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山上智の速報コミュの平成のXファイル・予測・3NO−200

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名前は、筆者。職業はオカルト・古代史探偵。
相棒のハンターは、ハッキングの名手で身元不明の女の子。
東京ベイテレビの「K」という謎の人物から毎回、不可思議な仕事依頼がある。

雲ひとつない秋晴れを眺めていると、ハンターがコーヒーを入れてくれた。この仕事もハンターのお陰でずいぶんと楽になったものだ。
「K」からのメールも、このところ入ってこないのでのんびりとしていた。

そう、「K」との出会いは、お台場にある東京ベイテレビの心霊番組の出演依頼か来た時だった。初めは断っていたが、あまりにもしつこいので、一度会ってから出演するのを決めることにした。
お台場の海浜公園を前にして、でかいビルが建っていた。左側に巨大な球体があるのには驚いた。何か意味があるのかなと思いながら受付へと向かった。
受付嬢が、待っていたかのように、
「18階のレストランに行って下さい。」
と、言われた。
レストランに入ると筆者の顔を知っているか、若い女性が近寄ってきた。
丁重な言葉で、
「どうぞこちらへ」
先頭にたって歩く後ろ姿を目で追うように、後をついて行くと窓際のテーブルに案内された。そこには、40歳後半ぐらいで、パリッとした白いワイシャツにネクタイも付けないラフな格好の男が座っていた。
窓の外にはレインボーブリッジの全景が見えていた。どこかの高級ホテルのレストランかと思うほど豪華な造りであった。
椅子に座ると、相手の男は名刺を差し出した。
「J・KIYOMIZU」と書かれてあり、部署も肩書きも無い名刺だった。
「今日は、お呼びして申し訳ありません。」
丁寧な口調で話しかけてきた。
「実は、見てもらいたい物があるのです。」
そういって、一枚の写真を出された。
良く見ると心霊写真なのである。
「どうですか、これは本物ですかね?」
本物であることには違いないが、何て答えていいものか戸惑っていた。何か試されているようで腹がたってきた。
心霊写真というのは、そんなに簡単に答えが出せる問題ではないのだ。よく低俗な映画などで心霊写真を題材にした物があるが、心霊の知識のかけらもない監督が撮るのだろうが、怖がらせれば良いだけだと思える内容で観る気も起きてこないのが実情なのだ。
「ごめんなさい。別に試しているわけではないのです。この写真が送られてきて、社内で検討した結果、情報番組で心霊写真のコーナーを作りたいとの結論に達したのです。」
「その為には、本物の心霊研究家に出演していただいて、鑑定してもらおうと言うことになったのです。」
さらに続けてKIYOMIZUは話した。
「本当に霊能者や霊媒師などがいるのですかね。それより心霊を研究対象としてきた人に依頼した方が視聴者等が納得できるのだと思いますが、どう思われますか?」
一方的に問いかけられた筆者は、相手に向かって本音を言った。
「この写真は、間違いなく本物ですよ。それも生霊です。」
相手は黙って聞いていた。
「それと、現代では本物の霊能者はいませんよ。まして霊媒師などというのはまやかしですよ。」
と、筆者は言い放った。そして、
「審神者(さにわ)という言葉を知っていますか?」
そう言いながら、テーブルの脇に置いてあったナプキンに漢字で書いて、相手に逆に質問をした。
「ええ、霊媒師に取り憑いている霊が邪霊なのか守護霊なのか等を見分ける人のことですよね。」
と、あっさり答がかえってきた。
これは、並大抵の心霊の知識を持った相手ではないと思った。
何は、ともあれこれがKIYOMIZUとの最初の出会いであった。そして、その頭文字をとって「K」と呼ぶことにした。

そんな事を思い出しながら秋空を眺めていた。
その時である。ハンターが驚きの声を発しながら、
「パソコンにメールが入っていますよ。Kからです。」
たしか、個人メールアドレスを教えた記憶がないので、驚いたのは筆者の方だった。

「月が欠けていると、交通事故が」
NO−200「朝日新聞・夕刊」1992年11月12日〜兵庫県

ハンターは反射的にキーを叩いていた。すると紙面が画面上に現れた。毎回のことだが、一体どのようにして新聞を捜すのか不思議でならなかった。
「兵庫県警交通部の発表ですね。」
ハンターは、パソコンを見ながら筆者に言った。
「とにかく、兵庫県警のコンピューターにハッキングしてみますね。」
画面に、交通企画課事故統計係の黒木月光(つきみつ)巡査部長との文字が見えた。
思わず筆者は笑ってしまった。
「月光さんが月齢の関係を調べているなんて。ウソだろう。」
ハンターもつられて笑っていた。

