日本肉食党コミュの勝てる喧嘩、勝てない喧嘩を瞬時に判断する能力。

女性が肉食化したという人がいるが、これははっきり言ってない。ありえない。女性は、むしろ美しくなった分、脆く傷つきやすく臆病になった。それを隠すために“肉食”的なキャラが存在しているだけ。

生命的に、両方とも1,000を超える遺伝子情報を持つ、いわば完成された生き物である“女”は、劣化したY染色体を引きずる“男”とは根本的に生命体としてのポテンシャルが異なる。生き物として完成されている以上、“女”は生命としての存続を使命として持っている。

よって元来、XXの“女”は平穏を求め、XYの“男”は、“女”を守るために、必要であれば戦いや自らの死をいとわない生き物である。



ウーマンリブなんて言う言葉が聴かれなくなって久しいが、そもそもウーマンリブも男性社会だからこそ女性を立てる配慮や優しさをというもので、それを若干勘違いした声の大きい一部の女が声高に権利獲得を叫んだにすぎない。

男と女は生理的にも肉体的にも精神的にも、そもそも平等ではない。体の大きさ、筋力、等々、女は“女”であり、男は“男”であり、女が“男”になろうとしても、或いは男が“女”になろうとしても、それは自らの才能を削るに過ぎない。

むしろ“病気”に進んで向かうようなもの。女は“女”を、男は“男”を磨くべきであり、仮にFTMやMTFの中に３番目の“性”があるのならその“第三の性”を追求し、磨くべきなのである。この部分は、以前書いた“Z染色体出現の予言”に通じている。

必ずしも“男”の劣化がY染色体の消滅過程によるものだとは言い切れないが、女が“肉食”化して見えることは相対的な部分も大きい。



男の、記憶にも残らないようなちょっとした一言を、女はそれを“お守り”のように大事にする。そんな姿を見るたびに、女はやはりいくつになっても乙女だなと、だから愛おしい。





男であれ女であれ、人の心が乾くのは、一種の防衛本能なんだろうと思う。心の振動を、さも感じないような振りをする、あるいは感じない自分を正当化するには、心を乾かす以外に方法ない。だが、それは、とても悲しいこと。生きるという本能を失わせる。





心の震えをそのまま吐き出せる“場”や“人”に出会えれば、どんなに乾いた心も時間をかけて潤いを取り戻せる。だが、生きる実感を得られても、それが“平穏”や“幸せ”とは限らない。

本能は、男も女も、思いのまま振る舞い、語り、愛し、あるいは愛を求めるもの。

だが、それは何かしらの不安、ルール違反であったり常識、“和”、あるいは“社会契約”の中から排除される『ような気がして』、いわばリスクの予感がその本能を封印する。“善良な市民”とはそういうもの。“偽善”は、所詮その正当化。

だが、本当にその不安、つまり予想されるリスクは本当にあたっているのだろうか？



「勝てる喧嘩、勝てない喧嘩を瞬時に判断する能力。」



生きる力の根源はそこにある。



表現は乱暴かもしれないが、ビジネスも恋愛も、あるいは政治も、男であれ女であれそこは同じ。多分、現代人にはその能力が失われてきている。

現代人は、賢く、故に臆病になった。が、これは、賢く、ではない。勝てない喧嘩をしない、勝てる喧嘩しかしない、と言っているわけでもない。



勝てる喧嘩ならば、相手を傷つけないよう喧嘩をしない方法を見出す努力、優しさ、それでも戦わざるを得ない時は喧嘩の限度、そして敗者への賛辞。そして、勝てない喧嘩をするのならば、覚悟を持つ。

たとえば、そういう心の指標を立てることができなければ、喧嘩をすることはできないだろうし、指標なしに喧嘩をすれば、思いもよらぬ悲劇や破滅という結末に向かうこともあろう。

勝てる勝てないを瞬時に判断する能力が無い、あるいは足りない、そこで、ただただ最悪の悲劇の予感を何もしないことで回避する、漫然と生きる、心は乾き、不感症化していく。



喧嘩せずとも得られる『糧』だけで生きていくというのは、簡単に手に入れられる幸せだけで満足しましょう、手に入れるには難しい“ような気がする”ものを放棄し、あるいは誰かに依存し、他人の人生に委ね、周囲に目の届く程度の小さな“和”の中でおこぼれを待つ。そのために善良な市民になり下がる。



必ずしも“男”の劣化がY染色体の消滅過程によるものだとは言い切れない、と書いた以上、そこにはまだ可能性を残していると考えているからこそ、劣化したY染色体である現代の“男”の、生命的にやむを得ぬ部分を除き、「勝てる喧嘩、勝てない喧嘩を瞬時に判断する能力」を呼び覚ます。

これが、日本肉食党の思想である。