The First Benchmarks Of Unity On XMir: There's A Performance Hit"". Phoronix. 28 June 2013. < http://www.phoronix.com/scan.php?page=article&item=ubuntu_xmir_benchmark >.
【悲報】独ミュンヘン市、LubuntuからUbuntu 12.04 LTSに変更

"German City Starts Distributing Free Ubuntu 12.04 CDs to Windows XP Users" 15 Sept 2013.
http://www.omgubuntu.co.uk/2013/09/ubuntu-12-04-lts-cds-munich-windows-xp

このスレの>> [4]にも書いた通り、ミュンヘン市は市内のXP難民に対しLubuntu LinuxのCDを無償配布することが話題になりました。

ところが、あれからUbuntu 12.04に変更されました。



理由:Lubuntuではいくらなんでもサポート期間が長すぎる。

9ヶ月って…。一方Ubuntu LTSは5年なので、いまから導入してもまだ3年半は使える。



いまのXP PCをLinuxにして更にあと3年使うというのは勇気のある決断ですが、まあ。ちなみにWindows 7では2020. 1なので、あと6年半のサポートとなります。そしてXPから簡単に、そして直接データやアプリを引き継げられるというメリットもあります。

そしてもちろん……



問題点:いまどきXP使ってるような乞食PCでUbuntu 12.04は「快適に」動くか?



という点に疑問が残ります。「快適に」というのがミソです。動作可能か、という問題ではありません。たとえば推奨メモリ量で比べると、Windows XPだと128MB (!!!)、Lubuntuでは256MB (!)、Ubuntu 12.04では512MB、Windows 7では1GBとなりますが、実際の使用ではその倍くらいが妥当でしょう。

ということで、冒頭に紹介した記事にはLubuntu却下を惜しむ意見が多数寄せられています。

なお、UbuntuチームではXP難民を救済してシェアを稼ぐ動きが活発です。

"Start Ubuntu"
https://wiki.ubuntu.com/Lubuntu/CommunicationsTeam/WOWLubuntu/StartUbuntu

PeppermintOSもそれに加わろうかと同公式facebookページで議論してました。

余談ですが、ミュンヘン市やUbuntuチームはXP難民に「ハードディスクの経年劣化」についてちゃんと教えているのでしょうか…?
Lubuntu 13.10がリリースされました。
http://lubuntublog.blogspot.com/2013/10/saucy-salamander-is-out.html

■ 13.04からの主な変更点
・ PCmanFMの大幅な改良。GVFSに対応したことにより、スマホをMTP経由で開けるようにもなった。バグ修正でセキュリティも改善した。
・LightDMにおいてCPUを使いまくる不具合の修正。
・(全Ubuntu共通) Linuxのカーネルが3.8 → 3.11になった
・パフォーマンスの改善。メモリ使用量の削減。

なお最後にあるアップデートにより、
・(とりわけIntelのCPUを使ったモバイルPCの)バッテリ効率の向上
・SSD使用の効率化
・Btrfsの効率化
・Radeonのパフォーマンスの改善
・オーディオまわりの改善
・Haswell互換の改善

が挙げられます。

https://www.linux.com/news/software/linux-kernel/716624-6-key-new-features-in-linux-39
https://www.linux.com/news/software/linux-kernel/726896-5-intriguing-new-features-in-linux-310/
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTQwODk

しかしメモリ使用量を更に減らしたのは本当にすごい。詳細なレビューはこちら。
Lubuntu 13.10 "Saucy Salamander" Review: Offers fantastic performance and possibly the best Lubuntu release I have used (Linuxed)
http://mylinuxexplore.blogspot.com/2013/10/lubuntu-1310-saucy-salamander-review.html

なおアップグレードすると、gnumetricやabiwordのようなソフトがインストールされますが、それがイヤならPeppermint OSでも使ってください(別スレ参照)。
■ Lubuntu 13.04に期待できること

