核こそ人類のラスボスコミュの精神の被曝

ある日のやり取りより

何処までも愚かなのか。人類が全神経で核を嫌悪しなければならない時がとうに来ているというのに、今更そんなことを言っているのか。理屈を捏ねる前に、全神経で悪を嫌悪できない人間がこれほど多数であることが、人類の未熟の証左だ。一瞬間で国と数え切れない人生がぐちゃぐちゃに滅ぶなどということは、天災以外にあってはならない。それを人間が起こしてはならない。その理由は？現実に核で人類が滅ぶ可能性は？と聞いて答えられない者を馬鹿だ非論理的だと言って笑う者は果てしなく愚かだ。最悪の愚者だ。彼らは人類の破局を自ら招く理由を問われて答えるつもりなのか。そしてそれを起こし得るものを人間が大量に持っているのが、最低の現状でなくて他に何だと言うのか。この緊張に殆どの人間は耐えられない。次第、人は何処までも虚無的、ガス的、細胞的になってゆく。これは核擁護論者たちによる先の問の答えでもある。核は既に全世界、全人類の精神で爆発し、放射性物質をまき散らしている。体内被曝、いや、精神の被曝である。精神的抵抗力の弱い人々から順に、精神の放射線障害を発症してゆく。精神機能の低下、および沈黙、虚無感および無力感ならびに自己矮小感の増大、視力の喪失、産物への悪影響、精神的免疫の死滅、およびそれによる致命的愚物への同情共感果てや支持信仰挺身、思考の放棄、正義感への嘲笑、人生への気力消沈、消滅願望、その代替案としての破局願望と終末への期待、終りを待つ迄の暇潰し……

そして科学者は批判されなければならない。研究さえ出来れば悪魔の卵を喜んで孵化させる彼らを、法廷へ引きずり、裁判にかけなければならない。無罪であるとは絶対に言わせない。
運用者が極刑に値するのは、言うまでもない。
この裁判の法廷には、共犯者をすべて出廷させる。それは数十億人に上るだろう。