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但馬の神社コミュの◎天照大神(あまてらすおおみかみ)

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■太陽を神格化した神であり、皇室の祖神(皇祖神)のひとつとされる。
黄泉の国から戻った伊邪那岐命が禊祓をして生まれた三貴神の一柱

『古事記』においては天照大御神(あまてらすおおみかみ)、『日本書紀』においては天照大神と表記される。

別名・大日孁貴神 (おおひるめのむちのかみ)。『日本書紀』においては複数の神名が記載されているのに対し、『古事記』においては「天照大御神」という神名で統一されている。

■伊勢神宮においては、通常は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、あるいは皇大御神(すめおおみかみ)と言い、祭事の際に神前にて名を唱えるときは天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)などとも言う。学術的な文書では現在では「アマテラス」と片仮名書きが慣行となっている。


■『古事記』においては、イザナギがイザナミの居る黄泉の国から生還し、黄泉の穢れを洗い流した際に、左目を洗ったときに化生したとしている。このとき右目から生まれたツクヨミ、鼻から生まれたスサノオと共に、三貴子と呼ばれる。このときイザナギは天照大御神に高天原を治めるように指示した。

■海原を委任されたスサノオは、イザナミのいる根の国に行きたいと言って泣き続けたためイザナギによって追放された。

スサノオは根の国へ行く前に姉の天照大御神に会おうと高天原に上ったが、天照大御神は弟が高天原を奪いに来たものと思い、武装して待ち受けた。

スサノオの潔白を証明するために誓約をし、天照大御神の物実から五柱の男神、スサノオの物実から三柱の女神が生まれ、スサノオは勝利を宣言する。

天照大神の物実から生まれ、天照大御神の子とされたのは、以下の五柱の神である。

アメノオシホミミ
アメノホヒ
アマツヒコネ
イクツヒコネ
クマノクスビ

これで気を良くしたスサノオは高天原で乱暴を働き、その結果天照大御神は天岩戸に隠れてしまった。

世の中は闇になり、様々な禍が発生した。オモイカネと天児屋根命など八百万の神々は天照大御神を岩戸から出す事に成功し、スサノオは高天原から追放された。

葦原中国に子のアメノオシホミミを降臨させることにし、天つ神を派遣した。葦原中国が平定され、いよいよアメノオシホミミが降臨することになったが、その間にニニギが生まれたので、孫に当たるニニギを降臨させた。

中世の神仏混淆で本地垂迹説が広まると、インドの仏が神の姿をとって日本に出現したとする考えが広く浸透した。はじめアマテラスには観音菩薩が当てられたが、やがて大日如来となり、両部神道が登場するとアマテラスは宇宙神である大日如来と同一視されるようになる。

平安末期の武士の台頭や神仏混淆による男系社会が強まると、一部にアマテラスを男神とする説が広まり、中世神話などに姿を残した。

■天照大神についての神話としては、「天岩戸隠れ」が有名である。

天照大神が岩戸に隠れたために、世の中は光を失い、悪霊が満ち、災いが起こる。このことは日照時間が減ることによる不作、あらゆる生命の衰弱、そのことによる飢饉、餓死、疫病などを指しているのだろう。

さらに「太陽が隠れる」ことには、古代の人々は冬至の頃とイメージを重ねていたようだ。その時期には、人々は太陽の再生を願って神祭りを行った。これは太陽の”死と再生”の儀式でもあった。

「天岩戸隠れ」には、こうした農耕儀礼が反映されている。このことから、天照大神は大地の豊穣性を体現する母なる女神ともいえる。

■一方、この神には男性的な側面もある。これを象徴するのが、神話の中で天照大神が勇ましく武装する場面だ。

地上で乱暴狼藉を働いていた素盞鳴尊が高天原を訪ねてきたとき、彼女は「高天原の支配権を奪いにきたのでは」と警戒してすぐさま武装した。まず髪を角髪(みずら)という男性のものに結い直し、手や髪それぞれに五百もの勾玉を糸に通した飾りを巻き、さらに千本の矢が入る靭(ゆぎ)を背負い、五百本の矢が入る靭を腹に抱え、大変な強弓を手にした。

そのように武装すると、四股を踏むように両足を大地にめり込ませ、素盞鳴尊を威嚇したのである。

弓矢というのは、古来軍事力を象徴する道具であった。そういった武具をフル装備する天照大神は、軍事を象徴する神でもあったといえるだろう。

軍事とは国土を守るための力である。天照大神が皇祖神として崇敬されるようになった背景には、そうしたパワーへの強い信仰があったとされている。

以上のように、天照大神は、太陽の女神としての大地母神的な性格と、武力・軍事力に象徴される男性的なパワーを兼ね備えている。それがあまたの男性神を押しのけて、実力ナンバーワンの日本の最高神として君臨している理由なのである。(「八百万の神」より)





