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好きな監督で洋画◆海外映画観るコミュの◆キューブリック/タルコフスキー等…感じる映画・考える映画 …◆クラシック系◆

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感じる映画・考える映画…
◆スタンリー・キューブリック◆アンドレイ・タルコフスキー◆イングマール・ベルイマン
◆オーソン・ウェルズ◆シドニー・ルメット◆ジョン・カサヴェテス
アンジェイ・ワイダ◆ビクトル・エリセ etc.

■【各リンク等は近日設置予定です】
掲げた監督達は「何本も名作・話題作アリ」という点を優先し掲載した【一例】です。
これら以外の【トピック分類に沿った監督】に関しても〜どんどんお書きくださいませ。

*「往年フランス」「往年イタリア」等、別トピックありますのでご参照下さい。

Mixi減少の実情を踏まえ、監督別コミュで書き難い人もココではお気軽にどうぞ。
(節度や冷静さ・客観性等は希望します。荒れた場合は当方で判断。)
基本ネタバレ無しで。あらすじ程度はOKです。別途ネタバレ・コーナー近日予定

コメント(51)

キューブリックは、現ナマに体をはれがいっちゃん好きです。
一番”映画”してる感じがします。
2番目がアイズワイドシャットですかね。
トム・クルーズが夜の街を延々と歩くシーンが好きです。なぜか。

それはそーとタルコフスキーのサクリファイスがDVDされますね。
ニクヴィストの映像が高画質で見れるのは嬉しいです。
>フェデリコ さん

サクリファイスDVD情報ありがとうございました!
確か遺作でしたよね。タルコフスキーは作品数少なくて人気もあるので、
DVDで誰でも観易い環境であってほしいです。(他の監督にも言える事ですが)

キューブリックの「現金に体を張れ」はフィルム・ノワール系犯罪映画としても人気ですね。
キューブリックが評価を受けるきっかけの作品で、タランティーノも影響受けてますね、これは。
緻密な作風と大胆な「時差演出」?の組立てがクール。
それが崩れ落ちるラストシーンが人間のむなしさ・可笑しさを際立たせているようです。

<崩れ落ちる>と言えば、キューブリック遺作の「アイズ・ワイド・シャット」に於いても、クールで厳粛なカメラワークだったのが突然崩壊する<妻・ニコール・キッドマン激白シーン>が印象的でした。

キューブリックは<緻密><シンメトリー>といった切り口でもよく語られますが、
それが<崩れ落ちる時>というものの為にやっている気もします。
少し前に私が書いた…
キューブリックは <人間というおかしな動物 の生態について描いて来た> という事が、
別の言い方をするなら…
<人間という形態をよく解らないながらも装っている、おかしな動物。その崩壊物語。>
とも言えるかも知れません。

<妻・ニコール・キッドマン激白シーン>に於いて言えば、
装い切れずに感情の昂ぶりによって<二足で立っている事>が危うくなって、
<地べたに崩れざるおえなくなる様>をガクガク画像で追い続けるカメラは…私には…
【人間が、もはや人間じゃなくなっちゃうところ】をドキュメント調で追ったような気がしました。
こんにちは
いろんなとこでお邪魔しますあせあせ(飛び散る汗)
ララミーさんがキューブリックが盛りあがらないとのことなので一言お願い

あくまで自分勝手な推測ですが
まず
第一に作品数が絶対的に少ないかと泣き顔
それとそのなかで好き嫌いはいろいろありますが
2001年、博士、オレンジが世の中に多大なインパクトを与えたのは紛れもない事実ですよね。
そしてそれ以前のたとえば「ヘラクレス」とかそれ以後のたとえば「ハリーリンド」とか
作品数が少ない中でこれらが混在すると、もう焦点が定まらないですよねあせあせ(飛び散る汗)

アチシは大好きなのですが、、、
もはや語るのが陳腐化してしまうような涙

2001年のHALがIBMなのはご存知ですよね。でもそれ自体が陳腐、、泣き顔

それよりアチシはキューブリックとスピルバーグの関係に着目すると、また面白い切り口になろうかと、、、

失礼しましたお願い



「A.I」って確かキューブリックが関係していましたね。他にもスピルバーグとの接点ってあるんですか?
自分はキューブリック学生時代に観た時はオモシロイと思ったんですが・・・(特に「時計仕掛けのオレンジ」)。「現金に体をはれ」とかも観てるんですけど・・・。今の自分はもう一度観てみたいという感じがしません。ナゼだかは良く分らない・・・・。
それでは失礼致します。
「A.I」は、始め、キューブリックが監督する予定だった作品で、彼の死のため、急遽スピルバーグが監督することとなった作品ですが、スピルバーグは、この映画を撮り続けている間、キューブリックが怒って化けて出てくるのではないかと恐れていたそうです
2001年宇宙の旅なんかは、映画監督よりも映像作家とかクリエイターに影響を与えた
イメージがあるし、まぁ面白いんだけど映画的な感じがしないですな。

時計仕掛けのオレンジも同様。

シャイニングは大好き。
こんばんはです

キューブリックとスピルバーグの関係興味深いですよね人差し指

作品「AI」ではキューブリックがあんなことなっちゃって泣き顔
で、スピルバーグとの二人のコラボで見事作品を作り上げたと、、、
なんか美談になってますけど、、、
(アチシはあの作品はどーもあせあせ(飛び散る汗)お願い)
それはおいといてウッシッシ

