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ヨコハマ買い出し紀行コミュの【小説版・ヨコハマ買い出し紀行】のネタバレはこちらで!

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というわけで、先日発売になりました、小説版「ヨコハマ買い出し紀行」に関する話題はこちらでお願いします!!

コメント(65)

■ sasanaoさん

> もしかしたら、芦奈野さんは、こうやって私たちがあーだこーだ
> やっているのを、外から見て「楽しんでいる」んじゃないかと

僕も、それはよく考えます。

自分のサイトを運営しながら、
「作者さん、見てくれてたりするかな〜」とか
「おいおい、その解釈は違うよ〜、とか慌てたりしてくれてるかな〜」とか
想像してほくそえむ日々です(←ほくそえまんでよし)

ファンサイト運営者の役得でしょうか?(笑)
何度か読み返してみました。
私は何事も鵜呑みにしがちで考察なんか出来ないですが、何度読んでも思うのは『綺麗にノベライズされて良かった』ということだったりします。

良いお話だったと思います。原作シーンでは情景やコマ割りが蘇りました。コミックスもまたゆっくり読み返したいです。


>まお さん
ああ! そうかサエッタ!
マッキちゃんじゃないし、誰なんだろ…くらいにしか思っていませんでしたが、彼女がサエッタだと、『いつも話』を聞かせていたのが彼女の両親だと考えるのは、何だか素敵ですね。


はじめまして、ハママツ在住のあかがねと申します。

発売日に購入して今日までチョットずつ、のんびりと読み、先ほど(了)に
至りました。
読み終えて何とも言えないほど感傷に浸ってしまいました。(*^_^*)

えっと、考察なんですが・・、まずエピローグですっかりだまされてしまった
わけです。
もちろん良い意味でです。
あたかも原作の続きを思わせるこの出だしにバッチリ引き込まれてしまい、
期待いっぱいに想像力をフル回転させてしまったがために途中までは、
原作に沿ったアナザーストーリーなのだと思っていました。

気が付いたのは「5 水底の星(p96)」にて、アルファさんの戦利品(笑)が
《ラムネのびん》であったことです。
原作では通称《海の色のビン》とされる、どうみても《コ○・○ーラ》の
ビンであり、作中では貴重なカラーベージであったため印象的な場面
だったからです。

そこでハッとしました。

この本はヨコハマ買い出し紀行のパラレルワールドであることに・・(汗)

・・と、すれば。

ココネさんや、マッキの登場が無いことも想像し得ると思いついたわけです。

ここからは勝手な妄想ですが、【宇布見=タカヒロ】説の判断は非常に難しい
と思います。ただし、タカヒロがオメガの開発者の一人だったと推測します。
それに至ったキーワードとしては、タカヒロの「仕事を、見つけるんだ。
飛行機とか、車とか、機械に触れる仕事」の後の本心《半分本当で、半分嘘》
です。
では、ここで一つ仮説を考えて見ます。
何が本当で何が嘘か?・・と考え、《機械に触れる仕事をする》が本当で、
《飛行機や車》という部分が偽装(嘘)であったとするならアルファへの
想いや、「6 時のらせん(p140)」の《僕が本当に恐れているのは・・・》
の部分が動機とすれば、《同じ船》に乗るための方法を探すことが目的だった
と想像します。
原作では、飛行機に乗って里帰りしていますが、小説でそのエピソードが
無いことからも、ロボットを研究していたのではないかと考えました。
結果的に研究結果を宇布見に託したか、または宇佐見が精神に異常をきたした
タカヒロなのかは、言動からはどちらとも受け取れてしまうため解りません。
ただ、埋葬場所を《海の見える丘の上》としたところが、小海石先生と
おじさんのお墓と共通しているところが気になります。
宇布見が最後まで生き延びた理由としては、ロボットを完成させられる
ほどの技術があれば、延命処置もできていたと考えます。

マッキに関しては、ハママツでタカヒロと幸せになって一生を終えたと
願うばかりです。(ホントは生きて登場してほしかったですけどね。)

