【薬事日報より】
…従来の薬事法では、一般用医薬品でも医薬品であるため、薬剤師による販売が原則とされていた。店舗に薬剤師が不在の時は、“薬売り場”は、薬剤師の資格を持たない人は、その医薬品を売ることはできなかった。しかし現実は違った。一般の人ならば感じていただろう。「薬剤師でなくても大衆薬を買いたい」「現実に買っているじゃないか」「薬剤師でなくとも一般用医薬品だったら買ってもいいんじゃないか」と。
事実、売られていた。薬剤師不在のまま販売されている実態が、各種調査等で指摘されると共に、規制緩和の流れと相まって、新たな一般用意薬品の販売のあり方が議論されることになる。
そして、厚生労働省の厚生科学審議会医薬品販売制度改正検討部会でそのあり方が検討され、一昨年報告書が公表され、それに沿って昨年の改正薬事法の成立・公布となったわけだ。
改正薬事法では、▽医薬品のリスク▽情報提供と適切な相談応需――という面から、比較的リスクが低いと考えられる第２類、第３類の一般用医薬品については、“一定の資質”を都道府県実施する試験により確認された“登録販売者”が販売できるという仕組みを設けることにした。
また、“登録販売者”は「（国家）資格」ではなく、あくまでも“都道府県が実施する試験で資質確認された者”という意味。現在、店舗を前提として都道府県が許可する薬種商と似ていると考えざるを得ない。都道府県で実施されている薬種商試験内容が、ある意味でベースになると考えるのは、一般的にいって当然と考えられる。
しかし、登録販売者は薬種商のように、試験に合格した都道府県だけで“資質”が認められるのでない。一度どこかで確認された“資質”は、どこでも通用する。部会報告書でも、改正薬事法の審議過程、法律の付帯決議でも、全国的に適用されるシステムとして、国の一定の関与の必要性が求められ、今回、厚労省は試験実施ガイドライン検討会を発足させ、試験範囲や受験資格、試験実施のあり方を検討することになった。
試験内容の論点に関して、厚労省検討会で一つの方向が示されたが、まだ分からないのは登録販売者に求められる「一定の資質」の水準。薬事関連法規、副作用、副作用報告など、実務的な試験内容としているが、これからの厚労省検討会の議論を待つしかない。検討会委員からも、各水準の“到達目標”をどうするかが問題とする意見があった。
ただ、“水準”をどうするかは、試験を実施する都道府県の考えも反映されなければならないのではないか。その自治体がどこまでの水準を求めるのか。国が定めるＧＬは「最低基準」で、それ以上は各自治体が、地域の実情に合わせて独自で考えるべきと思う。
薬種商の試験自体、該当する業界団体は地域差を指摘している。当然、地域にはその地域の事情がある。地域差が出てくる可能性は高い。ただ、最低水準は維持すべきで、厚労省検討会の初回会合の議論を聞いていると、都道府県サイドに「全てをＧＬに任せよう」という面がみえたことが気にかかる。ＧＬが具体化された段階で、地域の実情に応じた対応を考慮しなくても良いのだろうか。
昨日は薬局を休み、勉強会に参加してきました。その時の話を列挙しました。これを見て皆様はどう思われますか。もっと詳しく知っている先生がいましたら教えてください。
【昨日の勉強会での話】
?薬学部増設に伴い、５校に１校は定員割れ。お金と少しの学力があれば入学できるとも言われている。
新設校ではたとえば○○大では５３人／１３０人
?現在のデータ
・薬局数: ５１，２３３
・薬局製剤製造: ９，９９５
・一般医薬品販売： １１，３７７
・薬種商: １３，１９７
?厚生労働省関係者の話によると、２類３類は登録販売者であれば、非薬剤師でも販売でき、ドラッグストア以外にもコンビニ、１００円shop等でも販売できるようになる。
<試験に関して>
受験資格:実務経験１年(高卒以上)、実務経験４年(中卒)、薬大卒
<試験の基準>
（１） 販売時に購入者に適切な情報を提供するために必要な知識
（２） 副作用等に適切に対処するために必要な知識
（３） 法令を遵守して医薬品を販売等するために必要な知識
（４） 上記の知識を身につけるために必要な基礎的な知識
<内容>
・筆記のみとし、実地試験は行わない
