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梶芽衣子コミュの梶芽衣子、我が命

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はじめまして。世界中の女優さんで梶さんが一番好きな者です。「野良猫ロック」、「さそり」、「修羅雪姫」、「鬼平」のおまさetc。
数え上げたら切りがない素晴らしい作品の数々。
「寺内寛太朗一家」の秀樹のお姉ちゃんも捨てがたいものがあります(フィアンセが藤竜也!野良猫コンビ)。
最近お気に入りの作品は『銀蝶渡鳥』(シーンによって梶さんの衣装が全部違う!)、『ジーンズブルース 明日なき無頼派』(中島貞夫監督。ピラニア軍団ツートップの室田&川谷VS梶&渡瀬の攻防が見物)です。
以後、お見知りおきをお願いします。

コメント(35)

銀蝶は楽しいですねー。衣装も様々だし、それに合わせて髪形やメイクも変えているので、一本でいろんな梶さんを見ることができます。また、少々ヘタな「怪談昇り竜」の殺陣や、やや変則的な「修羅雪姫」の殺陣と違って、東映流というのか、長ドスでバシバシ斬りまくる立ち回りが小気味よいですね。
そうですね。「銀蝶」は和装、洋装両方の梶さんが見れますし、特にビリヤードの対決のシーンの梶さんのミニスカにブーツ姿や、ホステスの時の赤い肩なしドレスなど、珍しく男心をそそるシーンがたくさんありますね。最後は「東映方程式」によって、長ドスを持って渡瀬さんと一緒に殴り込みをかけるわけですが、この時も和装の梶さんの足のすそが、かなりはだけた感じでチラリズム。決してスケベ心で梶さんを見ている訳ではありませんが…。
こんなんやるそうですぜ。

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日活アクション映画の世界
Cross-section of Japan’s Cinematic Past [Part 1]
Nikkatsu Action Film

2006年8月1日(火)−9月24日(日)
主催:東京国立近代美術館フィルムセンター

http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2006-08-09/kaisetsu.html

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このうち梶さん出演作は、下記の8本です。

44 8/22(火)7:00pm 9/24(日)11:00am 縄張(しま)はもらった
45 8/23(水)3:00pm 9/14(木)7:00pm 大幹部 無頼
47 8/24(木)3:00pm 9/19(火)7:00pm 女の警察
50 8/25(金)7:00pm 9/23(土)5:00pm 反逆のメロディー
51 8/26(土)11:00am 9/19(火)3:00pm 野良猫ロック ワイルドジャンボ
52 8/26(土)2:00pm 9/20(水)3:00pm 新宿アウトロー ぶっ飛ばせ
53 8/26(土)5:00pm 9/21(木)3:00pm 野良猫ロック 暴走集団’71
55 8/27(日)2:00pm 9/21(木)7:00pm 組織暴力 流血の抗争

ちなみに、47, 52, 53 は、VHSもDVDも出ていません。
ううー!こんな企画があるとは知りませんでした。ありがとうございます。「反逆のメロディー」、「暴走集団’71」、「新宿アウトロー ぶっ飛ばせ」はぜひ見たいです。「組織暴力 流血の抗争」は来月、チャンネルネコで放送予定です。
蛇足になりますが、現在ファミリー劇場にて森村誠一原作の「腐蝕の構造」というドラマを放送中。まだ一回目しか見ていませんが、梶さんは大物代議士の息女という役柄。77年製作の作品ですが、目はなぜか松島ナミだったり、鹿島雪だったりしています。
はじめまして。お二人とも羨ましい。。。どうやって『銀蝶シリーズ』観たのですか?以前、CSで梶芽衣子さん特集をやっていて『銀蝶シリーズ』放送してたんですよね?その時に観たのでしょうか??当時CSに加入しておらず後から知って大ショックでした。
私は昔からどうしても観たくてみたくてたまりません!!!DVDはリージョンフリーを持っているので、どなたかブートでも良いので入手方法を教えて下さい。。。
>ブートでも良いので

