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海賊戦隊ゴーカイジャーコミュの戦隊リレー小説

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戦隊シリーズのリレー小説です。


昔々34のレジェンド戦隊がおったそうな・・・

次から考えてつなげてください。

コメント(727)

お台場の地下シェルターを出て地上に出た鮫島を、霞一甲が追いかけてきた。
眼と鼻の先では3大戦隊の激闘が続いている。
一甲「待って下さい、鮫島さん」
鮫島「おぅ、どうした? 一甲」
一甲「鮫島さんは、どうしてこの闘いに加勢しないんですか? お台場は、あなたのテリトリーじゃないですか?」
鮫島「一言でいやぁ、"大人の事情"ってヤツだな」
一甲「大人の…事情?」
鮫島「ああ。はっきり言っちまえばな一甲、オレとお前たちがこの闘いに加わるのは簡単なんだ。オレ一人だけでもいい。すぐに闘いを終わらせることはできるだろう。でもな、世の中そう単純にはいかねぇんだよ。仮にオレがジュウレンジャーたちの間に割って入りヤバイバたちを倒したとしても、またすぐにどっかで別の闘いが始まっちまうだろう。街はもっと壊され、人が死ぬかもしれない。オレが加わることで戦禍が広がることだけは避けたいんだよ…」
一甲「鮫島さん…」
振り絞るようにつぶやく鮫島の顔を息を呑み見つめる一甲。

鮫島「とにかく、この闘いはあいつら(3大戦隊)の"役割"だ。オレがしゃしゃり出ていくことはねぇ」
一甲「じゃあ鮫島さんはどうされるんですか? スーパー・イーグル・フォースの幹部として、いやスーパー戦隊のひとりとして…」
鮫島「オレか? オレが出来るのは"見守る"ことだけだよ」
一甲「見守る…?」
鮫島「そうさ。この闘いが始まってから、色んなことがあったよ…。オレも若いヤツらと触れ合うことが大好きだから、ニューバルカンベースへ招いてやったり色々世話してやったつもりなんだが…」
一甲「どうなったんです?」
鮫島「フフッ、彼らはみな若い。オレがゆっくり休んでろって言っても、すぐに飛び出してっちまう。なかには大事な妹を拘留してくれなんてムチャなことを言ってくるのもいたっけ。まぁともかく、連中は連中なりの考えで行動してるんだろう。だがな、今の闘い模様を見続けてると、本来のスーパー戦隊の"目的"を忘れてるような気がしてならねぇんだよ」
一甲「スーパー戦隊の…目的?」
鮫島「そうだ。スーパー戦隊の目的は、いつの時代も"地球の平和とそこに住む人々の生命と安全を守る"ことだろう?」
一甲「そうですね…」
鮫島「ところが、ここでの闘いを見ろよ。街は蹂躙され、そこで生活する人々の生命すら脅かす状況を生み出してる。確かに闇の勢力を倒すことは重要だ。だが、この闘いを見てると、オレはスーパー戦隊となったヤツら自身が闘いを欲して、それを楽しんでるじゃないかとすら思えて、ゾッとすることがあるんだよ…」
一甲「鮫島さん…」
鮫島「だが、今は闘いの前線に出てるヤツらを信じるしかない。それが一番の近道だとオレは思ってる。そして後輩たちに"闘い"とは何か、その"闘い"がもたらすものは何なのか…、それを伝えてやるのが、オレたち"昭和"の戦隊の役割だと。だからこそ、スーパー・イーグル・フォースのTOPも自ら動いてる訳だしな」
一甲「あの海城総司令…アカレンジャーも前線に?」
鮫島「ああ、そうだ。お前たちもどっかでバッタリ出くわすかもしれんぞ。おっと!コイツはあんまり喋っちゃいけねぇんだっけ、へへ…」
一甲「鮫島さんは、もうバルシャークにはならないんですか?」
鮫島「何言ってやがる! オレはいつでも準備万端だよ。でもな、今はまだ"その時"じゃないってことさ。時が来たら、お前らが腰抜かす位の活躍を見せてやるよ!」
一甲「鮫島さん、オレ今聴いた言葉を胸に刻み付けてこれから弟と行って来ます」
鮫島「おお!気を付けてな。そして…必ずここに戻って来いよ。その時は、お前らのために煎り立てのコーヒーとバナナを用意しといてやるよ。じゃあな」
一甲「はい!」

一甲は地下へ戻った。それを見送った鮫島は、ヘルメットを装着してシャークマシーンに乗り、爆音と粉塵が舞う道路をニューバルカンベースへ帰っていった…。
―お台場―

ヤバイバの蝋燭を奪い処分したアバレキラー
するとドラゴンレンジャーのネオヘルフリードと黒騎士ヒュウガのダークナイトアックスと狼鬼の三日月剣に綻びが表れ直ぐ様砕け散る

ガオレッド「これは!?」

プテラレンジャー「やったわ!」

ブルブラック「今だ、黒の一撃!!」

ブルブラックは回転しながらブルライアットで黒騎士ヒュウガの鎧のクリスタルを破壊した

ヒュウガ「な…」

ヒュウガの動きが止まる

ブルライアット「よし。ダークナイトアックス失い千年の邪気が満ちたクリスタルを破壊出来た」

ギンガレッド「ブルブラック、兄さんは?」

ブルブラック「大丈夫だ。私が鎧のクリスタルに戻ればヒュウガはまた戦える。黒騎士として」

ギンガイエロー「けどそれじゃお前が!?」

ブルブラック「この身体は命の精霊クロトに与えられた期限付きの命で存在出来ている身体だ。ヒュウガを千年の邪気から解き放てたならそれで十分だ…私は黒騎士の鎧として見守り続ける」

ギンガブルー「ブルブラック…」

ヒュウガの鎧のクリスタルに触れようとするブルブラック

サンバッシュ「させるかよ!!」

サンバッシュが銃を向ける
だがアバレキラーが高速移動でサンバッシュを阻む

サンバッシュ「邪魔すんじゃねぇ!!」

アバレキラー「邪魔はどっちだよ?引っ込んでろ」

ブルブラック「…ありがとう」

ブルブラックはアバレキラーに礼を言う
そしてブルブラックはクリスタルの中に吸い込まれるように消えた

ヒュウガ「…ブルブラック、すまない」

ギンガレッド「兄さん!!」

ギンガピンク「目を覚ましたのねヒュウガ!」

ヒュウガ「ああ」

サンバッシュ「チィッ!!しゃらくせぇ!!」

サンバッシュが両手に銃を構えて斉射する
アバレキラーは避けて攻撃に移ろうとした
だがそれより早くブルブラックが動いた
回転しながらブルライアットでサンバッシュを一閃した
それはブルブラックの黒の一撃と同じ動きだった

サンバッシュ「ち…くしょおおおお!!」

爆発し倒されるサンバッシュ

アバレキラー「やるじゃねえか」

ヒュウガ「さあ…借りは返させてもらうぞ!!」
スーパー・イーグル・フォースのセントラル・メディカル・ステーション内。みくたちが去った後も、千里とはるなの病室には見舞い客がたえないようである…。
「いやぁ驚いちゃったよぉ、突然連絡が取れなくなったと思ったら、まさか入院しちゃってたとはさぁ…」
はるな「すみません、社長…」
汗をハンカチで大げさに拭きながら、ベッドに横たわるはるなに話しかけているのは、七海やアコが所属する芸能事務所の社長・馳太である。

馳「で…、あれからナナやアコとは連絡取れてる?」
はるな「え、ええ…ふたりとも何か"本業"が…」
馳「ほ、本業!? ふたりとも何か別に仕事取ってんの!?」
はるな「いえ! 違います! ふたりとも"本業がパッとしないから、バイトでもしよっか"なんて話をしてて…」
馳「な〜んだ、そういうことか…。確かに、最近ふたりとも最近営業が今イチだからねぇ。