・１２０問とする
・４時間
・７割以上で合格とする。ただしそれぞれの項目で赤点(現在は正解率３割以下)が１つでもあれば不合格となる
・難易度は薬種商試験よりやや難しくする方針
（実際例題をみて解いてみたが、薬剤師国家試験よりは簡単でした）
・現法律では、薬学士、薬剤師であれば薬種商が取得できたが、
６大薬大卒業しても試験に合格しなければ与えない。その理由として、６年間も修業すれば国家試験に落ちるわけないだろう、との役人の見解によるとの事
?薬局はいよいよ調剤業務＞相談販売・薬局製剤販売となり、業務指針の義務化、規制緩和法案通過…と薬剤師・相談薬局にとってはマイナスの痛手となっている。
新医療法では医療提供施設として、病院、診療所、介護老人保健施設につづき調剤している薬局が加わった。
だが関係者はこうも言っていた。厚生労働省の予定では、１年に１０品目をOTCをスイッチしようとの事。一部紹介すると、
・ニューキノロン系 ・ビダラビン製剤 ・イミダゾール系
・PPI ・フィブラート系 ・ACE阻害薬 ・αGI …など
を考えているとの事。
血液関連疾患に関しては薬局で簡易血液検査ができるようにしたり、薬局で健康診断の予約等をできるようにしたりする事で解決したいと話していた。
この背景にはやはり「医療費削減」があり、このままでは５割負担も現実となりかねない。現在７５歳以上の人口は全人口の約９パーセントで、１１９２万人いる。そして医療費が最も高いのは７５歳以上層であり、とくに薬剤費が高い。
そのため、７５歳以上に過剰な薬の量を保険ではなく、スイッチOTCで出してもらうのがねらい。
これを実現させるためには医師の診療報酬も下げる必要があり、薬を処方時の点数、非処方持の点数に差をつけることで、処方数を減らしてもらう、といっていた。
これを実現させるためには一人でも多く薬剤師議員を送る必要があるとの事です。
…従来の薬事法では、一般用医薬品でも医薬品であるため、薬剤師による販売が原則とされていた。店舗に薬剤師が不在の時は、“薬売り場”は、薬剤師の資格を持たない人は、その医薬品を売ることはできなかった。しかし現実は違った。一般の人ならば感じていただろう。「薬剤師でなくても大衆薬を買いたい」「現実に買っているじゃないか」「薬剤師でなくとも一般用医薬品だったら買ってもいいんじゃないか」と。
事実、売られていた。薬剤師不在のまま販売されている実態が、各種調査等で指摘されると共に、規制緩和の流れと相まって、新たな一般用意薬品の販売のあり方が議論されることになる。
そして、厚生労働省の厚生科学審議会医薬品販売制度改正検討部会でそのあり方が検討され、一昨年報告書が公表され、それに沿って昨年の改正薬事法の成立・公布となったわけだ。
改正薬事法では、▽医薬品のリスク▽情報提供と適切な相談応需――という面から、比較的リスクが低いと考えられる第２類、第３類の一般用医薬品については、“一定の資質”を都道府県実施する試験により確認された“登録販売者”が販売できるという仕組みを設けることにした。
また、“登録販売者”は「（国家）資格」ではなく、あくまでも“都道府県が実施する試験で資質確認された者”という意味。現在、店舗を前提として都道府県が許可する薬種商と似ていると考えざるを得ない。都道府県で実施されている薬種商試験内容が、ある意味でベースになると考えるのは、一般的にいって当然と考えられる。
しかし、登録販売者は薬種商のように、試験に合格した都道府県だけで“資質”が認められるのでない。一度どこかで確認された“資質”は、どこでも通用する。部会報告書でも、改正薬事法の審議過程、法律の付帯決議でも、全国的に適用されるシステムとして、国の一定の関与の必要性が求められ、今回、厚労省は試験実施ガイドライン検討会を発足させ、試験範囲や受験資格、試験実施のあり方を検討することになった。
試験内容の論点に関して、厚労省検討会で一つの方向が示されたが、まだ分からないのは登録販売者に求められる「一定の資質」の水準。薬事関連法規、副作用、副作用報告など、実務的な試験内容としているが、これからの厚労省検討会の議論を待つしかない。検討会委員からも、各水準の“到達目標”をどうするかが問題とする意見があった。
