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栗本慎一郎コミュの経済人類学の現在

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ところで今、経済人類学そのものは、どうなっているのでしょうか?
栗本の弟子が継承発展させた、なんて話はついぞ聞いたことがなく、
大学の一般教養講義では単なるアフリカ史のように見え、
ちくま新書の「経済人類学への招待」という本は気付いたときにはもう絶版、と言う状態で、全然読めません。
すごく面白そうな分野なのに、栗本一代で絶えてしまうんでしょうか?
それとも僕の知らないところで研究は進んでいるのでしょうか?
どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

もっとも面白かったのは経済人類学そのものよりも栗本がそれを応用して語った学際的な話だったのかもしれませんが。

コメント(109)



中村幸志@SecureJapan
栗本慎一郎先生のお弟子さんの織田君の著作。買わなきゃ。『経済からの脱出』(シリーズ来たるべき人類学)織田竜也、深田淳太郎 共著、春風社(2009年11月)http://t.co/KMqA9ME7jh
22:59 - 2013年7月17日
https://twitter.com/securejapan/status/357499907118071812

【内容説明】
ヴァーチャルな経済とリアルな経済、その融合状況に焦点を当て、世界観と経済の関係について解説。さらに、具体的な現場の状況から、貨幣・所得などの経済にまつわる主要概念を検討し、将来への方向性を提示する。
生命、市場、時間、貨幣、感情、宗教、贈与、古代、環境、ブリコラージュ。
新たな知が、危機のなかから姿を現す。

http://mixi.jp/view_item.pl?id=1484198
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861102006/



■織田竜也

長野県短期大学 多文化コミュニケーション学科 准教授
慶應義塾大学文学部(非常勤講師)
東京大学空間情報科学研究センター(協力研究員)

学位 修士(社会学)(慶應義塾大学)

プロフィール
1971年、東京生まれ。1995年、慶應義塾大学総合政策学部卒業。2002年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。専攻:文化人類学、民俗学。
http://researchmap.jp/tatsuya.oda/


書評『経済からの脱出』(シリーズ来たるべき人類学)織田竜也、深田淳太郎 共著、春風社
評者:梅屋潔(神戸大学)
http://www2.kobe-u.ac.jp/~umeya/site01/_userdata/odafukada




自由への導火線──地中海都市、街路の祝祭性 | 織田竜也
A Spark towards Freedom: Mediterranean Cities and Festivity in the Street | Tatsuya Oda
掲載『10+1』 No.34 (街路) pp.91-93
http://db.10plus1.jp/backnumber/article/articleid/572/


2.5 次元の界面 ゲーム・コスプレ・聖地巡礼
織田竜也(長野県短期大学)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasca/2013/0/2013_43/_pdf




for anthropology since Sep 2002
http://www.geocities.jp/tatsuya_barcelo/




■来たるべき人類学構想会議
人類学は、人類学がそもそももっていた人間探究という理想から遠ざかってしまっているように思われる。
はたして、ふたたび、人間探究の森の奥深くにまで分け入るような人類学は可能だろうか。
わたしたちになじみの薄い文化や人間の集団などを対象として、フィールドワークという手法をつうじて、経験的に対象へと接近し、起爆力あふれる人間観を発信できる人類学を提起することはできないだろうか。
来たるべき人類学がめざすのは、人類という名を冠する学問に位負けすることがない「人類=人間の学」の模索である。
「人類とは何か?」という問いを真摯に問いつづける人類学の再構築である。

http://anthropology.doorblog.jp/

 
>>[64]

コメントありがとうございました。

最近の一部の右って、ネトウヨなどのことですかね。
マスコミが割と騒いでる割には、国家神道だの皇国史観だのが主流になるとは考えにくいと思いますけどね。
栗本氏じゃないですが、神道それ自体の研究は、社会科学的にも必要だと思ってます。

栗本氏の本質は、諸科学の統一理論による人間社会の解明にあると個人的には評価してます。
そのようなスケール感を持った研究者は、少なくとも人文社会系には殆ど見当たらない気がしています(無論不勉強ですが)。

特に人類学や歴史学などの、所謂人文系の日本の研究者は極めてドメスティックな上に、個別研究の詳細化にはまり込んでしまっている気がしてなりません。
以前触れた経済学(開発経済学)の分野では、フィールド実験の手法もどんどん開発されていて、グローバルな成果と研究者がたくさん輩出されて来ています。
http://www.nippyo.co.jp/magazine/maga_keisemi.html

人文社会科学のこの辺の統一した視点での思想化さえおぼつかない現状は、嘆かわしいものだと感じています。
じゃ、お前がやれよとお叱りを受けるのでしょうけど(^_^;)。