気持ちはわからんでもないが…」
はるな「た、多分ふたりとも巻き返そうとボイトレにでも通ってるのではないかと…」
馳「お! やる気出してるじゃな〜い。はるなちゃんも退院したら、またふたりのこと面倒見てやってよ。じゃ、俺はまだ外回りあるからさ。お大事にね!」
はるな「お疲れ様です、社長…」
あたふたと出て行く馳。まさか"スーパー戦隊"が本業とは言えない…と内心焦りまくるはるなであった…。

と、今度は入れ替わりに美女が3人。
「千里ちゃん!」
千里「あっ、ミキ会長、レイさん、モモコさん!」
レイ「大丈夫?」
モモコ「心配だから来ちゃったの」
ミキ「ハイ、お花と果物よ。早く元気になって、またクラブへ顔を出して頂戴ね」
千里「ありがとうございます!」
笑顔を見せる千里。

モモコ「私、お花を花瓶に活けて来ます」
一旦病室を出るモモコ。それを見送ったミキとレイの目線は、はるなにも向いていた。
レイ「はい、あなたにもお花と果物、用意して来たわよ」
はるな「あ、ありがとうございます!」
ミキ「大変だったみたいね、ピンクターボさん」
はるな「なぜ私がターボレンジャーだと? 一体皆さんは…」
ミキ「私は桃園ミキ。ゴーグルピンクよ」
レイ「立花レイです。私はダイナピンク! そして…」
「私はモモコ! ピンクマスクよ、よろしくね!」
千里のベッドの脇に花瓶を置いたモモコも合流した。
はるな「皆さん、ピンクの戦士なんですね!」
ピンク戦士同士の話で盛り上がる4人を見つめる千里の表情は、寂しげであった…。

一方、別の病棟では…。
サスケ「うーん、やっと退院か…」
サイゾウ「何が起こったのか、いまだによく覚えてないのよね」
セイカイ「シンケンジャーやゴセイジャーはどうなったんだろう」
ジライヤ「トニカク、ボクタチ、テキヲタオスダケ」
鶴姫「みんな、準備はいい?」
驚異的な回復力で、退院が決まった忍者戦隊カクレンジャーの面々は、まさに今メディカル・センターの病室を出ようとしていた。そこへ、白衣姿の気のいい若者が立ちはだかった。

「ちょっと待ちなよ、カクレンジャー」
サスケ「何だ、お前?」
胸元の名札を見ると、「尾藤吼太」とある。
吼太「オレはただの訪問介護士さ」
セイカイ「介護士だ? 俺たちゃヨボヨボの爺さんじゃねぇぞ」
吼太「おいおい、それはお年寄りに対して失礼だろう! それに介護士の仕事は老人ばかりじゃないからな」
サイゾウ「能書きはどうでもいいワケ。結局あんた何しに来たのよ」
吼太「あんたらこれから志葉の屋敷に行こうとしてたんだろ。オレが案内するよ」
鶴姫「あなた、どうして志葉屋敷のことを知ってるの? それに私たちがカクレンジャーだと?」
吼太「黙ってついてくれば、すべてわかるさ」
サスケ「おい、どうする?」
ジライヤ「ワナカモ、シレナイ」
鶴姫「行ってみましょう。悪い人じゃなさそうだし。もし裏切ってもこっちは5人いるのよ」
吼太「さすがお姫様! 話がわかるね。じゃ、行こうか」
サスケ「ちょっと待てよ。お前、スーパー・イーグルに雇われたのか?」
吼太「ホント口が悪いな。"業務委託"と言ってくれよ」
サイゾウ「要は頼まれた、ってことか…」
憎まれ口を叩きながらも、カクレンジャーはハリケンイエロー・尾藤吼太とともに志葉屋敷へ向かったのだった…!
―お台場―

黒騎士ヒュウガが目覚めた
一方、三日月剣を失った狼鬼

狼鬼「おのれ…武器などなくても!!」

ガオイエロー「どうするレッド?おそらくは奴の身体は月麿の…」

ガオレッド「黒騎士みたいに千年の邪気の源を打ち砕けばきっと上手く行くんじゃないか?」

ガオブルー「けど源ってどこだよ!?」

狼鬼は手から光線を放つガオレンジャー達はギリギリかわすがそこにバルバン幹部のブドーが現れ斬りかかる

ブドー「助太刀いたそう」

狼鬼「いらん真似を…」

ガオホワイト「もう!邪魔しないでよ!!」

ガオブラック「せめて邪気の源がわかれば」

狼鬼「覚悟しろ…グァッ!!」

突如、狼鬼が頭を抱え苦しみ出す

狼鬼「角だ…角を狙え!!」

ガオブルー「狼鬼の奴、なんか言ってるぜ!?」

ガオイエロー「いや違う…狼鬼の感じじゃない」

ガオレッド「まさか月麿か!?」

頷く狼鬼

狼鬼(月麿)「こいつの角を断ち切れ。角が邪気の源…グァァ!!」

再び苦しみ出す狼鬼

狼鬼「…おのれ、悪あがきを」

ガオレッド「わかったぜ月麿…みんな!!」

ガオレッドの呼びかけでガオレンジャーは武器を一つにする
そしてガオレッドを後ろから支える陣形を組む

ガオレッド「破邪百獣剣…」

狙いは狼鬼の角
だが間にブドーが割って入る

ブドー「ギラサメ残酷剣!!」

斬りかかるブドー

ガオレッド「邪気、退散」

破邪百獣剣を降り下ろす
ブドーが剣で受け止めるがギラサメが折れる
そして破邪百獣剣の太刀は狼鬼の角も断ち切った

狼鬼「グオォォォ!!」

苦しむ狼鬼の身体に変化が起きる

狼鬼「おのれ…またしてもぉ!!」

断末魔の慟哭を挙げ身体は月麿に戻った

ガオブルー「おっしゃー!!」

ガオホワイト「やった!」

喜びに沸くガオレンジャー

月麿「ガオアクセス!!」

月麿は素早くチェンジする

ガオシルバー「破邪聖獣球…」

狙いは折れた剣でガオレンジャーに襲いかかろうとするブドーだった

ガオシルバー「邪気、玉砕!!」

ガオシルバーの打ち出す球がブドーを貫いた

ブドー「む、無念…」

爆発し敗れるブドー

ガオシルバー「油断するな皆、それと…ありがとう」

華々しい閃烈の銀狼の帰還だった
スクラッチ本社。茉子と美希が黒いカンフー着姿で、道場へ現れた。着馴れないユニフォームに、茉子はどこか恥ずかしげだ。
なつめ「茉子ちゃん、よく似合うよ!」
屈託なくなつめは茉子に声をかける。
茉子「ありがと、なつめちゃん…」
首をすくめる茉子。
美希「さぁ!始めるわよ」
なつめと茉子のやり取りを入念なストレッチをしつつ聴いていた美希が、凛とした声を放つ。

美希「茉子ちゃん、私の構えをよく見ていて」
美希は、ゆっくりと激獣レオパルド拳"貫貫掌"の型を演じる。そして、彼女が手を獣の牙のように構え、気合一閃! すると、黄金色の獣のような"気"が放たれた! 呆気に取られる茉子。
美希「これが、激獣レオパルド拳"貫貫掌"の型よ。今私が出したのは、獣拳の基本"激気"と呼ばれるものなの」
茉子「激気…、私に出せるかしら…?」
美希「あなたならすぐに出来るはずよ。"モヂカラ"を使う気持ちで、やってみるといいわ」
茉子「"モヂカラ"を使う気持ちで…、わかりました」

