ダーウード・アブドゥッサイード Mr. Daoud Abdel Sayyid (『恐怖の大地』監督)
1946年カイロ生まれ。67年にカイロの高等映画学院を卒業後、ユーセフ・シャヒーンの助監督などを務めながら短編映画を制作する。『放浪者たち』(85)で長編デビューし、ニューリアリズムの傑作として高い評価を受ける。以後『キトカト地区』(91)、『恐怖の大地』(99)など話題作を発表。エジプトを代表する実力派監督として現在も活躍している。
ナーセル・へミール Mr. Nacer Khemir(『バーブ・アジーズ』監督/チュニジア)
1948年チュニジア生まれ。フランスで教育を受ける。『砂漠を彷徨する人々』(84)The Wanderersで監督デビュー。90年に『鳩の失われたネックレス』The Dove's Lost Necklaceを発表し、ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞する。彫刻家やパフォーマー、作家としても活躍している。