スピルバーグはその頃絶頂期ですよねわーい(嬉しい顔)
で彼は「プラトーン」という問題作を世に送り出し、そして世界は賛辞を送った。
(アチシはあの作品あまり好きじゃないのですがあせあせ(飛び散る汗)まるで師匠のコッポラの「地獄の黙示録」の鎮魂歌?)
でもたしかキューブリックはその前に名作(アチシにとってですがあせあせ(飛び散る汗))「フルメタルジャケット」を世に出したんですね手(チョキ)
でも世の中の評価は皆さんご承知の通りで涙
で、その後スピルバーグはホロコーストのタブーを描いた「シンドラーのリスト」を世に送り出した。(これは良かったexclamationちっと長かったけどあせあせ(飛び散る汗))
でも、実はキューブリックもユダヤ人の惨劇を題材に構想を練っていたと記憶してます。細かいこと今出て来ませんがあせあせ(飛び散る汗)(後で調べときます。皆さんが興味あるなら)
しかし、プラトーン、フルメタルジャケットの件でこの企画はお蔵入りになったとのことです泣き顔

「AI」でスピルバーグはキューブリックの大親友の立ち位置ですがキューブリックの心中やいかにげっそり


失礼しました


キューブリックに関し皆様ありがとうございます。
キューブリック論みたいなのは確かに書きにくいというかダメ出しされるの怖い?みたいな風習あるようですが、私は個人的に崇拝してない普通のファンので不思議な印象もあります。

「キューブリック神格化し過ぎでは?」という気もします。
<ハッタリ系の愛すべき映画馬鹿>だと捉えると面白いです。
難解みたいに言われますが〜私が挙げた…
<人間というおかしな動物 の生態について描いて来た> 監督として観ると伝わり易いかも。

そんな神のような人じゃなく〜作品にはジョン・ヒューストン、ヒッチコック、ベルイマン等の先人巨匠の影響もいっぱい出てるし、後輩格のウディ・アレン、テリー・ギリアム、スピルバーグらの作品も楽しんでた人なのですから。
私がキューブリック作品を観て感じるのは…「あぁ、映画って〜たとえ話だよね」という感じ。

挙げられてた事のうちひとつ…「プラトーン」はスピルバーグ作じゃなくオリヴァー・ストーン作品ですね。


●『シャイニング』

キューブリックを入り難いとか難しいかも?と思っている方々は、是非『シャイニング』を♪
全然難しい事なく、かつキューブリックの映像パターンも作家気質も現れた娯楽怪談ですので。
<ヒッチコックへのオマージュ作かも>、くらいの気持ちで観るとすんなり入れるかも〜。

数々のシンメトリー描写と、冷たさ静けさ、そして壊れる人間の対比を無常に映すカメラ視点が怖い。
ジャック・ニコルソンの語り草怪演に怖がったり笑ったり〜暑い夏にピッタリのひんやり映画です。
まった、まった!!

オーソン・ウエルズはなんと言っても『上海から来た女』です。

先ず、キューブリック。

マックス・オフュルス監督が好きだったキューブリックさんは、オフュルスの影響を凄く受けていると思います。

まあ、スタイリッシュな流れるような映像と云いますか、なんと云いますか。

僕は、うーーーむ。『2001年宇宙の旅』、『バリー・リンドン』、『博士の異常な愛情』、『時計仕掛けのオレンジ』には、文句ないです。やはり、それなりに天才の仕事だと思います。神格化され過ぎ、とも思うけれど。


タルコフスキーは、天才ですね。天から何かの才能を無条件にもらっちゃった人だと思うな。
カンヌとかに行く時も、自分は最高の芸術家だから、最高のホテルの最高の部屋を用意させたとか、そんなうわさもあるね。

まあ、だから、キューブリックもオーソンウェルズもタルコフスキーも、とっても自分大好き自分天才おれ芸術家って、そういう、ある意味、不遜な人だったんじゃあないかなあ、想像だけれど。

でも、タルコフスキーには、無条件降伏するなあ。

『ノスタルジア』なんか、最高に素晴らしいなあ。

ベルイマンは『ファニーとアレクサンデル』のメーキングを見ると、普通の人なんだよね。まあ、普通の人はこんなに長い映画を撮らないか?

ベルイマンはの『叫びとささやき』は、蓮実重彦のような批判的な見解もありうるが、そうこう云う前に、やっぱり圧倒される。

しかし、『シークレット・オブ・ウーマン』のような爆笑の喜劇もあり、ブニュエルの『のんき大将』と共に、難解宗教映画の巨匠が撮った、ハリウッド並みの喜劇として、まだ観ていない人がいたら、大推薦する。
ララミー様

ビクトル・エリセは人となりを詳しくないのですが、何やって生きてるのか不思議です…

基本的には医者ですよね。

ビクトル・エリセは素晴らしいですね。

なるほど、「ニューシネマ・パラダイス」至上主義の人に「ミツバチのささやき」をオススメすると云う行動は納得出来ますね。
「エル・スール」でも映画館で映画を観ますね。重要なシーケンスですね。
「10ミニッツ・オールダーズ」は、僕はビクトル・エリセ作品が一番良かった。
>ギロチン さん

ビクトル・エリセ情報ありがとうございました!医者ですか〜なんか納得、先生っぽい。
「10ミニッツ・オールダーズ」は監督メンツがベタ過ぎて引き気味でしたが、近日観ないとなぁ〜