ココネさんや丸子さんはエピローグ後の旅で出会いがありそうですし。(笑)

ちょっとばかし長文となりましたが、以上が今のところ思いついた考察です。

ちなみに私が想像していた、アルファ型ロボットの開発理由は、香月さんとは
部分的に同じく《記憶装置(レコーダー)》としてですが、記憶するだけならば
人型である必要はないわけで、そこから導き出した答えは、
《再現装置(プレイヤー)》も兼ねていたと考えました。
原作のA2レコードのお話では、再生できる機械が無いと保存された情報に
意味が無く、また、再生できても理解に難しいものでもその情報の真価
を見いだす事は困難であることが描かれています。
それならば、人間社会に適合してその営みを再現し表現できる存在として
人間に酷似したロボットが必然となったのではないでしょうか。

>sasanaoさん(コメント 21)
「いろんな想像ができて楽しい作品〜・・・それの究極の姿だと思ったりも・・・」
↑すっごく同感です。(*^0^*)
サブタイトルの「−見て、歩き、よろこぶ者−」に相応しい作品のひとつと
感じます。

----ココまでまとめるのに5時間(遅)・・・眠いので本日ココまで----



みなさん想像力逞しい…ww

つまり空想の余地がある物語ってことですね。きっと本当の歴史は先生の中にあって、核心は露にしないけれど、代わりにヒントをちりばめて、読者を様々な角度から楽しませてくれる。この小説もきっと角度の一つなんですね。
やっぱりすごく好きな小説の一つになりそうです(^-^)

これからもう一度浸ってきます。


いまだ1/3から読み進んでいません。(どかーん!)

コミックの後の世界がオメガの世界で、

でも、人はやっぱりどこかでしつこく生き残っていて、

そんで、オメガの後の世界がイサキの世界だったら

いいなー。(陸が無くなった反作用で今度は10倍になって)
>まおさん&sasanaoさん
作品への拒否反応を拒否しても・・・。

sasanaoさんの言葉を引用させていただきますが、
「素直じゃないなあ」って感じました。

否定も肯定も作品の存在が素で感じることですよね。
他がどのように感じて考えを述べるのかは、作品への自分の
純粋な評価とはかけ離れた場所に在るように感じられます。

私は「こんな風に捉える人もいるんだなぁ〜。」ぐらいで
考えていますが、如何でしょう?

ヨコハマはセンチメンタルになりやすい作品なので、その間に
いろいろと考えが巡り、物思いにふけるのは時間がゆったりと
していてとても心地よいです。
小説版でもその空気があり、また好奇心を刺激する展開に魅入
られました。
原作のイメージをここまで再現して、さらにその世界に引き込ませた
著者の熱意は原作者への敬意と感じています。

長々と偉そうなことを書きましたが・・
「小説も、とぉ〜っても大好きだ!」
っと言う気持ちが、伝わってほしいだけなんですけどね。(*^_^*)
ではでは。
>やまげさん
【コミックの後の世界がオメガの世界で、
オメガの後の世界がイサキの世界だったら】

なんて素晴らしいっ世界っ!考えただけでも
ワクワクします。

ところで、読み終える前にここに来てだいじょうぶッスか?
ネタバレが・・・。(心配心配・・・(-□-;))

ではでは、ごゆるりと・・ね。
> あかがねさん

香月「ぼくはこんな世界を想像してみたんですが、あれですよね、イサキって人の夜が来なかったら、、、って、そういうことですか?」

芦奈野「うーん、、、えへへへ(ぽりぽりぽり)、、、、。」

なーんてね。
> やまげさん

香月 「イサキって人の夜が来なかったら、、、って、そういうことですか?」

芦奈野 「いや、7巡ぐらいした宇宙における関東です考えてる顔

香月 「JoJo かよ!ふらふら
> ふきさん

(爆笑)

