開かれた世界の中で閉じた無数の世界
何かを忘れてどれだけ経つのか 忘れた
街灯から伸びた影
夕暮れ時の時間が止まれば宣言しよう
「さぁ探検の時間だ」
燃え続ける雪のように美しい瞬間
自分の影に話しかける
「人生は祭だ。共に生きよう」
きらめきを感じて世界は不調和
鏡に散らばった分身たちと一斉につぶやこう
「私は生きている」
静止した時の中で時計仕掛けの静止衛星が照らし始めている
自分の影に向かって打つ独演説
「境界は広大なり。世界は境界なり」
押し潰そうと迫る夕闇に紛れて誓う
「私が境界だ」
困ったときには