14: Ko Yuuse さん、
やはり、そう読めますよね。ロボット・アンドロイド・AIをあつかったSF作品は多いですが、近年の作品では、それを個人や企業が所有したり、廃棄したりする行為や、自意識をもったAIが、逆に独立を図ろうとする事が物語の発端になっている例が多いので、敢えてこだわってみました。でもオーナーとアルファさんの関係は所有者と所有物と言うより、初期量産型または試作型に近いAIを持つA7M2を、オーナーが自宅で人間として独立した暮らしを営める様に個人的な訓育や教育を行うための物だった様に感じます。その上で「イノセンス」でも語られた「人工的な人型を愛でる感情」もほの見える様な気がします。あるいは自分の義理の娘や姪に対する様な庇護の情なのかも知れません。こういう年長者の男性が年下の女性に見せる愛情は「ハンニバル」にも描かれていました。そう言うのなんとなく好きです。