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一生勉強、そして努力 コミュのいいことだけに目を向けるのが健康の秘訣(心理学)

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いいことだけに目を向けるのが健康の秘訣(心理学)

毎日を健康的に暮らすためには、自分の身の上に起きたことのうち「いいこと」だけに注目することが大事だ。上司に起こられたこと、階段で転んだこと、ハトのフンが頭に落ちてきたことなどは、忘れたほうがいい。

嫌なことは完全に無視して、いいことだけに目を向けるのである。いいことだけを頭に思い浮かべるようにすると、それだけで健康になれる。

「私はツイてない」とか「私は不幸な運命のもとに生まれてきた」などと思っていると、どんどん気分が落ち込んでいく。しかもまた、身体的な不調も感じやすくなる。災難が我が身に降りかかってきたときは、「まぁ、そんなこともあるさ」と気楽に考え、すぐに忘れてしまうに限る。あれこれと思い悩むのは、百害あって一理なしなのだ。

今回の研究は「ポジティブ思考をもっと具体的な行動に移した」ものだ。
カリフォルニア大学デーヴィス校のロバート・エモンズ教授は、大学生たちに1週間が経過するごとに「先週、最も感謝すべき5つの出来事をリストにしてほしい」と頼んでみたことがある。ようするに各自にとっての「いいこと日記」をつけさせたわけである。これは10週間に渡ってつづけられた。

また、エモンズ教授は、別の大学生たちに「先週、最もイライラした5つの出来事をリストにしてほしい」とも頼んでいた。こちらのグループでは「最悪日記」をつけさせたわけだ。

10週間が経過したところで、エモンズ教授は両方のグループに(1)あなたは自分の人生に満足しているか? (2)来週も明るく過ごせそうか?(3)身体的な不調をどれくらい感じるか? (4)どれくらい運動する時間をとっているか? などの質問をしてみた。すると、「いいこと日記」をつけたグループのほうが、人生に満足し、未来に対して楽観的になり、身体的不調の数は減り、運動する習慣を持つようになったのである。つまりは健康になっていたのだ。
心理学から言うと、話すことと書くことは大いに違う。話をすると、とりとめがなくなり、あちこちに飛んだり混乱したりする場合が多い。
かたや文章には筋道や構成があり、できごとに意味をもたせ、解決へ向かわせる力がある。ひとことで言えば、話すことは混乱をさらに深める可能性があるのに対し、書くことは系統だった問題解決への手段となるのだ。

健康になりたければ、自分にとっての「いいこと日記」をつけてみるのはどうだろうか。自動販売機のジュースを買ったら、もう一本当たったとか、懸賞に当選したとか、クライアントにほめられたとか、とにかくその日その日のうちで、一番うれしかった事を日記に書きとめていくのである。

その日記には「いいこと」しか書いていないわけで、ちょっと落ち込んだときには、その日記を読み返してみれば、勇気が沸いてくるだろう。
自分にはこんなにいいことばかりがあるということに気づけるからである。「よし、私はツイている人間だから、大丈夫」という自信を取り戻せるのだ。

「いいこと日記」をつけるようにすると、小さなことでも喜べるようになる。それこそ、お昼に食べたおにぎりがとってもおいしかったというようなことでも本人にとっては十分に「いいこと」に感じるようになるのだ。
なお、この日記をつけるときには、悪いことを一切無視するのがコツだ。悪い出来事を思い出してみても、気分がめいるばかりでメリットはないから、絶対にやらないようにするのである。
日記をつけるのは、せいぜい、5分くらいのものだろう。毎日たった5分の時間で精神的にも身体的にも健康になれるのだから、こんなよいことはない。

R.A.Emmons and M.E.McCullough(2003).’Counting Blessings Versus Burdens:An Experimental Investigation of Gratitude and Subjective Well-Being in Daily Life’.Journal of Personality and Social Psychology,84,pages 377-89

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