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経済読書会−東京経済政策研究会コミュの投資勉強会(第1回)活動報告

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テーマ:日本破綻を見据えた投資

課題図書:「日本破綻 「その日」に備える資産防衛術」(藤巻健史著)

参加人数:7人
主な参加者属性、職業:国家公務員、ウェブ会社経営、製造業勤務、医療メーカー勤務、起業家志望、事務員、etc

流れ:
・発表担当者のaryuから、投資をすることの意味と課題図書のポイントを解説。
・その後、各参加者が簡単に自己紹介。
・各自の投資戦略や注目している投資商品について自由討論。

議論:
1.投資戦略について。
・国債の売りをかけられる唯一の投資商品として、野村證券の「野村スーパーボンドベアオープン3」がある。国家破綻に備えるという観点からは魅力的な商品(主催者のaryuは購入済み)。今後、日本のソブリンリスクへの注目が高まれば、同じような商品が増えてくることが予想される。
・デフレの下では、預貯金の実質金額が増えるので、預貯金で運用するのは一定の合理性がある。
・景気の先行きを判断しながら投資を行うことが重要。景気の底で株を買い、ある程度回復してきたところで商品を買い、景気の山で債権を買うというのが合理的な戦略。(→これに対し、景気の山・谷を見極めることはそれ自体極めて難しいとの指摘)
・マクロ経済的には、経済成長の中で金融資産が拡大した日本においては、国、個人ともに積極的に投資を行うべき。自分で働くことに加え「お金に働いてもらう」という発想が重要。政府内でも、サブプライムがはじける前までは、ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)を作って戦略的に国の資産を運用していくべきとの議論があった。
・債券には株と違って「額面」があるため、価格の高低を判断しやすいというメリットがある。
・若年層は総じて貯蓄が少ないため、戦略的に投資をしたくてもその原資がないのが問題。金融投資よりも自己投資に集中する方が効率がいいという意見あり。(→これに対し、お金を借りて投資することもできる、あるいは少ない原資でも投資に向けようとする姿勢そのものが重要との意見あり)
・投資には「攻めの投資」と「守りの投資」がある。例えば、日本国債の暴落を見据えた外貨建て資産の保有などは「守りの投資」。これらを状況に応じて使い分ける必要。
 (※なお、参加者に「攻め」「守り」のスタンスをアンケートしたところ、攻めが5人、守りが2人との結果)

2.景気・株価の先行きを判断するための指標。

各参加者から、以下のような指標が紹介された。
・景気動向指数(内閣府が毎月講評)
・書籍の出版状況。本が出回るころには、その業界のピークは越えている。
・Google Trend(特定のキーワードの検索回数やサイトのアクセス数を時系列で表示するもの)。検索回数やアクセス数が増えている会社(特にWEB系の企業)は株価が上がる可能性が高い。

3.注目している投資商品について。

各参加者が自分が注目している投資商品を発表。
三四郎:REIT、不動産、資源関連の金融商品・株
 ※理由
 ・REIT市場には昨年秋ごろから日銀が介入しており、価格が上昇を始めている。
 ・少なくとも今後1年程度は、世界経済の回復に伴い、資源価格が上昇していくはず。
aryu:世界平均インデックス(ステートストリート、eMAXIS等)、日本国債の売り
 ※理由
 ・世界経済の動きに連動するため、比較的リスクが小さい。
 ・ポートフォリオに組み込まれているのはグローバルな優良企業なので、株価の上昇も期待できる。
Hさん:ETF(上場投資信託)
 ・取引の手数料が安く、流動性も高い。
 ・日経平均、世界平均、上海インデックス、金価格連動、ダウ工業指数など、さまざまな指標的な商品が購入可能。個別株を買うよりもリスクが少ない。

Nさん、Iさん:日本株
Tさん:ベトナム株のポートフォリオの見直し

講評:
 今回は「分科会」として投資勉強会を行いました。少人数で肩肘張らずに投資のあり方についてディスカッションしました。私自身は、5年前に中国株を売買して若干儲けて以降、投資熱が冷めてむしろギャンブル(パチンコ、競馬等)に走っていましたが、今回の勉強会で個人でも購入できる金融商品が飛躍的に多様化していることが分かり、改めて投資に興味を持つきっかけとなりました。参加者は男女ほぼ同数でしたが、本勉強会に参加するだけあって既に投資を行っている人がほとんどで、今後も投資を積極化していきたいと考えていました。
 投資の勉強は一人でするよりも、複数人で知恵・ノウハウを出し合って進めていくほうが効率的です。今回の勉強会を契機に、投資勉強会を継続的に実施していく方向となりましたので、「投資で儲けたい!」「預貯金だけで運用するのはちょっとつまらない。。」とお考えの方は、次回以降ぜひご参加ください。
 なお、次回は、私が「不動産投資(REIT含む)」についてプレゼンをさせていただく予定です。
(三四郎)


 私は6年以上前に定期的に投資の勉強会を開いていたことがあったのですが、今回久しぶりにこのような会を開けてとても懐かしく楽しかったです。どちらかというと、生活防衛や、リスク分散をテーマに取り扱うつもりだったのですが、参加者の皆さんの多くは、「儲ける」という点にスポットが当たっており、かなりの積極さを感じました。
 数年前では考えられなかったことなのですが、最近では日本の銀行と証券口座だけで、個人でも世界中の投資商品を扱うファンドマネージャーになれてしまうほどに、投資商品が充実してきています。日本が国家破綻するかどうかはともかく、私たちは人生のうちに何度も大きな経済のうねりに直面することは間違いありません。その時にこのような投資の知識の有無が、自分の身を守る大きな力になる可能性を再確認しました。
(Aryu)

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