農援隊コミュの儲かる食品・儲かる農地

資本主義のもとでは、誰が何と言っても、儲からないものは駄目である。しかし、儲ければ良いというものでは、断じて、ない。

日本では教育が悪いのであろう。サラリーマンをして楽をしたいという教育があって、しかも、企業が悪いことをすると、「経営者は誰でも悪いことを平気でするのでは？」と、経営者以外の人が言う。そして、「資本主義のもとでは、誰が何と言っても、儲からないものは駄目なものです」と、前段だけの発想をする。それを批判して、マルキシズムのマインド・コントロールという人もいる。

なにしろ、毎年、無数の起業があても、５年後に生き残っているのは５％ほどで、それが９５％の失敗を補って、納税し、みんなが食べて、歴史は発展し続けているからでもある。

ところで、食品の場合、消費者の健康を無視した食品は、一時的に栄えることがあっても、次のような食品は、必ず、歴史の淘汰を受けて、いずれ消えていく。

１、周囲を海で取り囲まれ、南北に細長くて、高い山があり、気候が温暖で、雨量が豊富で、世界一食材の豊富な、日本で、テント栽培で暖房費を無駄に使いしつつ、環境を汚染しながら、旬や太陽光線を無視した「早期栽培」や「遅期栽培」をしている。

２、化学調味料・保存剤・防腐剤など、各種化学合成物質を使って、一見、人畜無害を装って、賞味期限を明示している、加工食品・インスタント食品・清涼飲料。

ところで、食材が持つ、栄養の種類と成分を維持したり・増加させながら、自然発酵させた、加工食品を作れば、安全で、賞味期限を明示する必要のない、健康食品をつくることができる。

例えば、大根をつくって大根で売ろうとすると、サイズの大きいもの・小さいもの、いびつな形のものなどは「訳あり大根」となって、格安販売をまぬかれないであろう。

また、化学合成物質をつかって、３日で脱水・３日で色・味・香りをつけ・即日真空包装して、一見清潔を装う、「タクワンもどき」は危険なしろものである。

ところが、塩だけで漬けると「白色タクワン」、ウコンと一緒につけると「黄色」、味噌でつけると「褐色」、醤油でつけると「紫紺色」、赤紫蘇と梅酢で漬けると「ピンク色」になる。それを、幼児や高齢者用に、細く刻んで、５つの細胞を擁する容器にいれて、『５色タクワン』として売り出せば、「訳ありタクワン」（無駄）を一掃して、全部の大根が５～１０倍で売れる、優れた醗酵食品になる。

大根のように、ほとんどの食材は、加工の工夫で、付加価値をつけた健康食品にすることができる。

売ることも・貸すこともできない・価値のない・税金を垂れ流すだけの・負の遺産となり果てた、耕作放棄地を使って、果樹や野菜をつくり、加工を工夫すれば、「金の卵」を生む鶏的な価値をもつ農地に変貌する。

しかも、環境汚染を防止しながら、消費者の健康を促進できるのである。

それだけに、世のため人のためにならない、消費者の健康を阻害する、飲食品は、必ず、歴史の淘汰を受けて売れなくなるであろう。