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MOON〜ムーン〜LOVEDELICコミュのMOONに込められたラブ

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 MOONが未だに愛され続けているのは、そこにラブがあるから、でしょうね。

 初めてLOVEDELICの安達さんからお誘いを受けた時、私の職場からたまたま歩いて行ける距離にLOVEDELICがありました。まだ開発中のゲーム画面を見せてもらいました。プレステのゲーム開発には、プレステのエミュレーターという機械と、セットになっている開発環境があり、PC上でプログラムを組んで実際に動作させて、デバッグもできます。

 最初に聞いた言葉は「たくさん殺して勇者になって、ゲームをクリアするRPGってつまらないし、もう嫌なんだ。だから殺さない、助けるの」って。FFが大ヒットして、FFの後継や、他の会社のRPGもどれも似たり寄ったりだ、ということに初めて気がつきました。

 ゲームは開発途中で、たくさんのパーツに別れていました。楽器屋さんが「いとうせいこう似」だったり、楽しい仕掛けがたくさんありました。LOVEDELICは少人数の家庭的な雰囲気で、だれもが「楽しんで」ゲームを作っていました。

 当時、仕事の関係でゲーム大手のSEGAに出入りしていました。SEGAに入社する前からの知人も何人かいて、「機材搬入」の口実で社内スタジオ作業を見せてもらったりしていました。でも、サウンドもプログラマーもデザイナーも、誰もが同じことを言っていました「仕事がつまらない、上司はゲームのこと何もわかってない」と。SEGAは高速な3D処理や、リアリティーを追及していましたが、それはゲームの面白さとはあまり関係ありません。SEGAの経営陣が犯した重大な過ちでした。SEGAは結局バラバラになって、力のある社員はほとんど辞めて独立しています。ラブがなかった、のでしょうね。

 安達さんとのお話しは後日談もあるのですが、それはまたの機会に。

 ウチにはなぜかMOONのサントラが2つあります。1つは紙パッケージで見開きになっていて、CDは1枚です。販売用としてプレスされたものですが、販売前のもので「見本品」のシールが貼られています。MOON ORIGINAL SOUNDTRACKと書かれていて、デンパザルが飛行機に乗っている絵が表紙になっています。裏面ではデンパザルが飛行機の窓からMOONの世界を見ています。冊子「旅のしおり」が付属していて、MOON WORLD 7泊8日の旅、と書いてあります。1週間の旅でMOONの世界の紹介をしています。THERONIOUS MONKEYS AIR SYSTEMという航空会社が旅行を提供しています。このCDはゲーム発売後少し経ってからのものです。旅のしおりの最初のページに「MOON ゲームは最後の方まで終わっちゃいました?」と書かれている部分があるからです。

 もう1つはBOXセットになっていて、CD3枚とシール、絵本、曲の詳しい説明書が入っています。DAY SIDEとNIGHT SIDEがありますので、皆さんが持っている、あるいは探しているサントラはこちらなのでしょうか。BOXのフタには THE SKETCHES OF MOONDAYS …WE KEPT OUR PROMISE TO YOUと書かれています。WE KEPT…、「あなたと交わした約束を守り続けます」と。すごいラブです。

 MOONのサウンドにはもっと別のラブがたくさんあるのです。通常応募曲から選ぶ、という方法では手順を簡素化するために著作権ごと安く買い取ります。しかしLOVEDELICはそれぞれの曲を著作権協会に登録する、というとてつもなく面倒な方法を選びました。MOONが売れたらお金が入る、ということですが、それだけではありません。これは「ゲームを作ったのは私たちだけではない、楽曲提供者も一緒」というとてつもないラブが込められているのです。

 未だにわずかですが印税が入ることがあります。私もLOVEDELICと交わした約束を忘れることはありません。

 最後にちょっとした秘密を。以前書いたような記憶があるので、FAQでしたらごめんなさい。…私の提供した曲は2つありますが、何かの手違いか、あるいは安達さんの考えによるものなのかは不明なのですが「曲の題名が入れ替わって」います。曲調は全然違うのですが、題名が入れ替わっていてもなぜか違和感がありません。不思議なことですが。

