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次郎の携帯小説コミュの【Lady Lupin】第6章:9

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「で、ありゃなんだ?」


橘が、比較的自由な左手で、掴みにくそうに煙草を持って言う


「あんたらんトコの依頼で怪我すんのは初めてじゃねぇけどさぁ、今回は納得いく説明欲しいわな」


神成の口調は、すでに喧嘩腰に近かった


二人の様子を見て、黒シャツの男は、ゆっくりと口を開いた


「言ってみりゃ、突然変異の隔世遺伝みたいなもんだ」


「……ふん」


「なんじゃそりゃ」


わかった様子の橘と、まったく訳がわからない神成


「突然変異っていうのは、遺伝子になんらかの理由で異常がでて、本来のその種族とはまったく違う特徴を持って生まれてくることだ

隔世遺伝とは、まぁ言ってみれば、親よりじーさんばーさんに似てるっつー、世代をまたいで遺伝するってことだ」


「………」


神成は黒シャツを睨んだまま黙っている


「ジンに難しい話したらダメだよ」


ゲラゲラわらって橘は言う


「ナンタラ進化論みてぇなやつか?」


睨んだ顔のまま、神成は唸るように言った


「な!?

ジン、お前いつの間にそんな難しい言葉覚えたんだ!?」


「よく知ってるな

ダーウィン進化論だ」


「オイオイ

オメェら、俺を馬鹿にし過ぎだぜ?

これでも俺ぁ、義務教育ちゃんと卒業してんゼ」




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