茉子は、おずおずと"貫貫掌"の型を繰り返し演じ始めた。勿論すぐに"激気"を発せられる訳ではない。しかし、かつてゴーオンジャーのメンバーたちがその能力で数時間後には"炎神拳"を会得したように、茉子もまた"侍"としての秘めた力で、瞬く間に"貫貫掌"の型を自分のものとした。そして1時間後には…、
茉子「破ッッッ!!!!!」
気合一閃! 茉子の掌から"激気"が放たれた! 見守っていた美希たちも思わず身を乗り出す。
なつめ「やったね! 茉子ちゃん」
シャーフー「やりおった!」
茉子「(呆然としながら"激気"を出した)私が、激気を…」
美希「素晴らしいわ! さすがシンケンピンクね」
七海「わ〜、スッゴく興奮しちゃった! あたしたちも、負けてらんないね」
鷹介「ああ、そうだな!」

興奮覚めやらぬ状況のなか、戸惑いながらも、茉子は美希に尋ねた。
茉子「あのう、この次は…?」
美希「次はもうないわ。あなたは、激獣拳の基本を完璧にマスターした。あとはそれを自分の"モヂカラ"へ取り込むの。その時、これまでにない"新モヂカラ"が生まれる」
茉子「わかりました」
表情を引き締めた茉子は、着ていた黒いカンフー着の上着をおもむろに自ら剥ぎ取った。すると、彼女は一瞬にして袴に足袋というシンケンジャーの正装に早変わりした…!
すっくと立つ茉子に、美希は
美希「茉子ちゃん、コレを使ってちょうだい」とある物を差し出した。
茉子「コレは…、シンケンマル!」
美希「そう…、私がシンケンピンクの修業の際に使っていたものよ」
茉子は感無量の思いで、美希のシンケンマルを受け取った…。
―お台場―

ヒュウガ、月麿と目覚める中
ドラゴンレンジャー・ブライはネオヘルフリードを失いながらもまだジュウレンジャーに牙を剥く

ゲキ「兄さん!!」

ボーイ「クッソー!ブライはまだ千年の邪気とかいうのに」

イリエス「その通りよ」

バルバン幹部のイリエスが現れる

イリエス「千年の邪気はブライの身体に住み憑いているわ。諦めて地獄へ堕ちるといい!!」


イリエスの放つ光線に撃たれるジュウレンジャーだがティラノレンジャーだけは物ともせずにドラゴンレンジャーに駆け寄り掴む

ゲキ「目を覚ましてくれ!俺はもう、兄さんと争いたくはないし、失いたくもない…頼む」

その声は涙に震えていた

ブライ「黙……ゲキ!!」

ゲキ「兄さん!?」

一瞬、ブライの意識が戻りかける
だがドラゴンレンジャーのドラゴンアーマーが怪しく蠢き光を放つ

ブライ「ガァァァ!!ゲッ、ゲキ!!」

ダン「どうなってんだよ!?」

ゴウシ「ドラゴンアーマーだ!あれは本来のドラゴンアーマーではなくブライを操る邪気の源なんだ!!」

メイ「じゃああのアーマーを破壊すれば!?」

ゲキ「そうか。兄さん、今助けるぞ!!」

ティラノレンジャー龍撃剣を構える

イリエス「させるかぁ!!」

イリエスがティラノレンジャーに手を向ける

ゴウシ「モスブレイカー!!」


メイ「プテラアロー!!」

イリエス「キャア!!邪魔を…」

ゲキ「ティラノスラッシュ!!」

龍撃剣がドラゴンアーマーを真っ二つに切り裂いた
アーマーの残骸から邪気と思われる黒い光消えていく
しばらく動かないドラゴンレンジャーだが
ふと

ブライ「…ゲキ、獣奏剣を!!」

手を差し出すドラゴンレンジャー

ゲキ「兄さん!!」

獣奏剣が受け渡される

イリエス「死ねぇ!!」

イリエスの光線を素早く掻い潜りドラゴンレンジャーは獣奏剣で幾重にも斬りつけた

イリエス「クッ、無駄よ。私の身体が滅んでも何度でも…ギャ!!」

獣奏剣がイリエスの装飾の宝石を貫いた

ブライ「貴様の気配を一番強く感じるのはこいつ、こいつが無ければ復活出来ない、そんな所だろう?」

イリエス「い…いやぁぁぁぁ!!」

イリエスは爆発する

ブライ「ゲキ、皆、世話をかけたな。さあ、行くぞ」
シンケンジャー、ゴーオンジャー、ハリケンジャー、ゴウライジャー、カクレンジャー、そして炎衆…、それぞれの戦隊メンバーとその仲間たちが、薫姫を虜にした魔姫と美羽をさらった脂目マンプクが待ち受けるサムライワールド行きの準備を進めるなか…、時は少々遡る。
ここは某所にある、スーパー・イーグル・フォース極東総本部基地内。今ここに、ひとりの男が侵入した。広大な敷地をもつ基地内に警報サイレンと銃器を装備した兵士たちの怒号、足音が鳴り響く。
アナウンス(声)「侵入者は"スーパー戦隊"関係者の可能性あり。発見次第確保せよ!」

男は、基地内を縦横無尽に駆け巡っていた。何かを探しているようだ。それは人か、それともモノか。
「さすが天下のスーパー・イーグル本部…、まるで迷路だな。まだ"プレシャス"を探してた方が気楽だったかもしれない…」
彼はそうつぶやきながら、迫り来るスーパー・イーグルの兵士たちの追跡をかわしていた。彼は卓越した身体能力の持ち主だが、追うスーパー・イーグル兵士たちも歴戦の精鋭たちだ。時には銃弾が飛び交うすさまじい追撃戦の末、追い詰められた男は通風孔に潜り込む。網の目のような通風孔の狭い空間をどれ位の時間、這いずり回っただろう。男は、頑強な金網を蹴破り、オフィスビルディングやショッピングモールの地下駐車場を思わせるコンクリートで覆われた広い空間へ出た。男の靴音だけが鳴り響くなか、彼はかすかに人の気配を感じた。その気配に近付くにつれ、彼は血の匂いを嗅ぎ取っていた。

走り出す男。そして彼が見たものは、守衛室のような窓のある部屋のドアが壊され、その部屋の外に血まみれで倒れるふたりの屈強な男たちの姿だった。思わず駆け寄り、彼らの体を揺する男。
「おい!どうしたんだ。しっかりしろ」
眼をつぶったまま、わずかにうめき声をあげたのは、スーパー・イーグル・フォースのレンジャー隊長・赤城一平。その傍らでまだ意識を戻さないでいたのは、副官・青梅大五郎であった。

ふたりが息をしていることに安堵する男。そして、彼はついさっきまでここに人ならざる者が蠢いていたことも感じていた。しかし次の瞬間、彼が顔を上げると、周りはすべてスーパー・イーグルの特殊部隊に囲まれていた。全員がライフルや機関銃を構えている。その間から高級将校用の軍服に身を包んだダンディな男が現れた。
「何をしている!? 勝手に侵入してコソ泥みたいな真似をするのも"飽くなきボウケンスピリッツ"ってヤツなのか!?」
「違う! オレは…」
「フッ、ここは我がスーパー・イーグルのなかでも、最高機密に属するトップ・シークレット・エリアだ。そこへ乗り込んでウチの幹部に手をかけるとは、いい度胸してるじゃないか」
「何を言う! オレがここへ来た時には既に…」