 これらのCDは買ったものではありません。LOVEDELICが贈ってくれたものです。なので2種類ある、というのが本当なのかどうかわかりません。CDをお持ちの方からの情報をお待ちしています。

コメント(12)

読んでてちょっと泣きそうになりました涙

そうですよね、
そこにラブがあるから、
みんなMOONが好きで、
LOVEDELICが大好きなんですねハート
製作側とプレイする側がラブで繋がってるって素敵ですねぴかぴか(新しい)

サントラは2種類あるみたいですね。
(あまり詳しくないのに私が書いちゃってごめんなさいあせあせ(飛び散る汗))
1枚の方は、MOONが発売された当時に発売されたサントラだと思います。
3枚組の方は、2002年にファンの声で作ってもらえたCDですぴかぴか(新しい)

ラブに溢れたこのゲームの事、
LOVEDELICの事を教えて頂けて嬉しかったですハート
ありがとうございますわーい(嬉しい顔)
私も文章を書いていて、少し涙が出そうになりました。

そうです、マサミチです。お会いできて光栄です。私だけでない全ての楽曲提供者も皆同じ思いを持っているでしょう…。そこに「ラブ」があるから。
ちょびぃさん>私もじんわりとあったかいものが…
moonは言葉には表せなくて、何だかモヤモヤします。
でも、そのモヤモヤこそがラブ…なんですよね。

きりさん>そういうイキサツがあったんですか…
私は普段ゲームでもアーティストでもそうですが、気に入らない曲が必ず一つはあるのですが
moonはどれもお気に入り…いや欠かせない!といった感じで ちょっぴり不思議でした。
moon好きすぎるからかと思っていましたが、本当は好きすぎる方達が作られたからなんですねほっとした顔
って、きりさんは切替マサミチさんだったんですか(*>д<)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
きょろこさんのラブですねハート
seasidewalky(mistyislandがまん顔)、PSPに入れて通学で聴かせて頂いてます★
 切替マサミチさんでしたか…。あなた方の残してくれたラブは今も我々の中に息づいています。
未だにMOONを通して繋がれるって凄いね

今だから繋がりたいのかも知れないけれど


もっかいMOONやりたいなぁ
「もう 勇者しない。」
CMの中では何となくギャグテイストだったこの言葉も、実は、とてつもなく深い。
勇者をしないというのは、RPGにありがちなテイストを考え直すこと。
そして、売れ筋を追求するゲーム、その業界の在り方を考え直すこと。
勇者が剣を振るってモンスターを倒す、その形式が嫌いではないのですが、そうやって世界を救った後、ふと考えるのは、MOONの世界のアニマルたちであり、勇者であり、「もう勇者しない」という私たちプレイヤーの気持ちです。

余談ですが、MOONをきっかけにMD媒体にハマり、現在、うず高く積み上げられたMDを前に「これどうしようか・・」と悩んでいたりします(笑
当時、サウンドを選べるだけでも画期的だったのに、さらにそれがMDという次世代的なハードで、とてもドキドキしていました。
MOONのサントラは発売と同時に買い求めましたが、未だに宝物です。
・・・曲順については、ごめんなさい、気にしてませんでした;;
ある方からメッセージを頂きました。とても嬉しい内容でした。

 私はMOONとの間に、ある「奇跡」がいくつも存在しています。メールでお返事をしようと思いましたが、こちらに書くほうがよいと判断しました。長いお話しです。

 実は私とMOONの出会いそのものが、「奇跡的」なものだったのです。私はLOVEDELICがゲーム曲の応募をしているのを知りませんでした。職場の同僚が自分のバンドの曲を送るときに、貸していた私のテープも一緒に送っていたのです。私の曲が採用されたと聞いたとき、驚きました。

