「アメリカ地震学会」が10月4日に発行した地震学関連の権威ある学術誌『Seismological Research Letters』に、興味深い論文が掲載された。過去約150年間に発生した、“人間の活動が原因で起きた”地震のデータベースを作成したところ、その数はなんと728カ所にも達したという。これだけでも驚くべき事態だが、なんとその中には多数の死者を出した「四川大地震」(2008年、M7.9)や「ネパール地震」(2015年、M7.8)まで含まれている。そして、人工地震の脅威はまた、日本も決して他人事ではなかったのだ……。今回は、世界各地で過去にどのような人工地震が起きていたか、また将来、どこで起こる可能性が高いのか、じっくり考えてみたい。
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