....をパブリックな場でご紹介することはできませんが、ヒント。

たとえば "WANDERING GINZA BUTTERFLY" でぐぐる。
先週、古本屋の前を歩いていたら、棚の下に積まれた雑誌、ありゃ梶さんと目が合っちゃったよ、というわけで、つい買ってしまったものです。

野坂昭如....そういえば「けもの部屋」のユキの原型は野坂おじさんの「マッチ売の少女」なんでしょうね。

さて、1973年12月7日号、撮影は秋山庄太郎、編集後記のページに「ライトの前に立っているときはギラギラ燃えている感じだが、ふだんはひっそりとしていて、どちらかというと、シラケている女優さん」というコメントが載っています。

仮に10月頃の撮影だとすると、修羅雪姫を撮っている頃でしょうか。ナチュラルっぽいメイクのせいか、太田雅子的な面影もちょっとあります。
私は「銀蝶」を東映チャンネルで見ました。あの作品、梶さんが皮のツナギを着て、バイクに乗るシーンがありましたよね。監督の山口和彦は、ニューアクション期の梶さんの作品を観たのでしょうか。
それにしても、上の、のらねこ商会さんの画像、貴重ですね。「修羅雪姫」の頃の梶さんの顔は、とてもシャープな印象を受けるのですが、この画像だと、ちょっとふっくらした感じですね。
やはり女優さんは化けるのが仕事。なかでも梶さんは化けるのがとても上手い!
梶さんの「唯一のライブ」として知られる『新宿アウトロウショー』、当時そのポスターを描いたのがなんと花輪和一だったのね....ということを、ついさっき知りました。

下記のサイトから「花輪和一全画業」を選ぶと出てきます。女郎イメージの梶さんがいい雰囲気。ちゃんとライオンもいるし。
  http://www.agonashi-unso.com/kh/kh1.htm

ところで、このコンサートのテープが関係者のもとに現存していて、近年梶さん自身も聴いたという話がどっかのインタビュー記事にありましたね。怖いもの見たさで聴きたいな。でも出さないんだろうな。Hotwaxとかががんばってくれないかな。
「伝説」の『新宿アウトロウショー』のポスターを、花輪さんが描いているとは知りませんでした。花輪さんの絵も好きなんですよ。
本当にこの音源聞きたいです。演出が藤田敏八なんですよね。で、ゲストが三上寛にジョー山中、そして土方巽!ライオンの檻のうえで歌う梶さん!ちょっと想像しただけで、目眩がします。
できれば画像は残ってないんですかね〜!
当時実際に観に行った人のサイト。
  http://www7a.biglobe.ne.jp/~scoorap/
 ("Gallery"→"1973年の半券")

桃井かおりはともかくとして、あがた森魚って名前を見るのは何十年ぶりだろう。
話逸れますが…。
半年前に知人の映画監督に誘われてあがた森魚さんのライヴに招待して頂いて見て来ましたがアノ人凄いっすね。
なんてったってマイペース。
公演後に話しかけられてお話しましたがただのイイオジさんでした(笑)。
上のURL見ました。できれば、タイム・スリップして見に行きたいと思いました。文章を読んだだけで、強烈なショーであったことが伝わってきました。

大門正明とひし美ゆり子が、客席にいたとのこと。この二人「高校生無頼控」という作品で、濃厚なラブシーンを演じているんですよね。

「アウトローショー」な形でなくても、梶さんにはもう一度ワンマン・ショーをやってほしいです。選曲も「去れよ、去れよ、悲しみの調べ」からのように、しっとり大人の感じで。
その時は、女房を質に入れてでも見に行きます。
>ただのイイオジさんでした

いいなあ、いいなあ。彼は、三十年前も「ただのイイ兄さんが切々と歌ってる」雰囲気が漂いまくっていましたです。

ところで、半券ギャラリーには、やっぱりというか当然のことのように「もうひとりの黒い女」のチケットが。私は『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』はまだ観たことがないのですが、この映画の中で「かもめ」が流れていたと、どっかで読んで「おおおおお!」と思いましたよ。
むかしむかし、十代の頃、梶さんのLPを3枚持っていました。その後、人生流転してアンナコトやコンナコトがあって、ワーとかキャーとか言っているうちに、持っていたはずのレコードはほとんどすべて所在不明になってしまいました。