「ニューシネマ・パラダイス」至上主義の人に「ミツバチのささやき」…のバリエイションで、
「ライフ・イズ・ビューティフル」至上主義の人に「陽だまりの庭で」、という推奨姉妹版もアリw
◆スタンリー・キューブリック 【監督アンケート第二位記念特集・1】

監督アンケートで第二位に来たキューブリックですが、幾つかの作品は既に挙げてますので(リアクション有る無しは別にして)〜まだあまり触れられていないものを、今回軽くまず初期の方から。

●『突撃』(1957)…カーク・ダグラス主演の戦争に於ける指令ミス問題言及作品。
ロバート・アルドリッチ作品「攻撃」(1956)にタイトルも中身も似てます。
既に話の出てる『現金に体を張れ』(1956)もジョン・ヒューストン作「アスファルト・ジャングル」(1950)と中身似て主演同じスターリング・ヘイドンだった事を考えると当時のキューブリックの立ち位置が見えてきます。そんな中、自分のカラーを模索していたのでしょう。

●『スパルタカス』(1960)…カーク・ダグラス主演の古代史ロマン活劇大作ブームの一作。
制作も兼ねたカーク・ダグラスが、当初監督予定だったアンソニー・マンと対立し蹴った為、旧知のキューブリックに振られた作品。正直アンソニー・マン及びキューブリックどちらの持ち味とも異なり、どちらのカラーがどれだけ出てるかもさほど堪能出来ません。あくまで古代史大作ブームに則った〜金の掛かった歴史巨編として楽しむべきかも。そして歴史巨編は大味になりやすいかも。最近、TVシリーズ化された模様でその関係でか、<完全版>というのを噂で聞きましたが、以前のと違うのかな?近日確認してみます。

ここまでがキューブリックのアメリカ時代。アメリカを捨て、彼は以降死ぬまでイギリス基盤に。

次回、『ロリータ』『博士の異常な愛情』。どなたか先に書かれても一向に構いませんデス♪


皆様

このトピでは盛り上がりのかけたキューブリックが二位と云うのがいかにもキューブリックらしい。

いざとなると、残るんだな。

小生は『アイズ・ワイド・シャット』を見直しました。
て、云うか、『アイズ・ワイド・シャット』、『ラスト・タンゴ・イン・パリ』、『ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女』(フィリップ・カウフマン監督)の三本を、立て続けに見直したんですが。

うーーーむ。やっぱり、『アイズ』も面白い作品に一応なっていたと思う。
あんまり得意なテーマじゃないので、ピンとこないと云えばこないのだが、一定の品格はあったと思う。

しかし、キューブリック。フェリーニには、遠く及ばないかな。僕の中では。
惑星ソラリス】

タルコフスキーは「常識とされるもの以外の捉え方」を提示する。それはSF作2本に顕著…貴方の感性に問いかける為の例え話。

70年代ロシアの尺度は当時の他国とは違った筈。
地球人の「当然」が宇宙の「当然」とは限らない。

意識が遠のくようなスローな前半は…貴方の思考回路の「外」を思い巡らさせる為。
ねえ、何の為に生きてる?
皆さん、本年も宜しくお願い致しますm(_ _)m

こちらに該当するかわかりませんが、不適切でしたら、移動しますので、教えて下さい。

新年、初の映画評です。

【マムの埋もれた名作シリーズ】

エルマンノ・オルミ監督のイタリア映画、『ポー川のひかり』は、神を扱い清心な気持ちにさせてくれる傑作です!

長文なので、日記をご一読頂けると嬉しいです☆♪


- マム の日記 http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=29763423&id=1887860521
お早うございます!晴れ

こ、これはまさに『シャイニング』の廊下ではないですか?!ふらふら

先月の裏磐梯のホテルに続き、今回の伊良湖ホテルまでも!(゚o゚;げっそり

キューブリックがカメラを持って化けて出そう!映画ダッシュ(走り出す様)

ジャック・ニコルソンが追いかけて来そう! |゚Д゚)))ハンマーダッシュ(走り出す様)
コミュ主です。
2015年の再稼動にあたり〜ちょっと【監督移籍】してみようかと思いました。

シドニー・ルメットを【米国クラシック映画巨匠】から当トピックに移籍してみます。

本来のあちらのトピックでもそんな問題無いとも思うのですが…
まず彼は、ハリウッドでなくニューヨークである事。
【考えこみまくる監督達】の方に入れた方が〜「アメリカにもニューヨーク・インディペンデントではこんな偉人も居た」という意味でも。
そして、「カサヴェテスをルメットより持ち上げるのはおかしいだろ?」という牽制も。

そして、個人的には…ルメットとキューブリックを正面対決させてみたくて(笑)。
ワイダは「カティンの森」を見ましたが、全く彼が撮る必要のない映画だと思いました。この原作ならば誰が撮ってもこのくらいの映画は撮るだろうという気がしました
それでも「大理石の男」「鉄の男」「ダントン」の頓珍漢振りよりはましでしたが、やはり彼の時代は「約束の土地」まで、大負けに負けても「悪霊」まで、という気がします。
黒澤明、アンジェイ・ワイダ、ロベルト・ロッセリーニは結果的には三大戦後作家「だった」と過去形にしてしまうのがシネフィルの作法かと存じます。
>>[30]