男がそう言いかけた時、軍服の男のもとへ特殊部隊の別働隊兵士が戻り、報告した。
「志葉薫姫はどこにも見当たりません!」
「ご苦労。(赤城と青梅を見やり)ふたりをすぐメディカルルームへ。さてと…」
軍服の男は侵入者にゆっくり近付き、素早い動作で彼の両手に特殊な手錠をかけた。
「サージェス財団所属・轟轟戦隊ボウケンジャーのチーフ・ボウケンレッドこと明石暁! 軍事施設への無断侵入及びその関係者への暴行傷害、そして保護対象隠匿の容疑で、身柄を確保する」
明石「(呆然とした表情で)オレは…、スーパー・イーグル・フォースの総司令に逢いに来たんだ! あんたは一体…」
「スーパー・イーグル・フォース極東総本部総司令官代行、新命明だ! 総司令は今、所用で外出中だよ…」

ボウケンレッド・明石暁の新たなミッションは、思わぬ波乱で幕を開けたのだった…。
―お台場―

操られた戦士達は目を覚ました
バルバン幹部バットバスはアバレキラーを付け狙う

バットバス「テメエの余計な事をしたせいで…覚悟しやがれ!!」

アバレキラー「フン」

バットバスが斧を振り回すがアバレキラーに当たらない
アバレキラーはウイングペンタクトで矢を描き放つ

バットバス「グォ!?」

そこにゼイハブ、バンドーラ、ヤバイバが降り立つ
同じくしてジュウレンジャー、ギンガマン、ガオレンジャーも合流する

アバレキラー「さて、ようやく役者がいるべき場所に出揃ったな」

ゼイハブ「テメエ、一体何者だ?」

アバレキラー「スーパー戦隊の一人…かな一応」

ヤバイバ「一応だぁ?ふざけてんのか!?」

ゲキ「俺は信じる。君のおかげで兄さんを救い出せた」

ギンガレッド「俺もだ。君、名前は?」

アバレキラー「仲代壬琴…アバレキラーだ」

ガオレッド「アバレキラー、ちょっと物騒な名前だけど仲間には違いない、そうだろ?」

アバレキラー「フン」

バンドーラ「キー!気取った態度がいちいち癪に触るね!!」

ゼイハブ「いずれにせよ俺達に楯突いてただで済むと思わねぇことだな」

アバレキラー「昔、負けた連中の言える台詞かよ」

ヤバイバ「口の減らない……ん!!なんだー!?」

ヒュウガ「地震か!?」

辺りに強大な揺れが起きる
それは地面だけでなく大気も揺れている

メイ「普通の地震じゃないわ!!」

ガオシルバー「風がざわめいている!」

そしてお台場の空が割れそこから巨大な顔が現れる

ガオブルー「なんだよアレ!?」

ギンガピンク「恐い…」

ゴウシ「まさかあれは!!」

バンドーラ「おお!あれは大サタンじゃないか」

ゲキ「大サタン!!」

ダン「奴も甦ったのかよ!?」

アバレキラーのダイノマインダーにトップゲイラーから呼びかけられる

トップ「壬琴、スティラコや守護獣達は遂に大サタンを抑えきれなくなったゲラ。スティラコの造ったマックスフィールドを破壊して現れたゲラ」

アバレキラー「チッ…早かったな」

大サタン降臨と共にお台場の空が暗闇に覆われて行った
―お台場―

ゴセイブラックが新たに加わったスーパー戦隊達に大サタンは目から光線を放ち威嚇する
だが光線の威力は威嚇とはいえない破壊力だ

ゼイハブ「凄ぇ力だな、ダイタニクスや地球魔獣なんて比にならねぇ…気に入った!!バットバス、あれを俺達の船にするぜ!!」

バンドーラ「やめときな。今の大サタンは誰にも制御出来やしないよ」

バットバス「黙ってろ!船長の右腕の俺の力で手に入れてやる」

バットバスはヤートット達と共に大サタンを捕獲しようとする
だが大サタンが口を開くとヤートット達が吸い込まれていく

バットバス「な、なんだ!?」

ギンガグリーン「ヤートットを喰ってる!?」

バンドーラ「言わんこっちゃない。下手に大サタンにちょっかい出すとそうなるんだよ」

バットバス「た、助けてくれぇぇぇ!!」

ヤートット達と共にバットバスもあえなく大サタンに喰われてしまった

ヤバイバ「ひ、ひぃぃぃ!!」

バンドーラ「安心おしよ。アタシといれば大サタンは手を出しゃしないさ。それに大サタンはスーパー戦隊に目をつけたみたいだしね」

大サタンは火を吐きスーパー戦隊を襲う

ガオイエロー「Shit!このままじゃお台場は火の海だぜ!?」

ギンガレッド「まだ星獣達は駄目か…」

アバレキラー「仕方ねぇ、トップ!」

アバレキラーはトップゲイラー呼ぶ

ゲキ「一人では無茶だ!!よせ!!」

アバレキラー「死ぬ気は無ぇ。まだやる事もありし、何より一人じゃない…ステゴ!!」

アバレキラーの呼びかけに応え爆竜ステゴスライドンが現れた

ステゴ「壬琴さん!また逢えて嬉しいテゴ!!」

アバレキラー「フン、行くぞ…爆竜合体」

トップゲイラーとステゴスライドンが合体する
そしてアバレキラーが内部に搭乗する

アバレキラー「完成…キラーオー」

キラーオーが単身、大サタンに立ち向かう

アバレキラー「こいつの足止めは任せろ。アンタらはそこの海賊や婆さんと決着つけな」

ギンガイエロー「あいつ偉そうに!」

ギンガブルー「怒るなって。彼の方が大変なんだ…あの悪魔を一人でだなんて」

ゴセイブラック「一刻も早くアイツらを倒せって事か」

バンドーラ、ゼイハブ、ヤバイバが立ちはだかる
香港郊外・ヤンの島。
次々と世界各国の格闘家たちに混じって、次々と"スーパー戦隊"のなかでも、格闘技や拳法を得意とするメンバーが次々と転送されてきた…。
ドモン「…おいおい!! せっかく21世紀の絶叫マシーンで愉しんでたってのに! 一体ここはどこなんだよ?」
コンピューターが選び出した"スーパー戦隊"メンバーを含めた出場者をブースから見守るヤンも満足げだ。
「フォッフォッフォッ…、ドンドン強いヤツらが集まってくる…、コレは相当のエネルギーを吸い取れそうだな…」

そして、さらにこの会場の様子を見晴らせる高台から双眼鏡で監視する2人組がいた…。
「…なっ、俺のネタに間違いなかっただろ?」
つぶやいたひとりは精悍なマスクの男性。
「ワタシも気付いてた! スーパー・イーグル・フォースや宇宙警察からもインターポールを通して、各国の国際警察に捜査要請あったからネ! イリーガル・ダークサイド・コネクション…つまり、超法規的な措置を必要とする"闇の存在"というべき連中ヨ。でもまさかメカンフー・ヤンまで復活するなんて…」
もうひとりは、声からして女性…のようなのだが、顔は見えない。というのも、格好が"スーパー戦隊"風だからだ。当然マスクを付けており、素顔は見えないのだが…、それがどうにも安っぽいのである。

女性(声)「(理央とメレを見付けて)あ、あのふたり、以前ここへ来た時にもいたヨ! イイ人だけど、ワルい! 悪いけど、イイ人!」
男「どっちなの?」
女性(声)「どっちもなんだってば! そういえば、あの"ニキニキ"がいないわ…」
男「ニキニキ?」
女性(声)「そう! ちょっとヘンな言葉を喋るけど、メチャメチャ強くってメチャメチャまっすぐな気持ちを持った人ヨ! 名前忘れちゃったけど…」
男「(ヘンなのは、あんたのカッコだろ…)ふーん。と…おい、見ろよ! 今度は一気に5人現れたぞ!」

