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眠れぬ夜の物語コミュの眠れぬ夜

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ねずみ年、今年3回目の年女。

来月満36歳を迎える。 27年前の事だが出会いは小学生低学年。 一つ年下。

彼は、今地元より車で1時間程の所にいる。田舎で言うヤンキー。地元のとある農業県立高校に入るも3ヶ月で中退。

その後、お寿司屋さんに修行しに行った。縁あって再会。

その時、18歳だった。何度と無く食べに行った。その時見た彼の大根の桂向き?今より18年経つが今でも鮮明に思い出す。 大根を薄く皮むきにしてそれを適当な幅に切る、それを少しずつずらし大根の千切りにする。
その時まで大根のつまはしゃかしゃかして切るものと思っていた。
連絡先も知らず、いつの間にか彼はお寿司屋さんをやめていた。
その後また縁があって再会。2度目の再会は2年後。
彼は大分では知らない人は居ない、チェーンだが大きな居酒屋にいた。
話を聞くところ、自分のお店を持ちたいらしい。そのためにはお寿司だけでは無く色んな勉強をしたいらしい。(のちに聞いた話だが。)
その後、彼は湯布院の老舗の旅館で修行。 私が25歳の時偶然にデパートで再会。奥さんとお子さんがいた。

今では、しっかりお店を運営している。 

お互い連絡先なんて知らない、縁が有る人とは確実に縁が有るんだなとその時つくづく思い知らされた。

今、その一つ年下の彼は大分で自分のお店を持っている。お寿司がメインだが。値段は無い、、、、用に言えば時価。 
 普通に食べて一人1万は行く。
そこに、一緒に行った事の有る男は2名。

一人は、20歳から30歳まで10年間共に暮らした。一般的に言えば内縁と言う言葉どおりの関係に有った男。

もう一人は、京都まで見送った呑みとも。
そう、思い起こせば付き合いは2年半。たった2年半だった。
 
京都にて彼の車を見送るも、まるで映画のシーンの様に時間だけ流れ、実感が無い。考える事さえ追いつかない、気が付けば京都の新幹線のホームにいて、新幹線に乗る事にも抵抗があった。(京都の駅に居ても仕方ないのに  苦笑)でも考えよりも理性で新幹線に乗った。乗って考えれば良いと思った。

帰る最中最悪だった。平日という事もあり、新幹線の指定席の周りはスーツ姿の男性ばかり。ただでさえ女性という点に於いて、目が付くのに、、、、、。
新幹線の中で私は声をかみ締めて、押し殺して、目を真っ赤にして泣いた。    

気が付けば、一人博多駅のホームだった。


7月下旬その呑み友とゴルフの帰り、スコアで、、。コースでお互い駄目出しをしていた所、先方の上司より電話が。その夜9月のイッピに東京の本社に転勤が決まった事を告げられた。 そろそろかなと心の隅にはあった事だが現実に間に受けると辛いことだ。 でもその時は実感が無い。それからの一ヶ月間は早かった。

先月8月25日勤務希望にて夜勤を取って休みと重ね有休を4日取った。 27日呑み友が博多を去る日だからだ。 26日は夜勤明け。仮眠無し、、、。
だからお世辞にも手伝いとは言えない荷造りを、形手伝いに行った。
27日、明朝6時半。小雨の中彼の車て福岡を出た。ルートは関門海峡を渡り、角島(彼は秋吉台の鍾乳洞が見たかったらしいが譲ってくれた)萩、日本海を左手にして出雲経由で宿泊は松江。関門海峡を渡る最中天気が思わしくないので秋吉台と悩んだが、結果選んだ角島は土砂降りだった。予定通り12時に萩に付き2時間で萩を回り吉田松陰を学んだ。その後、彼が石見銀山(世界遺産、当時ヨーロッパの銀食器の80%が石見の物らしい)に行きたいというのを旅館の工程上無理なことが判明して諦めた。生まれて初めて道なりに進む日本海がコバルトブルーという事は雨の中においても分かるぐらい綺麗だった。
19時半、松江の温泉街の旅館に到着。他のおかずを残しても、シジミご飯の美味しさには頭が下がる思いだった。次の日、1時間弱萩方向に戻り、出雲大社に行き二人で私の良縁を拝んだ。(苦笑)

雨の出雲大社は厳かだった。  

今でも目に焼きついている。

山の麓にあり威圧感に満たされた鳥居。今にも山伏が下りて来るんじゃないか、と思うくらいに目を見張る圧迫感の社は確実に時間が止まっていた。

そののち、出雲を出て宍道湖を回り松江城に行き、13時15分東出雲から京都へ高速の道のりを4時間で走った。

運転は4時間私がした。今思えば馬鹿だった。きりが無いだろうと思うかも知れないが、少しでも永く居たいのが本音だった。なのに、通常5時間の道のりを足早に4時間で行く必要が無かったわけだが、5時に京都に尽きたかった。どうしてもスズムシ寺に行きたかった。(こちらではあまり知られて居ないが地元では有名だ。)そこからは、早かった。
後悔していた、なぜ4時間も一緒に車の中に居たのに気の利いた会話が出来なかったのか、、、。なぜ別れを惜しむ話が出来なかったのか、、、。あまり会話の無い4時間だった。 なぜに?
彼とはこの2年半色々と遊びに行った。こうして車に遠出をしても博多に帰り次が確実に有った。今回はそれが無い事は認識できているが、様に気持ちが付いてきてなかった結果、錯覚をしていた。
本当は違うのに、心の片隅でいつもと同じ博多に帰ることを思い考えていた。

ありえ無い事だけれど、、、。そうも感じた。

だから京都で夕飯を最後に食べたとき、味は良く分からなかった。

せっかく美味しい物を食べたのに、、。

泣きながら食べた事しか思い出せない。

その後2日間、有休休暇を朝から呑んですごした。
ただひたすら呑んだ、3日目仕事に行ったが気が付いたら仕事中も泣いていた。(苦笑) 目を毎晩冷やして寝る始末だ。

自分でもわかっている、このままじゃいけない事を、、、。

私は彼の事が好きだった。

もう一度彼と向かい会って、京都で別れた時のような気分ではなく、万遍の笑顔でじゃあね!と自分にいいたくて仕方ない。

そんな女々しい、自分にお別れを言いたくて14、15日東京に行っても良いかと?聞いてみた。

却下されてしまった。  先方は事の内容を知らないからだろうが、、、。
(先方は先方で考えた事だろうが)

縁があったから、この呑み友と出会えた。
始めに話した、彼のようにこの呑み友とは何処まで縁があるのだろう。

でも、私は彼に会った事は生涯後悔はしないだろう、、、、、。

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