 私がLOVEDELICに呼ばれたことも驚きでした。安達さんに「なぜ、君の曲は音がクリアーなの?どうやって曲を作っているの?何か特別なことをしてる?」と聞かれたのです。私は特別なことは何もしていません。安物のミキサーに、単にデジタルリバーブをかけただけ、というスタジオミックスではあり得ない簡単な方法です。当時は良い音源があまりなく、楽器にだけはこだわっていましたが、楽器にこだわるのはミュージシャンなら誰でも同じです。

 なぜクリアーなのか。ここにも奇跡が存在します。

 私が初めて「音楽」と出会ったのは、小学生の時レコードで聞いたドビュッシーの「月の光」でした。この時点で奇跡が起きています。Clair de Luna、フランス語での正しい綴りはClair de Lune。

 私はこの曲をどうしても弾きたくて、中学からピアノを習い始めました。でも「印象派」のピアノ曲は非常に高い演奏技術が要求されます。ピアノを中学から始めたのでは遅すぎます。必死に練習し続け、自分の技術では弾けないはずの「月の光」を高校に入る前になんとか弾けるようになっていました。

 私はシンセサイザーを作りたくて、理系への道を選びましたが、友人が音大の作曲科を志望していて、作曲科専門の先生の所へ通うようになりました。私はその時「一緒にどう?」と言われて、オマケでついていったのですが、私はピアノのレッスンだけ。友人が楽典や和声学といったクラシック音楽の基本を学んでいるのを見ていて、いつの間にか私も覚えてしまいました。

 大学も理系へ進んだのですが、私の好きな作曲家の方が、伊福部昭氏(ゴジラの曲を作られた方です)の管弦楽法を宝物にしていました。当時もう入手不可能になりつつあった伊福部昭氏の管弦楽法第一巻だけは手に入れることができました。管弦楽法を読んでいるうちに、まだ習っていない対位法の本を買い、例題を全て解くことでいつの間にかマスターしていました。さすがに12音技法のレベルは挫折しました。でも作曲はまだできません。

 大学のサークルで、とても特殊なサークルに出会いました。これも奇跡です。このサークルは音楽部として認められていないのです。その内容は作曲すること、がテーマなのです。このサークルは現在も存続しており、高名なミュージシャンやアーティストを輩出しています。サウンドクリエイト研究会。通称サンクリ。「おしりかじり虫」は知っていますよね。同じ学部の先輩です。授業で一緒になったこともありました。

 周囲の人は皆個性のある曲を作っています。後輩たちも素晴らしい曲を作っていました。私はなかなかできません。そのときマーチン・デニー氏の曲のジャンル「エキゾチック・サウンド」と出会い、夢中になりました。同じような曲が作りたくて、作ってみたら、エキゾチック・サウンドではない、珍妙なものが出来ました。YMO、クラシック、エキゾチック・サウンドの根底であるJazzの技法、そしてクラシックの作曲法。どの技術も中途半端なままミックスされた変な曲は、なぜか高い評価を受けたのです。Jazzやポップスにはテンション、という複雑な和音が使われます。クラシックの技術でJazzをある程度解明することはできるのですが、本当のJazzはわかりません。クラシックの作曲法は無駄な音を排除し、複雑な構造の中に美しい音を生み出すように心がけます。この対極にあるものが合わさった結果が、僕の作曲の第一歩でした。

 複雑な音と無駄な音の排除、本来噛み合うことのないものが混合されているのが私の音楽です。難しいミキシング作業と言った本来あるべきものがない私の曲が、安達さんにとってはクリアーに聞こえたのです。 

 Clair de Luna。私とLOVEDELICを結びつけた奇跡。
>きょろこさん

 MOONコミュができたのもラブです。トピが立つのも、レスがつくのもラブです。一つ一つでみんなラブをゲットしています。

 私も1ラブゲット!(笑。
拝見していて,トピはもちろん涙の出そうなやり取りです。
今の時季にとても合った,冴え冴えとした宇宙の気の中に無数に漂うラブを見てしまったようです。

実はこの季節になってからずっと,仕事場で
「THE SKETCHES OF MOONDAYS」のMD(3枚ともひとつに放り込んだ)をかけっぱなしでした。
逸話をおうかがいできて,感動だと一口では言い難い“光栄さ”のようなものを感じました。

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