すいません。
トピの流れ(っていうか主題)から逸脱していました。
おとなしくします。あはは。
>まおさん
まおさんの作品の受け取り方は、私も同感な部分も
ありますし、それについて私が意義を唱えることは
本意ではないと思っています。

ただ、「コメント32」の拒否する古くからのファンに対して
・情けないです。
・作品を素直に鑑賞するという視点が欠けているからそうなるのです。
・ファンがこれでは。
・思い出に浸って古びていくのは勝手ですが、それを堂々と主張することが
 弊害でしかないと気付かないのでしょうか
っと、以上のコメントをされたことで拒否派からの発言を阻害している
ようにも捉えられます。

彼らも思うところがあって「小説版は肯定できない」と主張している
のであって、それを蔑むことがなぜできるのでしょうか?
それこそがフェアではないように思えてなりません。

それと、私はノベルがハンデを負っているとは捉えていませんので、
一作品として楽しんでいます。
故に決してハンデ戦とは思っていません。

以上です。

>sasanaoさん
作品に直接関係の無いコメントを長々としてしまいましたので、
その部分の自分のコメントを後日削除しておきます。
(^_^)自重しますね。ではでは。
否定派なんだけどね。

原作では、膨大な設定が練られていたんだろうと思うよ。


過去の出来事が忘れられた。もしくは語られなくなった世界(芦奈野先生の脳内で練られた膨大な設定)

その世界を、登場人物の視線から読者が『見て、歩き、喜ぶ』

足りない情報は想像力で補う。

それが俺にとっての『ヨコハマ』だった。


小説もそうであって欲しかった。
設定集なんて俺には要らなかったよ。
別に『好きだという人』を否定する訳じゃなく、単なる読後の感想です。

作品を作品として読んだ感想です。


こんな奴もいるんだな、と参考程度に。
皆さん、ヨコハマの世界をふか〜く読み込んだり、すこ〜し違う世界観に浸ったりと様々な受け取り方があって、見てて面白いです。でも、この小説を自分が読んだ時は、感情に翻弄された部分が多かったので、言葉の選択は上手くないかもしれませんが、ちょっと違う方向性でコメントを書いてみようと思います。

自分も背景を探ったり、歴史を思い巡らしたりという”理”的な読み解き方は好きな方なのですが、今回は”感”の影響が大き過ぎて、漫画版ではならなかった精神的挫折を経験してしまいました。
と言っても、何の事だか判んないかもしれないので説明しますが、まあ、単に物語に入って読み進むのにに耐えられなくなって一部を読み飛ばしてしまった、という事です。
どう言えばいいんでしょうかね。寂しいとか悲しいとか切なくて胸が締め付けられるとか泣きたくなる様で息苦しいとか天を仰いで大声で叫ぼうとするけど声が出ないとか静寂と離別と凄惨と孤独を足して割らないとか・・・、色々と言葉にしようとしてもなかなかしっくりと来ないんですが、まあ、そういう感情が溢れそうになりまして、それ以上読んでしまうと別の場所に飛ばされそうな重く静かに潰れてしまう様な感覚に襲われまして、途中を大分すっ飛ばしたんですよ。
正確には、文章から感情を取り込みながら読み進めていたのを、感情を読まないように状況だけを滑り読みしていった、とでも言えばいいんでしょうか。
最後のトコで、大分救われた感じがして、2回目以降は読み込もうとしたんですけど、なかなか上手くいきませんで、最近漸く軸がブレなくなりました。なので、こういう感想を書こうという気になったのですが。まあ、お陰で感覚的な記憶をかなり忘れてしまいまして、言葉足らずになってますけどね(笑)。
そもそも、感情って正しくは言葉じゃないと思うんで、どういう行動になったかの方が感情を表現している部分が多いと思うんですけど、そういう意味では”目を背けようとした”とか”逃げた”とかいう方が、この時の説明には合っているのかも。
でもこれって、作品に失礼な事になるんじゃないかと。けれど、外的要因で変化する感情の制御ってとても難しくて・・・。未熟者の所以ですが、作品に関わった人には凄く申し訳無い気になりました。