結論から言うと、新機能はほとんど期待できません。残念ながら。せいぜい「安定化」と「翻訳の充実」くらいです。まあド派手さが売りのUnityやKDEと比べて「軽量」が売りのLXDEの場合、更なる安定化は魅力的でしょうけどね。翻訳もパソコンやフリーウェアという性格上、重要なのかもしれない。[1]


■ XからWaylandへの移行により、*nixは暗黒時代に突入

OSというのはカーネル(Linux, BSDなど)だけでなく、desktop environmentが一緒になって使いやすさが決まるものですが、そのdesktop environmentの革命的な出来事におぞましい人月がかかっているのが実情です。「いくらなんでも古過ぎて拡張が面倒過ぎるX serverの状況を打破して、もういい加減新しいWaylandに移行しよう」という動きのあとで「実際にやってみたらその移行がおぞましく労力のかかるものだった。したがって次期Wayland版をリリースと予告していたが、次の次に延期」みたいな話をUbuntu, KDE, Enlightenmentなんかがしていますね。

LXDEもいまはOpenboxを利用していますが、周りが本格的にWaylandに移行するとなると、いつかはOpenboxから離れる必要があるかもしれない、という話があります。この曖昧な論調からすると、LXDEはWayland化に「かなり」消極的なように見えます。[2] が、LXDEが再来年(2015年)あたりに本格的にそのような動きを余儀なくされるため、その移行にかなりの労力を強いられることになるでしょう。このときはLXDEも中では技術的な大革新が起きているものの、表面では新機能などが見られない暗黒時代に突入することになります。


■ LXDEはQt化により更なる暗黒時代へ

「LXDEのWayland化による暗黒時代の突入」と話しましたが、より正確に言うと、「暗黒時代の継続」ということになります。先日話した通り、いまの時点でLXDEはGtkからQtに移行する暗黒時代なんですね。LXDE開発チームの多くが機能拡充ではなくQtへの移行に割かれている。Lubuntuの目新しい変化関して強いて言えば、せいぜい新しいscreen lockerであり、これからXubuntuにも採用される"light-locker"が導入されるくらいです。Lubuntuはもともとscreen lockerの安定性に不評がありましたが、それが改善されると期待されています。(あくまでも期待、ですが。)


■ 嵐のあとの澄んだ晴れを信じて

*nixが10年後になくなっているとは到底考えにくいものです。WaylandやQtへの移行にほとんどの労力が持って行かれる2013-2015年あたりはユーザーが喜ぶような新機能はあまり期待できないでしょう。

とはいえこの暗黒時代はなにも死滅を意味するものではありません。WaylandにしてもQtにしても、「移行後の低コストな開発のため」という、いわば将来のための投資です。これらの移行が済んで、かつてよりも迅速な開発ができるようになることを信じて、こういう厳しい時期こそユーザーは温かく支えてやりましょう。

「ハードディスクからでもぬるぬる動く!」
「4K?俺のモニタはFull HDにも満たないんだが。」
「Ubuntuの32bit版が廃止されたんで、Lubuntuに亡命しました」
「ARMのスマホ・タブレットでも、Lubuntuと外付けモニタにbluetoothでナンチャッテ・パソコンに早変わりw」
みたいな会話が2017年あたりに交わされることを信じて。


[1] Lavergne, J. "Roadmap for 14.04". 18 Nov 2013.
https://lists.ubuntu.com/archives/lubuntu-users/2013-November/006187.html

[2] LXDE Wiki. "LXDE-Qt". http://wiki.lxde.org/en/LXDE-Qt
英"OMG! Ubuntu!"にLubuntuがWindows XPの代替として取り上げられました。

Sneddon, J. E. "Using Windows XP? Here’s Four Reasons to Switch to Lubuntu This April". OMG! Ubuntu!. 26 Feb 2014.
< http://www.omgubuntu.co.uk/2014/02/four-reasons-why-windows-xp-users-should-switch-to-lubuntu-this-april >.