Wikipediaへのリンクを張っておきます。


>>[51]
中山智香子 (経済学者)
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%B8%AD%E5%B1%B1%E6%99%BA%E9%A6%99%E5%AD%90_(%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E8%80%85)&oldid=45477070


>>[54]
玉野井芳郎
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%8E%89%E9%87%8E%E4%BA%95%E8%8A%B3%E9%83%8E&oldid=39747971


>>[58]
若森みどり
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%8B%A5%E6%A3%AE%E3%81%BF%E3%81%A9%E3%82%8A&oldid=55552117


>>[68]
湯浅赳男
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%B9%AF%E6%B5%85%E8%B5%B3%E7%94%B7&oldid=50268303


>>[69]
山内 昶
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%B1%B1%E5%86%85%E6%98%B6&oldid=42817980










>>[71]

>最近の一部の右って、ネトウヨなどのことですかね。
>マスコミが割と騒いでる割には、国家神道だの皇国史観だのが主流になるとは考えにくいと思いますけどね。


判断が難しいところですが、個人的には日本会議の動きが気になっています。



>栗本氏じゃないですが、神道それ自体の研究は、社会科学的にも必要だと思ってます。

同感です。


>栗本氏の本質は、諸科学の統一理論による人間社会の解明にあると個人的には評価してます。


栗本氏が論壇デビューした当時は、学際アプローチ、一般システム論、ニューサイエンス、トランスパーソナル、遊学、ニューアカデミズムなど、諸科学の統一・統合理論を目指した動きが盛んな時代だったような気がします。


>そのようなスケール感を持った研究者は、少なくとも人文社会系には殆ど見当たらない気がしています(無論不勉強ですが)。


アメリカでは、トランスパーソナルからインテグラル思想へと向かったケン・ウィルバーがいると思います。
僕は最近の著作を読んでいないのですが、中沢新一氏についてはどう評価されますか?


>経済学(開発経済学)の分野では、フィールド実験の手法もどんどん開発されていて、グローバルな成果と研究者がたくさん輩出されて来ています。


ご紹介、ありがとうございます。
興味深いですね。


>>[73]

ケン・ウィルバーについてのご教示ありがとうございました。
トランスパーソナルの立場というのがあるのですね。
少しwikiで見てみましたが、その解説が正しいとすると、天国と地獄という概念で人間の認知を捉える発想は西洋的そのものだという感じがしました。
仏教には意識の階層の発想はあっても天国の発想はないように思いますし、神道では地獄的発想もないと思いますから。

確かに、80年代後半から90年代にかけては、日本でもニューアカブームでしたね。
このブームが消えてしまった最大の要因は、ソーカル事件だったのだと思っています。

中沢新一氏については、昔雪片曲線論だったか何かを読んだぐらいで、殆ど知らないですが、結局エリート的なレトリックに長けているだけで、実際の社会構造やその変化の解明にはコミットせずにいる、いかにも日本の人文系学者らしい人だという、あまりいい印象ではないというのが正直な感想です。
彼なども、ソーカル事件ぐらいを境にあまり出てこなくなってしまったのではないでしょうか。

>>[74]


遅レスになってしまいますが


>トランスパーソナルの立場というのがあるのですね。
>少しwikiで見てみましたが、その解説が正しいとすると、天国と地獄という概念で人間の認知を捉える発想は西洋的そのものだという感じがしました。
>仏教には意識の階層の発想はあっても天国の発想はないように思いますし、神道では地獄的発想もないと思いますから。


おそらく、

ケン・ウィルバー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC

の「前・後の混同(Pre/Post Fallacy)(Wilber-II)」を読まれた感想だと思いますが、ケン・ウィルバー自身は、老子・禅を学び、チベット密教カル・リンポチェの弟子でもありましたから、東洋的な発想が強いです。

「トランスパーソナル心理学」コミュニティ現管理人のカルマ・ランジュン さんによれば、「亡くなった奥さんのトレヤがカル・リンポチェに師事していたので、その流れでカギュ派の流れに関わる事になりましたが、ウィルバー自身は集中して行に専念はしていないのではないか」とのことですが、このあたりの事実関係はよく分かりません。



詳しくは

インテグラル仏教心理学(トランスパーソナル心理学)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=78267327&comm_id=78724&page=all

などをご参照ください。



>中沢新一氏については、昔雪片曲線論だったか何かを読んだぐらいで、殆ど知らないですが、結局エリート的なレトリックに長けているだけで、実際の社会構造やその変化の解明にはコミットせずにいる、いかにも日本の人文系学者らしい人だという、あまりいい印象ではないというのが正直な感想です。
>彼なども、ソーカル事件ぐらいを境にあまり出てこなくなってしまったのではないでしょうか。