こんな感じであまり良い意味での感想とは言えないかもしれませんが、結局のトコロ、全部ひっくるめて言うとこの小説は”好き”という所に落ち着くんで、まあこういう感想があってもいいという事にしておいて下さい。辻褄が合って無いように聞こえるかもしれませんが、こういう込み上げて来る様な感覚に陥った小説は「青のフェルマータ」以来でして、久しぶりに感傷に更けりました。夕暮れに佇みながら、とでも添えて駄文を終う事にしましょう。ではでは。 Q
>Qターポンさん
「正確には、文章から感情を取り込みながら読み進めていたのを、感情を読まないように状況だけを滑り読みしていった、とでも言えばいいんでしょうか。」

そうなんですよ!ホント同じ気持ちになりました。よくぞ言ってくれましたっ!!
(実際、途中は感情移入すると辛すぎて、むしろ、その部分は原作を読み返して済ましたいと思ってしまいました。)
小説版は原作を突き詰めて考えると、当然導き出せるであろうダークな部分に
焦点を当てて書かれたのでしょうね。
芦奈野先生の絶妙な描写はその部分をよい意味で包み込んでいたんでしょう。
そう考えると、原作の凄さを痛感させられました。
とりあえず筆者のミサゴのキャラクターは違和感があったなぁ
出遅れてしまい買いそびれたら何処にも売ってない状況あせあせ(飛び散る汗)
でもなんとか探し出して来週手に入る予定ですぴかぴか(新しい)
色々な意見があるようなので自分はどう思うのか楽しみでするんるん

でもこれだけ売れて何処も売り切れ状態なのに
増版の予定が無い(11月14日現在)と言うのは・・・
初版は何部だったんでしょう??
そうですよね。
発売後ちょっとぼけぼけしてたら、あっという間にどこも売り切れになってて、私も手に入れるまでにだいぶ苦労しました。
初めまして。
私の場合は、書店、3件目にありました、児童書のコーナー。
いろんな絵本やはるかな昔、小学生の頃、読んでいた本と一緒に並べられていました。
八重洲のブックセンターでげとしました。
1Fの小説のとこと5Fにもあったみたい。

うん,これはこれ。
マンガ版でこーみいし先生が言い澱んでたダーク面が明かされたのはいいカンジ。
でも「アルファさんたちは"音"から生まれた」のあたりの詳細がなかったのは,月琴屋としてはすこしザンネン。
「うまく活性化しなかった人口細胞が,ある特定のメロディに反応した」――とかあったら,それにあわせて曲とか作ろうかと思ってたんですが。
ゼロ戦乙型あたりの…。
> "音"から生まれた」のあたりの詳細がなかったのは,月琴屋としてはすこしザンネン。

僕も残念です。原作を読み解くカナメの1つですから。

それと、初瀬野オーナーがなぜ帰ってこなかったのか?に触れていないのも残念です。
アルファさんの一番知りたいことでしょう。
宇布見=タカヒロならば、なぜ宇布見は、
・「アルファさん」と呼ばず「そのロボット」と呼んでいたのでしょう?
・「そのロボットはかなりの年代物だっていうからな」でなく、
 「そのロボットはかなりの年代物だからな」と言うはずでは?
■ 十四夜さん

あえて(笑)「宇布見=タカヒロ」を前提に考えてみました。

> 「そのロボット」
> 「そのロボットはかなりの年代物だっていうからな」

心の距離を置きたかったのではないでしょうか?