数年前までは、梶さんの歌を聴く機会ももうないのだろうと思っていた位ですが、3枚のうちの2枚は思いがけず紙ジャケCDで復刻されて再会。残りの1枚は、存在さえあまり知られていないらしく、Hotwaxのディスコグラフィにも掲載されていなかったので、まったくあきらめていました。ところがたまたま眺めていた中古レコード店のサイトで、見覚えのある梶さんの微笑を見つけて驚愕。衝動発注したのは言うまでもありません。

中身は『はじき詩集』と『やどかり』の2つのLPを足して2で割ったものに「修羅の花」と「ジーンズぶるうす」を加えたような感じです。発売時期は不明ですが、だいたい74年の中頃じゃないかと思います。「あやとり」「わらの上」のような佳曲や、長谷部安春が詩を書いた「嗚呼」が入っていたりします。

それにしても、このジャケ写は最強ですね。この梶さんと目が合ったが最後、買わないわけにはいかない。
弟はかなりのLPの蒐集家で、梶さんの『はじき詩集』や『銀蝶渡り鳥』、『梶芽衣子の魅力』、『やどかり』などを持っているのですが、別に梶ファンでもないのに、「売ってくれ」と頼んでも売ってくれません。となりの部屋にあるので、いいのですが。

確かに、左の画像の梶さんと目が合ったら即決ですね。

復刻された『去れよ、去れよ、〜』を初めて聞いた時は、逆の意味でまた衝撃を受けました。
>復刻された『去れよ、去れよ、〜』を初めて聞いた時は、逆の意味でまた衝撃を受けました。

最初に何を見て出会ってるかによって、そのへんは色々ちがうのでしょうね。私は、どこかにも書きましたが「さそり」や「修羅雪姫」をリアルタイムで観るにはまだ子供すぎ、寺貫も、足をひきずっている梶さんにはかすかに見覚えはありますが、むしろ続編の、男に騙されて意気消沈している風吹ジュンの方を覚えている位です。

TVドラマではっきり印象に残っているのは(タイトル等すべて忘れていましたがHotwaxの資料で出演者を照合すると75年の『夏の影』のようです):梶さんは一見幸福そうな家庭に不吉な影を落とす「謎の女」で、記憶喪失の男(木村功?)と暮らしています。男は記憶が戻るにつれて、自分を陥れ地位と妻を奪った企業の陰謀に報復しようとします。梶さんは彼の報復に協力するのですが、それが成就することは、彼が自分のもとを去っていくことでもある....というような立場だったと思います。ドラマの内容はその程度しか覚えていませんが、電話ボックスの中で涙を流す梶さん、その手に抱えた買い物袋から果物がぽろぽろこぼれていく映像だけが鮮明に記憶に残っています。で、映画館での出会いは、前にも書いたように「やくざの墓場」が最初でした。というわけで、私の知っている梶さんは「たいていいつも泣いている人」だったのです。きっとこういうファンは、少数派でしょう。
アメリカの梶マニアさん達が集まっているコミュ....
http://community.livejournal.com/meikokaji/

キミタチどっから持ってきたんだ?と思うような写真もあるなあ。
http://community.livejournal.com/meikokaji/3436.html
http://adgy.livejournal.com/484945.html
アメリカのコミュ見ました。
これは相当にマニアックですね。本当にレアな画像がアップされてますし。
こうした現象は、やはり『KILL BILL』効果なんでしょうか。日本の女優さんで海外で、こんなことになっているのは梶さんだけなんじゃないでしょうか。
>日本の女優さんで海外で、こんなことになっているのは梶さんだけなんじゃないでしょうか。

日本映画マニアは世界中にたくさんいるので、個別のファンを持っている日本人女優は少なくないと思いますが、今の梶さんのように広範な関心を集めた例はあまりないと思います。梶さんの演じたキャラが、日本という枠だけにとどまらず、世界の映画史の中でも、いかにユニークでインパクトの強いものだったかということですね。

