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被災地NGO恊働センターコミュの兵庫県西部地域の水害に関連して

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兵庫県西部地域の水害に関連して(第13報)

被災地NGO恊働センター 事務局
震災がつなぐ全国ネットワーク・緊急事務局

 あれから1ヶ月が過ぎ、被災者にとっては復興への第1歩を踏むだしたいのは山々です。しかし、残念ながらいつものことでもありますが、地域内で被害家屋認定の格差が住民同士であらたな亀裂を起こしているという事態も表れているケースもあります。そんな中で自らの自宅も被害を受けているにもかかわらず、何とか地域をまとめようと東奔西走しておられる自治会長さんのお姿は、時には痛たましく映ります。

厳しいかも知れませんが、思い切ってお一人おひとりの被害状況にあった支援策はないものかと願うばかりです。国は10日、佐用町にも激甚災害指定を発表し、県は一方で法律相談から、行政相談会へと積み重ね被災者の不安を取り除くべく対応に懸命になっています。こういう厳しいときほど、自助・共助・公助の相互の支えあいが問われます。私たち救援ボランティアも、被災地が復興過程に移行する風を共有しつつも、場合によっては周回遅れの救援ボランティアもありとし、一方で復興ボランティアの第1歩を踏みだしています。

救援ボランティアから復興ボランティアへの移行に際して、絶妙の被災者支援プログラムとして、被災者宅の床下に炭を入れようという活動を始めています。
全国から無償で炭を提供して頂き、炭の送料は日本財団と西濃運輸株式会社さんとでご負担を頂き、被災地まで炭を届けて頂いています。炭は、すでに全国各地から集まり始めていますが、まだまだ足りません。是非、みなさまのお知り合いで炭を焼いている方がおられましたら、仲介に入って下さり炭の提供をお願いして下さい。(詳細は村井まで。090−3160−3816)

 さて、災害直後からみなさまにご支援いただいていましたタオルは、おかげさまでほぼ足りている状況にです。被災者のみなさんは大変喜んで下さいました。この場を借りてお礼を申し上げます。ほんとにありがとうございました。次は、「縁の下のお手伝い」として炭集めにご協力下さればご幸甚です。よろしくお願いします。
*被災地に炭を送る活動の詳細は・・・・http://ngokobe.seesaa.net/
*被災地に炭を送る活動の関連情報は・・・・http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/544

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被災地NGO恊働センター e-mail ngo@pure.ne.jp
            URL   http://www.pure.ne.jp/~ngo/
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10 


【MLコミュホームページ】http://www.freeml.com/support_dis

コメント(5)

兵庫県西部地域の水害に関連して(第14報)
兵庫県西北部地域で水害被害のあった宍粟市、佐用町に復興支援センターが発足して、もう1ヶ月になろうとしています。この水害で行方不明のままになっているお二人の捜索も、まだコツコツと続けられている状態です。また、被災者にとっては暮らし再建に向けて一歩を踏みだした方も、また今も被災家屋と日々向き合うしかない方々もおられ、いつものこととはいえ災害からの復興の厳しさを突きつけられています。

そんな中で少しでもお役に立てればという願いを込めて、復興支援の一つとして佐用町および宍粟市への救援物資として名古屋から電化製品が送られました。冷蔵庫51台、テレビ67台、洗濯機25台、これから冬にかけて重宝されるハロゲンヒーター40台、石油ストーブ40台等4トントラック3台に満載でした。名古屋は2000年に東海水害を経験し、その関係者の支援の気持ちをレスキューストックヤードさんがお世話をして、リサイクル業者を介して届けられたものです。

また、地元のきらめき復興支援センター(佐用町)では、10月11日(日)下記のような内容で「佐用町復興支援バザー」を開催します。是非みなさん!新品に限らせて頂きますが、ご協力よろしくお願い致します。(バザーの件についての連絡先は、きらめき復興支援センター:0790-78-0830です。)

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台風9号災害復興支援
「佐用町復興支援バザー」の開催と物品提供のお願い

開催趣旨
8月9日に発生した台風9号の豪雨災害から1ヶ月余りが経過しました。被災地は、たくさんの救援ボランティアの活動により、復旧・救援活動から生活再建・復興支援の時期へと移行しており、仮設住宅への入居や早いお宅では新しい畳や家具が入り始めています。そのような中、高齢者世帯や身寄りのない被災世帯では、「畳があるだけで何となく落ち着く。なんとか家具も準備したけど、その中に入れる生活用品がない。」「これから秋から冬に向けて、暖かく暮らせる電化製品をどうして揃えたらいいのか。」と話されています。
佐用町役場では、大型の家具や家電製品等を集め、抽選受け渡しを行っていますが、収入が少ない年金生活者や大きな住宅ローンを抱えた世帯向けに、生活必需品や小型家電製品を中心に募集し、佐用町の被災者に安価で提供する「佐用町復興支援バザー」を開催します。是非とも、物品提供にご協力をお願いします。
なお、このバザーで集まった収益(定価の1〜2割程度で販売予定)は、被災者支援のための義援金として寄付します。