「今でも心残りな異性」を語る時って、
「もう興味は無いけどさ」と自分自身にも言い聞かせるような
距離を置いた表現を意図的にやっちゃうところ… ありませんか?ウインク
ふきさん、
それは お お い に あります。 (^^)v

ただ、僕も ふきさんと同じく、この小説を「数100年以上の遠い未来」と感じます。
サエッタ(の娘か孫?)が東をめざす『峠』よりもさらにのちの。

オメガは、作り手は宇布見ですが、タカヒロの生前の人格が(部分的にでも)
入ってるんだと思います。そのせいで、アルファさんの記憶の再生中に、
視点のぬしがタカヒロ自身へとスリップしたのでしょう("私"→"僕")。

六根(五感と意識)を媒体に記録する技術がもともとあったわけで、
タカヒロを波動発生源として「M-2レコード」の類いがハママツで作られ、
そこからタカヒロの人格を、タカヒロの死後ずっとあとに宇布見が、
胞子人造人間(人型キノコ)に注入し、それが成長・脱皮したのがオメガだと思います。
(人格注入をしないと、野生児ミサゴ族になる)。

エンジニア宇布見は、工匠タカヒロ家に代々伝わる"東方のロボット伝説"を
オメガに語って聞かせ、オメガへの人格注入時には、タカヒロ家のご先祖の
家宝(=創業開祖の人格レコード)を使ったのだ、と僕は想像しました。
やっとやっと本を手に入れ
晴れてこのトピを読める
日がきました

十夜さん
ふきさん
皆さん感じ方が素敵ですね

138P タカヒロの

しまった、と思ったときには、もう捕まっていた。

この瞬間、あぁと思って
一度 本から目をそらして
しまいました


時のらせんの章を読むのに一番時間がかかりました
何度かため息ついたり
う〜ん…と、考えたり…

読むまではアルファさん
メインでコミックスに
描かれなかった世界とか
期待していいかな、なんて
思ってたんですが

タカヒロの想いの強さに
胸が痛くなりました
(ちょっと感傷的かな)


読み終えて直後とはいえ
ヒドイ長文になってしまい
すみません


昔のラジオドラマCD聞いて
心 落ちつかせてきます

ようやく小説版を読みました。
ああ、これでやっと話に参加できる……!

時代背景と宇布見の正体の話で盛り上がっているようですが、私は原作最終話から百年程度後……少なくともサエッタよりあとの世代の話だと想像しております。タカヒロ=宇布見説だとすると、日常的に「コーヒーモドキ」を食べていながら、珈琲の作り方がわからない(=珈琲を飲んだことが無い)というのは、ボケているにしてもちょっと厳しい気がしますし、また、サエッタといったタカヒロたちの子供の世代がまだ十分生存可能な年代だとすると、きぬがさより大きな、人の集まるハママツの街で、無線機でいくら呼びかけても誰も応答しない、誰一人居ない、というのはやや考えにくく思ったので。

余談ですが私自身はどちらかというと原作の方が否定派でした。なのでこちら小説版をパラレルワールドとして見る、というような視点は無いですね。
我田引水ではありますが小文書きましたのでよろしければどうぞ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1026783978&owner_id=1976732
 2時間で一気に読んだ。
 約10年にわたった、マンガの長編の中で、最も謎で、しかもそこがこの作品の魅力の1つだった部分の、ある定式な1つの解。この本はそういった類の本であろう。
 
 他のレビューにあるように内容が薄い。核心部分の書き方はもっと工夫すべきである。(ま、私と同じで、工学系大学院卒としてはがんばったのかも知れない^^;)
 まあ、それは仕方がない。10年のマンガには比べ物にならない。マンガの紀行は謎をはらみつつ、ロボットの人を通して、人間の生の豊かさを表現してきたからだ。
 他にもっと、ノベルなどが同人でもたくさんの解として出ることを期待する。ぜひマイケルクライトンとかにも、書いてみてほしいものだ。
・・・
 いわゆる、アンドロイド・サイボーグ・ロボットなどの人工生物が、最初で最後に考えるであろう謎。それもやはり、存在の意味である。しかし、それは豊かに生きていく・時を過ごしていくとしか言えない仕方である〜という閉じ方である。
 (なお、人間は子供を作れるので、他に意味を見出せる点は視点が少し異なっている〜このあたりはレヴィナスが参考となろうし、これからの哲学や倫理学も発達しよう。)
 ただ、神と悪魔と人間とか、正と反と合だとか、文明と自然と産業とか、構造と脱構造と現前とか、こういった極化的手法で西洋文化が進んでいったために、反省されるべきものがあるだろうという、気概が生まれてくる。
 いままで、そんな考えに手がかりを生んだであろうのは、