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■天照大神の伝承

恵那山には天照大神誕生の際に、胞衣が埋設されたという伝承が残る。

三重県のめずらし峠は、天照大神と天児屋根命が出会われた、という伝承が残っている。

奈良県長谷寺の隣の山、與喜(よき)山には天照大神が降臨された伝承が伝わっている。

島根県隠岐は、天照大神が行幸の際、そこに生育していた大木を、おおき と感動して呼ばれたことが隠岐の名の起源であるという伝承が残る。

鳥取県因幡の八上には、天照大神がこの地にしばらくの間、行宮する際、白兎が現れて、天照大神の裾を銜(くわ)えて行宮にふさわしい地まで案内し、白兎はその地で姿を消した、とされる。それが現在も八頭町と鳥取市河原町の境にある伊勢ヶ平(いせがなる)で、近くには御冠石(みこいわ)があるが、ここは天照大神が国見の際、冠を置かれたという伝承が八頭町の青龍寺の城光寺縁起と、土師百井(はじももい)の慈住寺記録に残っている。

この伝承と関連して、八頭町に3つの白兎神社が存在する。八頭町米岡にある神社は元は伊勢ヶ平にあった社を遷座したものと伝えられるが、天照大神の具体的な伝承に基づく全国的に見ても極めて珍しい神社である。

同じく鳥取県八上の氷ノ山(ひょうのせん)の麓、若桜町舂米(つくよね)には、天照大神が大群を従えての行幸伝承とともに、天照大神御製が伝わっている。

平成19年、若桜町舂米地区内で天照大神が腰掛けをされたさざれ石が発見されたことが平成21年6月10日、日本海新聞に掲載された。氷ノ山の名は、天照大神が樹氷の美しさに感動され、日枝(ひえ)の山と呼ばれたことが起源とされる。そして、氷ノ越えの峠(ここにもかつて白兎を祀る因幡堂があった)を通って、因幡をあとにした、とされる。
天照大神は現在伊勢神宮に祭られています。その時の八咫鏡も天皇家の三種の神器の一つとして、そこに祭ってあります。八尺勾玉は皇居に祭られています。

天照大神の信仰が日本書紀に最初に登場するのは崇神天皇の巻で、天皇の娘である豊鍬入姫が天照大神を大和の笠縫邑に祀ったという記事があります。そして次の垂仁天皇の代になって、今度は垂仁天皇の娘である倭姫(やまとひめ)が天照大神を祀るのにふさわしい場所を探して各地を尋ね歩く話が出てきます。

倭姫は宇陀の篠幡、近江の国、美濃、とめぐった後で伊勢に入りますが、その時「ここは辺鄙な土地だけど波が打ち寄せる美しい国である。私はここに留まりたい」という神託があります。そこで倭姫はそこに宮を建てて天照大神をお祭りしました。

この天照大神を祀る仕事は次の景行天皇の代になると、またまた景行天皇の娘である五百野皇女に引きつがれています。この天皇家の娘が伊勢で天照大神を祀るという制度は「斎宮(さいぐう)」または「斎王(いつきのみこ)」と呼ばれ、この時代に始まって後醍醐天皇の皇女祥子内親王まで続きました。その後は祭主が代って神宮を主宰しています。

※映画『日本誕生』(東宝映画)より

写真左:アメノウズメノミコトを演じる乙羽信子
写真中:アマテラスオオミカミを演じる原節子
写真右:アマテラスの岩戸隠れ
■天の岩戸

岩戸説話は天上界の出来事であるが、神話を現実的に目に見える形で解釈したいという要求から、「ここが天岩戸である」とする場所や関連する場所が何箇所か存在する。


京都府福知山市大江町 皇大神宮(元伊勢内宮)、岩戸神社。(写真左)

宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸 天岩戸神社の神域にある(写真中)。社務所に頼まなければ見せてもらうことはできない。最寄の駅にも「天岩戸」の名がつけられている


沖縄県島尻郡伊平屋村 「クマヤ洞窟」(写真右)全国に数多ある「天の岩戸伝説」の中でここは最南端地。

岡山県真庭市蒜山 茅部神社の山の上方。

滋賀県高島市 白鬚神社 岩戸社。

三重県伊勢市 伊勢神宮外宮 「高倉山古墳」。昭和時代に入山が禁止された。

三重県伊勢市二見町 二見興玉神社 「天の岩屋」

三重県志摩市磯部町恵利原 「恵利原の水穴」

徳島県つるぎ町天の岩戸神社の神域にある。

長野県長野市戸隠 戸隠神社には、岩戸が落下してきたという伝承がある。

奈良県奈良市柳生 天之石立神社。この地まで飛ばされてきたという岩がある。

岐阜県郡上市和良町 戸隠神社。天岩戸のかけらという伝承の岩がある。

千葉県袖ヶ浦市坂戸市場 坂戸神社 天岩戸のかけらという伝承の岩、天磐戸の石碑がある。

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