「佐用町復興支援バザー」開催期日・場所
開催期日 平成21年10月11日(日)
開催場所 南光生きがいドームと周辺(佐用町東徳久1946番地)

【物品提供の方法】
物品受付期間 10月1日(木)〜10月7日(水)
物品搬送方法 ? 佐用町社協 生きがいドームに直接持込む方法
? 佐用町社協(下記)に送付する方法
※いずれの場合も、送料については送付元負担でお願いします。

【提供頂きたい物品】小型家電、衣類、調理器具(食器類は除く)、寝具等
※すべて新品に限る。
・家電製品
 電気毛布、ファンヒーター、ストーブ、ハロゲンヒーター、こたつ、電気あんか、空気 清浄機、加湿機、電気カーペット、電気ポット、オーブントースター、ホットプレート、 電子レンジ、炊飯器、アイロン、掃除機、ドライヤー、など

・衣類・寝具
 セーター等冬物衣類、コート等冬用上着、冬物パジャマ、冬物靴下、スリッパ、サン ダル、など  ※子ども服含む
布団(掛け)、布団(敷き)、毛布、こたつ布団、冬物シーツ、など 

・ 調理器具
  なべ、土鍋、フライパン、など

主催  佐用町社会福祉協議会  きらめき復興支援センター
【物品の送付先/問い合わせ先】
〒679-5213 兵庫県佐用郡佐用町東徳久1946
TEL(0790)78−0830 FAX(0790)78−1700
兵庫県西部地域の水害に関連して(第15報)
 先日25日、兵庫県が「県西北部の豪雨水害の被災者が身を寄せていた避難所が20日に解消された。」との発表がありました。最後の2世帯6人が町営住宅への入居を希望しているそうですが、避難所解消期限の都合なのか、入居が可能になるまでいま避難している町営「笹ヶ丘荘」に住むことになるようです。でも、県は「笹ヶ丘荘を町営住宅とみなすことにした。」という判断のようです。災害の規模にもよりますが、これからも避難所の期限が終わっても、こうして旅館や企業の社員住宅などもその後の住宅として認知することで、(すべての被災者に通用しませんが)被災者の気持ちが前向きになるかも知れません。
ただ一方で気がかりなのは、笹ヶ丘荘は宿泊料を無料にしてくれたけれど、法的には町営住宅扱いということは、それまでの避難所と違って家賃はじめ諸々の出費が発生するということではないかということです。仮設住宅を選択しない代替の選択としての町営住宅であれば、一定の期間は少なくとも仮設住宅と同じ条件にすれば負担が軽くて済むわけですが・・・・。

 こうして、阪神・淡路大震災での教訓でもある被災後の住まいの再建については、できるだけ選択の幅を増やすということが必要だとこれまでの検証でも認められています。不幸にも災害で持ち家がなくなったとしても、少しづつ努力することによってまた自力で再建できれば感慨もひとしおではないかと思います。2006年のインドネシヤ・ジャワ中部地震のあと、増殖型住宅再建という方法が注目されたのですが、財政事情をはじめ一人ひとりの被災者の事情に合わせて住宅を増やしていく(増殖させていく)というこの手法は、苦しいけれども被災者に希望をもたらすのではないかと思われます。住宅再建にあわせて、生活再建のメニューも多彩になると再建途上において、もっと理想的な「暮らしのデザイン」が描けるのではないかと期待します。

いろいろ難しい条件もあるでしょうが、その多彩なメニューの中に是非こんな選択肢もあっていいのではないかと思われることに気づいたので紹介します。これは、元兵庫県知事であった貝原俊民氏が、阪神・淡路大震災を振り返って書かれた『兵庫県知事の阪神・淡路大震災−15年の記録ー』(貝原俊民著、丸善株式会社平成21年9月1日発行)に紹介されていることです。結果的に貝原氏はこれを採用しなかったが、こういう提案がきっかけになって選択肢が多彩になればいいのではと思います。その内容というのは、「一部の有識者からは、入居者が高齢者なのだから建築基準を緩和して、耐用年数20年くらいのローコスト住宅、いわば上質の仮設住宅を早期大量に建設してはどうかという提案がなされた。」というものです。ローコスト住宅といっても、例えば通常の半分のコストでできるのかどうかは判りませんが、現在では一般の市場にも積極的に参入してきているNPOで運営する建築業のグループなどにお願いすれば、災害に強く、それでいて耐用年数も20年どころではなくそれ以上の良質の住まいを建設できる可能性はあると思われます。NPOは良心的なので、何よりも何でもかんでも新築という選択ではなく、補修再建とか選択肢は複数になることは考えられます。私たちNGOも、阪神・淡路大震災以後提言として「災害後の住宅再建の道筋においては、避難所→仮設住宅→公営住宅もしくは持ち家再建という単線型ではなく、多彩な選択肢のある複線型にすべきだ!」と言ってきました。いづれにしろ、一人ひとりに丁寧な対応をして頂きたいと切に願うものです。

