第一三共のＴＶＣＭ
「どんな薬か」ではなく
「どこの薬か」を考えたこ事がありますか。
http://
沢井製薬の高橋英樹のＣＭに対し、先発メーカーが動き出しました。
皆さんは、どのような気持ちになりましたか？
「医療費抑制と患者さんの経済負担軽減のために」後発品に変更する必要もあるでしょう。「新薬開発のためにかかる膨大な費用と、医薬品に関する情報を伝達する経費のために」先発品を保護する必要もあるでしょう。
薬剤師である皆さんは、どう感じ、どう考えられますか？
「どんな薬か」ではなく
「どこの薬か」を考えたこ事がありますか。
http://
沢井製薬の高橋英樹のＣＭに対し、先発メーカーが動き出しました。
皆さんは、どのような気持ちになりましたか？
「医療費抑制と患者さんの経済負担軽減のために」後発品に変更する必要もあるでしょう。「新薬開発のためにかかる膨大な費用と、医薬品に関する情報を伝達する経費のために」先発品を保護する必要もあるでしょう。
薬剤師である皆さんは、どう感じ、どう考えられますか？
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コメント(33)
僕は、これまでの人生履歴もあってか、特に驚きませんでした。
後発品普及促進の国策、個人的には微妙なものを感じています。
ドイツは国策の失敗で先発医薬品メーカーを国内から追い出し、フランスは非難囂々の国策で先発品メーカーを保護しました。その結果、国内の医療事情においては、フランスは優れ、ドイツは劣るという結果になったそうです。
患者さんの医療費負担を必要最小限にしながら、新薬開発と後発品の品質維持をどう両立していくか。かなり難しい問題ですが、（これまでの少なからぬ臨床関係者が、大学での基礎研究というものをあまり重視してこなかったことに対しての真摯な反省も含めて）薬学出身者なら誰でも考えるべきことだと思います。
少し脱線。
育薬という概念があって、個人的には非常に大事なものだと思います。
多少の費用負担があっても、社会の財産として、薬の知見を専門家と臨床関係者、患者の共同作業により積み重ねていく。これを育薬と呼んでいます。
語弊を恐れずに言えば、すぐ治る簡単な病気は、後発品や店頭市販薬で対応すれば良いでしょう。しかし、そうでない病気に関しては、手間隙と費用をかけなければ、その治療のための良い薬を作り育てることが困難です。例えば、店頭市販薬や後発品の売り上げを、罹患率の低い重要な病気のための治療薬の開発や育薬にまわすなど、いろいろと知恵を絞って、医療経済がうまく回るようになってくれたら良いのになと思います。
#これは、医師や薬剤師、看護士等をはじめとする医療関係者の生活を成り立たせる
#ためにも、大事なことだと思います。
端的に言えば、今回の第一三共のCMは「新薬の開発や評価を、理学部や工学部の出身者だけに丸投げして良いのか？」という問いを、これまでの医療関係者たちに投げかけるものでさえあると思っています。第一三共が、自社さえ良ければと思って、今回のCMを作ったとは思いません。
#『理学部や工学部の出身者“だけ”に』というのがミソです。念のため。
以上のことをもっと詳しく語ることも出来るのですが、長くなるので遠慮します。
後発品普及促進の国策、個人的には微妙なものを感じています。
ドイツは国策の失敗で先発医薬品メーカーを国内から追い出し、フランスは非難囂々の国策で先発品メーカーを保護しました。その結果、国内の医療事情においては、フランスは優れ、ドイツは劣るという結果になったそうです。
患者さんの医療費負担を必要最小限にしながら、新薬開発と後発品の品質維持をどう両立していくか。かなり難しい問題ですが、（これまでの少なからぬ臨床関係者が、大学での基礎研究というものをあまり重視してこなかったことに対しての真摯な反省も含めて）薬学出身者なら誰でも考えるべきことだと思います。
少し脱線。
育薬という概念があって、個人的には非常に大事なものだと思います。
多少の費用負担があっても、社会の財産として、薬の知見を専門家と臨床関係者、患者の共同作業により積み重ねていく。これを育薬と呼んでいます。