ただ、“水準”をどうするかは、試験を実施する都道府県の考えも反映されなければならないのではないか。その自治体がどこまでの水準を求めるのか。国が定めるＧＬは「最低基準」で、それ以上は各自治体が、地域の実情に合わせて独自で考えるべきと思う。
薬種商の試験自体、該当する業界団体は地域差を指摘している。当然、地域にはその地域の事情がある。地域差が出てくる可能性は高い。ただ、最低水準は維持すべきで、厚労省検討会の初回会合の議論を聞いていると、都道府県サイドに「全てをＧＬに任せよう」という面がみえたことが気にかかる。ＧＬが具体化された段階で、地域の実情に応じた対応を考慮しなくても良いのだろうか。
昨日は薬局を休み、勉強会に参加してきました。その時の話を列挙しました。これを見て皆様はどう思われますか。もっと詳しく知っている先生がいましたら教えてください。
【昨日の勉強会での話】
?薬学部増設に伴い、５校に１校は定員割れ。お金と少しの学力があれば入学できるとも言われている。
新設校ではたとえば○○大では５３人／１３０人
?現在のデータ
・薬局数: ５１，２３３
・薬局製剤製造: ９，９９５
・一般医薬品販売： １１，３７７
・薬種商: １３，１９７
?厚生労働省関係者の話によると、２類３類は登録販売者であれば、非薬剤師でも販売でき、ドラッグストア以外にもコンビニ、１００円shop等でも販売できるようになる。
<試験に関して>
受験資格:実務経験１年(高卒以上)、実務経験４年(中卒)、薬大卒
<試験の基準>
（１） 販売時に購入者に適切な情報を提供するために必要な知識
（２） 副作用等に適切に対処するために必要な知識
（３） 法令を遵守して医薬品を販売等するために必要な知識
（４） 上記の知識を身につけるために必要な基礎的な知識
<内容>
・筆記のみとし、実地試験は行わない
・１２０問とする
・４時間
・７割以上で合格とする。ただしそれぞれの項目で赤点(現在は正解率３割以下)が１つでもあれば不合格となる
・難易度は薬種商試験よりやや難しくする方針
（実際例題をみて解いてみたが、薬剤師国家試験よりは簡単でした）
・現法律では、薬学士、薬剤師であれば薬種商が取得できたが、
６大薬大卒業しても試験に合格しなければ与えない。その理由として、６年間も修業すれば国家試験に落ちるわけないだろう、との役人の見解によるとの事
?薬局はいよいよ調剤業務＞相談販売・薬局製剤販売となり、業務指針の義務化、規制緩和法案通過…と薬剤師・相談薬局にとってはマイナスの痛手となっている。
新医療法では医療提供施設として、病院、診療所、介護老人保健施設につづき調剤している薬局が加わった。
だが関係者はこうも言っていた。厚生労働省の予定では、１年に１０品目をOTCをスイッチしようとの事。一部紹介すると、
・ニューキノロン系 ・ビダラビン製剤 ・イミダゾール系
・PPI ・フィブラート系 ・ACE阻害薬 ・αGI …など
を考えているとの事。
血液関連疾患に関しては薬局で簡易血液検査ができるようにしたり、薬局で健康診断の予約等をできるようにしたりする事で解決したいと話していた。
この背景にはやはり「医療費削減」があり、このままでは５割負担も現実となりかねない。現在７５歳以上の人口は全人口の約９パーセントで、１１９２万人いる。そして医療費が最も高いのは７５歳以上層であり、とくに薬剤費が高い。
そのため、７５歳以上に過剰な薬の量を保険ではなく、スイッチOTCで出してもらうのがねらい。
これを実現させるためには医師の診療報酬も下げる必要があり、薬を処方時の点数、非処方持の点数に差をつけることで、処方数を減らしてもらう、といっていた。
これを実現させるためには一人でも多く薬剤師議員を送る必要があるとの事です。
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コメント(151)
ＯTＣの販売は客商売なんで、どうしてもお客さんが主導権にぎってるからね。
漢方薬を薦めて結果が良くて感謝されても、安いとこ見つけて買ってくれなくな
った。 なんてアリだし そのぐらい割り切って仕事しないと続かない仕事だと