個別の作品のレビューではなく"Meiko Kaji"をテーマにしたまとまった論評もかなりあります。代表的と思えるもの↓

Cult Sirens: Meiko Kaji
 http://www.cultsirens.com/kaji/kaji.htm
Meiko Kaji: “Woman walking at the brink of life and death”By Rikke Schubart
 http://www.medievidenskab-odense.dk/index.php?id=54
Blind Swordsmen & Vengeful Vixens - Zatoichi and Meiko Kaji
 http://accelerateddecrepitude.blogspot.com/2006_08_01_accelerateddecrepitude_archive.html

ただ、やはり情報不足なんだなあと思います。特に、野良猫ロック以前の日活時代の梶さん、またやくざの墓場以降の梶さんに関しては、ほとんど知られていないようです。また、重要な背景としての、1960年代後半から1970年代にかけての日本映画界の崩壊という事象についての理解が、海外の論者には決定的に欠けています。なので、梶芽衣子という存在がどこから来て、なぜ梶芽衣子になって、なぜフィルモグラフィーが1970年代までで途絶えているように見えるのかが、ちゃんと説明されていません。結果として、Meiko Kajiは、彗星のごとく1970年代の日本映画界に現れ、数本の驚くべき映画と、数曲の美しい歌を残して、忽然と映画界から姿を消した...と言わんばかりのノリになってたりします。それはそれである種感動的ではあるし、幻想は幻想のままにしておけという気もしますが。

もっとも日本でも、常に話題の中心にいた人ではなく、必ずしも情報が十分にあるとは言えず、また本人が嘆いているように、実物もさそりみたいな人だと思っている人々もいる位ですから、必ずしも海外だけのことではないのですが。
関係ないといえば関係ないんだけど。
 http://www.hataraki-anime.com/

原作のキャラクタ設定では声は大原麗子ふうだそうですが、そういえば大原麗子は六本木で遊んでいた頃の梶さんを知る貴重な(?)証言者の一人だったりします。
「マサコはミニをはいて若いコのたまり場『レオス』によく来たわ。ガッシリした男が好きだったけど、モテはしなかった。だいたい酒も飲まない、踊りも苦手。オトナシイもんだったのよ、あの頃は」(コピペ元:http://www31.ocn.ne.jp/~dub01/kaji.HTML)
私もてっきり梶さんは、野獣会のメンバーだと思ってました。
関係ないんですけど、『流血の抗争』を見ました。71年、長谷部監督。なのに「なんで?」という疑問だらけ。
当時の日活作品としては、なんともアナクロな感じ。エースの錠では、さすがにニューアクション的方向には行けなかったのか。それとも東映的方向に活路を見い出そうとしたのか(仁侠映画の専売特許が、東映だけとは思わないのですが)。
小料理屋を営む梶さんは、やはり綺麗であったり、可愛いっぽさが残っていていいのですが。
>私もてっきり梶さんは、野獣会のメンバーだと思ってました。

同様にメンバーと目されていて本人は違うと言っている有名人として、加賀まりこがいるそうです。まあ、溜り場の店に出入りしていれば、人脈・コネなどもその中で色々とできるでしょうから、メンバーか否かということ自体は、あまりたいした違いではないのかも知れません。

『流血の抗争』の梶さんについては『縄張はもらった』トピの中で少し触れたことがあるので、後程そちらでレスしておきますね。
『女優やめます −小説 梶芽衣子』


実は、ネタの仕入れの思惑が少しはずれて....という話。

井口民樹『小説 森 進一』(1974.1)の中に、関根恵子・吉永小百合・山本リンダ・よしだたくろう・ちあきなおみ・浅丘ルリ子とともに、梶さんの章があります。もう見るからに、芸能界スキャンダル実名暴露本!という匂いがプンプンして、わくわくするじゃありませんか。