『「知」の欺瞞』原著刊行は、1997年ですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%B2%A2%E6%96%B0%E4%B8%80


評価の難しいところだと思いますが、マスコミ・論壇では


『カイエ・ソバージュ』 シリーズ(講談社選書メチエ 2002〜2004年)
『アースダイバー』(講談社 2005年)
太田光との対談 『憲法九条を世界遺産に』(集英社新書 2006年)

のヒットで再び注目され、東日本大震災後の実践的活動として、宮台真司(オウム問題では中沢批判していた)らと2013年に「グリーンアクティブ」を設立したという事はありました。





>>[75]

ご丁寧な解説をありがとうございました。
インテグラル仏教心理学については、また時間を見つけて勉強できたらと思っています。

ただ、人間の心理は、結局脳的認知の現象なのだろうと感じるので、むしろ脳科学がやはり王道のような気がします。
例えば、苫米地英人氏あたりのほうが面白い線を行ってるように思ってます。

中沢新一氏も宮台真司氏も、3.11以降ヒステリックに反原発を叫ぶだけとなったような印象をもっていて、坂本龍一氏と同様、単なる情緒的発言者に成り下がったのかなという偏見?を抱いています。
何か勿体無い感じがします。



>>[76] ひろしさん

僕自身は、「心=脳ではない」という立場で

1.現代実証科学で確認できる神経系でも、腸(リトルブレイン)や皮膚(第3の脳 http://mixi.jp/view_item.pl?id=864089 )も心的現象の重要な構成要素である。

2.現代実証科学で直接確認できない、チャクラ(現代ではバーバラ・アン・ブレナン『光の手』など)やX‐信号系(間中善雄『体の中の原始信号』http://mixi.jp/view_item.pl?id=757126)も心的現象、特に深層心理の重要な構成要素である。

と考えています。

苫米地英人氏も評価が難しいですが、

彼の一番のオリジナル概念と思われる「ホメオスタシス同調」で、プラーナ(気)、気功やサイコメトリー(残留思念を読み取ること)まで説明と追体験が可能としているので、「人間の心理は結局脳的認知の現象なのだ」という「脳科学還元主義」というより、一種の「情報科学還元主義」の立場と考えたほうが適切なのではないかと思います。

そして、サイコメトリーまで可能とする「ホメオスタシス同調」というこの新概念が、僕には正直よく理解できません。

プラーナ
http://urx2.nu/q2m8
超情報場理論
http://urx2.nu/q2m4



検証のためにも、そろそろ『機能脳科学(脳機能学)原論』を書いてもらいたいところです。


故・小室直樹氏をマネたかのような、個々の一見ぶっとんだ提言には、アイデアの種として面白いそうなものもありますね(大量に本を出している人のため、追い切れませんが、陰謀・謀略説あたりなどは彼のオリジナルではないはず)。






追伸


「チャクラ」という考え自体は、西欧近代以外ではアジアで古来からあるのですが
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%83%A9


オッカムの剃刀(「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」)という思考節約の原則(実は真偽の判定則にならないのですが)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%89%83%E5%88%80
を用いるのが常である、理数系や西洋医学の大半の人たちに、「チャクラ」、更には「複層身体」という概念?導入を納得させ得る決定的事象や説明展開はあるのか?

というと、「なかなか上手い言語化が見つからない」「ギリギリの線で邦訳書ではバーバラ・アン・ブレナンと(従来の身体論とチャクラを含めた複層身体論のミッシング・リングの繋ぎとして)ジェームズ・オシュマンの著作くらいしかない」というのが現状です。


ジェームズL. オシュマン(James L. Oschman)
スイス出身の学者でアメリカのピツバーグ大学から生物物理学
(Biophysics)と細胞生物学(Cell Biology)の研究分野で学位を取得し
た。
卒業後も各国の大学や科学技術の施設を訪問し講演し、研究を続けら
れた。エネルギー医学に関する論文をたくさん書かれておられる。
代替医学や補完医療にも興味を持ちエネルギー医学の知識をこれら
に応用している。
エネルギー医学に関するオシュマンから二冊の本が邦訳されている

http://www.shamogoloparvaneh.com/Ener._Medicine.pdf



現実的には、東西医学の統合医療の分野などで、徐々に認知されていくだろうと思います。



>>[84]

丁寧な解説をありがとうございます。
興味深い説ですが、心と脳が別物だとしたら、心の意識はどこからどのようにして生まれてくるのでしょうか?
現在の心理学では、その辺のこと(発生心理学?)はどのように説明しているのかな。
意識の発生原理については、あまり多くの事が語られていないような気がしています。

