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毛根解放同盟 コミュの日本ズラ批評界の衰退と、ズラ害頭皮訴訟の今後

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旧都 
 京都は今日よ明日よと増えすぎて湖に飛び込むどっかのネズミの如く、狂ったように大騒ぎして祇園祭体制に突入しているのだが、それ以上に年中祭りっ放しで大騒ぎなのは毛髪の伝道師・小倉智昭氏の頭部だ。お前の頭部はリオ・デ・ジャネイロか、と、咽喉が張り裂けるまで叫びたい。

 エスタンシア。

 しかし、そんなズラのファンタジスタのハイ・クオリティに比して、かつては『ズラ批評先進国』、『東洋の禿』と、全世界から拍手と喝采を浴びた我が国のズラ批評情勢は、死に絶えたゴビ砂漠よりも無残極まりないほどに荒れ果てている。筆者としても遺憾の極みであり、21世紀のズラ界を考えるに(というか、翌日の小倉のファインプレーにワクワクしてろくすっぽ寝れない、ということもあるが)、オチオチ夜も眠っていられない。
  
 例えば、街角で生え際が不自由な方とすれ違ったりすると、少し間を置いてから二人してケラケラと笑い出し、

 <b>「今の人・・・、ゼッタイ、ねぇ!」
 「だよね〜(苦笑)」</b>

 といった杜撰なズラ評が散見せられる。

 全く、『ズラ批評先進国』が聞いて呆れる有様である。この程度のカゲ口は、そもそもがズラ批評の『ズ』の字にも達していない低レヴェルなものであり、ズラのとば口にすら手を掛けたとは言えない。筆者の様なズラ批評一筋40年な人間にとっては、怒りと失望でどうにもやり切れなくなる瞬間である。まぁ、最もやり切れないのは、そのカゲ口が鉄板で聞こえてしまっている男の背中ではあるが。

 斯くの如きアカデミズムの片鱗すら伺えない次元の低いズラ評は巷に例を待たず、又、そんな程度のズラ評が多数の支持を得ているというのが、残念ながら今日の日本ズラ批評界の現実である。本当に、ただただ只管にやり切れない。

 古くは稗田阿礼から始まる日本ズラ界の悠久の歴史、冠二郎氏、加山雄三氏、パンチョ伊藤氏、キダ・タロー氏ら一級の毛根ファイター達を有し、あるいは名著『変われ日本人、蘇れ企業』の中で「蘇れ!日本企業」と言って全世界の良識派から<b>「その前にお前の毛根こそ蘇れ!」</b>と言わしめた脅威の味のり直貼り評論家・堀紘一氏、はたまた、国家元首たる今上陛下の傍らにおわしますウィッグと微笑みの王妃・美智子妃殿下に至るまで、正に枚挙に暇が無い程のズラ界の輝かしき隆盛を他所に、そのズラ界と切っても切れない、<b>よしんばズラ業界の方が切っても、こっちは死ぬ気で食らいついていく覚悟のある</b>我らがズラ批評界の衰退を見ると、本当に情けなく、悲しくなる。

 お前ら、目を覚ませ、と。

 「生ズラとの遭遇」という、正にこれ以上ないほどエキゾチックでダイナミックな瞬間にありながら、先の例の如く「ズラがズラであること」に終始してしまう愚かな行いには、筆者などは悲しみを通り越してその向こう側に一種の「勿体無い精神」を見てしまう。 

 例えば、新鮮な刺身の表面を少し舐めて「オイシー!」と言った二秒後に刺身を捨ててうまい棒を齧りだしたらどうだろう。
 イベントの度に訳の分からん貧乏ったらしいボール紙で作られた仮装をさせられても、じっと黙って耐えているカーネル・サンダースでさえも、この愚行には草葉の陰で縷々と涙を流すだろう、

 こんな恥ずべきことを、君達はやっているのだよ、コラそこの女学生二人!!

 ズラがズラであること、そこで学際的探求の手を緩めてはならない。即ち、「ALL OR NOTHING」式に「自毛 OR ナッシング」なゼロ・イチ思考でズラか否かを確かめる、そんな愚かしいレヴェルでズラを語らないで欲しい。それは他ならぬズラへの冒涜であり、そして形骸化したズラはズラとしての機能を失って一つの「記号」というレヴェルに迄退行して行くであろう。
 即ち、筆者が最大に憂慮するのは、今日のズラ批評界の衰退が、結果としてズラ界そのものの衰退を招くのではないか、という危惧である。そうでなくても事実、これは後述するが、「プロピア」なるズラ反動反革命勢力が着々と勢力を伸ばしつつある昨今なのである、我々は決してズラの、あの輝かしき伝統と文化を失ってはならないのである。

 先の女学生二人の如き、或いは、「アイツはズラかなぁ?」等という陳腐なことこの上ない劣悪なズラ批評を振りまいて一顧だにしない自称「ズラ批評家」諸君に筆者等「真のズラとズラのズレを求める会・百万人大署名運動実行委員会」はこう言いたい。

 <b>お前ら、ズラの火を消すつもりか!?</b>


 「ズラ」か「否」かは最早問題ではない、と強く申し上げる。
 「ズラ」・「ノン・ズラ」論争は、我が国では二十世紀初頭に克服されたテーゼでありズラ評後進国であったはずの欧米各国でも1945年代には解決していた課題である。それを今日の日本ズラ界に持ち込んで、一体何が進むというのか?もう結論は出ているのである。疑わしきは罰せよ!この精神に於いて我々はズラと正面から向き合うしかないのである。「ズラかな?ノン・ズラかな?」と迷ったら、とりあえず「ズラ」。こんな初歩的なジャッジメントさえも日本の若手評論家達は忘れてしまったとでも言うのだろうか。

