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ひかりシュタイナークラス・大阪コミュの「4つの気質」について

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 11月の親の勉強会で「4つの気質」についてふたたび、いや3回目かな、お話ししました。
 今回はワークショップを行いました。簡単な質問事項に回答してもらい、4つの気質のグループに分かれてもらいました。
 そして、「閉まろうとする電車に強引に乗ってきた人を見てどう思うか?」という題でそれぞれのグループで話し合ってもらいました。やはり、自分中心に考えるか、腹を立てるか、関心を示すか、無関心かなど、それぞれのグループの特徴が現れました。
 さて、今回は「気質」について3つの項目を考えました。1つ目は「気質を認識する」ことです。2つ目は「子どもの気質にどう対応するか」です。そして、3つ目は「自分の気質をどう改善するか」でした。
 ここでは、そのなかの2番目と3番目について触れておきます。
 ある本をヒントにして「子どもに対するときの黄金律」を話しました。
◎【胆汁質の子ども】:「向こうみずが、危険やつまらぬことを引き起こす話や描写をする。チャレンジ精神を喚起するような難しい課題をたくさん与える。」大人は「確固として、力強く、要領を得た」態度で対する。
◎【多血質の子ども】:「生き生きした物語や、わくわくするような描写を、変化に富んでかぎりなく続くイメージととに語る。さまざまな課題をたくさん与える。」大人は「親しみやすく、しかし確固として、関心のある」態度を示す。
◎【粘液質の子ども】:「淡々とした話を淡々と語る。ひとまとまりの課題を与えて、うまく行うための忠告を添える。」大人は「穏やかな力」を示す。
◎【憂鬱質の子ども】:「最終的に人間の精神が勝利をおさめる様子を描いた物語や描写をする。悲しい気分になって、他の困っている人を手伝うように頼む。」大人は「共感」を示す。
 もうひとつは大人側の気質の改善法です。
◎【胆汁質】:胆汁質はエネルギーを外に向けるので、周りに迷惑をかけがちです。「それを防ぐには、自分の中で怒りのエネルギーが爆発しそうになったら、怒りをぶつけても誰にも迷惑をかけない対象を見つける」ことです。たとえば、サンドバックなど。
◎【多血質】:一つのことを最後までやりぬくことは難しいのですが、意識しても変えることはできません。「シュタイナーはそんな多血質を改善する方法として、短い時間、思う存分いろんなことに興味をもつようにすすめています。自分の興味の対象を、意識して次々に変える練習をつづければ、いずれは自分のあきっぽさを変える力がつくと、シュタイナーは言っています。」
◎【粘液質】:何にたいしてもあまり興味を示さない粘液質はの人は、「徹底的に退屈すべき」だとシュタイナーは言っています。単調な絵の5000ピースくらいのジグソーパズルをある人は例にあげています。
◎【憂鬱質】:この質の人は、自分が犠牲者だと思いがちです。「シュタイナーは、極端な憂鬱質の人は、自分の個人的な苦しみばかりに目を向けず、人生の深い苦しみや悲しみに打ちひしがれている身のまわりの人に目を向けることをすすめています。」
 以上簡単に改善法をあげましたが、これはある意味でホメオパシー(同種療法)の考え方です。大人は自己教育によって改善していくしかないのです。
 最後にヘルムート・エラー氏の言葉を引用しておきます。
〈もうおわかりでしょう。自分でやろうと思わなければ、自分の気質のかたよりを治していくことはできません。誰かに頼ろうとしても、まったく意味がないのです。自分一人のためではなく、自分とともに生活する人たちのためであり、何よりも愛する子どもたちのために、おとなは自己教育をすべきです。おとなのかたよった気質のいちばんの被害者は、子どもたちなのです。〉
                                       (松川信康)
参考文献:ヘルムート・エラー著『4つの気質と個性のしくみ―シュタイナーの人間観』

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