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ヘミシンク関西コミュの寝オチをしないために〜(ムンクさんのブログより転載)

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ヘミシンクを始めて最初のウチは、非常に『寝オチ』をすることが多いです。
で、それを防ぐためには、どんな方法があるでしょうか?

『瞑想』訓練は、その一つの手です。別のトピックでmew7さんが書いてくださりました『ヴィパサナー瞑想』は非常に効果的です。
『ヴィッパサナー瞑想』そのものについては、そのトピックを参考にしていただければいいのですが、『それが どうして寝オチに効果があるのか?』について、ムンクさんが自身のブログ
『体外離脱サラリーマン・とみなが夢駆のヘミシンク体験日記』
http://ameblo.jp/femiohji/
に書いてくださいました。

そこで、ムンクさん自身の許可を得ましたので、ここに転載させていただきます。

転載ここから----------------------------------------------------

ヘミシンクの寝オチと瞑想のススメテーマ:ヘミシンク
このブログでもたまに触れている「ヴィパッサナー瞑想法」について、先日あるマイミクさんがmixiのとあるコミュニティの掲示板に大変わかりやすい解説を書いてくれまして。

で今日は、そこに僕がさらに加筆した上で、「ヴィパッサナー瞑想」について考察していきたいと思います。

さて、僕はヘミシンク初心者のかたには瞑想もやることをオススメしています。

なぜかというと、瞑想は、ヘミシンクをやる上で最大の阻害要因となる「雑念」の呪縛から逃れるための、大変よい脳の訓練だからです。

ゴルフでいうなら、ヘミシンクを使って“不思議体験”をするのがコースに出てプレイすることだとしたら、瞑想はコースに出る前に打ちっぱなしの練習場に行ってスイングフォームなどの基礎固めをするようなものですね。
ヘミシンク体験をできるようになるための準備訓練です。

ではなぜこの訓練が大切なのか?

ヘミシンクを聞くと、気持ちよくて寝オチしてしまう…という人が大変多く、この寝オチを防ぐにはどうすればいいでしょうか…と、僕もよくアドバイスを求められます。

実は、この寝オチにつながる最大の要因が「雑念」なのです。

ヘミシンクというのは「バイノーラルビート」という左右で周波数の違う特殊ステレオ音響を聞くことで、脳を「変性意識」と呼ばれている状態に誘導するものである…というのは皆さんご存知の通りです。

この「変性意識」とはどういう状態かというと、脳の一部分はちゃんと「起きている」のに、脳の一部はデルタ波という、脳が深い睡眠状態にある時の脳波が出ている状態です。

脳が「寝ながらにして起きている」状態になることにより、僕らが起きて活動している時は知覚していないと思い込んでいる、「深層意識」とか「潜在意識」と呼ばれる意識の世界に存在するエネルギーを知覚できるようになる、というものです。この「深層意識のエネルギー」は「肉体などの物質を持たない、非物質の意識のエネルギー」と言い換えてもいいでしょう。

この非物質のエネルギーは確かに存在していますが、僕らが起きている時は、目や耳などを通していわゆる五感に飛び込んでくる「物質世界のエネルギー」の情報を脳が処理するのに手一杯ですから、非物質のエネルギーを脳が知覚しにくいのです。日中の、日が当たって明るくまぶしい場所では、携帯電話の液晶画面が見にくいのと一緒ですね。

そこで「変性意識」の状態に脳を誘導することで「顕在意識・表層意識」を知覚する脳の部分をちょっと休ませて、「潜在意識・深層意識」のエネルギーを知覚する脳の部分の働きを活性化させようというのが、ヘミシンクを使った脳のトレーニングなのです。

忙しく走り回ってばかりいては、道端に咲いている花の美しさには気付けません。ですからちょっと歩みを止めて、いつもは見向きもしなかった道端に目を止めてみましょう。すると、普段はまったく意識していなかった、美しく咲く花の存在に気付けるようになれますよ…ということです。

ですが僕らの脳は、起きている間は野ネズミのように激しく動き回って回転しています。体をじっとおとなしくさせている時でさえ、僕らは「言葉」という道具を使って脳をフル回転させています。

これが「雑念」です。

さて、静かな森の中では美しく響き渡る小鳥のさえずりも、大都会の喧騒の中では聞こえません。

これと同じように、頭の中に「雑念」という騒音が渦巻いていると、非物質の意識のエネルギーに自分の意識の焦点を合わせ、さらにその状態を持続することができないのです。非物質の意識のエネルギーの情報をうまく捉えられないのです。