ところが。

他の芸能人の章は、一応小説仕立てで、内容もそこそこスキャンダラスな要素を含んでいたりします。それに対して、梶さんの章だけは、雑誌初出時のタイトルが「人間梶芽衣子」と「小説」が冠されていません。梶さんが泉ディレクターと結婚する結婚すると言われ続けながらなかなか結婚しないのはなぜだろう、という話題を発端として、TV関係者や梶さんの学校の先生たち、昔の友人等への取材が淡々と続き、最後は梶さん本人への電話インタビューで終わります。しかも、話題も次第に結婚ネタから離れて、梶さんの人となりへの関心に傾いていきます。

完全に肩すかしを食った気分。

また梶さんの子供時代や家族に関する記述は、通説とは異なる点がありますが、デビュー頃の雑誌記事との矛盾が少ないので、むしろこちらのほうが正確かも知れません。梶さんの発言や人物像も、この本より後のインタビューと符合する点が割と見られるように思われ、かなりの程度「ノンフィクション」性があると感じます。ただし伝聞による記述には、明らかな事実誤認もありますが。

....というわけで、梶さんとの電話のやりとりの中から、ちょっと面白いと思った部分を、やや長めですが引用しておきます(続く)
--一つだけ、どうしても聞いておきたいことがある。あなたが人気をかち得た『さそり』と『同棲時代』で、あなたはかなり異質な役どころを演じている......

「かなりどころか、まるっきり違いますよ」

--でしょう? 梶芽衣子の実像に近いのは『同棲時代』のほうだと思う。

「私もそう思います」

--『さそり』のほうは、映画会社から課せられた商業政策上の役と割り切っているのか。あるいは、割り切れずに、負担になっていやしないか......

「あたしは、『さそり』のナミにも、自分との共通点を見出しているんですよ」

--ホホウ......

「ナミには、一本気な女らしさというものがあります。そういう意味においてです」

しっかりとした口調だった。その答えの明快さに、わたしは圧倒された。

--しかし、一本気というよりは、あなたは世間から、クールなとか、フテブテしいとかいうイメージで、とらえられている。

「私自身の態度が、世間の目にはそう映るんだな、ということを教わった気分ですね。私は映画界に入ったときから、性に合わなければいつでもやめる、という気持ちでやってきました。そういう態度が、無責任なふてぶてしさにとられるのじゃないかしら。
 私自身は、いつでも辞めるという気があるから、いつも自分に正直に生きていこう、自分を曲げてまわりに合わせていくのはよそう、と思ってきました。だから、これまで自分が納得がいかない仕事はしてこなかったつもり。つねに一生けんめいでしたよ」
BAILA 12月号に梶さんインタビュー、というのを小耳に挟んだので、ちらっと立読みしてきました(でかい女性誌なので売場で堂々と立読みしたり買ったりするには気が引ける)。

大筋は従来の梶さんインタビューと大差ないのですが、目に付いたポイントは...

1.さすが女性誌のカメラマンというべきか、梶さんのポートレイトがとても綺麗だ

2.どうやらレコーディングの企画が動いているらしい!
このトピのレス番9〜で話題にしていた『新宿アウトロウショー』の写真(平凡パンチ 1973.5.21)。

梶さん、アウトロウだぞっ、な顔してますな。

付いている藤田監督のコメントがなにげに面白い。

『カワイコちゃんの太田雅子時代は知らない。撮影所で見かけるときはよく笑う若い女優さんだと思っていたのが、いつの間にかキバをとぎすましていたのだろう。梶芽衣子になって、長谷部安春や私のシャシンに出始めたころには目つきが変っていた。3年前の「新宿アウト・ロー ぶっ飛ばせ」では、成田三樹夫の殺し屋“サソリ”にあえなくぶっ殺された筈の“笑子”ことメイコが今や化身して、さそりそのものになってしまった。カイコのように不満の糸を吐き出しているだけでは、シアワセって奴はつむげないと思った時期がきっとある筈だ。今はどうだ。映画がヒットして、レコードが売れて売れてどうにもとまらない現在、彼女曰く、ちっとも今が面白くない、だと。何かもっと面白いことはないの、ねえ、だと!?』
WPB 1972.5.9 金坂健二<恍惚>対談