抄訳『まだWindows XP使ってる?これがLubuntuに移行する4つの理由だ!』

現在Windows XPが動いているようなマシンといえば、最新のWindows 8.1が動かないようなオンボロもありうるだろう。それならLubuntuがピッタリである。

■ 理由 1 サポート中

■ 理由 2 強靭なセキュリティ

■ 理由 3 Windows XPに似たデザイン
スタートメニューもちゃんとついているのがLXDEのよい所。

■ 理由 4 重要なソフトが動く
Firefox, Google Chrome, Skype, PDF viewer, VLC media player, などなど。

 ■ ■ ■

たしかにWindows XPからLinuxに乗り換えるにはLubuntuが一番適しているかもしれません。Peppermintはコミュニティ自体が小さい上に、サポートが英語のみという制限が付きますが、それでもよいならより適していると言えるでしょう。

ちなみにWindows XPを所有している法人641社を調査したところ、『Linuxへの移行を検討している』と答えたのが11%にものぼったそうです。

Sneddon, J. E. "11 Percent of Windows XP Users Will Switch to Linux, Survey Claims". UMG! Ubuntu!. 21 Feb 2014.
< http://www.omgubuntu.co.uk/2014/02/windows-xp-users-may-switch-linux >.
>>[10]

■ dual bootについて

ふつうdual bootは"Unix (Mac, Linux等)"とWinodwsという組み合わせになります。あるいはぼくのように仕事とプライベートで分けるのも良し。「作業に集中するために、Windowsではなくあえて娯楽の乏しいMacやLinuxを使う」というのは案外現実的な考えです。ちなみにMacはライセンス上、Appleのコンピュータ以外ではインストールすることはできません。

■ dual bootのコスト

ただしその場合、両方のOSでFirefoxやSkypeのようなソフトを両方入れることになるため、ディスク容量の無駄遣いが問題になります。具体的に言うと、Linuxを導入するにはディスク容量が30GBくらい必要となります。去年 3GBの内蔵ハードディスクを$100(1万円)で購入しました。ハードディスクのみを使うとなると、30GBを100円そこらをケチるのはバカげているのですが、SSDを使うとなると30GBというのはバカにできません。たとえばIntelのSSDの場合、120GBで$100、180GBで$140となります。つまり最も高く見積もって+4千円くらいの出費になります。120GBにWindowsとLinuxのdual-bootはキツいと思います。

■ dual bootの欠点

Windowsで作業しながらLinuxを使う、といったことができません。Windows上でナンチャッテLinuxであればCygwinを、本格的なLinuxを使うならVirtualBoxやVMwareのような仮想化ソフトを使うことになります。ただしその場合、Winodwsでできないことを補うだけなので、ごく軽量なLinuxと最低限のソフト(EnlightenmentかLXDE, Firefox, Vim, ftp等) のみを入れることになります。したがってdual bootのときと違って、多くても10GBくらい容量があれば事足ります。なおCygwinの場合は多くても2GBくらいあれば十分です。なおCygwinは文書が極端に少なく、使い方もかなり限られるのでおすすめしません。

■ 複数のLinux OSをデュアルブート

少なくとも聞いたことがありません。先述したとおり「作業に集中するための作業用のシンプルなOSを別途作る」という贅沢な考えになります(そしてそれは案外よい考え)。作業用ならLXDEは最良かもしれません。

なお「色々なUnix distroを遊ぶ」という目的であれば、先述した「仮想化ソフト」で遊ぶのが一番簡単な方法と言えるでしょう。パフォーマンスは劣るものの、試しに使う程度なら十分です。

■ まとめ
・ Windows + Unixを持つのはよい
・dual bootは作業用Unixを作るのによい考え。問題はディスク容量の出費。SSDなら少しかかる。HDDなら問題なし。
・ Windows上で仮想化は 案外よい。Cygwinは使い方が限られる上に文書がお粗末。
>>[11]

■ メモリ4GBからアップグレードすべきか

増設メモリは4GB4千円が相場のようです。これからもう少し下がるかもしれませんが、そのときはソケットの互換性に気をつけてください。

ぼくがいま使っているコンピュータはWindows 7 64bitでメモリ4GBですが、Google Chromeを使っているとすぐにメモリがいっぱいになってしまいます。「タブをあまり開かないこと」が一番メモリの節約になるようでして。ただSSDを使っているので、メモリがパンクして、ページファイルに書き込み(Linuxでいうswap partitionへの書き込み)になったとしても、パフォーマンスの急激な低下や不快なカラカラ音の発生がほとんどないので、毎年のようにメモリ増設を見送ってきた経緯があります。