しかもそればかりではなく、雑念が多いと、そもそもヘミシンクを使っても脳がうまく変性意識の状態に誘導されません。

変性意識の状態というのは先ほど述べたように、脳の一部は起きているのに一部は深い眠りについている状態です。

ですが雑念が多いと、この雑念に引きずられてしまって脳の一部を深い睡眠状態に持っていくことができず、浅い眠りの状態のままになってしまいます。夢を見ている時などに出ている、ベータ波のような脳波が出ている状態です。

これでは浮き輪を付けたまま海に深く潜ろうとしているようなものです。

おまけに、この浅い眠りの状態というのはとてもリラックスしていて気持ちがいい状態でもあります。
で、この気持ちのいい状態に脳全体が支配されてしまうと、脳の一部は起きたまま、そして一部は寝ているという変性意識の状態にたどり着く前に、脳全体が完全に寝てしまうわけですね。

つまり「変性意識」の状態に脳が到達する前に、睡魔の誘惑に負けて完全に寝入ってしまうわけです。

これが、僕が考えているヘミシンクによる寝オチのメカニズムです。

ですから雑念が多い日や、今日はヘミシンクでこういう情報を得ようという目的意識をしっかり持たないまま漠然とヘミシンクを始めると、僕でさえあっという間に寝オチしてしまいます…。

また、ヘミシンクでの寝オチには、この雑念という要因の他に、僕が「脳の筋肉痛」と呼んでいる脳の拒否反応があります。

ヘミシンクによるトレーニングというのは、僕らが日常生活においてはあまり使っていない脳の部分を鍛えることで、普通の状態では知覚できない意識のエネルギーを知覚できるようになろうというトレーニングです。

これは脳内に新しい回路を築くトレーニングでもあります。そろばんや楽器の練習と似てますね。

ですが、編み物をやったことがない人が、編み物をやろうとすると、慣れない細かい作業の連続に、だんだんイライラしてくるでしょう…。
そして編み物の手を休めて、ついついテレビを観たりお茶を飲みたくなったりします。

つまり、脳が疲れてきてイヤイヤを起こすわけですね。
試験勉強をしなければいけないのに部屋の掃除をしてしまうというのと一緒です(笑)。

ヘミシンクを使って脳内に新しい回路を築こうとすると、慣れない意識の状態に脳はイライラしてきます。
で、その状態から逃避しようとします。脳にとって一番簡単な逃避の手段…それは寝てしまうことです。ヘミシンクによって導かれていく「変性意識」の状態に、脳がイヤイヤを起こしてサボタージュを起こす…。だからいつの間にかグッスリと眠ってしまうのですね。

ですからヘミシンクをやるとすぐ寝てしまうという人は、ベッドで横になってやるのではなく、ソファに座ってやるなど、寝入りにくい体勢でヘミシンクを聞くというのも有効でしょうね。

さて、このヘミシンクの寝オチの原因となる雑念をコントロールする訓練としてとても有効なのが「ヴィパッサナー瞑想」という瞑想法なのです。

瞑想というと、雑念がわかないようにするもの…と思っている人が多いと思います。
ですが人間は言葉を使って思考しながら生きている以上、寝ている時以外は常に雑念が湧いてくるものなのです。雑念がわかないという人はほとんどいないでしょう。

ですから瞑想におけるポイントは、雑念が湧かないようにしようとするのではなく、雑念が湧いてもうまく断ち切ることです。雑念の連想ゲームをしないことです。雑念の連鎖という、その鎖を次々と断ち切っていくことなのです。

ではまずこの瞑想法の概要から。

この瞑想は「気づきの瞑想」とも言われていて、「今この瞬間の自分をありのまま観察していく」という瞑想です。
原始仏教の教えから取り入れられたもので、「ブッダの瞑想」とも言われています。

ブッダは人間が苦しみから解放されるにはどうすればいいかということを生涯問い続けました。その苦しみから解放されて解脱するためにこの瞑想法を考えたそうです。

苦しみの元は執着です。執着は自分が好むものにも、嫌うものにも発生します。 そしてその執着が新たな執着を生み出し、苦しみの連鎖が始まるとのことです。

その連鎖を断ち切るのがこのヴィパッサナー瞑想法です。

人間の心の働きは、
「意識」→「知覚」→「認識」→「反応」という順で物事をとらえます。

「起きている時は聴覚という意識が働いている」→「耳にピーポーピーポーという音が飛び込んでくるのを知覚する」→「あ、救急車の音だ、と認識する」→「あ〜、誰か交通事故でもあったのかな〜…と反応する」という流れです。