思うし、助言する場合もこちらの思いばかり伝えると、お客さんにとっては「小
さな親切 大きなお世話」な〜んて事も起きたりします。
カリスマですか〜 残念ながら私には似合わないんですね！
信頼が基本だと思います。プライド持って仕事してますが、表に出しすぎると、
上から目線のタカビーな接客になってしまうし、難しいですね。
限界を感じて２〜３年で辞めていく薬剤師多いですけど、そおゆう方々は実力も
身に付かないうちから薬剤師風ふかせて、○○は薬剤師の仕事じゃないとか売り
場で孤立してます。
薬剤師はもともと登録販売者とは別ものなで、線引きなどは意味ないと思います
よ、白衣や名札で分ければ良いのでは・・・
かしこい消費者は店員の名札で薬剤師か登録販売者かのチェックはすると思います。
漢方薬を薦めて結果が良くて感謝されても、安いとこ見つけて買ってくれなくな
った。 なんてアリだし そのぐらい割り切って仕事しないと続かない仕事だと
思うし、助言する場合もこちらの思いばかり伝えると、お客さんにとっては「小
さな親切 大きなお世話」な〜んて事も起きたりします。
カリスマですか〜 残念ながら私には似合わないんですね！
信頼が基本だと思います。プライド持って仕事してますが、表に出しすぎると、
上から目線のタカビーな接客になってしまうし、難しいですね。
限界を感じて２〜３年で辞めていく薬剤師多いですけど、そおゆう方々は実力も
身に付かないうちから薬剤師風ふかせて、○○は薬剤師の仕事じゃないとか売り
場で孤立してます。
薬剤師はもともと登録販売者とは別ものなで、線引きなどは意味ないと思います
よ、白衣や名札で分ければ良いのでは・・・
かしこい消費者は店員の名札で薬剤師か登録販売者かのチェックはすると思います。
既得権益って意味をよく分かってないのがおるな。
薬剤師に関わらず、どんなもの、業種、資格でもそれなりに歴史があるものであれば
そこには既得権益が生まれるんだよ。さきに動いたものが、そして経験を積んだものの方が
得にならなければ誰が人柱になんかなるもんか。
あとから飛び込んできたものの方が有利になるのなら誰が最初に行くもんか。
政治で圧力かけて云々なんて薬剤師会に出来てる訳ないだろう。
出来てるなら、販売登録員など潰してるよ。将来、自分の職域を少しでも侵しそうなものを
参入させてる状態で何が既得権益云々だ。
大体それが出来るものなら、医療界がこんなに荒廃してるはずないだろう。
逆に言えば、薬剤師とかよく個人や小グループで闘ってるなとも思うぐらいだわ。
あぁ、あと努力は報われるとは限らない。努力が全て報われるなら、誰もがなりたい自分になってるわ。
否定はしないが「これだけ努力したから、よい結果のみをください」ってのは社会にはない。
薬剤師に関わらず、どんなもの、業種、資格でもそれなりに歴史があるものであれば
そこには既得権益が生まれるんだよ。さきに動いたものが、そして経験を積んだものの方が
得にならなければ誰が人柱になんかなるもんか。
あとから飛び込んできたものの方が有利になるのなら誰が最初に行くもんか。
政治で圧力かけて云々なんて薬剤師会に出来てる訳ないだろう。
出来てるなら、販売登録員など潰してるよ。将来、自分の職域を少しでも侵しそうなものを
参入させてる状態で何が既得権益云々だ。
大体それが出来るものなら、医療界がこんなに荒廃してるはずないだろう。
逆に言えば、薬剤師とかよく個人や小グループで闘ってるなとも思うぐらいだわ。
あぁ、あと努力は報われるとは限らない。努力が全て報われるなら、誰もがなりたい自分になってるわ。
否定はしないが「これだけ努力したから、よい結果のみをください」ってのは社会にはない。
今、薬剤師としてどうなりたいのかを考えた結果ドラッグストア勤務を選びました☆
私は薬剤師に処方権はいらないと思います。検査値や患者さんの状態は病院のカルテ見ないとわからない事もあるし、それをいちいち問い合わせたら医師の仕事がもっと増えてしまいますよね？
それよりも深く広くの知識をいかしてセルフメディケーションを極めたいな…やっぱり病院嫌いな人や時間がない人が日々買いに来ます。そこで「病院に行ってください」とただ言うだけではその人には無意味なアドバイスです。もし受診を奨めるならその緊急性をわかりやすく的確に伝えられる人になりたい。