ワイダやロッセリーニは「戦争があって…という人」なイメージがとても強いです。
 
▼コミュ再稼動記念お試し企画

【いきなりですが…このトピックのMyベスト10】


※このトピックは【ベスト30】とします♪


●2001年宇宙の旅(キューブリック'68)
■惑星ソラリス(アンドレイ・タルコフスキー'72)
◆丘(シドニー・ルメット'65)
◆シャイニング(キューブリック/原作スティーヴン・キング'80)
◆ミツバチのささやき(ビクトル・エリセ'73)
★十二人の怒れる男(シドニー・ルメット'57)
★未知への飛行(シドニー・ルメット'64)
★ストーカー(アンドレイ・タルコフスキー'79)
▲審判(オーソン・ウェルズ'62)
▼叫びとささやき(イングマール・ベルイマン'72)


▼恥(イングマール・ベルイマン'68)
▼ネットワーク(シドニー・ルメット'75)
・フルメタル・ジャケット(キューブリック'87)
・デストラップ 死の罠(シドニー・ルメット'82)
・ファニーとアレクサンデル(イングマール・ベルイマン'82)
第七の封印(イングマール・ベルイマン'56)
狼の時刻(イングマール・ベルイマン'66)
野いちご(イングマール・ベルイマン'57)
時計じかけのオレンジ(キューブリック'71)
僕の村は戦場だった(アンドレイ・タルコフスキー'62)


博士の異常な愛情(キューブリック'64)
蛇皮の服を着た男(シドニー・ルメット/原作テネシー・ウィリアムズ'60)
サクリファイス(アンドレイ・タルコフスキー'86)
沈黙(イングマール・ベルイマン'63)
鏡(アンドレイ・タルコフスキー'75)
現金に体を張れ(キューブリック'56)
鏡の中の女(イングマール・ベルイマン'76)
質屋(シドニー・ルメット'64)
グロリア(ジョン・カサヴェテス'80)
スパルタカス(キューブリック'60)

【次点】
評決(シドニー・ルメット'82)
では、私のベスト10を。

砂時計(ヴォイチェフ・イェジー・ハス)
密告の砦(ミクローシュ・ヤンチョー)
永遠と一日(テオ・アンゲロプロス)
鏡(アンドレイ・タルコフスキー)
アラビアのロレンス(デヴィッド・リーン)
ヴェルクマイスター・ハーモニー(タル・ベーラ)
沈黙(イングマール・ベルイマン)
動くな、死ね、蘇れ!(ヴィターリー・カネフスキー)
偉大なるアンバーソン(オーソン・ウェルズ)
ミツバチのささやき(ビクトル・エリセ)

あ、やっぱりベスト10は無理なので、追加します。

エレメント・オブ・クライム(ラース・フォン・トリアー)
かくも長き不在(アンリ・コルビ)
アギーレ/神の怒り(ウェルナー・ヘルツォーク)
少女ムシェット(ロベール・ブレッソン)
アポロンの地獄(ピエル・パオロ・パゾリーニ)
灰とダイアモンド(アンジェイ・ワイダ)
奇跡(カール・テオドール・ドライヤー)
シベールの日曜日(セルジュ・ブールギニョン)
まぼろしの市街戦(フィリップ・ド・プロカ)
サンタ・サングレ(アレハンドロ・ホドロフスキー)
ナポレオン(アベル・ガンス)
皆殺しの天使(ルイス・ブニュエル)
ファニー・ゲーム(ミヒャエル・ハネケ)
大いなる幻影(ジャン・ルノワール)

上7つくらいは全く動きませんが、下のほうはその日の気分しだいによって、いくらでも動きます。
>>[33]

tinさんと私は趣味かなり違うと思ってたのですが、共通で挙げてる作品も意外とあったので挙げてみます(私の方は他のトピックのベストに挙げたものからも)

永遠と一日(テオ・アンゲロプロス)
鏡(アンドレイ・タルコフスキー)
沈黙(イングマール・ベルイマン)
動くな、死ね、蘇れ!(ヴィターリー・カネフスキー)
ミツバチのささやき(ビクトル・エリセ)
アギーレ/神の怒り(ウェルナー・ヘルツォーク)
アポロンの地獄(ピエル・パオロ・パゾリーニ)
まぼろしの市街戦(フィリップ・ド・プロカ)
大いなる幻影(ジャン・ルノワール)


「砂時計」は別トピックにも書きましたが〜私は字幕無く見ちゃった段階なので…好きと思いますが保留します。
>>[34]
DVD5000円なのでもし懐具合がお宜しければ是非見てください。
私の方は勢い余って同じハス監督の「サラゴサの写本」も買ってしまいました。こっちも5000円。「砂時計」には及ばないですが、やはり幻想的で素敵な映画でした。両方とも紀伊国屋書房なので廃盤になったり値段が吊り上がったりすることはないと思います。
ああ、それにしてもホントにハンガリー映画祭やってくんないかな〜。。。
ちなみに、これ見ている皆様へ。

最近…
永遠と一日(テオ・アンゲロプロス)
アギーレ/神の怒り(ウェルナー・ヘルツォーク)
は、TSUTAYAやGEOといったレンタル屋でレンタルを開始しましたので、この機会によろしければどうぞ♪

大いなる幻影(ジャン・ルノワール)
は、割りとあるかも。500円売りDVDでもあります。
>>[35]

