冗談放送コミュの「予告」冗談放送特番「デジタル文化大革命と音楽業界について」

さて、いつも「冗談放送」を聞いていただいてありがとうございます。いつもはスネークマンショーよろしくお笑い系をやっていますが今回は「冗談放送特番」としてのまじめなデイベート番組のお知らせです

この「冗談放送」そもそも「音楽業界の未来を考える会」から発したものです。これだけいうと何か飛躍した印象を受けられると思いますがこの冗談には２つの意味が込められています。

１つはパラドックスとしての冗談です。
ご存じの通り音楽業界は10年近い低迷を続けており、データを見ますと昨年の業界の総売り上げはピーク時の６割にまで落ち込んでいることがわかりました。これに伴い、底辺で働くクリエーターや演奏家たちへのしわよせは大きく、メジャーシーンでかなり実績のある人でも「アルバイト」をしないと食べていけない状態になっています。
まさにこれは「冗談じゃないよ」といいたくなる状態でして、こういう状態を何とか打開したいという思いが込められています。

もう１つはメタフォアーとしての冗談です
音楽業界が10年近く（数字上では98年がピークで昨年度まで６年連続前年割れ、今年度も昨年度を下回るのは確実ですから７年連続前年度割れになります）右下がりになっているのは周知のことですがそういう状態にもかかわらず、某コミュで某レコード会社のデイレクターと称する人間から現状を肯定するような発言を聞いて耳を疑ったことがあります。普通6-7年も売り上げが下がっていたら「この会社はやばいぞ、何とかしなくては」と考えるのが普通だと思うのですがこのような人間は業界では決して少なくありません。私はこれを見るにつけ業界の事態の深刻さを感じずにはいられませんでした。
冗談、英語ではジョーク、JokeといいますがこのJokeという言葉は冗談以外に「どうしようもない。お話にならないほどひどい」という意味があります。これほど長い間低迷を続けている業界でのこの発言ーこれをJokeといわずして何といいましょうか？　冗談には音楽業界のこの状態に関するメアフォアがあります。

つまり冗談放送とは音楽業界の今の状態を象徴する意味でつけました。そして今日はその音楽業界のこれからについて「デジタル文化大革命と音楽業界」というテーマでデイベートを行います。インターネットが音楽産業にどう影響するのか、Appleのi-tunesを含め音楽配信の今後の動き、パッケージはどうなるのか、音楽業界のしくみは今後変わるのか？変わるとすればどう変わるのか？

議論をしていきたいと思っております

司会は　私管理人のKyoji

パネリストは
つのはず誠さん　（ゲスト）ー音楽アナリスト　
アクトンベビーさん　－音楽マーケテイング＋ネットリサーチ
阿須成朗さんープロダクション社長　　
くるみさんor マリーさん-アーチスト代表

オンエアは年末の予定です。
お楽しみに