調剤薬局でも、もし看護師さんが処方権を獲得した場合、よりチェックを厳しくしていかないといけないと思います。
可能性や勉強する分野は自分で広げないとかな…って最近思います。
長文失礼しました(^_^;)
私は薬剤師に処方権はいらないと思います。検査値や患者さんの状態は病院のカルテ見ないとわからない事もあるし、それをいちいち問い合わせたら医師の仕事がもっと増えてしまいますよね？
それよりも深く広くの知識をいかしてセルフメディケーションを極めたいな…やっぱり病院嫌いな人や時間がない人が日々買いに来ます。そこで「病院に行ってください」とただ言うだけではその人には無意味なアドバイスです。もし受診を奨めるならその緊急性をわかりやすく的確に伝えられる人になりたい。
調剤薬局でも、もし看護師さんが処方権を獲得した場合、よりチェックを厳しくしていかないといけないと思います。
可能性や勉強する分野は自分で広げないとかな…って最近思います。
長文失礼しました(^_^;)
こんにちは。OTC歴長いです。
トピでいつもあがってくるので、気になるので書き込みいたします。
まず、メーカーが出してくる冊子には、将来的に1類も登録販売者が売れるようになるのでは？と匂わせることが書かれています。これを見たときは愕然としました。その時点ではもう少し登録販売者の試験は難易度高い（勉強して薬をある程度は知らないと合格できない）と思っていましたので、それほどは不安を覚えませんでした。フタをあけてみると合格者がかなり出ています。これは非常に困った事になるなと思いました。なぜなら登録販売者が管理薬剤師の下で薬を販売し、裁判沙汰になった場合を考えるからです。
5月27日に勤務先の勉強会があり、局長通達を読み取る限りでは、具体的な事はまだほとんどわからない、4月末の地元保健所説明会でも国からの指針がきていないとききました。今日の時点では確認していませんけれど。
登録販売者と薬剤師の未来は、1類の取り扱いにかかっているような気がします。
どれだけ1類がスイッチされるのか、1類も登録販売者がOKなら、薬剤師は調剤に、OTCは登録販売者にという流れになると思います。ただ、ドラッグストアや販売する側は登録販売者を安く使いたいようですが、登録販売者の時給があがるだけで、そんなにうまくはいかないと思いますが。なにしろ訴訟社会になっていく事は間違いないですから。登録販売者は気の毒です。ちなみに私は薬を販売する時はいつ訴訟になってもいいように最大限の注意を払って接客･発言しています
トピでいつもあがってくるので、気になるので書き込みいたします。
まず、メーカーが出してくる冊子には、将来的に1類も登録販売者が売れるようになるのでは？と匂わせることが書かれています。これを見たときは愕然としました。その時点ではもう少し登録販売者の試験は難易度高い（勉強して薬をある程度は知らないと合格できない）と思っていましたので、それほどは不安を覚えませんでした。フタをあけてみると合格者がかなり出ています。これは非常に困った事になるなと思いました。なぜなら登録販売者が管理薬剤師の下で薬を販売し、裁判沙汰になった場合を考えるからです。
5月27日に勤務先の勉強会があり、局長通達を読み取る限りでは、具体的な事はまだほとんどわからない、4月末の地元保健所説明会でも国からの指針がきていないとききました。今日の時点では確認していませんけれど。
登録販売者と薬剤師の未来は、1類の取り扱いにかかっているような気がします。
どれだけ1類がスイッチされるのか、1類も登録販売者がOKなら、薬剤師は調剤に、OTCは登録販売者にという流れになると思います。ただ、ドラッグストアや販売する側は登録販売者を安く使いたいようですが、登録販売者の時給があがるだけで、そんなにうまくはいかないと思いますが。なにしろ訴訟社会になっていく事は間違いないですから。登録販売者は気の毒です。ちなみに私は薬を販売する時はいつ訴訟になってもいいように最大限の注意を払って接客･発言しています
アメリカ型には絶対ならないと思いますよ。国民健康保険を廃止しようとしたら
間違いなく選挙で負けます。