ふたりが監視を続ける島の荒野には、さらに5人の戦士が、一挙に…!
亮「ど、どこだ、ここは…」
大五「おい亮! どうしたお前、ズブ濡れだぞ!」
亮「いや、俺は…滝で修行中だったのに…」
将児「てか、大五こそ何もってんだよ!?」
大五の手には、ヤミマルから渡された銀行のチラシが…。
大五「これはその、アキバで…。で、将ちゃんは何でここに?」
将児「オレは富士急ハイランドでさ…」
ドモン「おーいっ! 将ちゃぁーん!!」
将児「あっ、ドモン! お前そんなとこで何やってんだよ!」
ドモン「いやっ、オレも何が何だか全然わかんなくてさ…」
知「ミーもシャダムとの闘いの最中だったような気がしますが…」
リン「んもう! 私はズッとあんたたちを探してたんですからね!」
何と五星戦隊ダイレンジャーのメンバーまで、転送されて来たのだった!
しかし! 転送されてきた"スーパー戦隊"メンバーは、彼らだけではなかった。

「いったぁ〜い!」
盛大に黄色い声を上げて、尻餅を付いているのは、オーピンク・丸尾桃である。
「あ〜もう! この前から爆弾自転車に乗せられるわ、遊園地で尻相撲させられるわで、完全にアッタマ来てるっていうのにもう! 今度は一体何なのよ!? プンプン!」
桃のひとり芝居を唖然と見つめる"スーパー戦隊"メンバーたち。
将児「よぉ! 桃ちゃぁーん!!」
桃「あーっ! 将児クン。ドモン君まで。一体コレ何の真似なのよ!?」
ドモン「いやちょっと待ってくださいよ。コレはオレたちも知らないんですって」
桃「はぁ〜何でアタシってこう不幸な目に合うのかしら!? コレもすべてアタシが美し過ぎるせいかしらねぇ〜♪」
理央以外、その場の全員(ミランダ含)がズッコける。

メレ「何なのよ、あのオンナ…」
理央「フン…拳法使いと言ってもピンからキリだな…」
ケンタ「おいアキラ…、オレたちが日本を離れてから、大分変わったのが増えたな、"スーパー戦隊"にも…」
アキラ「(苦笑して)そうだね…」
高台から見守るふたりも…、
男「おい、そろそろ行くか、オレたちも…」
女性(声)「そうネ…と、待って! もうひとりいる!」

女性が双眼鏡で、彼らとは別方向の崖から出場者たちを見据える男を発見した。彼は指で天使の模様の入ったコインをはじきながら、不敵に微笑んでいた。
「天火星・亮…! 再びお前と逢えるとはな。還ってきた甲斐がある…」
―レインボーブリッジ―

お台場に向かいライドラプターで疾走するアバレンジャーとゴセイブルーがいた
道すがらお台場の空にかかる暗雲とそこに浮かぶ大サタンを見た

アバレイエロー「何よあれ!?」

アバレブルー「ヤバそうだな…」

するとダイノブレスに爆竜達から呼びかけがあった

ブラキオ「アスカ、心配かけたブラ」

アスカ「ブラキオ!」

ティラノ「凌駕!!大サタンを抑えきれなかったテラ!!」

アバレッド「じゃあ…お台場のアレが!!」

プテラ「今、アバレキラーがキラーオーで食い止めるプラ」

アバレイエロー「壬琴さんが!?」

アバレッド「仲代先生のヤボ用ってお台場の援護の事だったのか」

トリケラ「僕達も守護獣さん達とすぐに行きますケラ」

アバレブルー「わかった。急ぐぞ」

アバレッド「ハイドくん、しっかり捕まっててください!」

ゴセイブルー「はい」

ゴセイブルーはアバレッドのライドラプターに同乗しているのだ
だが一行のライドラプターに攻撃が放たれる
ライドラプターが傷つき降りざるえない一行

アバレブルー「クッ…こんな時に」

アバレブラック「誰だ!?」

?「先には進ませんぞ」

?「何せ我輩達はゼイハブとは同盟を組んでるのでね〜」

?「貴様らはここで抹殺だ!抹殺だ!抹殺だ!!」

ゴセイブルー「お前達は…幽魔獣!!」

現れたのはネッシーのウオボ渦、ブロブの膜イン、ビックフットの筋グゴンだった

膜イン「おや〜?よく見たら護星天使がいるじゃないか」

筋グゴン「こいつはイイ!!早速借りを返せるぜ!!」

アバレイエロー「奴らを知ってるの?」

ゴセイブルー「前に俺達が倒した敵です。地球を腐らせようと画策していた…よもや宇宙海賊や魔女と手を組むとはな!!」

膜イン「ゼイハブ達との同盟はお前達スーパー戦隊を倒すまでだよ〜」

筋グゴン「その後で俺達がこの星を腐らせて支配してやるんだよ!!」

アバレッド「そんな事させるか!!」

ウオボ渦「フン、貴様らに私達を倒せるかな?」

ゴセイブルー「お前達に構ってる暇はない…行くぞ!!」

かくしてレインボーブリッジ上でアバレンジャー&ゴセイブルーVS幽魔獣が幕を上けた
―お台場―

スーパー戦隊とバンドーラ、ゼイハブ、ヤバイバの戦いが始まった

ジュウレンジャーがバンドーラ
ギンガマンがゼイハブ
ガオレンジャーとゴセイブラックがヤバイバの図式が出来上がる

ヤバイバ「チョッ…なんで俺だけ相手が多いんだよ!?」

ガオレッド「いよいよ年貢の納め時ってことだ!」

ゴセイブラック「ロープラントカード天装!!」

蔦がヤバイバを縛りつける

ヤバイバ「キィ!?こいつぁ本格的にヤバイバァ!!」

そしてガオレンジャーの六人は破邪百獣剣を構える

ヤバイバ「ヤッパリー!!待って待ってー!?ゼイハブの旦那ー助けてー!!」

ゼイハブ「元はと言やぁテメエが蝋燭を盗られたからこうなったんだろうが。テメエのケジメはテメエでつけなきゃなぁ?」

ヤバイバ「イヤー!!婆さーん!!」

バンドーラ「悪いけどアタシはジュウレンジャーで手一杯さ」

ヤバイバ「そりゃねえだろー!!」

ガオホワイト「なんか…チョット可哀想」

ガオブラック「ああ。けどしかたないさホワイト」

ガオイエロー「もし奴が改心できたならもっと早くに出来た筈だ」

ガオシルバー「あんな奴でもデュークオルグだ。オルグとしての衝動は決して収まりはしないだろう」

ガオブルー「だからここでキッチリ倒すしかないって事だな」

ヤバイバ「チックショー!!もう来んなら来やがれ!!一本角の意地を見せてやらぁ!!」

蔦で身動き取れないながらもヤバイバはガオレンジャーの真っ正面を見据える

ガオレッド「ヤバイバ…覚悟!!」

ゴセイブラック「これは…」

ゴセイブラック=アグリは不思議な気分だった
ガオレンジャーとヤバイバは因縁の敵というのはかつての戦いを知らないアグリにもわかった
だがその敵対関係の中にもどこか絆めいたものが見えたのだ
ヤバイバとは敵同士でありながら何か感じ取れるものがガオレンジャーにはあったのかも知れない
両者の関係は長年の因縁というよりは腐れ縁と言った方が正しいのかも知れないとアグリは感じた