「砂時計」国内DVD化されてるんですか〜!
紀伊国屋書店モノは少し高いですよね。
「大いなる幻影」はアマゾンで300円からありました。
「永遠と一日」は私は「テオ・アンゲロプロス全集DVD-box」で持っていますが、単品ではやはり5000円。紀伊国屋の商品は値段が高いですが、廃盤にならないことと、高騰しないことが売りなので、ボーナスを待ってでも間に合います。こちらもぜひ。
>>[37]
私はこれを30年待ちました。私が死んだら棺の中へ入れてもらうつもりだったもので、値段はかんけいありませんでした。
>>[38]

「永遠と一日」はレンタル落ちのビデオで持ってます(あと「霧の中の風景」)。
DVD発売で個人的には〜まもなく発売されるアンソニー・マンの未見の西部劇「胸に輝く星」(ヘンリー・フォンダ+アンソニー・パーキンス)が楽しみです。
>>[40]
「胸に輝く星」は、6月にボーナスが出たら「廃墟の群盗」「悪の花園」「四十挺の拳銃」などと一緒に、まとめ買いするつもりです。古い西部劇は値段は千円前後なのでうれしいですね。
再びDVDレンタル解禁情報。

アンドレイ・タルコフスキーの「鏡」も駅前のレンタル屋に先日入荷!驚き!
一筋縄でいかない作品なのでタルコフスキーをコレで始めるとかコレで判断というのは個人的にはオススメしませんが(やっぱ最初は「惑星ソラリス」かな)…「鏡」が駅前レンタル屋に普通に置いてあるのには正直ビビらされました。

今や「サテリコン」や「審判」や「エルトポ」や「アギーレ」も並んでいるしなぁ…

一般映画ファンの方々も〜もしその気になれば…「とんでもない辺境映画」が手に届く所に実はあっさり在る…って感じです。
感慨深い〜
>>[42]

「惑星ソラリス」は、もう冒頭の首都高速道路の延々とした長回しで寝る気いっぱいになってしまいます。
「ノスタルジア」が一番物語の展開が早くて、タルコフスキー入門編に吉かと。

でも「鏡」が私的にベストワンです。「物語」がなくとも優れた映画ができることを証明した歴史的逸品です。
>>[43]

私は、「カウンターカルチャーも更にカウンターしてみるタイプ」なので、見方や一般大衆観は少し異なります。

タルコフスキー作品の場合では、「ノスタルジア」や「鏡」は…【自分の立ち位置の為に作られた作品】という色合いが濃いので一般的映画ファンには絶対勧めないですね。そういう作品の長所的要素よりも…排他的な要素が「映画通ぶりたい人」以外の一般には敷居高い印象を与えるのでは?と感じます。

私は〜【映画は2〜3時間の小さな旅みたいなもの】と捉えているので、その時間を経ての(ポジティヴ/ネガティヴ問わずの)影響から〜各個人が何を得たと感じとるかが作品の印象を創っていくと感じます。(それが幹であり、勿論〜枝葉もありますが。)

そういう意味でも〜「惑星ソラリス」や「ストーカー」の冒険要素が一般の入口にはオススメかなと(あくまでタルコフスキー作品にしては…という話で)。
それに「惑星ソラリス」があって彼は広く認知されたのは事実だし。

「惑星ソラリス」の道路のシーンは…私は「冒頭部分」とは捉えていなく〜「前編/後編」の分かれ目であり、星に着くまでの宇宙旅行の代替えと捉えるのが自然かと。
前編の主人公の性格描写や映画内フィルムの謎の問い掛けを視聴者に自由に顧みて思い巡らせる時間があって〜その咀嚼次第で後編の飛躍の楽しみ方や理解度も異なってくると思います。

「惑星ソラリス」や「ストーカー」は…【私の範疇以外のものは本当にダメなものなのか?】という問い掛けが底辺にあり〜それが旧ソビエトの閉鎖性への批評としての機能でもあり…同時に私達や監督自身に向けてもの戒めにもなっています。それがエンタメ性と併せ同時に提示されているのが〜私がこれら2作を高く評価しているところです。
>>[44]
それは逆に「一般大衆」の感性を侮りすぎではないですか?「ブラザー・サン、シスター・ムーン」や「最後の誘惑」といった映画を美しいと見る人にとっては「ノスタルジア」は充分美しいと思って見るのではないですか?私は、どちらかというと、作者の立ち位置など無視して、自分にとって心地良い映画が良い映画だと思っているので、「ノスタルジア」も「鏡」も「ストーカー」も「サクリファイス」も等しく良い映画だし、人に薦めたいとおもっています。逆に「惑星ソラリス」は「美しさ」において一段落ちる、何故ならば人々はもう「アバター」も「インターステラー」も見てしまっているので、「ソラリス」程度の宇宙の描き方では、もう物足りないと思います。「旧ソビエトの閉鎖性云々という裏目読み的なテマティックな「読み」は、それこそ知ったことではありません。
>>[45]

意図してレスに日数空けました。考えて欲しくて。
「まいったなぁ〜。昔と変わりませんね。何度目だろう?」…という心境です。


話がいつの間にか【美しい映画】にすり替えられた上で…私が【「一般大衆」の感性を侮りすぎ】〜ですと?勝手に悪者にしないで頂きたいです。それは話おかしいでしょ?