日本と違い、アメリカで薬剤師の地位が高いのは薬剤師の数が少ないこともありますが(日本は新設が増える前の現状でも国民１０００人あたりの薬剤師の数は世界一だそうです)アメリカは国民皆健康保険ではなく、一度医師にかかるだけで１万〜２万かかってしまうため日本と違いドラックストアで薬を買うのが一般的で無料で相談できる薬剤師が重宝されるからです。アメリカでは保険は民間なのである程度お金のある家庭でなければ加入できないため加入率は３割〜４割程度だそうです。
私は確かに医療はビジネスのひとつですし、公務員でない限り利益をあげなければ生活していけないことは事実ですが、お金がなければ医療を受けられないようなアメリカ型には反対です
間違いなく選挙で負けます。
日本と違い、アメリカで薬剤師の地位が高いのは薬剤師の数が少ないこともありますが(日本は新設が増える前の現状でも国民１０００人あたりの薬剤師の数は世界一だそうです)アメリカは国民皆健康保険ではなく、一度医師にかかるだけで１万〜２万かかってしまうため日本と違いドラックストアで薬を買うのが一般的で無料で相談できる薬剤師が重宝されるからです。アメリカでは保険は民間なのである程度お金のある家庭でなければ加入できないため加入率は３割〜４割程度だそうです。
私は確かに医療はビジネスのひとつですし、公務員でない限り利益をあげなければ生活していけないことは事実ですが、お金がなければ医療を受けられないようなアメリカ型には反対です
データ載せます。
登録販売者受験者数：９１、０２４人
登録販売者合格者数：５８，７１５人(６４．５％)
薬剤師国家試験受験者数：１５，１８９人
薬剤師国家試験合格者数：１１，３００人(７４．４％)
備考：薬科大学受験者数、薬科大学入学者数、学部留年者数(卒業者の約三分の１)は含まれていないため、１５，１８９人は真の受験者数ではない。
ある大学では薬剤師試験合格率３０％台もある。
人数では約５倍の販売従事者が１年間で誕生しました。すごいですね。。。お偉方の話では、第一類医薬品の販売権も、遅かれ早かれ政治力や団結力で登録販売者の権利になることは避けられないのではないかといわれていることに頷くことができます。
他にこんなことを話していました。薬剤師は本気で在宅に取り組んでいかないと在宅での調剤権をナースステーションに奪われますよ！これからは『見る薬剤師』ではなく、在宅では『看る薬剤師』、医薬品相談販売では『診る薬剤師』にならなけるばならない、と話していました。
「処方できる診療看護師」でも紹介しましたが添付します。
≪最近≫
・昔から相談薬局等では保健指導をしていたのにもかかわらず、薬剤師が含まれない事
・希望する特養介護職員の医療行為、一部解禁
≪平成24年問題≫
・ナースステーション訪問看護師の調剤権
・PTOT等従事者の訪問リハビリステーションの設立
などが水面下で動いているみたいですね。
≪その他薬事関係≫
登録販売者制度の医薬品販売規制緩和で…
・柔道整復師の湿布等の医薬品等販売権または実務実習免除での受験資格
・鍼灸師の医師承諾無しの保険治療（これは以前から裁判になっていますが）
・鍼灸師等の漢方医薬品等の販売権または実務実習免除での受験資格
takenoko さん
エステ、サプリ業界や医療類似行為が許されている柔道整復師や鍼灸マッサージ師等の国家資格者にとっては喉から手がでるほどほしい権利なんですよね。医療類似行為が許されている彼らの治療効果を高めること、治療領域が高まること、顧客を増やせることなどがありますかね。この話は約５年前くらいからいわれていました。
私は鍼灸師・国際中医師等の資格も持っているのでそこらへんの情報は耳に入ってきます。鍼灸師の例であげると、鍼灸師は東洋医学的診断学、一部の西洋医学的診断、臨床医学総論・概論、リハビリテーション医学、徒手検査・理学検査法を学びますので、東洋医学でいう切診がもちろんできます。東洋医学的診断ができれば病名、証候名、治法、方剤・針灸等手技法の選択または医療機関受診勧告、患者への養生法・指導法という順番で方針が決まっていきます。
柔道整復師や鍼灸マッサージ師等の国家資格者が登録販売者資格を得たとき、臨床で培った診断法や検査法を用いて選薬することができるようになります。