この夏あたりに増設しようか考えています。ちなみにWindows上でVMwareでManjaro Linux (enlightenment)も使っていて、そちらにはメモリは最大512MB割いています。

結局のところメモリ4GBですぐにパンク、ハードディスクへの書き込みが不快というのであれば、4千円払って4GB追加するのは悪くないかもしれません。が、ぼくだったらもう少し払って1万円で120GB[*]のSSDを買うかもしれません。なお信頼性は落ちますが、Kingston製なら同じ容量で7千円とななります。

* 前の投稿で「dual bootで120GBはキツい」と話しましたが、HDDとの併用でデータファイル等をそちらに回すななら120GBでも余裕でdual bootできます。
>>[12]

おすすめのソフトというのは人によってだいぶ異なるでしょう。

■ Nateが入れているソフト

v: Windows上の仮想環境でも入れたいソフト
p: 上級者向け
c: CLIのみ。
$: 有料

1-1. Firefox (v) ブラウザ
Google Chromeは重いので。なおアドオンは
1-1.1 AdBlock (広告消去)
1-1.2 VimFx (p)(マウスの代わりにキーボードだけで操作)
1-1.3 NumExt(タブに番号をふることによって[Ctrl]+[0-9]でタブ切り替えしやすくなる)
1-1.4 InvisibleHand(アメリカ在住者向け)
1-1.5 Evernote (Evernoteにメモする)
1-1.6 Klip.me (文章をKindleに送る)
1-1.7 FxOpera (テーマ)
欠点はbuilt-in PDF viewerからの印刷に難があること。

1-2. PCManFM (v) or KDE Dolphin ファイル・マネージャー
前者はLXDEを有名にした伝説的なソフト。MTPにも対応しているためAndroidデバイスも扱える。Windows Explorer, Apple Finder, KDE Dolphinと比べた欠点は、写真を入れたフォルダがthumbnail表示できないこと。それが不満ならLXDEごと捨ててKDEに移行するのがよい。

1-3. LXTerminal or Terminology (v) ターミナル・エミュレータ
タブがうれしい。

1-4. Tmux (v) (p) (c) ターミナル拡張
大画面でターミナルを使う際、画面を左右・上下に割って複数のターミナルを同時に使うことができる。数年前に出たばかりの新しいソフトであるものの、爆発的な普及をもたらしたため、高い需要があったことがうかがえる。

1-5. Z Shell + oh-my-zsh (v) (p) (c) シェル
Linux標準搭載されているシェル言語Bashよりも高機能。「打ち間違い補正」がうれしい。"Oh My Zshell!"はそのプラグイン管理に便利。

1-6. Vim (v) (p) (c) エディタ
高性能で快適。Viではない。なおかつてEmacsを愛用していたこともあった。

1-7. Scrot スクリーンショット
スクリーンショットを撮る。

1-8. LibreOffice オフィス・スイート
Microsoft Officeの次に有名なoffice suiteです。なおMicrosoft Office文章(Word, Excel, PowerPoint)との互換性は依然として悪いため、Microsoft Officeの代用にはなり得ません。

1-9. GIMP 画像編集
PhotoShopもどき。ベクタ絵画が弱い。簡単な画像補正ならできるものの、16bitカラーに対応していないものの、それへの対応の開発が進んでいることを2013年10月に明らかにした。

1-10. FileZilla (v) FTPクライアント
ファイル・マネージャーからファイルやフォルダをドラッグ・ドロップで一気に転送できるのがうれしい。また、操作も直感的でかんたん。

1-11. ftp (v) (p) (c) 簡易FTPクライアント

1-12. iBus-mozc 日本語入力
Fcitxのほうが多機能ではあるもののやや難しい。

1-13. VLC 音楽・動画再生
MPlayerよりも重いけれど、多機能で審美性が高い。

1-14. ffmpeg (v) (c) オーディオ・ビデオコンバータ
動画からオーディオファイルを抽出したり、音声データを他の音声フォーマットに変換するのに便利。

