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経済読書会−東京経済政策研究会コミュの投資勉強会(第4回)ETFとポートフォリオの活動報告

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■活動報告

投資勉強会(第4回)2012年1月7日開催の活動報告です。



テーマ:ETFとポートフォリオ

参加人数:28名

主な参加者属性、職業:国家公務員、経営者、エネルギー関連会社勤務、メーカー勤務、コンサルティングファーム勤務、金融機関勤務、ITエンジニア、大学職員、議員秘書、学生etc

流れ:
・発表担当の早馬より、課題図書の概要を解説(20分)
・5グループに分かれ、事前に用意した論点に沿って議論(50分)
・各グループのファシリテーターより討論の結果を相互に発表(10分)
・早馬から次回予告(5分)
・高橋さんより感謝祭を宣伝(5分)
・岩本さんより会員制を宣伝(5分)
・終了後、名刺交換(20分)

議論:

ポイント1:インデックス投資およびETFへの投資は有効か?
(仮説)
・個別株の投資よりもリスクが低く、初心者には敷居が低いのでは。(東京電力、オリンパスとの対比)
・各企業の業績・将来性・社会的責任に着目し、個別に企業を分析・応援することを放棄しているのではないか。他人任せにしていないか。
・中小企業は無視されないか。
・投資するより、自ら起業するべきでは。

【早馬チーム】
・個別株よりは怖くない
・コストが安いのが良い
・分配再投資できないのが良くない
・社会的責任の観点から好ましくない企業にまで投資してしまう点が良くない

【高橋チーム】
・長期か短期のどちらで考えるかによる
・インデックス投資は入りやすい商品ではあるが、為替やマクロ経済とかの勉強が必要では。
・マクロ経済の指標など、情報収集がカギ
・インデックス投資をしてしまうと受身になりがちなので、投資教育という観点からはよくない

【白熊チーム】
・長期的には有効。
・個別株は上場廃止のリスクがある。
・企業のライフサイクルも考慮しなくていい。

【山田チーム】
・起業はリスクが高すぎる(成功率が低すぎる)ので論外
・インデックス投資は有効。個別株の投資は時間がかかる。本業で頑張る時間を圧迫されるとつらい。マクロで捉えてざっくり寝かせるほうがいい。
・マクロ経済が得意な人であれば、ETFがよいが、それが苦手であれば個別企業の投資の方がむしろ簡単な可能性もある。
・積立派であれば、ノーロード投資信託に限る。

【斎藤チーム】
メリット
・指標を買うということで、個別株を買うよりもリスクが小さく、参入しやすい
・個別銘柄だとそれぞれの企業ごとについても調べる必要があるが、ETFなら社会的要因のみ気にすれば良くて楽である
・投資の入門として最適
デメリット
・個別株を買う時の良さを出せない
・価格がブレにくい印象がある


ポイント2:こんなETFに注目している・投資してみたい。こんなETF(特にユニークなもの)があれば欲しい。各チームそれぞれ3つずつ発表していただきます。

【早馬チーム】
・タイ、マレーシアなどアジアETF(さらなる成長が期待できる)
・コミケ、アニメETF
・海外各国レベルにまでETFを細分化して欲しい。
・シリコンバレーETF

【高橋チーム】
・高齢化ビジネスETF(介護ビジネスなどを事業としている会社に投資するETF)
・AKB(秋葉原)ETF(サブカルチャーなどを事業としている会社に投資するETF)
・東証REIT指数など不動産投資信託(途中脱線して、ワンルームマンション投資の話などで盛り上がってしまった。)

【白熊チーム】
・人の将来性にかけたETF
・金融システムリスクから切り離されたETF
・ファンダメンタルインデックスのETF

【山田チーム】
・インドネシアに興味があるので、インドネシアのETFが欲しい。
・ブラジルは天然資源が強いので鉄板。ETFも充実して欲しい。
・やはり実物資産。金がまだまだ行く。
・絵画、骨董品ETFなどがあると面白いのでは?

【斎藤チーム】
あったらいいと思うもの
・復興ETF(建築資材やインフラセクターから選択)
・教育関連ETF
今あるもの
・中国A株H株(中国投資の入門になる)


ポイント3:プチポートフォリオ作成、各チームでETFを活用したポートフォリオを作成してください。各チームで、何にそれぞれ何パーセント投資するか、またその理由を発表していただきます。
(前提)
・年齢35歳、メーカー勤務、給与が大幅に増える見込みは無いが、日本企業で定年まではある程度安泰。
・これまで定期預金を中心に貯金しており500万円の蓄えあるが、金利も低いので投資に挑戦したい。
・将来の定年後の年金の足しにする予定。

【早馬チーム】
完全に安定的・健康的な場合は、
・MCSI ACWI ex Japanインデックス・・・100%
現実的には、
・日本MMF・・・20%
・MSCI KOKUSAI インデックス・・・40%
・MSCI エマージング・マーケット・インデックス・・・40%

【高橋チーム】
日本の財政は破綻する前提で考える。
・原油先物・・・10%
・金先物・・・10%
・資源国MMF・・・20%
・残りを日本除くアジアで、株、債券、不動産で3等分

【白熊チーム】
日本企業に働いているため本業の仕事がうまくいかなかった時にリターンが得られるようなポートフォリオを検討
・カナダドルMMF・・・20%
・スイスフランMMF・・・20%
・A-REIT指数・・・10%
・総合商品指数・・・10%
・シティグループ世界国債インデックス・・・20%
・ボベスパ指数・・・20%

【山田チーム】
日本の財政は破綻する前提。破綻しなければ、給与や年金で安定なので投資で儲からなくてもOK。
・安全海外株・・・50%(S&P500)
・コモディティ関連・・・30%(総合商品指数)
・人口増加の激しい新興国株に・・・20%(新興国関連ETF)

【斎藤チーム】
・今後退職するまで20年間投資すると仮定
・現在の銀行利率(0.02%)よりも大きいリターンを狙う
・有事に備えて少し手元に現金を残しておくために、投資額は300万円とする。
・ポートフォリオの比率は課題図書のモデルを採用
ここでタイムアップでした。。。

講評:

今回はETFをテーマに取り上げさせていただきました。
ETFはコストは投資信託よりも安いけれど、個別企業は着目しないインデックス投資という面白みがない存在とも言われるため、開催前は少し心配しておりました。
しかし、勉強会本番では、投資に対する皆さんのスタイル(リスクのとり方)の違い、ETFをはじめとする金融商品へのニーズ、投資観点からの日本・世界経済の現況・将来など、盛況に意見交換ができました。
特に、今後成長性のある新興国に着目されている方が多く、投資について考えることは、世界経済の未来を考えることにつながると改めて実感しました。
今後も投資勉強会を継続して開催し、より実践的な観点から世界経済を紐解いていきたいと思います。
(早馬)

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