ところで、また10月3日から5日まで佐用町で足湯ボランティアに行きます。大学生のみなさんで一度いって見たいなぁと思われる方は、是非ご一報を!
  (被災地NGO恊働センター 078−574−0701です。)
兵庫県西部地域の水害に関連して(第16報)
 兵庫県西北部水害以来、比較的早い時期から避難所であった町営「笹ヶ丘荘」に、足湯ボランティアを派遣してきました。次の10月3日〜5日も佐用町で足湯を展開します。この内、5日の足湯ボランティア活動は、「平成21年台風9号災害による災害時要援護者に掛かる被災状況ヒアリング訪問調査」の対象となりました。足湯で集める被災者の生の声には、もちろん「災害時要援護者」の声も少なくない。この足湯で集める声をもとに、行政が丁寧に一人ひとりの被災者に向き合えば、被災者にとっての暮らし再建の道筋もより現実的に見えてくるだろうと思われます。そう言う意味では、行政は災害後の相談業務と平行してこの足湯ボランティア活動をもっと積極的に取り入れるべきだと提案させて頂きたい。

 ところで先日9月中旬の足湯では、佐用駅前の佐用郵便局が足湯の場を提供してくれたのです。郵便局で足湯をしたことは、一度もいままでにはなかったことだけに、大変嬉しかったし、またどんな結果になるのか興味深いものがありました。局長さんは「町の人がこんな風に集まることがいいと思う。普段は自分の家のことをしていてなかなか顔を合わせないし、是非これからも足湯をしに来て下さい。」と喜んでおられ、是非ともまた!とお願いされました。地域での郵便局は、ほぼ誰もが知っており、また郵便局側の人も場合によっては地域に住む人のことはよく知っておられる。実はこの郵便局も床上浸水の被害を受けているが、痛みの共有をしつつ、お互い様の精神で支えあいの場を提供したことになるようです。そういえば、この前足湯ボランティアに初めて参加された女性がこんなことを言っていました。
「(この活動は)被災者の方のニーズや思いを聞き取るだけではなく、地域の方たちが足湯の場に集まり、その場を借りて、近況などを伝え合っている。井戸端会議のようなものだ。ここへ来てはじめて聞く話もある。」こうしてお互いが創り出す関係性によって支えられるとすれば、相互に被災者同士で足湯をすればどうなるでしょう?また”足湯井戸端会議”に、専門家が同席していれば、場合によってはその場がそのまま暮らし再建のための生活相談会にならないでしょうか?

 先日の足湯の場では、70歳のお母さんが、若い娘さんに「フローリング(床の種類)の掃除の仕方教えてあげるわ!最初にサンドペーパーでフローリングを磨いてから板と板の間の黒カビになった部分に、タオルをくくりつけたお箸を使って、フローリングの溝にあてギュッギュッと上から押しつけながら拭くんよ!」と教えてあげている姿がありました。実は、こういう風に暮らしの相談会が始まっているのです。そもそも井戸端会議ってそういうものですよね!

 余談ですが、佐用郵便局で足湯ができるようになったのは、日本防災士機構の方たちが佐用訪問に来たときに、お願いしてくれた結果です。全国の郵便局が災害後こうした活躍をしてくれたら、かなりありがたいのですがね!?
 実は、この防災士機構も、暮らし相談のための井戸端会議も、阪神・淡路大震災からの教訓として提案されて形になったものなのです。
兵庫県西部地域の水害に関連して(第17報)

 前号(16号)で、佐用町での足湯ボランティアについてレポートしました。今号も、同じ足湯の話題ですが、被災者の会話から水害で恐ろしい目にあった犬の話です。足湯に来られた被災者の指に血が付いていたので、ボランティアの彼女が「どうしたんですか、これ?」って聞いたら、「犬に噛まれたの!」という訳です。もう少し事情を突っ込んで聞いてみると、こんな会話になりました。