1-15. imagemagick (v) (c) 画像変換
"convert"コマンドでたとえば画像をPNGからJPEGに変換したりするのに便利。

1-16. IPAフォント 美しい日本語フォント
日本語を綺麗に表示するのに。

1-17. Evince, KDE Okular PDFビュワー
Google ChromeやChromiumを持っていないなら、独立したPDFビュワーが必要になる。先述したとおりFirefoxでは印刷に難あり。

1-18. wget (v) (c) 簡易ダウンローダー
ブラウザがなくてもwebからファイルをダウンロードできる。

1-19. jDownloader ダウンローダー
巨大なファイルや複数のファイルをダウンロードするのに便利。Youtubeもダウンロードできる(ただし著作権侵害に注意。)

1-20 bc (v) (c) 電卓

1-21 Audacity オーディオ編集
Podcastの録音にもよし。
■ Ubuntu/Debian限定

2-1. aptitude (v) (p) (c) APTパッケージマネージャー
Synapticの代替。CLIでも動くのがうれしい。

■ かつて使っていた
3-1. Emacs (v) (p) (c) 高性能エディタ
LISPを勉強していたころは。
→ バッファの切替がしやすく軽量なVimでも不便ないことに気づき、Vimに移行。

3-2. Abiword 簡易ワープロ
Windows WordPadみたいなもの。
→ LibreOfficeかGoogle Docsへ。

3-3. Mathematica (p) ($) 数式処理 + ワープロ
似ているソフトに"Maple (p) ($)"がある。個人向けでは$300。
→ MaximaとWolfram Alpha、そしてLyXへ。

3-4. Eclim (v) (p) (c) IDE
Vim上でEclipseを使うソフト。しかし有名なプラグインで拡張したVimとの違いがいまいちわからず。
→ Vimへ。

■ プログラミング
4-1. git (v) (p) (c) ファイル共有

4-2. GCC (v) (c) プログラミング言語のコンパイラ
CやC++をコンパイルするのに便利。近年LLVMとよく比べられるが…。

4-3. rvm / Ruby (v) (p) (c) プログラミング言語"Ruby"
RVMはそれの実行環境のバージョン管理に便利。

■ 数学
5-1. Lyx (v) (p) (c) LaTeXワープロ
直感的でいてホットキーを組み合わせることにより、数式ですら尋常ではない速さで入力できる。それでいて仕上がりはLaTeXの美しさ。BibTeXやスペルチェッカーがついているのもうれしい。作者はKDEのそれと同じ。

5-2. Maxima (v) (p) (c) 数式処理
Mathematicaと違ってCLIでも動くのが魅力的。なお、類似ソフトに"Maple"がある。

5-3. MATLAB (p) ($) 数値解析
大変高性能な数値解析。GUIは賛否分かれるが、便利な場合も多い。JAVAで書かれているため動作は遅いが、演算自体はOctaveよりもはるかに速い。nVidia CUDAを用いたハードウェア・アクセレーションが魅力。学生なら$100だが、そうでなければ$2000と非常に高価。

5-4. Octave (v) (p) (c) 数値解析
MATLABもどき、ただし互換性に難あり。MATLABと違ってCLI。MATLABと違って下手すると数百倍遅い。OpenCLによるクロス・プラットフォームなハードウェア・アクセレーションの開発が進んでいる。

5-5. gnuplot (v) (p) (c) グラフ描画
昔からある地味なグラフソフト。CSVの読み込み、簡単な四則演算と三角関数、累乗くらいしか使えない。グラフを描くためなら後述するRではなく、gnuplotのみを使いたい。