ともあれ、俺には未知のことばかりなので、勉強させて頂きます。


>>[85] ひろしさん


まず、僕自身は学術研究者ではありません。


1.現代実証科学で確認できる神経系でも、腸(リトルブレイン)や皮膚(第3の脳 http://mixi.jp/view_item.pl?id=864089 )も心的現象の重要な構成要素である。

こちらは、けっこうコンセンサスを得られると思います。


栗本氏のインタビューもある ( http://little-sanctuary.net/archives/kurimoto/ )


生命科学情報室(現在は「リトル・サンクチュアリ」)
http://little-sanctuary.net/
旧 http://seimei-kagaku.info/about-us


もこの立場だと思います。


一方、


2.現代実証科学で直接確認できない、チャクラ(現代ではバーバラ・アン・ブレナン『光の手』など)やX‐信号系(間中善雄『体の中の原始信号』http://mixi.jp/view_item.pl?id=757126)も心的現象、特に深層心理の重要な構成要素である。

こちらは、生体エネルギー・気の実証的研究を含め、まだまだ(特に日本では)

「トンデモ」
「オカルト」 (元来は密教的な「隠された智識」という中立的な意味合いの言葉なのですが・・・)

というラベルを貼られ、「信じる/信じない」の領域になってしまう部分も多いことは、何卒ご注意ください。


アメリカでは、バーバラ・ブレナンの他に

ラリー・ドッシー(Larry Dossey)
http://mixi.jp/search_item.pl?keyword=%A5%E9%A5%EA%A1%BC%A1%A6%A5%C9%A5%C3%A5%B7%A1%BC&category_id=0&comm_id=&submit_main=1&launch=v2
https://en.wikipedia.org/wiki/Larry_Dossey
http://www.dosseydossey.com/larry/default.html


リチャード・ガーバー(Richard Gerber)
http://mixi.jp/search_item.pl?keyword=%A5%EA%A5%C1%A5%E3%A1%BC%A5%C9%A1%A6%A5%AC%A1%BC%A5%D0%A1%BC&category_id=0&comm_id=&submit_main=1&launch=v2
https://www.google.co.jp/#q=Richard+Gerber

が代表的な論者だと思います。



>>[90]

ありがとうございます。
以前から、貴方はいわゆるアカデミアではないと仰ってましたから、そこは何の問題もありません。
内臓がまた心理的構成要素であるかも知れないという点は、そもそも内臓系も脳の処理によって統括されていると思うので、同じく脳の処理によって生み出されているであろう(と俺は思っている)心理的現象とリンクする事は大いにあり得るだろうと感じます。

現代科学で解明できていない問題へのチャレンジは大賛成ですが、レッテルを貼られてしまう側も「だから現代科学はダメなんだ」というふうに、現代科学否定のようになってしまい、一層孤立を深めているように感じます。
これでは、そもそも未知の領域への挑戦自体への道を狭めてしまうことになりかねないです。

かの昔、経済学の領域では、マルクス経済学が近代経済学を批判するあまり、経済学自体の否定まで進んでしまい、結果として何ら有効な経済分析を提示できずに自滅してしまったという歴史があります。
また、科学史の分野でも反科学を主張する学者がかつていましたが、結局何にも社会に有益な知見を提供できずに消えていきました。

トンデモのレッテルを貼ってくるほうは、ある意味必然ですから、それを無視するとしても、貼られた方の側は一層説明努力が必要になるでしょうね。

ちょっと話題からずれて失礼しました。

>>[91] ひろしさん


>科学史の分野でも反科学を主張する学者がかつていましたが、結局何にも社会に有益な知見を提供できずに消えていきました。


この本を書かれた柴谷篤弘氏でしたら、

池田清彦氏の「構造主義生物学」「構造主義科学論」
西條剛央氏などが提唱するメタ理論「構造構成主義」

として、種を撒かれた後の一定の成果は出ているようです(これらの新分野に対する専門家の評価は様々かもしれませんが)。



『反科学論―ひとつの知識・ひとつの学問をめざして』
(みすず書房 1973年、ちくま学芸文庫 1998年)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480084495

内容(「BOOK」データベースより)

科学は誰のためにあるのか?
科学は絶対的に善なのか、悪なのか?相対的に善なのか、悪なのか?
1960年代後半、全国に拡がった学園闘争の中で突きつけられたこれらの問いに、オーストラリアの地から答えた、一生物学者の思想と思索。
日本でも分子生物学が成熟期に入りつつあった時期に発せられた自問・他問への回答は、その後の科学をめぐる思想・政治・文化の状況をみごとに予言する。


目次


1 序章
2 専門家とその勢力の拡大
3 科学の再評価
4 科学と社会
5 実践への展望
6 解放へ


>>[92]