ガオレッド「邪気…退散!!」

降り下ろされた破邪百獣剣はヤバイバを真っ二つに断つ

ヤバイバ「イィィヤッハァァァァ!!」

ヤバイバの最期だった
―お台場―

ヤバイバが倒された
一方、バンドーラの魔力に翻弄されるジュウレンジャー

バンドーラ「今度こそお前達をギッタンギッタンにしてやるよ!!」

杖から光線を撒き散らしジュウレンジャーを薙ぎ払う

ゲキ「やはり…強い!!」

ゴウシ「大サタンの影響か、魔力が以前の比じゃない!」

バンドーラ「たっぷり苦しめてやるから覚悟するんだね!」

バンドーラが杖を向ける
だがその時、一人の少女がバンドーラとジュウレンジャーの間に割り込んだ

少女「バンドーラ様、もう止めて!!」

ダン「おい!?」

ボーイ「キミ危険だ!!」
バンドーラ「お前…レミィ!?」

メイ「レミィ?」

ブライ「何者だ?」

レミィ「もう止めて…優しかったバンドーラ様に戻って!!」

バンドーラ「おだまり!!アタシは地上最大の魔女バンドーラだよ!?魔力を取り出した今、やる事は1つさ。今度こそ地球を…」

レミィ「違う!!バンドーラ様はもうそんな事なんかしたくない筈だよ?目を覚まして!!」

バンドーラはレミィの呼びかけを振り切るように光線を放つ
間一髪ティラノレンジャーがレミィを助ける

ゲキ「キミは一体何者なんだ?」

レミィ「私はレミィ…両親はグリフォーザとラミィです」

ダン「グリフォーザとラミィの娘!?」

レミィ「私はバンドーラ様達が皆さんに封印されてから産まれました。封印の中でしたがパパとママにブックパックやトットパットやプリプリカン、そしてバンドーラ様がいたから楽しかった。皆、優しかったから…」

ボーイ「バンドーラが優しかった!?」

レミィ「バンドーラ様は言ってました。『お前には亡くした息子の分まで愛情を注いであげる』って」

ゴウシ「バンドーラがそんな事を…」

メイ「バンドーラは封印の壷の中で昔の優しい気持ちを取り戻していたのね。でもじゃあ何で…」

ブライ「おそらく大サタンの魔力に当てられたんだろう。魔力を取り戻し大サタンの影響で以前の魔女の心が…」

レミィ「あのゼイハブが封印を解かなければバンドーラ様は大サタンの影響で魔女になんか戻らなかった…お願いします!!バンドーラ様を助けて!!」

レミィは涙ながらにジュウレンジャーに訴えた
スーパー・イーグル・フォース陸戦遊撃隊基地。
太宰博士から通信を一方的に切られた走輔と恭介は、不安と不満を朝夫にぶつけていた。
走輔「…ったく、太宰博士も何考えてるんすかね?」
恭介「そうっすよ豹指令! オレたちを呼び付けさんざ待たせといて、せっかく江角も来てくれたっていうのに、突然富士の樹海の大封印がどうのこうのって、基地を飛び出してって。ちょっと勝手過ぎやしませんかね? 一応プロジェクトの責任者でしょ、あの人?」
朝夫「いや、そう言うなよ…。ザンギャックだの復活した闇の勢力だのが次から次と現れてさ、博士も色んな問題を抱え込んでっからさぁ…」
恭介「それとコレとは別じゃないっすかね? 物事の順序が違うでしょ!」
走輔「力さんも突然いなくなっちゃうし…」
恭介「太宰博士がそそのかしたらしいぜ。何なんだよ、一体…」
走輔「指令、オレここへ来たのまずかったんすかね?」
朝夫「いやいや〜、そんなことないよ〜。キミがいなけりゃこのプロジェクトは始まらないからさ。オレは、ありがたいと思ってんだよ、ホントに。うん」
恭介「オレだって江角だって、それぞれの任務や仕事があるんですから! 確かに今回の試作機にターボビルダーの力が必要なのはわかりましたよ。でもね、そのお膳立てだってオレたちが集まる前にやっとくべきじゃなかったんですか!? メガレンジャーが必要っていうなら、連中がアキバでバタバタしてる間にいくらでも呼びかけられたはずでしょ!?」
朝夫「いや、まったくその通りだよ。返す言葉もない…」
走輔「指令、先輩。オレ細かいことはわかんないすけど、オレでなきゃ出来ないってことなら、ここで全力を尽くします。ただ…これ以上オレらをないがしろにするような事態が起きたら、ボンパーと一緒に速攻ここを出ますから。サムライワールドに行こうとしてる仲間たちも心配だし」
恭介「オレも江角と同じ意見です」
朝夫「キミらの気持ちはわかった! これでもオレはスーパー・イーグル・フォースの指令官のひとりだ。責任はちゃんと取らせてもらう」

いつものおチャラけではなく、決意を秘めた朝夫の凛とした表情を見て、恭介と走輔は、静かに頷いた。すると格納庫のシャッターの向こうからオフロードバイクのエンジン音がし、直後ふたりの男の声が聴こえて来た。
「話はすべて聴いた! 陸戦マシンのテストは、続行するぞ」
「みんな、そう思い詰めるなって! 皆で協力して乗り切ろうぜ!」

声を聴き付けた朝夫、恭介、走輔が駆け付けると、逆光を浴びヘルメットを抱えた男がふたり立っていた。
「豹指令ですね! 私は弾北斗。太宰博士の依頼を受け、プロジェクトの引継ぎに参りました」
朝夫「弾北斗博士…あなたは、ダイナレッドですね! いやあ、ご苦労様です!」
思わず直立不動で、ダイナレッドこと弾北斗に敬礼する朝夫。
「オレは高杉真吾! サー・カウラー、バイオハンター・シルバ、そしてギガウェポンとの闘いも一段落したので、弾博士の呼びかけに応えて駆けつけました! よろしく!」
朝夫「ヒョヒョ〜! こちらはバイオマンのグリーンツーじゃないか! いやぁありがとう!」

思わぬ先輩戦士の助っ人に眼を輝かす恭介と走輔。
恭介「よっしゃあ!」
走輔「コレでドライバーが4人そろったってワケっすね!」
北斗「まずは、プログラムの書き換えから始めます。当初は、炎力君との4人体制で対ザンギャック用に作成されたモノですからね。セキュリティコードを解除して、早速作業に入りましょう。エンジンもターボビルダーと連動できるよう、改良しないと」
朝夫「しかし、太宰博士も水臭い。弾博士と高杉君がが来るなら、途中で切らずに教えてくれればいいのに」
北斗「太宰博士は、今回の件についてはあらかじめ指令の携帯電話にメールしておいたと言ってましたよ」
朝夫「え! マジ!?」

急いで携帯電話を取り出し操作する朝夫。しばらく画面を眺めていたが…、
朝夫「ヒョヒョ〜! しっかり入ってたよ。ワリィワリィ! オレ、携帯なんて早坂アコちゃんのファンクラブから送られるメルマガしか見ないからさぁ…」
走輔「もぅ!頼んますよ、指令…」
恭介「ま、大事なことを携帯メールで送ってくる太宰博士もねぇ…」
思わず苦笑いに包まれる陸戦遊撃隊基地だった…。
―お台場―

