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源実朝…金槐和歌集コミュの基本:源実朝を知る。

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一番は「吾妻鏡」を読むことなんですが…これも岩波文庫版があるにもかかわらず、現在品切れ中。また、古典文学全集あたりを調べてもなかなかないです。学術的価値が高い本は、こういう仕打ちをよく受けます。

それでは取りつく島がないので、部分でも読める本。

小林秀雄「モオツァルト/無常ということ」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101007047
歌人の手に拠らない、現代的実朝論の嚆矢。もはや定番。「モオツァルト」も絶品ですが「かなしさ」を土台としてそれぞれの論を展開している点で古臭い感じはあります。しかしこの本で歌人実朝は詩人として甦ったといえます。実朝の代表作はほぼすべて網羅、歌人特有の知識的観点を排した点は見事の一言。

太宰治「惜別/右大臣実朝」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101006105
上記小林秀雄の著述とよく引き合いに出される小説。独自の解釈で吾妻鏡を消化した、作者の趣味の著作。これを読むと何となくだけど宮崎駿の「紅の豚」を思い出します。なぜって、個人的趣味を作品に出来るくらい幸せなことはないですから。一部の台詞が作品を抜け出して一人歩きしている点でも、そう思う。

吉本隆明「源実朝」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480023763
これまた上記小林・太宰の書いた実朝を引き受けつつ、二人の足跡を追わなかった歴史的評論。塚本邦雄は歌への記述が少ないとご不満だった模様ですが、小林や太宰といった人達がすでに持っていて書かなかった実朝の前提を輪郭づけています。ある意味実朝論というより中世論といった方がいいかも。今は入手しにくいかも知れませんが、古本屋にはけっこう並んでいます。

中野孝次「実朝考」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061982400
つい先ごろ亡くなった、吉本隆明と同世代の批評家による、ロマンチックな実朝論。吉本の淡々とした筆致に較べてけして若くはないけれど若書きのような熱っぽさがあります。小林も吉本もそうですが、外国文学を経験した眼から見る実朝というのは奇異なようでいてしっくりきます。

コメント(4)

こんにちは。
先日、秦野市の実朝御首塚にお参りしてきましたので、基本資料として写真を貼っておきます。

実朝御首塚
神奈川県秦野市
なんとなくネットサーフしていたら、こんな凄いサイトを見つけてしまいました。

http://www.daituji.jp/

実朝の後室、本覚尼(西八条禅尼)が興した大通寺の公式サイトです。
寺報「ふかみくさ」をPDFファイルで落とせるのですが、その内容が濃いのなんの。
実朝と御台所に関する講演会の記録なんかが、もうたっぷり載っていて感激しましたよ。

ちなみにこの大通寺ですが、私は一度参拝させていただいたことがあります。たしか高校3年のときだったので、もう15年ほど前の話ですが。こじんまりしたお寺でしたが、とても威厳があるというか、そんな感慨を持った記憶があります。
アンダーザミントさんより教えていただきました。
吾妻鏡のマンガがあるようです。

中央公論新社「マンガ日本の古典…吾妻鏡」
全3巻(上中下)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122036569/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122036739/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122036887/

amazonで見る限り、実朝は下巻にお目見えの模様です。
(上・中は源平合戦〜義経の死みたいですね)

私も買って読もう…。
お久しぶりです、さねともでございます。

何気なく岩波書店のサイトをチェックしていたらば。

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/30/3/301181+.html

『吾妻鏡』重版するようです。

ひとまず告知にて。
あしからず。

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