人間が生きている限り、自分以外の他者との接触は避けられません。ですから、自動的にこの矢印の順に物事を捉えます。

では、執着の発生を防ぐにはどうすればいいのか。そこで、執着の元になるのが「反応」だということです。「知覚」までやってきた物事を、これは何々の音だ…と「認識」し、その後さらに自分の心が、それに対して「好き」とか「嫌い」とかの「反応」をすることが問題になるとのこと。

最初は小さな「反応」でもそれは新たな「意識」を生みだします。そしてその「意識」に基づいて次の「反応」を誘発します。それがどんどん繰り返されると、簡単に取り除けない執着に変化するのです。

ですから「反応」することを自分の意図で断ち切って連鎖を止め、本来のピュアな心の状態にもっていくこと。
つまり「知覚」までやってきた物事を客観的に捉え、「反応」する前に次々と受け流していく技術を身につけようとするのがこの瞑想の目的です。

例えば道を歩いていて突然雨が降ってきたとします。身体に落ちる雨粒を感じるのは「知覚」です。その後、「こんな時に雨が降るなんて、なんてアンラッキーなんだろう」と思うのは「反応」です。ヴィパッサナー的には、雨を客観的に見て、雨宿りするか、傘を買うとかの行動を取るだけです。


さて、ヴィパッサナー瞑想を経験してみたい方は、こんな簡単な方法をちょっとやってみてください。

まず目を閉じて、リラックスできる場所で呼吸を意識してください。吸う息、吐く息だけを意識してください。鼻に入る空気の感触や、出ていく時の感触だけを客観的に感じてください。「吸います、吐きます、吸います、吐きます…」と心の中で実況中継をしていくのです。
で、空気を吸うときにお腹が膨らめば、「膨らみ」だけを意識してください。縮めば「縮み」だけを意識してください。これも「膨らみます、縮みます…」と心の中で実況中継をしていきます。

一度やってみればよくわかると思いますが、呼吸だけに意識をもっていくのがどれだけ難しいか…。ふっと気がつくと、全く違うことを考えている自分に気がつきます。自分の脳がどれだけ勝手気儘に振る舞う存在であるかということが実感できます。

そして、そんな自分に気がついたらまたすぐに呼吸に意識を戻してください。その繰り返しです。あきらめずに楽しんで呼吸を意識する瞑想をしてみてください。慣れてくると、かなり長時間呼吸に意識を固定することができるようになると思います。

そして、呼吸を意識できるようになると自分を見つめる準備完了です。そこからは自分が瞑想中に感じる「知覚」を客観的に見つめて受け流す練習です。身体のどこかに痛みを感じたら、「痛み」として受け流します。原因は考えません。外で何か音がしても「音」として受け流します。音の内容は考えません。

こんな感じで瞑想をしていきます。

このヴィパッサナー瞑想法の、もっと具体的なやり方については、

「日本テーラワーダ仏教協会」のホームページ
http://www.j-theravada.net/index.html

や、テーラワーダのA・スマナサーラ長老の著書などをお読みください。

読みやすくてわかりやすい瞑想法の解説書をたくさん書いていらっしゃる、しかも5か国語くらいペラペラの、ものすごい人です。

またここのHPの中にあるQ&Aのコーナーには、生きるのが楽になる人生のヒントもたくさん書かれていて、僕が大好きなサイトのひとつです。

このQ&Aコーナーもぜひお読みになってくださいね。

僕はヘミシンクのゲートウェイをやったらいきなりいろんな体験ができるようになりましたが、それもヘミシンクを始める前に、3か月くらい、このヴィパッサナー瞑想を毎日やっていたおかげだと思っています。
ですから、ヘミシンクのゲートウェイでなかなか体験ができないという人は、ぜひ瞑想も取り入れてみてください。

このヴィパッサナー瞑想をうまくできないという人は、ヘミシンクのメタミュージックを、聞こえるか聞こえないかぐらいのギリギリの小音量でかけながら、ヘミシンク音に意識を集中させる感じで瞑想をやってみるのもいいと思います。

コメント(2)

ムンクさん、ヒビキさん、ありがとうございます。

寝落ちの原因を具体的に説明して頂けて、
ヘミシンクと脳の働き、
ヴィバッサナー瞑想が何故効果的なのかが、
わかり易く理解でき、腑に落ちました。
有り難うございました! 

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