コミュ復活してからもtinさんはネガティヴ・キャンペーンやり過ぎです。
ジュリアン・デュヴィヴィエにスピルバーグに〜今度は私ですか…。
コミュ主に対してまでこれじゃ…誰も怖くて書けなくなると思います。

今やmixiも稼働人数が大幅に減って〜映画ファンも中身あるやりとりが難しい状況なのです。
いろんな意味で〜どうかお察しください。この調子ではキツいので今回は言います。
本当は、正直いうと怒りました。
ですが、それで終わりにしては勿体無いのでここに書くものです。

言いたい事は、【コミュニケイションについて】です。他の映画ファン、芸術ファンの傾向の一つとしても言える話。


tinさんは持論を誇示する為に時として相手の心象も論点もお構い無しになります。ですが正直、敢えて書きますけど〜私から見るとtinさんの持論は…何処かで見掛けたような事が多いんですよ。推す作品チョイスも。
コミュ始めた5年前に〜私がフェリーニ初期なら「道」より「青春群像」を推すとしたら…tinさんに甘いと怒られました。判ってないと言われる筋合いの事かとお話した筈ですが…今回も同じような印象を受けました。私とtinさんは…「観た事ある映画」という意味では似たような映画経験してても〜捉え方や感想は相当違うのです。
tinさんは確かにお詳しい。だけど、本当に私はダメなのですか?「tinさんと違うだけ」じゃないのですか?

以前も書きましたが、私は自力で普通に映画趣味拡げて来たので〜評論家や権威評果など本当にどうでもいい。特に日本の評論家。mixiするようになって知った蓮見ナントカや町山ナントカの評価や対立など本当に知る必要ない。むしろ両方ウザいです、私には興味ない関係ない。

>「旧ソビエトの閉鎖性云々という裏目読み的なテマティックな「読み」は、それこそ知ったことではありません。

この辺りも見たようなセリフで、こういう論点が上記どっちの人の物か忘れましたが〜タルコフスキーの多くの作品は郷愁が色濃く、彼の場合はロシアであり、「鏡」なんて中身でロシアの事ばかり記録フィルムも交えさんざん挙げてるのに〜「ロシア関係無い」と言われては…それじゃもう実際作品読み取れてるのかすら怪しいですよ。

背景や作家性が色濃く出る作品もあれば〜それほどでもない作品もある。ケース・バイ・ケースであり〜一概に言い切れないですよ。


【立ち位置の為の映画】という話は映画創る側のみならず〜映画マニア側にも見受けられる事で、「この映画やこの監督推しておけば映画通として恥ずかしくないだろう」とか、又は実際それこそ評論家の受け売りなぞるのに一生懸命な人も多い。「誰も簡単に観れないようなこの作品を推すオレって凄いだろう」〜というような人も居る。
ところが時として実は私もそれらレア作品を観れてて〜心の中で「何であんなツマラナイ作品推すんだろう?」という場合もある。いちいち書かないだけ。円滑なコミュニケイションの妨げだから。

好きな芸術作品に各論それぞれあるでしょうが〜mixiで語れる人も相当限られてきた現在、総論的に映画好き同士としてコミュニケイションした方が実りあると思うのです、少なくとも当コミュでは。

今回の場合は…「これはイイけど貴方の推すあれはダメ」って排他的な表現じゃなくって〜「私はこれ好き、それはあまり私には合わなかった」というくらいで。タルコフスキーへの思い入れが大な人も居れば、私のように「好きだけどソコソコね」という人も居て、それでも〜「タルコフスキー好き」という大きな流れでは好きな者同士としてコミュニケイション出来るのです、とことん争って断絶を選ばなければ。

〜続く〜
〜続き〜

これは映画に限らず私が仕事としてきた音楽でもマニアの何割かにみられる傾向。こだわる気持ちも判らないではないけど、私は根本的に違うのです。

私は色々な名作とされる映画観れるチャンスあればそこそこは観て来てますが〜どんな評論家や権威評価と意見被ろうが反目しようが知った事ではありません。アマチュアで結構なんです。むしろそうありたい。

レア映画だからマニア評価高いから良しとはしません。「幻の名作」とされる物を苦労して観てみたらくだらなかったとか、何度もあるし。
私にとってのベスト映画はフェリーニの「8 1/2」ですが、それに張るくらい〜誰もが知ってる「雨に唄えば」の【姿勢】に打たれます。
例えば「雨に唄えば」やスピルバーグを馬鹿にする事は誰でも出来る。けど私は、「じゃあ、やってみろよ」と言いたくなってくるのです。

そして私は〜tinさんの言う「自分にとって心地よい映画」ばかりでなく、戒めてくれる物、違う着眼点を提示してくれる物、愛情や笑いを導いてくれる物、スリルやアクションに予想外を見せてくれる物も〜個人的には同等に意義深いです。
それらを自分にフィードバックして、映画的に言うなら〜【自分のアングルの可能性に自ら限界を設けないように】として活かしているようにも自分で感じます。


tinさんには、「鏡」と「ノスタルジア」と交互に創られた〜「惑星ソラリス」「ストーカー」「サクリファイス」を改めて観て、【コミュニケイション】について是非考えてみて頂きたいと思います。

タルコフスキーは…【オレって素晴らしい】と【コミュニケイションが旨くしたい】の間のパラドックスを抱えていた人だと私は思います。
映画は人が創っているものであり、人が出る。
どんなものを嗜好するかにも〜その人となりが出る…と思います。



最後に…「鏡」をまだ未見の皆様へ。
この映画はいわゆる【通常あるような持続的ストーリー】がありません。それが私が「初タルコフスキー作品体験としては推さない」という理由。
監督の心象エピソードの断片を時代の順不同で並べた作品です。
昔の話の時は自らを現した少年を出したり、現代の話の時はカメラが自らのアングルの役目をしたり、母や元妻の話など。なので一貫した主役は不在…というよりも「監督の心象」が主役みたいなものです。
「ノスタルジア」は私には興味が持続出来ませんでしたので、私が個人的に推す事はありません。すいませんが。