5-6. R (v) (p) (c) 統計
多機能。ふつうmaxima(数式処理)やgnuplot(グラフ描画)と一緒に使う。

あとなんだろ。
たしかLubuntuの標準web browserはChromiumではなくFirefoxでしょう。ライセンスの関係上、Google ChromeではなくChromiumが標準搭載されていることはありますが、自ら入れるのであれば、あえてChromiumを選ぶのはあまり賢明とは言えません。いちいちbuilt-in PDF viewerを入れる必要もあるわけですし。

また、AnthyよりもiBus-mozcがおすすめです(というか標準的です。)

ということで、特に理由がないならGoogle ChromeとiBus-mozcを導入してください。そして動作確認の相談していただければと思います。
Lubuntu 14.04がリリースされてしばらく経ちます。ふだんぼくはLubuntuの新しいのがリリースされると、すぐにそれを紹介するのですが、今回はあえてそうしませんでした。というのも、不具合報告が相次いでいるからです。

もともと今回のバージョンは前作13.10と比べて安定性の向上程度のものと予想されていました。新機能が少なく、そしてなにより今回はLTS (Long Term Support: 長期サポート)だったからです。

ところが、実際には「パフォーマンスが低下した、遅くなった」「無線LANアイコン (nm-applet)が消失した」「Chromium上でiBusからの入力ができなくなった」「LxPanel上で右クリックができない」などといった不具合が報告されています。

一応Lubuntuチームのブログでこうした不具合に対する回答が一つ一つ丁寧になされています(要望があれば日本語で紹介します)が、一番大事なところだけ紹介しておきます。

Lubuntuのアップグレードで設定ファイルを新規作成・上書きせずに、そのまま旧バージョン(13.10/12.04)のものを引き継ぐと、不具合を起こすことがあります。最悪、LiveCD/LiveUSBでLubuntuを使ってみて、その場合に問題がなければ、Lubuntuを再インストールしてください。

- Laguna, R. "Lubuntu 14.04". Lubuntu Blog. 20 Apr 2014.
< http://lubuntublog.blogspot.com/2014/04/lubuntu-1404.html >
(4 May付のコメント参照)
- Sen, A. "Lubuntu 14.04 "Trusty Tahr" Review: All well except the Wifi bug!". Linuxed. 28 Apr 2014.
< http://mylinuxexplore.blogspot.com/2014/04/lubuntu-1404-trusty-tahr-review-all.html >.
■ Lubuntu 18.04 LTS

Windows と Linux を、それも後者は GUI 環境がどうしても必要という珍しい機会に遭ったので、Lubuntu 18.04 LTS を仮想環境でインストールしました。

昔使った Lubuntu 10.04 と比べてあまり進歩がないような・・・ただアイコン "Lubuntu Box theme" はまあまあ綺麗。 https://lubuntu.me/box-0-56

Lubuntu はデフォルトフォントが Ubuntu 11pt です。Windows と比べて少し大きく、フォントが独特なので、Windows に併せたい方は Nimbus Sans L 9pt にすることをおすすめします。

ちなみに今回をもって最後の LXDE となり、18.10 以降では LXQt に変更されます。


■■ LXDE/LXQt コミュ 管理者総評】 ★★★☆☆
最後の LXDE である割にはLXツールキット(デスクトップ、設定画面など)の安定性が悪くてびっくり。これがStableでしかもLTSだとぉぉ!??

ただ基本となる Ubuntu Linux 18.04 LTS や Openbox は安定しているので問題なく使える。まあいつもの Lubuntu ってかんじですな。


■ Lubuntu シリーズについて

■■ Lubuntu の利点
・ほぼ Ubuntu。
・Ubuntu よりも軽い。RAM 1GB でも難なく動くので、古いPC や仮想に適している。デフォルトではディスク使用容量は 4GB 程度
・デスクトップ環境が LXDE は軽量とはいえ Windows Server シリーズに似た無難なので扱いやすい
・デフォルトでデスクトップ環境がデフォルトで入るので、xorg のような設定がデフォルトでなされており、トラブルシューティングもしやすい

■■ Lubuntu の欠点
・Lubuntu の LTS は5年サポートではなく、3年。
・あくまでもコンセプトは「フル装備 (full-featured)」。なので Abiword ワードプロセッサーみたいなものが申し訳なさそうに入っていて、一般にアンインストール不可。このコンセプトはいい加減やめた方がいいと思うよ。
・そのくせして curl や git のような主要コマンドがない。