語弊を恐れずに言えば、すぐ治る簡単な病気は、後発品や店頭市販薬で対応すれば良いでしょう。しかし、そうでない病気に関しては、手間隙と費用をかけなければ、その治療のための良い薬を作り育てることが困難です。例えば、店頭市販薬や後発品の売り上げを、罹患率の低い重要な病気のための治療薬の開発や育薬にまわすなど、いろいろと知恵を絞って、医療経済がうまく回るようになってくれたら良いのになと思います。
#これは、医師や薬剤師、看護士等をはじめとする医療関係者の生活を成り立たせる
#ためにも、大事なことだと思います。
端的に言えば、今回の第一三共のCMは「新薬の開発や評価を、理学部や工学部の出身者だけに丸投げして良いのか？」という問いを、これまでの医療関係者たちに投げかけるものでさえあると思っています。第一三共が、自社さえ良ければと思って、今回のCMを作ったとは思いません。
#『理学部や工学部の出身者“だけ”に』というのがミソです。念のため。
以上のことをもっと詳しく語ることも出来るのですが、長くなるので遠慮します。
トピ主です
＞21WSJ21 さん
「しょーもないＣＭ」とは私は思わなかったので、このトピを立てました。
でも、そういう意見を出していただくこともありがたいことです。
私は現在調剤業務をしていますが、かつては、製薬企業のＭＲをしていました。
私には、このＣＭは、厚労省、政府に対しての「挑戦状」とも受け取れ、また、新薬開発メーカーとしての「希望」を、私達薬剤師へのメッセージもこめて発信したと感じられたのです。
色々なとらえ方が出来ると思います、また、患者さんには何か「気づき」を促す事も期待しているのかもしれません（たぶん、難しいと思いますが）。
簡潔でも良いので、ＣＭを見た時の感情を、さらに書いていただければ幸いです＞薬剤師の皆様。
そして、後発品に変更するか否かを（ケースバイケースですが）、再考していただきたいと思うのです。
＞21WSJ21 さん
「しょーもないＣＭ」とは私は思わなかったので、このトピを立てました。
でも、そういう意見を出していただくこともありがたいことです。
私は現在調剤業務をしていますが、かつては、製薬企業のＭＲをしていました。
私には、このＣＭは、厚労省、政府に対しての「挑戦状」とも受け取れ、また、新薬開発メーカーとしての「希望」を、私達薬剤師へのメッセージもこめて発信したと感じられたのです。
色々なとらえ方が出来ると思います、また、患者さんには何か「気づき」を促す事も期待しているのかもしれません（たぶん、難しいと思いますが）。
簡潔でも良いので、ＣＭを見た時の感情を、さらに書いていただければ幸いです＞薬剤師の皆様。
そして、後発品に変更するか否かを（ケースバイケースですが）、再考していただきたいと思うのです。
野次馬的にみれば、このCM見た時「おお〜っ！」って思ったよ
ついに反撃開始！みたいな
でも実際に効果が本当にあるとは思えないですね
こんなCMに金かけるなら、今以上にDr接待とか、薬局で勉強会やりまくって
弁当withお茶とか配りまくって、さらにはメーカーの名前入りのUSBメモリ（1G以上）配布または、医師会とか薬剤師会とかで勉強会協賛して懇親会で豪華な料理振舞った方が効果大じゃない？、って、あ、もうやってますってか。
いっぱい儲かっているんで、金余ってるんです。
なんにせよ日本のMRは、医薬品情報担当者としての資質は別として、「営業」の才能は世界一だから、こんなCM流さなくても、少なくても第一三共やアステラスくらいはまだまだ安泰じゃんないかなあ・・
このCMってある程度意義あると思います。実際に最近、アイソボリン注のゾロ品が発売されて、いろんなメーカーが売り込みに来るけど、正直言って抗がん剤の後発品は怖くて採用は難しいですね、Drもきっぱりと「ダメ」って言ってたし
ついに反撃開始！みたいな
でも実際に効果が本当にあるとは思えないですね
こんなCMに金かけるなら、今以上にDr接待とか、薬局で勉強会やりまくって
弁当withお茶とか配りまくって、さらにはメーカーの名前入りのUSBメモリ（1G以上）配布または、医師会とか薬剤師会とかで勉強会協賛して懇親会で豪華な料理振舞った方が効果大じゃない？、って、あ、もうやってますってか。
いっぱい儲かっているんで、金余ってるんです。
なんにせよ日本のMRは、医薬品情報担当者としての資質は別として、「営業」の才能は世界一だから、こんなCM流さなくても、少なくても第一三共やアステラスくらいはまだまだ安泰じゃんないかなあ・・