「今日雨だから、、雨降ったら、犬が吠えて怖がるんです」
「犬も怖かったんやと思います」
「そう言えば、〜さんとこの犬、、死んだみたい」
「そうそう、犬がプカプカ浮いてた、あん時」
「〜さんとこの犬、、いつも朝、散歩させてたのに、最近見ないけども、、もしかしたら死んだん違うかなぁ、、でも本人に聞かれよ。そんなこと聞かれんよ」
「かわいそうになぁ、、あん時、いっぱい犬や猫も死んだんよ。。。」

それを聞いていた隣で足湯をされていた被災者も、
「そうそう、、うちとこの猫もねぇ、棚と棚の隙間からでてこんようになってしまって、、ずっとキャットフードも食べてなかったけども、ここようやく2週間ぐらい前くらいからちょっとづつ食べるようになったんよ、抱いてやると外の様子もチラッと見るだけで顔を私の胸にうずめている。離してやっても初めはぐるぐるして廻っているだけ、ウロウロしてもちょっとだけ」
「そうなん、犬も猫も、人間と一緒、、怖いんよ、水が、、そりゃあ、、あんなに水が来たら、、ねぇ、、、」

それを聞いた彼女は、、
「うん、うん、、だからうちとこの犬も、、怖いから、、噛んだんやね、私の手」

ということです。実は、これと似たお話は以前宮崎に水害があったときにも聞いたことがあります。水害で取り残された犬が、何時間も郵便受けの上に乗っかっていて、助かったのですがやはり雨が降ると震えているそうです。今の犬は野生化していないからか、”犬かき”が出来ないから、こういうときに泳げないそうです。
災害時のことを考えると、別の意味でペット対策を考えていなければならないということです。
兵庫県西部地域の水害に関連して(第18報)
あの水害から2ヶ月あまりが過ぎました。宍粟市も朝来町も佐用町も、被災者と住民のみなさまは復興に向けて懸命に取り組んでおられます。現地の社会福祉協議会に事務局を置く「きらめき復興支援センター」も、10月11日に水害後初めての大規模な復興支援バザーを開催し、多くの企業や関係者のご協力の下成功裡に終わったという報告がありました。また、その前後も毎週のように、合併前の各地域でのバザーや復興市が開催されており、今日も久崎地区で「ほっと一息つきましょう 久崎元気村」というイベントが行われました。これには名古屋のレスキューストックヤードさんのご尽力でせとものが寄贈され大変被災者に喜ばれたというお礼の電話が早速入ったほど、超人気だったようです。

また、地域によっては「15年前の阪神・淡路大震災でお世話になった!」ということで、新鮮な野菜市を神戸で開催するという交流をされているところもあります。さらに、阪神・淡路大震災の時に、子どもにお絵かきの機会を提供し心のケアーに活躍した方が、佐用町に「出張アトリエ」を開くということもされます。
久崎の元気村祭りは、同じ佐用町内の被害の少なかった旧三日月町の方々が、「ほっと一息つきましょう!」と開かれた催しです。こうして、被災地佐用はお互いが励まし、支えあいながら一歩一歩再建に向かっています。地震に見舞われた阪神・淡路大震災の地域との交流も活発に展開されています。

一方、まだまだ課題も残っています。特に水害の根本的な原因である山林や河川の整備という大事業もこれからです。
私たちは大きなことはできません。でも小さな力を合わせて、コツコツと小さなことの積み重ねはできます。これまでも全国の多くの方々に支えられ、タオルを提供して頂いたり、床下に入れる炭を提供して頂いたりして、被災地に寄り添って来ました。これからも無理をせず、被災者と共に復興の道のりを歩んでいきたいと考えています。

残念ながら、もうほとんど兵庫県西北部地域の水害のことは忘れられています。被災地では、まだ浸水した床下を乾かすために、床板をはがしたままの姿が痛々しく目に入ります。被災者自身が、もう水害のことを忘れてホッとすることができるまでにはまだ時間が必要です。みなさま、もうしばらくご支援の程よろしくお願い致します。

なお今後は、これまで発信してきました「兵庫西部地域の水害に関連して」という被災地レポートは、「佐用を支援する炭プロジェクト」実行委員会(仮称)からのレポートに掲載させて頂く形で送るようにさせて頂きます。同プロジェクトには、このレポートを送り続けてきた被災地NGO恊働センターと震災がつなぐ全国ネットワークも、参画あるいは協力団体として一緒に被災地支援活動を続けています。2ヶ月余りにわたって、このレポートを受け止めて下さりありがとうございました。
 *「佐用を支援する炭プロジェクト」実行委員会(仮称)の事務局はNVNAD(日本災害救援ボランティアネットワーク)が担われます。

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