■ Lubuntu 18.10 〜2010年初リリース以来最大級のメジャーアップデート!〜


■ Lubuntu って?
・Ubuntu Linux の軽量版。デスクトップ環境に GNOME や Unity の代わりに軽量な LXDE (18.04 以前) / LXQt (18.10以降) を、アプリも軽量のものを使用しています。それでいて使いやすいです。デスクトップアプリをブラウザーくらいしか使わない方にはおすすめです。質素とはいえほとんどの Ubuntu ユーザーは Lubnutu で割と満足するでしょう。
・仮想や他のアプリにリソース割きたい場合にぴったりです。ただし RaspberryPi のような ARM アーキテクチャーには対応していません (16.04を除く)。

The official Lubuntu home. https://lubuntu.me



■ Lubuntu 18.10 変更点

■■ 古いハードウェアには対応しません。
これまでの Lubuntu にあった「古いハードウェアでも動く」というコンセプトは今回をもって主要ではなくなりました。最新の技術も対応させて、しっかり文書にまとめるにはさすがにムリが出てきたとのこと。

Lubuntu Blog: "Taking a new direction". 27 Jul 2018.
https://lubuntu.me/taking-a-new-direction

ここでいう「古い」はおぞましく古いものと考えられます。少なくとも 18.10 でさえぼくが10年前に組み立てたマシン Core 2 + 2GB RAM + nVidia GPU で、しかも仮想で普通に動きます。ただ今後のバージョンについてはわかりません。


■■ LXQt によるモダンなデスクトップ環境
これまでの Lubuntu は GTk による LXDE を用いていましたが、いかんせん、当の LXDE の作者「PCMan氏」が5年前に Qt に浮気してしまいました。それにより、LXDE を有名にした同氏の代表作でもあるファイルマネージャー "PCManFM" も Qt に書き換えられました。労力のムダとまでは言いませんけど、GNU/Linux を主とした製品としては、なんだかなあ。

LXQt になって、これまでの Openbox を軸としたショボいアプリから、KDE プロジェクトの、とりわけデザインの洗練された製品を享受できるようになりました。ウィンドウデコレーションはもとより、ウィンドウに影もつけられるようになりました。これ成熟したらむしろ KDE ヤバいんじゃね??


■■ Alt + F2 によるコマンド検索・実行
KDE 4 (2008) で評判が良かった [Alt] + [F2] によるコマンド検索、リスト表示、実行が Lubuntu 18.10 でようやくできるようになりました。デスクトップで使っていては、スタートメニューやターミナルで、たとえば Firefox のようなアプリを召喚するのは面倒です。Windows Vista で初登場した「スタートメニュー検索」に相当します。


■ 新しい Lubuntu が気に入らない方へ。
「ふっざけんな、古いハードウェアでも動作することが魅力だった Lubuntu がどうしてオレらを見捨てたんだ!」と思った方は Lubuntu 18.04 LTS(2021.4 まで長期サポート)でも使ったらいいと思います。

ちなみに Lubuntu 18.10 は 2019.7 までサポートなので、次期 19.04 にアップデートすることが半ば必須となります。


■ 管理者総評 ★★★★☆
今回もバグがちょっと目立つ。今度のはLubuntu 特製アプリのクラッシュはほとんどなくなったものの、タスクバーの時計の表示位置が画面からはみ出る、モニターの設定が継続されない、など、よりタチの悪いバグが多い印象。

それから古いハードウェア対応廃止は置いといても、LXDE を使用した Lubuntu 18.04 よりも重くなったことは、なんだかんだイケてない。

とはいえ競合する Xfce を用いた Xubuntu とはまた別の方向性に突き進んだかんじ。「軽量版 Ubuntu、Windows 2000もどき」というより、「軽量版 Kubuntu、Windows Vista もどき」といったところか。それはそれで期待したいんだが、今までの Lubuntu はこれにて死んだってことだね。

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