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人財会コミュの第33回議事録(10/11/18)

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【第33回勉強会】
日付:2010/11/18
時間:9:00〜10:30
出席者:宇田川・山本・田中・佐名木
■課題図書
『財務3表一体理解法』國貞克則著 3章13〜16 4章 5章1、2


【議事録】
・輪読
3章13〜16 (田中担当)
13.役員報酬を50万円支払う
役員報酬は利益が出ていなければ支払われないという考え方である。
役員報酬にかかる所得税2万を会社が一時的に預かる。
→BSに預かり金として2万計上
PLの費用分と実際の現金の流れが一致しないので、
間接法CSで預かり金の分を足し戻す。

14.商品の発送費用100万円を一括支払い
PLに費用として100万計上
CSでは、直接CSのその他の営業支出に100万計上され、
間接CSでは税引き前当期純利益ですでに引かれているので変化なし。
豆知識:直接法CSはPL的な(PLを反映したような)作り、
間接法CSはBS的な(BSを反映したような)作りとなっている。

15.短期借入金500万円を返し、利息50万円を支払う
PLに支払利息50万円計上、BSの借入金は0になる。
→借入金の元金の返済はPLに影響を与えない。
間接法CSでは支払利息が2重計上されてしまうので、
数字を合わせるために利息の支払いがくで足し戻しを行う。

16.「在庫100万円」を認識する
PLで在庫分の100万円を仕入れ代金から差し引く。
BSに商品100万円を計上。
間接法CS、現金化されていないので100万円を差し引く。

FB:
・とてもわかりやすく、毎回こちらの理解度を気にしてくれていた。
・板書に今説明している表題などワンワードほしかった。
・発表中、自分の考えやプレゼンを整理している時に空白の時間を作らず、「ちょっと待ってください」など自然と言えていた。
・豆知識もとても勉強になった。


4章決算書を読み解くツボ(山本担当)
1、成長性、収益性、安定性

財務分析指標を用いて、成長性、収益性、安定性がみてとれる。
成長性はPLの数字の毎期の変化を比較すればわかる。

収益性はp169に載っているものをもちいる。
例:売上高営業利益率をみれば、売上のうちの本業で稼いだ利益が見てとれる。さらに売上高経常利益率(営業利益に営業外利益・損失を含めたもの)と比べれば、営業外の活動の収益性も見て取れる。

安定性もp169に載っているものをもちいる。
例:自己資本比率 総資本のうちの自己資本の割合がわかる。
この値が高ければ借金も少なく健全な経営と見てとれるし、
低ければ負債でまかなっている部分が多いといえる。
さらに毎年値が上がっていれば、当期純利益が毎年出ているのであろうと推測できる。

2、PLとBSは操作されている!
中小企業のPL、BSは操作されていることがある。
BSは、費用で計上しなければならないところを資産の部に計上して、
損失を隠すことがある。例:繰延資産に開発費
PLは、架空の売上(次期にキャンセル前提の売上)などで売上高の水増し、
費用の非計上(先ほどのBSの話)などが行われる。

3、CSはどうなの?
CSは実際の現金の流れ表しており誤魔化しづらい構造になっている。

まとめ:PLとBSの数値は鵜呑みにするな!その代わりCSは信頼できるものである。
意見:操作されているのなら、財務分析指標も何の意味を持たないかもしれない。常日頃からニュースなどを見て情報を集めて、財務3表以外でも分析の目を持ったほうがよい。

FB:
・板書の流れが見やすかった。
・全体の流れがきれいに進められていた。


5章1〜2 (田中担当)
豆知識:
会計基準は学者たちの理論のすり合わせ、妥協で出来上がった面もある。
→理論と実際の乖離
米の会計基準が今のところ一番信頼性があり、米はIFRSを認めていない。
しかし、日経はIFRSが世界基準になるようなことを言っている。
会計コンサル、監査法人が利益、仕事を得たいために促している可能性も。
会計基準はその国の経済とともに発展してきたところもあり、
必ずしもIFRSが日本にマッチするとは限らない。

1、退職給付を適用し、「退職給付費用」5万円を計上する
退職金は、本当は給料からの積立という考え方。
→払う期に一気に費用としての計上はおかしい。
毎期費用5万を計上し、
退職給付引当金5万をBSの負債に計上してバランスをとる。
間接CSも引当金で差し引いておく。

2、「貸倒引当金」を10万円計上する
売掛金回収不能のリスクに備える。
費用として貸倒引当金10万計上。
BSでは売掛金から10万マイナス。
実際はまだ回収されないと決まったわけではないので、
間接法CSでは引当金を計上し足し戻しておく。
回収できたら引当金は0にし、売掛金の値も戻す。

【決定事項】

次回予定
日付:2010/11/25
時間:09:00〜10:30
本:『財務3表一体理解法』國貞克則著 5章3〜 (松本来れたら3章の残りも)
担当5章3〜6(宇田川)、7〜9(加藤)
※注意事項
3章の担当者は、担当箇所の取引を割愛せずに発表すること。発表時間が多少長くなっても構わない
(例:3章1〜4担当の増田君は、資本金と事務用品費とパソコン購入とホームページ作成の取引を全て発表する)
次回以降の本の選定:各自用意してくる(財務3表一体分析法でもよい)

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