? 映画『ブレードランナー』
 これは、この小説の解に近いかもしれない。しかし、創造主を否定するあり方は西欧的すぎてこの作品軍とはそぐわないなきがする。

? スタートレックシリーズの、優性戦争→アンドロイド データの誕生とその生活
 視点として、生活をおったとする紀行的な部分は似ている。この場合ハツセノ先生は、ヌニエン・スーンということになろうかw
 なお、優性戦争は・・・
1993年、地球全土を巻き込む戦争が勃発、”優性戦争である”。優生学的に作られた人間、”超人類”は、体力・知力などあらゆる面で旧人類を上回っており、歪んだエリート意識から地球支配という行動を起こす。
・・・2次大戦後の冷戦下の設定としてはなかなか面白かったものだ。

? スタートレック ネクストジェネレーションの1993年度
ヒューゴー受賞作品 ■「スタートレックTNG(TV "The Inner Light")」
 記憶を残すこと〜生きたこと〜生きていくことの考えがある。なかなか感慨深い。一度、見てみるとよいとおもう。
この程度でヒューゴー賞なら、ヨコハマ買出し紀行は、もっと良い賞とってもいいようにおもう。
ネタバレあり注意



小説の設定では、長寿命を求めて、ロボットとして全体を作るほうがたやすくできた。それを切り刻んで部品とした。
そのご、アウトブレイクによって、子孫が産めなくなり、人口が減った。
そして、完全なロボットを、オーナーが作ったという。
これでいわば、ロボットは人間の部品から、子孫となったということになる。
・・・
 しかし、この考えで行くと、有性生殖をする動物は、ほとんどいなくなってしまうんじゃないかな。鳩もいないだろう。ここまで発達した有性生殖を侵すアウトブレイクは、ちょっと起こりそうにないとおもう。
 また、タカヒロやマッキがいることから、動乱の時代が早く収束しすぎてしまう。ちょっと設定がつらいとおもう。
 タカヒロとマッキが結婚したということは、子孫そのものが全く出来なくなったというわけでもないと思う。
 アウトブレイク説よりも、子孫が繁栄しなくなったという謎の部分は謎として、そのために、生命科学の解禁が起こり、ロボットの人が生まれたと考えたほうがしっくり来ると思う。
 最期に、ココネが学校に行っていたことから言っても、ロボットの人が、ロボットの人を作って繁栄して行くという未来像のほうが、しっくり来るのではないか。
 そうなると、かなりコアなファンタジー物になってしまうが、未来としてはそういう世界が語られるべきだとおもう。
 沢山の人が沢山の意見、読後感をお話されているので、僕も倣いたいと思います。

 「船から水の中の覗いてて、帰ろうかなぁと思ってたら引き込まれた」
といった感じでした。
漫画のヨコハマ世界に浸酔していた僕には、小説後半までは否定的な目線が拭い切れませんでした。
しかし、ラストには良い読後感と単純な感動がありました。
同時に香月さんには「頑張りましたね。お疲れ様でした。ありがとうございました。」です。
言うなれば他人のヨコハマをどこまで受け入れられるか、そういう事だった気がします。前半部分の原作との相違点やタカヒロを主軸としすぎている視点は僕には合わないのかもしれません。でも好きです。ヨコハマ。

 オメガくんや宇布見さんをタカヒロ等、アルファさんの周りの人々や物々と結び付けようとする思考と志向は僕にはないですね。なんというか、そんなに世界は狭くない気がするからかな。
 ハママツには沢山の人が居たはずなので、タカヒロも地元には帰らなかったにしてもどっか行ったかもしれないし・・・。
 結びつけようとしなくても、間接的には全てオメガとアルファさんに関っているんだろうと思います。
あの世界は海の底から空のてっぺんまで全てが素敵な世界でした。

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