【筋がワカンナイ、けど映像が美しい】
という意味で私が推すとしたら…すぐ今浮かんだのは〜同じロシアの「ざくろの色」です。
ただしこちらは【淡々系映像美】でなく、【圧倒系映像美】です。

●イングマール・ベルイマン「野いちご」「沈黙」

タルコフスキーはベルイマンの影響をよく語られたりしますが、
例えばベルイマンの代表作のひとつ「野いちご」の〜老いた主人公が小旅行を経て…(あらすじ程度しか書きませんが)『凝り固まった狭い了見を解放できた』というのが意義深い…容易でない内面変化を成し遂げた事であり、『旅を経ても〜凝り固まって変われないワシって最高!』という結末だったとしたら〜歴史的評価は得られなかったと思います。
有名な幻想シーンは〜語られる描写の一部に過ぎないから。


ここのところは、問題作「沈黙」で更に追い詰められて行きます。
凝り固まった姉と…アンチテーゼの妹の〜ディスコミュニケーションの旅。
つまり、「自意識過剰自己完結」と「アイデンティティ放棄」の両極の提示と〜それらを抱え持ち込んだ旅の宿での顛末。
それらを象徴するのが…たぶん一般映画史初であろう「女性のマスターベイション描写」と、一方は「誰でもいい誰かとのファック」。
コミュニケイションの質で人は創られて行く。「自己完結」と「その場しのぎの関係」のあいだの何処かで〜我々人間は誰もが揺れ動いてるとも言えるのかも知れません。

そしてこの「沈黙」でのマスターベイションは…映画史初であり同時に〜その「自己完結の本質的虚しさ」という核心を突いているのに驚かされます。50年以上前の映画で。
●「沈黙」の現代映画への影響

そして、遠い歳月を経て再び女性のマスターベイションを描いたデヴィッド・リンチ監督の「マルホランド・ドライヴ」も〜その「自己完結の本質的虚しさ」のイタさを…恐れず的確に表していました。リンチは間違いなく「沈黙」を念頭にしてた筈ですし。

「沈黙」は(「マルホランド・ドライヴ」も)〜エロ映画では全く無く、しかし同時に〜コミュニケイションの不毛が自己完結に向かわせる事…逆に言えばセックスが人間を産みだすコミュニケイションの大きな一つという事も暗示していると言えるでしょう。
言葉の通じない旅の異国の人達とのやりとりもコミュニケイション問題の象徴の一端ですし。
それでも…本当にはコミュニケイションを欲している。自己完結な人に問題があるとしたら…それは【自分の範疇(了見)以外のものは本当にダメなものなのか?】というのが大きなポイントだと思っています。
人間の内面やタブーへの挑戦的作品を数多く手掛けたベルイマンなので、彼がこのポイントを認知し表して来たというのは間違いないと思います。


更にそれにヒントを間違いなく得たであろう近年作の「ブラック・スワン」や邦画の「愛のむきだし」らのマスターベイション表現は…子供騙しの薄っぺらい【ひっかけ】に過ぎない根の浅いもので、あざとさに霹靂しました。そのあり方は…好きな人には申し訳ありませんが、「沈黙」「マルホランド・ドライヴ」を知る者からすると〜プロモーション宣伝用素材に等しかった。

特に〜ミレニアム前後に興味深い作品の切り口を提示して注目してた新人監督のダーレン・アレノフスキーが〜あんな「ブラック・スワン」みたいな作品の雇われ監督になっちゃうのって物凄い残念でした。
「ファウンテン」のような〜【素晴らしき暴走=イッちゃってる感】にトライできるような監督は現代では貴重だと思ってただけに…大変失望したものです。
ヒュー・ジャックマンにレイチェル・ワイズというメジャー役者を配して【静かなるトチ狂い異常恋愛(?)映画】を謳い挙げた「ファウンテン」は〜今や本当に貴重なものとなったので、そういう映画経験にトライしてみたいような冒険家の方にはオススメしたいです。
もちろん…一般映画ファンには手放しでオススメしませんが。

◆丘(シドニー・ルメット'65)

主演:ショーン・コネリー

戦時下の某砂漠にある英国軍の反逆兵収容所で〜「更生」を迫られる「はみだし者達」(脱走兵/窃盗兵/命令無視兵etc.)。
看守が自分に酔う為の物となった掟のもとで〜囚人兵達は規律をひたすら生きる。そして死ぬ。
流される者、不平を漏らすが考えの無い者、観点を持ち立ち上がる者。
「ルール」とは?「モラル」とは?「事なかれ主義」とは?
そして…【正しい兵隊】とは?

この作品に描かれた世界は〜今の世の中といったい何が違うのか?