確かに、反科学論の論者は柴谷氏でした。
科学に倫理的価値判断を持ち込むこと自体が、既に科学的態度ではないと(個人的には)考えています。
(例えば、人体を切り刻むことに倫理的な価値判断を持ち込んでしまっていたら、医学の進歩は大幅に遅れていた可能性があります。)

もともと科学研究には、反社会的なものが含まれるわけで、(現時点での人間の)善悪や好悪によって決められるものではないと考えています。
科学を利用する側にこそ、まずは倫理や道徳が問われるのだと思っていますが、そうじゃないケースがあるのかもしれません。
この辺りは科学哲学の課題なのでしょうが、科学否定では何も生まない気がしています。

池田清彦氏は名前を書いた事がありましたが、西條氏については知りませんでした。
参考にさせて頂きます。
ありがとうございました。


>>[93]

>科学に倫理的価値判断を持ち込むこと自体が、既に科学的態度ではないと(個人的には)考えています。


「科学と価値判断の関係」については、人によって考えが分かれるでしょうね。

栗本氏が依拠したマイケル・ポランニーなどは、物理学帝国主義に対するアンチ・テーゼとして、科学と科学者共同体における暗黙裡の価値判断を指摘したところがあり、柴谷篤弘、池田清彦、西條剛央などの流れと共通するところがあるかもしれませんが、コメントされたような「倫理的価値判断」についてはどう捉えることになるのでしょうね・・・?




>>[94]

価値判断で思い出しましたが、昔、マックス・ウエーバーが価値判断論争で述べた価値自由の問題なんかもありましたね。
あの論争lも、ウエーバーの説に分があると思いますし。

自然科学研究における物理学帝国主義に対する反発や、社会科学における経済学帝国主義?に対する嫌悪も、心情としては分からなくはないですが、その反動として?○○主義という思考的枠組みで学問一般を捉えたり、反○○という形で否定してみるのは、殆どその学問の自殺行為だろうと感じています。

要するに、自分が発見したその分野の興味ある問題を探求し続ければいいだけのことであり、物理学であれ経済学であれ、何か(一時期)幅を利かせている分野があるとしても、放っておけばいいだけだと思います。
実際、物理学は量子力学からさらに素粒子物理まで話がぶっ飛んでいて、従来の物理学者でさえ付いていけないほど先を走っているのではないでしょうか?
そこに、安直な善悪論やアンチテーゼ(失礼)を出してみたところで、何も有効な新発見や新発明には繋がらないだろうなという気がします。

但し、研究の内容によっては、倫理的な問題や道徳的問題が問われるものもあるのだろうとは思います。
例えば、遺伝子の組み換え問題、クローン技術の問題、原子力発電の問題などなど。
しかし、これらの研究も、既にそれを可能とする技術を人間が手に入れている以上、禁止することは不可能でしょうね。
追記ですが、
マックス・ウエーバーが批判したのは、マルクス主義的な歴史研究に対してだったと記憶していますが、
同様のことは、カール・ポパーが「歴史主義の貧困」においても行なっていましたね。

ポパーの批判は今でも全く有効だと思いますが、逆に細分化され過ぎた部分工学的な研究への一種の批判が、マイケル・ポランニーなどの説を生んだのかも知れません。
カール・ポランニーの経済学も、従来の機能主義的なアプローチが一般化した経済学への批判だったと思いますし。


クリモト シンイチロウ【栗本慎一郎】の例文集・使い方辞典| 用例.jp
http://ur0.biz/yDch


関連ニュースとして。

デービッド・ロックフェラー氏が101歳で死去 米石油王最後の孫 #ldnews 2017年3月21日 4時41分
http://news.livedoor.com/article/detail/12823989/
デービッド・ロックフェラー氏死去(米富豪ロックフェラー家3代目当主) (時事通信社 - 03月21日 07:01)
http://mixi.at/a5bNtpW


【参考資料】 >>[98]に関するもの


歴史の真実を検証するための年表
http://www.geocities.jp/bluewhitered34/sekainouraexcel001shousai.htm

分断統治チャート(※ あくまで図式です)
http://ladygodiva.web.fc2.com/other/usaseiji2.html

円卓会議グループ(1891年イギリスで結成)
https://sites.google.com/site/uranenpyou/home/round_table


“スモール・ワールド” と “ワン・ワールド” |ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報(中田安彦)2007/04/27
るいネット紹介記事
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=152035
元記事
http://amesei.exblog.jp/5268872/

中田安彦『世界を動かす人脈』 (講談社現代新書 2008年)
http://mixi.jp/view_item.pl?id=992087
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062879271/
中田安彦 和書
http://mixi.jp/search_item.pl?submit=main&comm_id=&category_id=1&keyword=%C3%E6%C5%C4%B0%C2%C9%A7