黒木巡査部長のが、「月が欠けている時には、なぜか事故が多い」と体験的に感じていたことから、気象暦などを使い、月齢と事故の発生件数との関係をパソコンを使って調べた。
1982年〜1991年まで全国の人身事故でみると、一日あたりの平均事故件数は、19万6163件。月の引力の影響が大きくなる満月、新月の時には平均を大きく下回っていた。
ところが、満ち欠けが始まるに従って増加し、引力の影響が小さくなる上弦の月の時には、19万9476件で最初のピークとなり、下弦時の二日前には19万9835件と最も多くなっていた。
また、同様に兵庫県内の過去10年間の人身事故を調べたところ、月齢と事故件数のグラフは、全国のものとほぼ同じ形になった。

「うむ、警察も月齢を無視できなくなったのか。」
と、心の中で考えていた。
科学万能の現代でも、古代天文学の英知を無視できないということなのだろう。そう考えながら報告書をまとめ始めた。


報告書NO−200
月齢と人間社会の生活の営みについては、古代より現代に至るまで連綿と生き続けている。
しかし、農耕民族にとって、季節を正確につかむことがもっとも重要であった。寒暖乾湿という季節の移り変わりをはっきりとらえることが、良い収穫を約束してくれたからである。
ただ、月の満ち欠けで季節を読もうとすると、一年で約11日の狂いが生じてくる。
中国では古くから、一ヶ月の始まりは新月の日《朔日》であった。はじめは冬至であったが、後代には立春ときめられた。一年が始まるというのは、太陽の復活であり、農事のはじめ、春のはじめを意味するのである。
ところで、自然の季節にも合い、しかも何年もたってもずれることのない基準は何かといえば、それは一年中で昼夜の長さの等しい日、および日照時間のもっとも長い日ともっとも短い日、すなわち《春分》《秋分》《夏至》《冬至》である。しかも中国では、一年の始まりを冬至とか立春に決めていたのである。
こうして気候に合わせた基準点をもとに、暦日を区切ったのが《24節気》である。何か古めかしいイメージでありながら、意外な科学性をもっていることには驚かざるを得ない。
今から2000年前の中国の『前漢書律暦志』という書物に《24節気》が書かれていたのである。

《立春》現在の2月4日ごろで、立春から春がはじまり、それはまた年の始まりでもあった。
ところが、それ以前の前漢の時代には、春は冬至からと考えられていた。
当時の哲学者劉安の『淮南子(えなじ)』には、次のように述べられている。
「夏の日至れば、すなわち陰は陽に乗る。冬の日至れば、すなわち陽は陰に乗る。昼は陽の分にして、夜は陰の分なり。陽気勝れば、すなわち昼長く、夜短く、陰気勝れば、すなわち昼短くして夜長し、冬至には陰気極まって陽気萌(きざ)し、夏至には陽気極まって陰気萌す」と。
それは、一日の日照時間をもとに考えると、冬至は日照時間のもっとも少ない日で、昼が一年中でもっとも短く、夜がもっとも長い。陰気が極まって、これから陽気が萌すという、陰から陽への一陽来復の日だというわけで、《冬至》から春が始まると考えたわけである。
とりもなおさず太陽や月だけでなく宇宙全体を観測することによって、人間の生活をより良いものにするために必要なのである。

現在、マヤ暦の2012年12月21日の「世界終末の日」が騒がれて、11月21日より映画「2012」が公開される。
いくつかの終末論は、2012年に地球の極が移動する“ポールシフト”が起こり最後の日を迎えると予言している。
しかし、これはあくまでもフィクションであり、世界終末という事は絶対にありえない。それは、前述した陰陽の関係を考えれば答えが出てくるのである。
この宇宙と人間との関係を考えれば「世界終末の日」などはありえない事なのだ。

ここにアニー・ベサントの言葉を引用してみる。

人間を知ることは神を知ることである。
神を知ることは人間を知ることである。
宇宙を研究することは、神と人間とについて学ぶことである。
なぜならば、宇宙は神の想念の表現(あらわれ)であり、人間の中に投映しているからである。
もしも真我が解脱を欲し、自己の正体が真我のみであることを知りたいのであれば、
智識が必要である。



お勧めブログ小説
「猪群山ストーンサークル殺人事件」金曜日UP
http://blog.fujitv.co.jp/inomureyama/E20091030001.html
「心霊研究家・小田秀人物語」水曜日UP
http://ameblo.jp/tomo1949/



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コメント(4)

私も終末論はありえない

ということでお話をしてきました。


自然科学という目を通して運命という時間を見ていると

あり得ない理論です。


アニー・ベサントの言葉

深いです・・・・・
うみねっさん

本当にそうですよね。
終末論があるならば、とっくに地球は亡びていますよね。

アニー・ベサントの言葉は、大好きな詩なのです。

コメントありがとうございます。
終末論はあり得なくとも…生き方、考え方を変えなくてはいけなくなる事象はあり得ますね

逆に、このままの世の中が続くことはあり得ません
地球が壊れます(笑)
カルネドール48さん

物の考え方によって人は、生き方までかわりますからね。

でも、大丈夫ですよ。

何かしらの現象が人々の心を目覚めさせますから。

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