いりこ姫のいりこ劇場コミュの【妄想】堂林君とファルシオン編３

ナレーション：磯村嘉孝

堂林先輩と俺は、今村さんの元に歩み寄った。

堂林君「たける、お前ファルシオンのニンジン知らないか！？」

今村君「ああ、あれか？あいつ、骨折しているらしいから俺がいりこに替えておいたが。」

堂林君「え…、ファルシオン、骨折しているのか！？」

今村君「ああ、そのようだ。だから、カルシウムが必要かと思ってな。」

堂林君「そうだったのか…。でも、馬がいりこを食えるのか！？」

今村君「ああ、それは心配ない。だってファルシオンは…。…あ、いや、ゲフッ、ゲフン！！…まあ、その…、他の馬とは違うからな。」

磯村君「…？」

今村さんはそれ以上語らなかった。

今村君「早く、良くなるといいな…。」

堂林君「ああ。」

その後、堂林先輩が家路についたので、俺は再びファルシオンの元に向かった。

しかし、ファルシオンはいなかった。

磯村君「安部さん…。寮に戻ったのかな？しかし、骨折してまで馬になったり先輩の相手をしてるのか…。大変だな。」

誰もいない馬小屋に1人いてもしかたないので、俺も帰ろうとした。

その時、隣の小部屋から物音がした。

磯村君「えっ…？」

誰もいないはずなのに、なぜ…？

俺は恐る恐るドアを開けた。

なんと俺が目にしたのは、ファルシオンの尻からファスナーが開き、まるで仔馬が産まれるがごとく中から安部さんが出てきた光景だった。

磯村君「えええーーーーー