若きショーン・コネリーが〜007と正反対の【モテとは疎遠の男気】を熱演。本作で真の演技開眼と言ってもいいかも。「ぶさま」を恐れぬ体当たり演技です。
そして、カンヌ映画祭での脚本賞受賞もダテじゃない〜【知られざる超傑作】です。浅知恵の応酬や無駄な虐げぶりが本当に凄い。
昨今の多くの映画ランキングで入ったりする事など殆ど無い作品ですが、どんな権威を振りかざそうがこの作品を入れないような名作映画ランキングなど〜信用に値しません(断言)。

シドニー・ルメット監督の世界は〜代表作「十二人の怒れる男」にも顕著なように、限定された世界で緊迫の中で人が取る行動・思考の様々から我々に問う作風が多く見られます。
そうした【追いつめられた時】に〜人間の【人となり】が最も露呈するからでしょう。そしてそのシチュエイションも…多くの作品で【非常に限定された場所】。

しかし、ルメットの最高傑作と呼びたいこの「丘」という作品は〜いつもの作風に加え…【上下差/高低差】がとても活かされているのが大きな特徴。
それは関係的・視覚的にも意図してシンボライズされるように〜キャラも物語も繰り広げられるべく丁寧にディレクションが行われています。

それを強烈かつ簡素にに表現する為、彼の作品中最も〜「カメラ」が語っている作品かも。
「上下差」を表現する印象的な長回しカットワークや対比の細かいカット割りも見事であり、【笑ってしまう程の絶句の威圧的名シーン】すらあって非常に珍しい。そのシンボライズぶりは〜「まるで漫画か」と思ったほどです(いい意味で)。
というか…オープニングからしてセリフ不要で状況を語るノンストップなカメラ長回しが見事。


いずれルメットVSキューブリック論を書きたいとも個人的に思っています。ルメットの前作「未知への飛行」を「博士の異常な愛情」のパクリ呼ばわりで訴えたくせに〜この「丘」を晩年「フルメタル・ジャケット」でパクってる同等な事したのはどういうこと?と思って。訴えたのは映画会社だから競合牽制の為かな…。
とにかく、キューブリックも名監督だとは思うけど〜上記した作品以外にも「ネットワーク」「デストラップ」「蛇皮の服を着た男」「質屋」他でも人間の深層心理を鋭く描いた鬼才ルメットが〜キューブリックに劣ると思う要素は個人的には全くありません。有名な「狼たちの午後」や「セルピコ」「評決」「オリエント急行殺人事件」等より〜ここに挙げた作品を試してみて欲しいです。


The Hill - Trailer - (1965) - HQ: http://youtu.be/GlWd_RvUzqw
3文の1>>[46] laramie@cinema freakさん
一晩考えてみたのだけれど、やはりこれはオーバーすぎます。
私は自分の意見を書いただけで、これをネガティヴ・キャンペーンとか、勝手に悪者にしたとか、そんな意図は全くありませんし、私の意見と違う意見のある人もあるだろうなぁというのは大前提としてあります。mixiのトピというのはそんなにパブリックなものなのですか?
私にとって映画というのはたかだか自分の人生の3分の1を占めるものでしかありません。(あとの3分の2の残りは「アニメ、マンガ」と「小説」です)。
ブラックギロチンさんやララミーさんほど自分の人生を映画に賭けているわけではありません。他人と違う意見を書いたからって、他人の意見を100%否定しているわけでもありません。
私は、「アラビアのロレンス」で映画にハマってから割とすぐに「ナゴヤシネアスト」という社会人を対象とした映画研究会に入って、そこで割とマニアックな映画を見て来たから自分の感性がかなり偏っているだろうなあという自覚はあります。その頃蓮實重彦の本にハマって、その後彼の本はほとんど読んで来たので、私の映画についての意見は彼にかなり影響されているだろうなぁという自覚もあります。
私が「知ったことではない」と言ったのは「旧ソビエトの閉鎖性が・・」というこの映画が撮られた頃の政治的背景の事であって、「ロシアの影響がほとんどない」と言ったわけではありません。
テオ・アンゲロプロスにとって「ギリシア」が重大な要件であったようにはタルコフスキーの映画にはロシアの風土への言及が満ち満ちているということも認めます。
もうひとつ「知ったことではない」と言ったのは「立ち位置のための映画」という言い方に対してで、それは映画監督に対しても、それを見るものに対しても大変な侮辱じゃありませんか。
私は自分の欲望に従ってただ興味のある映画を見て来ただけで「映画通ぶりたい」とはこれっぽっちも思ったことはありません。
あと「コミュニケーション」についてですが、人と人が厳密な意味で「コミュニケート」することは不可能だろうなぁと思っています。昔はそれについて難しくあれこれ考えてきたこともあったのですが、この歳になって、はっきりと精神的な「体力」がめっきり衰えてきたことを自覚したので、「考える」ことをやめました。
あと、ララミーさんの書かれてきたことは私の書いてきたこととどれほど違うだろう?私は、フェリーニの映画でベストなのは「甘い生活」であって、「8 1/2」以降の幻想映画は殆ど自己模倣だと思っていますが、これはララミーさんが書かれて来たスレによって否定されたことにはなりませんか?
ダーレン・アロノフスキー監督の映画は「ブラック・スワン」と「レクイエム・フォー・ドリーム」を見ただけですが「レクイエム・・」の方は似たようなエピソードがずらずら並べて描かれていて閉口したものですが「ブラック・スワン」はそういう青臭さが取れてきてなかなか見られるようになってきたと思うのですが、この「意見」もララミーさんの意見に従うなら「否定」されることにはならないのですか?
あと、いろいろ考えてきたこともあったのですが、本当に精神的な「体力」が尽きたのでここでやめます。
いろいろ書いてきましたが、映画について少し突っ込んだ話の出来る場所というのがほぼここにしかないと思っている点で、このトピは貴重だし、ここから引く気はありません。では。

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