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農援隊コミュの豚の値段

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「飼い喰い:三匹の豚とわたし」(岩波書店)という、若い女性(内澤旬子)が千葉県に移住して、3匹の豚を1年飼育して仲間と一緒に食べるという、ユニークで面白い本がある。


その中に「畜産は儲かるのか」という欄がある。

筆者は食べる気で飼ったのだが、どのくらいで売れるのか調べてみると、2009年9月24日に千葉県食肉公社に出荷した場合に、3頭で44143円にしか評価されてない。1頭当たり14714円であるのに大変驚いている。

「養豚業は儲からない」と。

事実、1961年に養豚農家は90,7800戸で2,604,000頭(1戸当たり2,9頭)飼っていた。

ところが、1971年は、398,300戸が6,904,000頭(1戸当たり17,3頭)。
1981年は、126,700戸が10,065,000頭(1戸当たり79,4頭)。
1991年は、36,000戸が11,335,000頭(1戸当たり314,9頭)。
2001年は、10,800戸が9788000頭(1戸あたり906,3頭)。
2009年は、6890戸が9,899,000頭(1戸あたり1436頭)。

2012年は、6000戸弱で970万頭(1戸あたり1670頭){中国の豚が世界を動かす}(柴田明夫)


養豚農家は、どんどん減って、効率重視の多頭飼育でないとやっていけなくなったということである。

それで、消費者目線でこれをみると、卵のように、安くなった分だけいいじゃないかというとそうではない。

豚の値段は、格付けと重量によって決まる。

だから、農家は、格付けの上をめざし、体重を増やさなければならないと考える。

その結果、出荷前に、がぶがぶ水を飲ませながら成長ホルモン交じりの配合飼料をどんどん食わせて体重を増やしているとしたら、食べる気になりますか?

つまり、安全で安心な豚肉でなくなるということである。


ところが、神奈川県で成功している「みやじ豚」のように、養豚農家が飼育場所や方法を公開して・安全と安心を掲げて、自分でマーケットを開拓すると「養豚農家は儲かる」のである。

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