薬剤師は診断法や検査法を履修してこなかった理由の１つとして処方権の侵害をあげたりしていますが、そのために切診はもちろんエビデンスに基づいた受診勧告・紹介状を書くことすらできないのが現状ではないでしょうか。
これからの薬剤師はファーマコキネティクス・ダイナミクスはもちろん、介護福祉事業の積極的参加や受診勧告が適切にできるノウハウを身につけることが大切だと思います。
登録販売者と薬剤師が同じOTC販売者と国民からみられるのではなく、薬剤師は相互作用(飲み合わせや副作用)もエビデンスに基づいた受診勧告や医薬品の提供もできる医療従事者とみられたいですね。
登録販売者受験者数：９１、０２４人
登録販売者合格者数：５８，７１５人(６４．５％)
薬剤師国家試験受験者数：１５，１８９人
薬剤師国家試験合格者数：１１，３００人(７４．４％)
備考：薬科大学受験者数、薬科大学入学者数、学部留年者数(卒業者の約三分の１)は含まれていないため、１５，１８９人は真の受験者数ではない。
ある大学では薬剤師試験合格率３０％台もある。
人数では約５倍の販売従事者が１年間で誕生しました。すごいですね。。。お偉方の話では、第一類医薬品の販売権も、遅かれ早かれ政治力や団結力で登録販売者の権利になることは避けられないのではないかといわれていることに頷くことができます。
他にこんなことを話していました。薬剤師は本気で在宅に取り組んでいかないと在宅での調剤権をナースステーションに奪われますよ！これからは『見る薬剤師』ではなく、在宅では『看る薬剤師』、医薬品相談販売では『診る薬剤師』にならなけるばならない、と話していました。
「処方できる診療看護師」でも紹介しましたが添付します。
≪最近≫
・昔から相談薬局等では保健指導をしていたのにもかかわらず、薬剤師が含まれない事
・希望する特養介護職員の医療行為、一部解禁
≪平成24年問題≫
・ナースステーション訪問看護師の調剤権
・PTOT等従事者の訪問リハビリステーションの設立
などが水面下で動いているみたいですね。
≪その他薬事関係≫
登録販売者制度の医薬品販売規制緩和で…
・柔道整復師の湿布等の医薬品等販売権または実務実習免除での受験資格
・鍼灸師の医師承諾無しの保険治療（これは以前から裁判になっていますが）
・鍼灸師等の漢方医薬品等の販売権または実務実習免除での受験資格
takenoko さん
エステ、サプリ業界や医療類似行為が許されている柔道整復師や鍼灸マッサージ師等の国家資格者にとっては喉から手がでるほどほしい権利なんですよね。医療類似行為が許されている彼らの治療効果を高めること、治療領域が高まること、顧客を増やせることなどがありますかね。この話は約５年前くらいからいわれていました。
私は鍼灸師・国際中医師等の資格も持っているのでそこらへんの情報は耳に入ってきます。鍼灸師の例であげると、鍼灸師は東洋医学的診断学、一部の西洋医学的診断、臨床医学総論・概論、リハビリテーション医学、徒手検査・理学検査法を学びますので、東洋医学でいう切診がもちろんできます。東洋医学的診断ができれば病名、証候名、治法、方剤・針灸等手技法の選択または医療機関受診勧告、患者への養生法・指導法という順番で方針が決まっていきます。
柔道整復師や鍼灸マッサージ師等の国家資格者が登録販売者資格を得たとき、臨床で培った診断法や検査法を用いて選薬することができるようになります。
薬剤師は診断法や検査法を履修してこなかった理由の１つとして処方権の侵害をあげたりしていますが、そのために切診はもちろんエビデンスに基づいた受診勧告・紹介状を書くことすらできないのが現状ではないでしょうか。
これからの薬剤師はファーマコキネティクス・ダイナミクスはもちろん、介護福祉事業の積極的参加や受診勧告が適切にできるノウハウを身につけることが大切だと思います。
登録販売者と薬剤師が同じOTC販売者と国民からみられるのではなく、薬剤師は相互作用(飲み合わせや副作用)もエビデンスに基づいた受診勧告や医薬品の提供もできる医療従事者とみられたいですね。
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