櫻井ジャーナル(桜井春彦)
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/
桜井春彦 和書
http://mixi.jp/search_item.pl?submit=main&comm_id=&category_id=1&keyword=%BA%F9%B0%E6%BD%D5%C9%A7


「CIAが始めた陰謀論のレッテル」(EJ第4191号)
>米国人の多くは、陰謀論というレッテルが1967年に始められた中央情報局(CIA)のプロパガンダ計画によって、侮辱的な言葉として広められたと知ったら、ショックを受けるだろう。(ランス・デ・ヘイヴン・スミス 『アメリカの陰謀論』(Conspiracy Theory in America)University of Texas Press 2013
http://electronic-journal.seesaa.net/article/432174776.html

あなたはマインドコントロール されたCIAのカモだろうか?|マスコミに載らない海外記事 2016/09/03
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1318823/1335849/108438384

★ランス・デ・ヘイヴン・スミスは、現在、フロリダ州立大学政治学教授。

Conspiracy Theory In America, by Dr. Lance deHaven-Smith
http://WikiWorldOrder.org/2015/09/11/conspiracy-theory-in-america-by-dr-lance-dehaven-smith
https://www.amazon.com/dp/0292757697/

Lance deHaven-Smith - Askew School - Florida State University
http://www.askew.fsu.edu/faculty/dehavensmith.html

Lance deHaven-Smith - Wikispooks
https://wikispooks.com/wiki/Lance_deHaven-Smith
ポール・ジョンソン『インテレクチュアルズ―知の巨人の実像に迫る』(共同通信社 1990年[全訳版]、講談社学術文庫 2003年)
http://mixi.jp/view_item.pl?id=65306
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406159589X/
http://mixi.jp/view_item.pl?id=1160915
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4764102439/

に、マルクスの『資本論』におけるデータの改竄についての記述があるようで、前から気になっています(チョムスキーにしばしば見られる言い逃れパターンという箇所も気になる)。
著者は、イギリスの保守派ジャーナリストのようですが。
>>[79] の苫米地英人関連のリンクが切れているので、再現しておきます。



プラーナ
http://qq4q.biz/EYA6
超情報場理論
http://qq4q.biz/EYAd


苫米地英人(脳機能学者) 検証サイト集
http://open.mixi.jp/user/12258289/diary/1956037654
《関連資料》

浅田彰+東浩紀+千葉雅也「ポスト・トゥルース時代の現代思想」(『新潮』8月号)より。

トランプ問題、EUの問題に対し、前半、浅田が経済重視の立場で分析する。
印象的な言葉、浅田「経済的な矛盾によって民族主義が駆り立てられる。その意味では、ぼくは古い唯物論者なんです。」

浅田解説のまとめ 前半
第一の道(資本主義)…労働市場のフレキシビリティを上げる
第二の道(社会主義)…失業保険や職業再訓練等のセキュリティーを上げる
第三の道(両者の統合・超克)…フレキシキュリティーを上げる
結果として、第三の道は、第一の道に帰結し、新自由主義の時代となる。

浅田解説のまとめ 後半
・社会運動の変遷 経済再分配から、社会的文化的承認へ、多文化主義
フェミニズム、LGBT、マイノリティーの問題(ビル・クリントン〜オバマ)
・ヒラリー・クリントンの敗因
グローバル資本主義からのおちこぼれた人からの社会的成功者への反撥


【課題】
・経済再分配と多文化主義のカップリング
【検討課題】
・浅田は、柄谷行人のカント再評価に同意。従って長期的には世界連邦・永遠平和に向かうと考えている。しかし、それは容易ではなく空理空論に近いとも思っている。(※以上、浅田)
https://twitter.com/harapion/status/886969833601982465
午前0:24 · 2017年7月18日

【東説による解決方法】
・ネーション的なトータリティーを、人類規模に拡大するのは事実上、無理である。
・しかし、全体性でない全体性は、ポストモダンの哲学が考えてきた事でもある。郵便的な誤配の空間、観光客の哲学(東)。脱ホーリズム的全体概念(千葉)。穴だらけの隙間のある全体性。
https://twitter.com/i/web/status/886971891793117184
午前0:32 · 2017年7月18日

全人類がまとまる可能性があるとしたら、宇宙人が攻めてきた時くらいでしょうね。
それまでは、民族や宗教、イデオロギーによる衝突が、完全に解消されることはありえない。
私も、世界連邦政府に、アルベール・カミュ経由の影響ですが、惹かれるのですが、夢物語だとも思っています。
https://twitter.com/harapion/status/886973233899094016
午前0:37 · 2017年7月18日