このCMってある程度意義あると思います。実際に最近、アイソボリン注のゾロ品が発売されて、いろんなメーカーが売り込みに来るけど、正直言って抗がん剤の後発品は怖くて採用は難しいですね、Drもきっぱりと「ダメ」って言ってたし
CMを拝見していないので感想は言えないのですが、製薬会社で働いていたころからの私見を一言。
現在の日本の医薬業界は、規模の小さな会社が多すぎます。
最近の薬事行政を見ると、（これでも）国際競争できる製薬会社を育てる方針のようです。
新しい法律や国際競争についていけない会社はいらない、という意味で捉えています。
今後、更に統廃合と自然淘汰が進んで、海外でも充分競争できる体力をつけて行かなくてはならないのです。
ジェネリックが蔓延る程度で会社が傾くようでは、日本の将来が困ります。
また、製薬会社自身が、そのことを一番自覚しているはずです。
医療人が先発品メーカーの肩を持つ必要は全くありません。
本当に力がある会社は、必ず生き残りますので。
ただし、もっと臨床試験が身近に行われる環境が整えられればいいな、と思います。
現在の日本の医薬業界は、規模の小さな会社が多すぎます。
最近の薬事行政を見ると、（これでも）国際競争できる製薬会社を育てる方針のようです。
新しい法律や国際競争についていけない会社はいらない、という意味で捉えています。
今後、更に統廃合と自然淘汰が進んで、海外でも充分競争できる体力をつけて行かなくてはならないのです。
ジェネリックが蔓延る程度で会社が傾くようでは、日本の将来が困ります。
また、製薬会社自身が、そのことを一番自覚しているはずです。
医療人が先発品メーカーの肩を持つ必要は全くありません。
本当に力がある会社は、必ず生き残りますので。
ただし、もっと臨床試験が身近に行われる環境が整えられればいいな、と思います。
医薬品って，コマーシャルであっちがいい，こっちがいいなんて出来るのかなぁ？
薬剤選択権なんて権利も出てきたようで・・・
ただ，権利を行使するためには責任も伴うはずが，この国は，都合が悪くなると急に素人に戻って誰かに責任を転嫁しようとする。
厚労省は同等だといっているが薬効が異なるのは明らか。
４月から原則ジェネリックへの切り替え判断は，患者と薬剤師側に移る。
数年の間に，ジェネリックで同等の効果が得られずそれに因果関係があると
訴訟が起きて，誰の責任に落ち着くかでジェネリックの定着率に変化があるんじゃないかと思っています。
この責任が医師に回ってきたら，ジェネリック政策破綻。
薬剤師なら医師は安心して処方できるようになる。（でも患者はいやがるか？）
患者なら，今の中国餃子問題と同じで忌避される。
結局，どれもジェネリック普及にはつながらない。
やっぱり，利益誘導じゃないと難しいんじゃないかなぁ。
ジェネリック薬の金額までは，保険でカバーされ３割負担。
先発品は，差額分は全額自己負担でどちらを使うかは患者の判断。
（ジェネリックが出るまでは先発品も，保険で３割負担。）
くらいしないと。
今回のＣＭに対して，他の先発メーカーの動向が気になるのと，
ジェネリックメーカーのＣＭのタレントさんがその会社の薬を
飲んでおられる（選んでおられる）のかが非常に気になる。
薬剤選択権なんて権利も出てきたようで・・・
ただ，権利を行使するためには責任も伴うはずが，この国は，都合が悪くなると急に素人に戻って誰かに責任を転嫁しようとする。
厚労省は同等だといっているが薬効が異なるのは明らか。
４月から原則ジェネリックへの切り替え判断は，患者と薬剤師側に移る。
数年の間に，ジェネリックで同等の効果が得られずそれに因果関係があると
訴訟が起きて，誰の責任に落ち着くかでジェネリックの定着率に変化があるんじゃないかと思っています。
この責任が医師に回ってきたら，ジェネリック政策破綻。
薬剤師なら医師は安心して処方できるようになる。（でも患者はいやがるか？）
患者なら，今の中国餃子問題と同じで忌避される。
結局，どれもジェネリック普及にはつながらない。
やっぱり，利益誘導じゃないと難しいんじゃないかなぁ。
ジェネリック薬の金額までは，保険でカバーされ３割負担。
先発品は，差額分は全額自己負担でどちらを使うかは患者の判断。
（ジェネリックが出るまでは先発品も，保険で３割負担。）