『銀蝶』が公開済で『さそり』の撮影に入った頃の対談。

まだ「ポスト藤純子はどうなる?」なんて言われていた時期ですが、この対談も前半は藤純子や任侠映画の話、後半は梶さんには色気がないねえという話。何か、対談相手の金坂氏が「おもしろくねぇ女だなー」と思っているのが丸わかりみたいな雰囲気です。

この時期の梶さんのインタビュー類は、こういう感じが多い気がしますね。色気、ありません、恋愛経験、ありません、エロ、イヤです、若い男、興味ありません、年上の男、母性本能は感じます......

男性誌の記者やインタビュアにとっては、本当に取り付く島もないように思えただろうなあ。

「オンナの場合、恋をしてきれいになる人はまれだと思うの。よく、女優サンは恋をしないと成長しないといわれるが、ワタシ、ピンとこないのです」
梶さんが公に「恋人」と呼んだ唯一の男性。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070109-00000076-mai-peo
http://www.bluecomets.jp/interview/izumi.html
ご冥福を....
キネマ旬報7上号に梶さんのインタビューがあります。

ニュース的な意味での新情報があるわけではないのですが、少女時代、芸能界入りした頃、『笑顔泣き顔ふくれ顔』等、いくつかの転機になったできごとについて、やや詳しく語っています。

このインタビュー記事もそうですが、近年のまっとうな梶芽衣子評は、必ずといっていいほど「プロの女優」としての彼女を賞賛するのが相場となってますな。それはまあ確かにそうなのだけれど、いや、だから好きというわけではないんだけどなーと、少々違和感を覚えることもあります。

この人の、世間とは微妙に波長が合ってないって言うか、あまり世渡り上手とは思えない雰囲気が、役と絶妙に響きあうところが、たまらなくよいわけなんですが。
さて梶さんの「転機」の話題には、必ず出てくるマキノ雅弘監督による改名の話。

『マキノ雅裕女優志 情』には、そのころのことがマキノ監督側からの視点で書かれていて、いろいろ興味深いものがあります。

まず、足を折って寝込んでいるマキノ監督のところに日活の俳優係が女優を二人連れて押しかけてきて「一人は必ず出してくれ」。あきれ返った監督でしたが、結局、脚本にハマるということで、梶さんを選びます。で『日本残侠伝』の撮影に入る前、またしても日活の堀専務から「改名させてスターにするから名付け親になってくれ」と依頼され、名付け親になったからにはと、一生懸命演技指導もしたとのこと。監督が、もう一人の女優を指名していたら、我々の知っている「梶芽衣子」は生まれなかったかもしれないというわけです。

もう一つのハイライトが『日本残侠伝』完成後、梶さんの改名披露の席上。記者連中を前に張り切って壷を振ったものの、サイが壷に入らず泣き出しそうな顔の梶さんをなだめて、手本を見せてあげる場面。女博徒姿の梶さんは、我々観客の目にはクールでかっこいいんですが、ベテラン監督にかかると、むしろ気の弱いごくふつうの女の子、てな感じです。

そう言えば、石井輝男監督も、梶さんの印象として、素直でおとなしい子というような意味のことを言っていたような気がします。本人の意識としては、ブイブイ生意気で反抗的でいつも叱られていたというイメージですが、オトナ達の観方はちょっと違っていたかも。
このトピの 9〜14, 27 で話題にした『新宿アウトロウショー』の写真です。
週刊明星1973.5.20号

ちなみに『花輪和一全画業』のURLが変わっていました。
 http://hesohikari.xxxxxxxx.jp/kh/zz.htm
YouTubeで梶芽衣子さんを知ってから、その素晴らしい歌を一曲一曲、覚えようとしているところです。

https://youtu.be/_Q12XJj05vw
>>[34]

梶芽衣子さんが「さそり」でブレイクする前、日活の野良猫ロックシリーズ3作目で安岡力也と歌っている名曲でするんるん

https://www.youtube.com/watch?v=mFJy-Tg9K_Q

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