レミィからバンドーラの真実を聞かされたジュウレンジャー

ボーイ「どうしよう?」
ダン「正直信じられないけど…」

メイ「この娘が嘘をついてるとは思えないわ」

今まで張り詰めていた気持ちが切れたのかレミィはへたり込んでしまった

ゲキ「バンドーラは今まで幾度となく沢山の人々を苦しめてきた。兄さんだって…」

ブライ「ゲキ、俺の事はいい。お前の率直な気持ちを言うんだ」

ゲキ「…」

ティラノレンジャーはレミィの目線に腰を落とす

ゲキ「君の気持ちはわかったよ、君にとってバンドーラが大切な人だという事が。俺は、大切な人を失う悲しみを誰にもあじ合わせたくない」

レミィ「じゃあ…!」

ゲキ「バンドーラを助ける。大サタンの影響で魔女に戻っているのなら大サタンを倒すまでだ!!」

ダン「だよな!」

ボーイ「よし!やるぞ!!」

ゴウシ「だがその前にどうにかバンドーラを抑えなくては」

ブライ「俺に任せろ。お前達は大獣神でアバレキラーと共に大サタンを…」

メイ「ブライ一人じゃ無茶よ!?」

?「俺達が手伝います!」

駆けつけたのはヤバイバを撃破したゴセイブラック、ガオブルー、ガオブラック、ガオシルバーだった

ゴセイブラック「大サタンを倒すまで踏ん張ります」

ガオブルー「時間稼げばいいんでしょ!?」

ガオブラック「自分は身体には自信があるんで」

ガオシルバー「行くんだ」

ゲキ「ありがとう…皆、行くぞ!!」

メイ「レミィは危ないから隠れてて」

レミィ「はい。お願いします!!」

ジュウレンジャー『現れよ、守護獣達よ!!』

呼びかけと共に五体の守護獣が現れる
さらに獣奏剣の音色と共にドラゴンシーザーも現れた

バンドーラ「キー!!アタシを無視して大サタンを狙おうなんざ許さないよ!!」

ゴセイブラック「ロックラッシュカード天装!!」

巨石がバンドーラ目掛けて現れるが杖で容易く払い除けた

バンドーラ「妙な術を使うね…」

ゴセイブラック「アンタの相手は俺達がするぜ!!」

ガオブルー「かかって来い!!」

ガオブラック「どすこい!!」

ガオシルバー「大人しくしてもらおう!」

ブライ「バンドーラ、レミィの為にもお前をここで食い止める!!」
―お台場―

ギンガマン達はゼイハブと死闘を繰り広げていた
だがゼイハブはギンガマンの攻撃を物ともしない

ギンガレッド「この感じ…まさか」

ゼイハブ「そうよ。俺の身体には星の命が仕込まれてんだよ」

星の命、文字通り星の命を宝石にした物でありそれを身に宿した者は星の命が破壊されない限り不死身となる
そして星の命は凄まじい強度を誇り簡単には砕けないのだ

ギンガグリーン「馬鹿な!?以前の戦いで貴様の星の命は…」

ゼイハブ「確かに前のは消えちまったがな…俺は新しい星の命を手に入れたんだよ」

ギンガブルー「新しい星の命を!?」

ギンガイエロー「ダイタニクスがないのにどうやって!?」

ゼイハブ「さあな。何せ貰い物なんでなぁ」

ギンガピンク「貰ったですって!?」

ゼイハブ「妙な奴だったぜ。ガキの癖に大人びた喋り方してやがった…だが奴から受け取った星の命は本物だった。しかも前のより俺に馴染む」

ゼイハブの胸元から黒い輝きが現れる

ヒュウガ「あれが新しい星の命か…」

ゼイハブ「確かゴズマスターとか言ったな…前の星の命と違ってこいつぁ悪の惑星生命体とやらが元になってるらしいからな。俺とは相性が良いんだよ」

言いながら左腕から砲筒を出し砲撃する

ギンガマン『唸れ!銀河の光!!』

ギンガマンは獣装光を纏い砲撃を防いだ

ギンガグリーン「星の命までが悪だとしたら奴を倒す方法は1つ」

ギンガイエロー「星の命を砕くしかないって事かよ」

ギンガピンク「けどそう簡単に…」

ヒュウガ「やるしかない…いや、やるんだ!」

ギンガブルー「けどどうやる?」

ギンガレッド「俺達のアースを極限まで高めた一撃だったらあるいは…」

「だったら手伝うよ!」

そこにガオレッド、ガオイエロー、ガオホワイトが駆けつける

ガオレッド「皆が渾身の一撃を放つまでの俺達が引き受けるぜ!!」

ガオイエロー「アンタ達はアースとやらを高めるのに集中してくれ」

ガオホワイト「ここは任せて!!」

ギンガレッド「わかった…頼む!!」

ゼイハブ「無駄な事を…」

ガオレッド「そいつはどうかな?俺は信じるさ、星獣戦隊ギンガマンをな!!」
お台場では、3大戦隊&助っ人たちとバンドーラやゼイハブとの果てしない闘いが続いていた。
その闘いをスーパー・イーグル・フォースニューバルカンベース支部の司令室のマルチモニターから、バルシャーク・鮫島欣也は、複雑な表情で眺めていた。そこへ副官のダイナブルー・島洋介が駆け付けてきた。
島「鮫島さん、このまま第一次警戒体制続けますか?」
鮫島「ああ。まだ闘いは続いてる。周辺の封鎖を解くんじゃねぇぞ。民間人に決して被害が及ばんようにな」
島「わかりました…」

島は、頷いて静かに司令室を出て行こうとした。しかし、鮫島は島を呼び止める。
鮫島「おい、島。あまり長引くようなら、オレたちも出てくからな。一気にカタを付けてやる。いつでも準備しとけよ」
島「はい…」
島は振り向かずに出て行った。それと入れ替わりに入って来たのは…、
鮫島「おぉ、あんたかい」
ギョク・ロウ「どうですか、戦況は…?」
宇宙警察ファイヤースクワッド隊長、レオン星人ギョク・ロウ。彼は"呪いの壷"騒動以降も、ニューバルカンベースに留まっていた。

鮫島「どうにも終わらねぇなぁ。こればっかりはオレたちだって手を出せねぇよ…今はな」
ギョク・ロウ「今は…というと?」
鮫島「コレ以上この街で闘いを続けるというなら、オレたちが全力で止める。ここで生活する人々の平和と安全を守る者としての使命だよ」
ギョク・ロウ「それは、相手が"スーパー戦隊"たちであっても?」
鮫島「勿論だ。街の人々の生活と安全を脅かしてるのに、"スーパー戦隊"という免罪符は効かねぇよ。この街は、あいつらの闘いの舞台じゃねぇ! 人々が生活する場なんだからな。その一線が崩れることは、あっちゃならないのさ。絶対に…」
ギョク・ロウ「…」
鮫島「おお、そういやぁアンタが探してた赤座…」
ギョク・ロウ「伴番か!?」
鮫島「ああ、バンバンだかボンボンとかスットボけた名前の野郎な、居場所がわかったよ」
ギョク・ロウ「ホントか! 今どこに!?」
鮫島「それが…、今休暇で長野に居るらしい」
ギョク・ロウ「休暇だと!? すぐそこで闘いが繰り広げられてるのにか!?」
鮫島「オレにアタるなよ。しょうがねぇだろ。ドギー・クルーガー率いる地球署で決めたことだ。オレたちには管轄外ってことさ」
ギョク・ロウ「バンのヤツ、あまりに呑気過ぎる…。なぁ、鮫島さん。その長野ってのは、"スーパー戦隊"にとって、ゆかりの場所なのか?」
鮫島「いんや。"スーパー戦隊"は30年以上もの歴史があるが、長野が舞台になったことは、一度たりともねぇ。まぁあえて言うなら、これかな?」

