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日本を永続させる会コミュの円高

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ここ数日、円高のニュースをよく耳にします。
つい先日、15年ぶりの円高(ドル円)水準になったと臨時速報がテレビで流れました。

単純に考えると、自国通貨円が高くなる=強くなるということはいいように思えるかもしれません。
しかしながら、円高が進んでいる今の日本の景気、株価、GDPその他経済情勢は果たして良好でしょうか?円に反比例するかのように下がる株価をみていると、円高は日本にとってマイナスでは?と思いたくなります。

円高のメリット
日本には資源がありませんから、石油、鉄、木材、飼料その他多くは輸入に頼っています。
当然、円高になると、これらに限らず輸入品は安くなります。
結果全てのものの値段が下がり、家計には大助かり。
円高のおかげで、石油が(相対的に)安くなり、発電コストが下がる。
その結果、電気料金が下がり、エアコンをつける時間を1時間延長できる!かも。
しかもこの値下げは、輸入品である原材料コストがさがったことに起因する値下げであり、リストラによるものではないため、デフレスパイラルとは無関係。
むしろ消費拡大につながると思われます。
また、極端な話をすると、自国通貨が強いということは、インフレが起こりにくいということですから、国家破綻のリスクは低くなります。ハイパーインフレで破綻、苦しんだ国、国民はたくさんいますが、デフレスパイラルで餓死する人はいません。

デメリット
日本は加工貿易で栄えた国です。資源を輸入し、手(技術)を加えて輸出するというものです。
また、日本は経常黒字国です。輸出が輸入を上回っているということです。貿易黒字。
海外から買うより、売る方が多い。
ということは円は安ければ安いほどお得ということになります。
円が高いと、外国にしてみれば日本製品の価格が相対的に割高になってしまいます。
例を挙げると、今まで10000ドルで買えた日本製の自動車は品質は全く変わらないのに、12000ドルに値上げされることになります。その一方で似たような品質のドイツ車は10000ドルで据え置き。どちらを選ぶか、、、答えは簡単です。(20%の値上げですが、円はユーロに対しわずか5ヶ月で約20%円高になりましたので現実的な数値です)
一言でいうと、海外で日本製品が品質とか関係なく売れなくなるということです。
1円、対ドルで円が上がると、大手製造メーカー(トヨタやパナソニック)は数十億円の減収になるそうです。
で、問題は次です。
メーカーは円高対策を打たなければいけません。
リストラ、新製品の開発、色々あるでしょうが、一番確実なのは、海外に製造拠点、工場を移すことです。
減収の原因は円高なのですから、それを有利にもっていくには、相対的に安くなった海外の人や施設を使うということです。円高ということは海外の人件費も安くなってるわけです。
そうなるとどうなるか、、、簡単です。日本各地にある工場は閉鎖され、労働者は路頭に迷います。
失業、もしくは賃金カット、その他色々で家計に入る収入は大幅ダウン。となると、家計の購買力も下がるわけですから、はい、デフレスパイラルの完成です。
産業の空洞化、金型、技術の流出と昨今問題になっていますが、それが一気に進むということです。
ただ、それにより途上国、新興国の所得は上がり、新たな市場となります。
日本の観光業が円高で死滅すると思いきや、なぜか中国人観光客の増加で好景気?というような意味不明な状況も生まれていますが、まさに円高により新興国の生活水準が上がった結果だと思います。


小売、製造の違いを超えて果たして円高は容認(歓迎)すべきなのか、それとも容認すべきではないのか、、、みなさんはどうお考えですか?

※HFなど投機筋の動きにより本来の価値とは乖離した円高や円安は当然是正されるべきです。

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