〈mixiコメント〉

アレクセイさん
笠井潔の近年の世界政治関連評論書では、世界が完全につながってしまい、搾取すべき外部を喪失した世界では、むしろ人間の欲望と攻撃性は「世界内戦」というかたちを採ることを避け得ない、というようなことが書かれていたように記憶します。説得力のある議論だと思いました。 (07月18日)

原田忠男:はらぴょんさん
『例外社会』ですね。「外部を喪失した世界」で連想しましたが、柄谷行人や岩井克人が、以前、社会主義国という外部があったから、資本主義というシステムが安定していたという議論をしていたのを思い出しました。 (07月19日)

以上、原田忠男:はらぴょんさんより。

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六文錢さん
カントは成熟した共和国の連合までしか考えていないようですが、それでいいように思うのです。いわゆる世界統一国家の出現は、全体主義的な統一的な価値観を要請し、したがって人間の複数性、多様性、単独性を抑圧する方向に作用すると思うのです。全人類はまとまらないけれど殺し合わないというのが好ましい体制でしょう。
東浩紀の『観光客の哲学』が、そのあたり(グローバル化に伴う「国民か世界市民か」)の思索への一つの立場としてあるように思います。賛同するかどうかはひとまず置いてですが。 (07月24日)
Gyanさん
もともとカントの永久平和論の頃から世界連邦の構想があって、それが可能になれば国家間の対立による多くの戦争が回避できると考えられていたのです。
国家よりもより上位の意思決定機関があれば、それだけ戦争の危険性がなくなるという観点から、国際連盟が創設され、第二次大戦後には国際連盟では不十分な点を補える国際機関として国際連合が設立されたわけで、歴史的背景としてはそれ以上ではないと思います。
国民レベルの意思決定か、世界市民レベルの意思決定か、という選択肢があるというよりも、マルクス主義の国家の廃絶という発想以外では、国家の機能を是としつつ、より上位の意思決定が戦争回避のため必要という認識に終始していることだと思います。
その前提を疑う歴史的必然性がないという認識なのです。
今の国際連合がうまく機能しているかどうかは現実面での話であって、問題の前提とはまた別に論じる必要があります。
レーニン以来、国家の権力的な暴力装置としての機能について議論されていて、そうした議論は前提ではなく結論として、国家を超えて世界市民レベルの意志決定が必要になるという帰結になっています。
この手の議論の多くは、レーニンの国家論を一定レベルで前提としています。
いろいろ批判はあっても、国家を超えるという理念や視点としては継承されているわけです。
少なくとも今の時点では結論が出せない問題に対して、結論を急いでいるように思えますね。
そもそも議論の基盤が脆弱なのではないでしょうか?
そもそもの前提として、歴史的現実という意味では、国際連盟も国際連合も不十分とはいえ、戦争回避のための歴史的役割を担ってきたという側面が否定できないと思います。
搾取すべき外部の存在ということについて言えば、それが資本主義の本質だというのが一般的な認識です。
資本主義を超える社会システムについては、ウォーラーステインなども述べているように、まだ誰もが模索段階であって、簡単に答えは出せないはずです。
現代の資本主義が情報・金融空間の創出によって生き残りを図り、世界的な先進国内部での格差の急速な進行によって最終局面を迎えていることは、ウォーラーステインも含めて多くの人が指摘しいることです。
「社会主義という外部があったから資本主義のシステムが安定していた」というのは、国際政治的なパワーバランスとしてはその通りですが、国際関係をめぐる歴史的な事実認識として正しいというだけの話です。
むしろ問題なのは、何故そのように結論に飛びつくのか、ポストモダン的な言説のあり方のほうだと思います。
そこが、浅田彰や笠井潔や東浩紀といったポストモダン左派への疑問です。
どうも議論が上滑りしてしまうので、レーニン以降の国家論などを厳密に参照した上で議論を進めた方がいいと思います。 (07月24日)
《関連資料》

やすいゆたかさんのmixiつぶやきでの議論(+ジョン男爵さん+けろけろさん)


やすいゆたか
西部邁老いてますます弁舌が鋭く、テレビのトーク番組で、北朝鮮の核武装ばかり悪と決めつける国際社会を批判し、持論の日本核武装論を説いている。確かに北朝鮮核兵器で取り囲んで置きながら、お前は侵略国だからと決めつけて戦争に訴えても核武装をやめさせるというのは、片手落ちな議論ではある。
しかし、だからと言って、世界中が核武装したら、人類が共倒れになりかねないし、財政破綻にも追い込まれかねない。
そういう方向ではなくて、北朝鮮が核武装をやめるのなら、国際社会も国連決議に則って、すべての核保有国が核を放棄することにすべきである。
ただ査察等の難しい問題があり、世界が核放棄しても秘密裏に核保有する国もあるかもしれないので、特別の核処理のための国連軍を作って、各国の核兵器を集めて管理することにするべきだろう。(07月07日)