鮫島はギョク・ロウにNHK教育で放送していた「たんけんぼくのまち」のDVDを渡した。
ギョク・ロウ「何だコレは?」
鮫島「この番組に出てる人は外道衆の骨のシタリに声がソックリと言われてるんだ。で、この番組の第1シーズンの舞台が、長野県諏訪市ってこと、ぐらいだな」
ギョク・ロウ「ぐらいって、まるっきり関係ないでしょー!!」
鮫島「だからぁ、あえてって言っただろッ。噛み付くなよ、マジでこえぇから、アンタ…」
ギョク・ロウ「すまん。つい取り乱してしまった…」
鮫島「で、どうすんだよ。そのバンバンに逢うのか?」
ギョク・ロウ「逢ったら、どうにかなるだろうか…」
鮫島「ならねぇだろうな、おそらく。下らない話で煙に巻かれ、ひとりで戻ってくるのがオチじゃねぇか」
ギョク・ロウ「そうか…」

うなだれるギョク・ロウの肩に手を置き、励ます鮫島。
鮫島「そう落ち込むなって。相手も休暇取ってんだしよ、アンタもゆっくりしなって。ここにいれば安全だし、意外と退屈しないぜ、な?」
ギョク・ロウ「ありがとう、鮫島さん」
鮫島「いいってことよ。いずれお台場の闘いも終わる…、終わってくれねぇと困るんだけどな。そしたら、アンタにしか出来ない任務も見えてくるだろうさ。じゃ、ちょっとブレイクするか」
鮫島とギョク・ロウは、静かに司令室を出ていった…。
―お台場―

ゼイハブと戦うガオレッド、ガオイエロー、ガオホワイト

ガオイエロー「イーグルソード!!」

イーグルソードで斬りつけるがゼイハフにば全く通じない

ガオホワイト「白虎十文字斬り!!」

タイガーバトンでの必殺技を繰り出すがやはり通じない
逆にゼイハブの剣が二人を斬りつける

ガオレッド「ガオメインバスター!!」

ガオレッドがガオメインバスターを発射する

ゼイハブ「しゃらくせぇ!!」

だが逆に弾き返される

ガオレッド「グァッ!!」

ガオホワイト「強い…」

ガオイエロー「星の命ってのは厄介だな…」

ガオレンジャーの三人がゼイハブを引き付けている時、
ギンガマンは集中しアースを高めていた

ギンガブルー「ガオレンジャー!!」

ギンガグリーン「集中しろゴウキ!!」

ギンガイエロー「クッソー…まだかよ!?」

ヒュウガ「まだだ!!これではゼイハブは倒せない!!」

ギンガピンク「けどもうこれ以上は…」

ギンガレッド「頑張るんだ!!俺はアースを信じる…この星の力を!!」

そのリョウマの気持ちに呼応するかのように地面から五色の光が沸き上がる

ギンガグリーン「なんだこれは!?」

ギンガブルー「アースなのか…?」

ギンガピンク「なんか懐かしい感じがする」

?「みんな!!」

ギンガイエロー「モーク!?」

ギンガブレスから知恵の樹モークから通信があった

モーク「その光はアースフォースだ」

ヒュウガ「アースフォース?」

モーク「アースフォースとはアースの起源となっているエネルギーなんだ。ギンガの森の民はアースフォースを独自に発展させてアースとして利用してきたんだ」

ギンガレッド「アースの起源…アースフォース!!」

モーク「アースフォースは以前には君達と同じスーパー戦隊をも生み出した。そして今、君達ギンガマンに力を与えてくれる筈だよ」

ギンガイエロー「力が湧いてくるぜ!!」

ギンガブルー「確かに…これなら!!」

ギンガピンク「うん!!」

ギンガグリーン「この星が俺達に応えてくれた」

ヒュウガ「行くぞ…リョウマ」

ギンガレッド「ああ。ゼイハブを倒す!!」
―お台場―

アースフォースの力を得たギンガマン
すると獣装光が更なる輝きを放つ
その光はゼイハブと戦うガオレッド達
バンドーラと戦うゴセイブラック達
そして大サタンと戦う大獣神とキラーオーの目を引いた

ゲキ「なんて凄まじい…だが」

メイ「綺麗…」

アバレキラー「トキメキ、だな」

ガオシルバー「これがギンガの光…」

ゴセイブラック「そして、この星の力」

ギンガレッド「ガオレッド、待たせた!!」

ガオレッド「よっしゃ!!任せるぞ!!」

ギンガレッド「閃光獣撃弾!!」

ギンガマン五人は獣撃棒を構えゼイハブ目掛け発射する

ゼイハブ「無駄だ!!どんな攻撃でも星の命がある限り……グヌッ!!」

閃光獣撃弾を喰らったゼイハブに異変が起きる
胸元の星の命がざわめく
そして強烈な光を放ち星の命が砕けた

ゼイハブ「馬鹿な!?そんな簡単に…」

ギンガレッド「簡単なんかじゃない。代々ギンガの戦士から受け継がれてきた意思、俺達のアース、そしてこの星の力とが1つとなったんだ。奪う事しか知らないお前には理解出来ない力だ!!」

そしてゼイハブは知らなかった
砕けた星の命の元となっていたゴズマスター…またの名を星王バズーはアースフォースから生まれた戦士、電撃戦隊チェンジマンによって倒されていたという事実に

ヒュウガ「炎のたてがみ!!」

ゼイハブ「グェェェ!!」
真紅の炎に身を焼かれ苦しむゼイハブ

ヒュウガ「皆、今だ!!」

ギンガピンク「うん!!」

ギンガイエロー「覚悟しやがれ!!」

ギンガブルー「行くぞぉ!!」

ギンガグリーン「これで終りだ!!」

ギンガレッド「ゼイハブ!!」

ゼイハブ「この…ガキ共がぁぁぁぁ!!」

ゼイハブは左腕の砲筒で砲弾を乱射する

ギンガマン『銀河の閃光!!』

ギンガマンはゼイハブの砲撃を弾き返し閃光となりゼイハブに突進、そして貫いた

ゼイハブ「グオォォォ!!」

断末魔と共に立ち尽くすゼイハブ

ゼイハブ「また敗けちまうとはなぁ…宇宙を震え上がらせてた宇宙海賊の俺もヤキが回ったもんだぜぇ…」

ギンガレッド「何度でも…俺達が勝つ!!」

大爆発と共にゼイハブは倒された
今までの事を思い出した丈瑠と茉子

男「あいかわらず、不器用な奴だな。それでも殿と呼ばれてる男か!!」

そこへ一人の男が志葉家に現れた


丈瑠「誰だ!!」


明石「久しぶりだな、志葉丈瑠。」


茉子「丈瑠に向かって何よ。それにあなた誰なの!?」


丈瑠「茉子辞めるんだ、この人は俺にとって恩人に当たる人だ!明石さんお久しぶりです。」


茉子「まさか明石さんって不滅の牙!?」


明石「(茉子に向かって)はじめまして。丈瑠、姫はどうなんだ!?」


丈瑠は明石に今までの経緯を説明した


明石「そうか、丈瑠も俺みたいなことがあったんだな。でもいい仲間がお前を支えてくれた。それでいいんだ、じゃあな!」


茉子「待って。あなたはどうするの!?」


明石「俺は仲間を助けに行く。君、丈瑠を頼むぞ!!」

明石は立ち去った


茉子「あの人、大丈夫なのかな。自分の命を懸けてもって感じだったみたい」

丈瑠「明石さん、迷ってるみたいだ。あの人も苦しんでるんだ」


そう感じたその時、人が倒れるような音が


丈瑠「まさか!」


丈瑠と茉子が音がした所に向かったらそこには明石が倒れていた


茉子「大丈夫ですか!?ひどい傷だわ。」


丈瑠「今までの戦いじゃなくさらに捕まって拷問されたのか。このままほって置くにはいけない!!茉子、この人を屋敷に入れるぞ!!!」


茉子「わかったわ。」


傷だらけの明石を丈瑠と茉子は屋敷に入れるのであった

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