くらいしないと。
今回のＣＭに対して，他の先発メーカーの動向が気になるのと，
ジェネリックメーカーのＣＭのタレントさんがその会社の薬を
飲んでおられる（選んでおられる）のかが非常に気になる。
>>9、15
>>威張ってる訳ではなく、しょーもないＣＭわざわざ打たなくてもいいのに？
って話です。
蒸し返すようで恐縮ですが、挨拶に来たＭＲに「言ってあげ」たとか、「図々しい」とか、明らかに上から目線なのに「威張っている訳ではな」いと？
しょーもないならしょーもないと書けば良かっただけの話。
あなたの所に挨拶に来るMRが図々しいか否かは本トピには無関係です。
>>薬剤選択権なんて権利も出てきたようで・・・
この言葉を聞いて何やら新しくひねり出された権利だとお思いになるあたり、原則と例外が逆転されていますね。
単なるインフォームドコンセントに過ぎないのですが。
本来であれば今も昔も、自分が何を服用するかは自分が決めるのです。
圧倒的な知識量と経験の差が、事実上それを不可能にさせていただけのこと。
>>ただ，権利を行使するためには責任も伴うはずが，この国は，都合が悪くなると急に素人に戻って誰かに責任を転嫁しようとする。
こちらには同意です。自分も辟易しています。
もっともこれは日本に限ったことではありませんが。
>>威張ってる訳ではなく、しょーもないＣＭわざわざ打たなくてもいいのに？
って話です。
蒸し返すようで恐縮ですが、挨拶に来たＭＲに「言ってあげ」たとか、「図々しい」とか、明らかに上から目線なのに「威張っている訳ではな」いと？
しょーもないならしょーもないと書けば良かっただけの話。
あなたの所に挨拶に来るMRが図々しいか否かは本トピには無関係です。
>>薬剤選択権なんて権利も出てきたようで・・・
この言葉を聞いて何やら新しくひねり出された権利だとお思いになるあたり、原則と例外が逆転されていますね。
単なるインフォームドコンセントに過ぎないのですが。
本来であれば今も昔も、自分が何を服用するかは自分が決めるのです。
圧倒的な知識量と経験の差が、事実上それを不可能にさせていただけのこと。
>>ただ，権利を行使するためには責任も伴うはずが，この国は，都合が悪くなると急に素人に戻って誰かに責任を転嫁しようとする。
こちらには同意です。自分も辟易しています。
もっともこれは日本に限ったことではありませんが。
ＣＭを見させていただきました。
ＣＭの内容はともかく、ＣＭを作ったことは正しいような気がします。
日本に医療はいまだに患者に対して上から目線ですよね。
「先発品なんだから堂々としていればいい、ジェネリックなんて関係ない。」
と、もし考えて、何もしていない先発品メーカーがいたとしたら、その方がおごりだと思います。
消費者はシビアですよ。どんなに、良くても値段に代わるものは無いです。
先発品の方がいいと、思って薬剤師が理想をほざいても、代わりはしないですよ。
同等とＣＭすればそう思うのが消費者です。
個人的には、ジェネリックの販売を国が認めている以上、その同等性を国が保障してくれるのか？って考えています。もし、現在の検査体制のない状態でのジェネリックでなにかあって訴訟になったときに、ジェネリックの会社、と共に厚生労働省を相手取り訴訟をおこす危険があってもおかしくないなーって思ってます。
ＣＭの内容はともかく、ＣＭを作ったことは正しいような気がします。
日本に医療はいまだに患者に対して上から目線ですよね。
「先発品なんだから堂々としていればいい、ジェネリックなんて関係ない。」
と、もし考えて、何もしていない先発品メーカーがいたとしたら、その方がおごりだと思います。
消費者はシビアですよ。どんなに、良くても値段に代わるものは無いです。
先発品の方がいいと、思って薬剤師が理想をほざいても、代わりはしないですよ。
同等とＣＭすればそう思うのが消費者です。
個人的には、ジェネリックの販売を国が認めている以上、その同等性を国が保障してくれるのか？って考えています。もし、現在の検査体制のない状態でのジェネリックでなにかあって訴訟になったときに、ジェネリックの会社、と共に厚生労働省を相手取り訴訟をおこす危険があってもおかしくないなーって思ってます。
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