 ズラがズラであること、それは何人にも動かしがたい大宇宙の真理であり、定説である。
 太陽を指して「あ、太陽だ。」と言っておればいい時代は最早終わったのである。我々は常に、その先を見据えて日々探求せねばならないのだ。
 この「あ、太陽だ。」に、一体どれほどの意味があろう?或いは、太陽が昇ることを指して「あ、太陽が昇ってる。」と言うことに何の意味があろうか?
 <b>そして、ズラを指して「あ、ズラだ。」ズレたのを指して「あ、ズラがズレてる。」ということに果たして、何の意味があるというのだ諸君!</b>

 暗黒時代と呼ばれた中世にまで、今の若手研究家達はこの日本ズラ界を引き戻したいのだろうか。
 ズラ最大の敵、禿の駆け込み寺である「剃髪」と「髷の月代」の二大鉄のカーテンに自由な言論活動が阻まれ、ズラ観察受難の時代とすら言われた長く厳しかったあの日々、街角を歩いても、一人のズラも観察できなかったあの悲しみの日々に、一体どれだけの同志達が散っていったというのだ!

 事実上のズラ解禁宣言である明治政府の髷全廃方針に、改めて我々は百パーセント同意することを確認し、ここに高らかと掲げる「被ズラの自由」と、同時に当然にして派生ずる「ズラを揶揄する権利」の二つこそが、日本近代の夜明けであったことを堂々と誇りたい。

 太陽は、昇る。
 それを認めた上で、それを其の侭にするのではなく、「では何故太陽は昇るのか?」と問うこの視座、これこそが我等人類をして一握の葦に捨て置かないほぼ唯一の根拠である。ズラが浮いている、そのことを踏まえた上で、では何故ズラは浮いたのか。風かな?湿度かな?留金フックの疲弊かな?と、ここまで議論を煮詰めて初めてズラを語る、ズラを見るということになるのである。

 近時、日本虚毛学会の総会にゲスト・コメンテータとして招かれた時も申し上げたことだが、今日日の研究者達にはこの熱意と情熱が無い。
 その結果が、小倉研究を謳いながらその実「今日もオグラさん浮いてましたね。」と、あたかも小倉智昭氏が座禅で空中浮遊したかの如き妄言につながるのである。

 そして、その集大成とも言える今日のズラ界が直面する最大の陰謀こそが、かの悪名高きプロピアと、その周囲に蠢く反革命の嵐である。

 プロピアはまだいい。その設立当初から明瞭に敵階級であり、打倒対象であることがはっきりしていたからだ。しかし、許せないのがアートネイチャー社の筆舌に尽くし難い裏切り、背信行為である。

 アートネイチャー社、アデランス社は長年、「より分かるズラ、より見えやすいズラ」を合言葉に、多年にわたって日本ズラ界をリードし続け、多数の有望な新人を量産し続けた。戦後のズラ界はこの二社がつくったと言っても過言ではないだろう。正にズラ界の二大巨頭、ズラのガリバー、ズラ界の翼くん・若林くん、ズラの故郷、ズラのちょっと小粋な隠れ家、<b>ズラの本拠地</b>であったのだが、アデランス社が「ズラじゃないズラ」たる反革命・プロピアの出現に、あくまでも従来通りのある意味被ることそれ自体が革命であるとすら言える様なズラを排出し続け、ズラ革命戦士を量産し続けているというのに、あろうことかアートネイチャー社は「ヘア・フォー・ライフ」等と謳った擬似プロピア商品へと路線シフトを行うという、信じ難い背信行為に走ったのである。
 
 あたかも、「お前らには、もう、ズラを揶揄する権利は無い。」とでも言うかの如く!!

 挙句、言うに事欠いてテレビCMでは、ナンタラ言うゴルフの親子に、二人して満面の笑みでこんなことを言わせている。

 <b>「生え際、OK!」 </b>

 これは最早我々ズラ革命勢力に対する挑戦状である。

 お前ら、そんなこと言って、そんなこと言って・・・

 <b>そんなこと言って、現状「生え際、<u>NG</u>!」な人の立場は一体どうなるというんだ!!!!</b>


 こんなバッド・エンドが許されるだろうか?
 長年、アートネイチャーの半可通な技術力を信じ続け、バレてない、バレてない、と、毛量どころか自分の心まで欺き続けた全国の毛根ファイター達に、ある日突然その製造元が

 「あ、アンタラのズラ、マルワカリかりやで。ヘッヘッヘ」

 と、匕首を突きつける卑怯な蛮行。


 こんな、
 <u><b>こんな面白いことが、許されていいのか!!!</b></u>

 いいのか、本当に。
 笑いが止まらない。
 これまでのアートネイチャーと二人三脚で歩んできたオッサンの半生が、
 <b>丸々「生え際OK!」の為のネタフリ</b>だっただなんて!!


 酷い!
 酷すぎる!

 そして、オモシロ過ぎる!!

 でも酷い!
 酷いけどオモシロイ!
 オモシロイけど酷い!

 酷い!

 とにかく酷い!

 でも、ありがとう!!!!!!

 みんなに、ありがとう!

 この世界の、すべての奇跡に!
 
 この世界の、すべての勇気に!

 ありがとう!ありがとう!


 ありがとう!!!


 (毛根の 下は涙の 悲劇人)

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