ジョン男爵
米朝平和条約を締結するのが一番だと思います。
それをしないなら戦争しかなく、あとはその間でぐだぐだとやるだけです。
とりあえず平和条約を結んで、大使館を作り膨大な人間を常駐させるようにすることです (07月08日)

けろけろ
その国連軍で一番権限を持ってる国が事実上の核保有国になって、また元の鞘です。 (07月07日)

やすいゆたか
そうならないようにするには、やはり国連大統領を設けて、超国家的なグローバル国家を作る方向を打ち出す必要があるかもしれませんね。 (07月08日)

けろけろ
>やすいゆたかさん その「国連大統領」はどこの国の人ですか?
EUという経済的な連帯ですらガタガタなのに、国防で連帯できるわけがないです。
それ目指したらまた冷戦時代復活になると思います。 (07月08日)

ジョン男爵
最大の暴力を持つものが権力を持つし、バランスは暴力同志の拮抗ではないか。
フランスの国家警察と軍。アメリカの州兵と連邦軍。日本の自衛隊と在日米軍。ヨーロッパのすべての国軍とNATO。
つまりクーデターが起きない仕組みになってる国が民主主義国かも。 (07月08日)

けろけろ
> ジョン男爵さん クーデターが起きない仕組みになってる国といえば、北朝鮮。
北朝鮮は民主主義国家ですか? (07月08日)

やすいゆたか
我々はグローバル・デモクラシーに基いて行動するグローバル市民の立場に立って、行動すべきです。
グローバル国家形成もパワー・バランスでイニシアティブ確保を狙う諸大国やテロや核脅迫で利権をせしめようとする国際テロ組織や独裁国家に抗して、民主的なグローバル国家形成にむかうべきです。 (07月08日)

やすいゆたか
> けろけろさん 北朝鮮はクーデターが起きる仕組みになっているのです。まだ起きていないだけです。 (07月08日)

けろけろ
> やすいゆたかさん グローバル国家を作ろうとする動きが増大にするにつれて、テロや核脅迫が増えている事実に気づかないのですか? (07月08日)

ジョン男爵
> けろけろさん  あるかもしれない。ソ連ではあった。 しかし、今の日本では全く不可能 (07月08日)

ジョン男爵
集団的自衛権とは、同盟国内部でクーデターが起こらない仕組みです。
NATO と安保はドイツと日本のクーデター防止策です (07月08日)

やすいゆたか
> けろけろさん つまりそれは科学技術・産業がグローバルの段階に達したのに、政治がグローバル化できていないグローバル政治の欠如によるのです。
矛盾のグローバル化が先鋭化したのでテロや核脅迫が増えているのです。
それを解決するのは、グローバルな政治体制、金融制度、安全保障体制の整備であり、近代国家の自治体化です。 (07月09日)

けろけろ
> やすいゆたかさん 国によって利害が大きく異なるのに、どうやってグローバルな政治体制を作るおつもりですか? (07月09日)

[続く]
ジョン男爵
それは  沈黙の艦隊  しか方法がないかもしれない (07月09日)

やすいゆたか
> ジョン男爵さん 沈黙の艦隊というのはどういう寓意ですか?
潜水艦のことだから極秘裏に金正恩の寝首をかく作戦ですか?
できるなら既にやっているでしょう。 (07月09日)

ジョン男爵
> やすいゆたかさん 各国の有志の原子力潜水艦が海中から各国の首都にいつでも核攻撃ができるようになっているというのが唯一の方法だということです。
政軍分離。政治のコントロール下にない原子力潜水艦50隻ほどがどこにいるかも何をしてるかもわからない状況となることで、各国政府はよからぬことができなくなる。
しかしではその潜水艦部隊の良識は何によって担保されるのかというと、各国が原子力潜水艦艦隊と個別に条約を結ぶ、そして補給やドッグを提供する。
さらにイギリスのロイズ保険は艦隊に保険をかけて、その保険に各国の企業が投資する。
こうして経済的には軍事的にも艦隊は世界のバックアップを受ける。
艦隊は政治には一切口出しせず、あまりにもひどい状況のとき自由に各攻撃をするということになる。
こうなるとまるでユダヤ教の神の鉄槌の世界です。
契約にそむけば核攻撃される。その責任は政府にある。となりますね (07月09日)

けろけろ
> ジョン男爵さん 癒着は発生しないんですか?
例えばその艦隊に莫大な資金援助をしてる国を優遇するとか。
あと、グローバル企業は国という概念がないので善悪ではなく「儲かるかどうか」で核攻撃してきますよ。 (07月09日)

ジョン男爵
これはコミック「沈黙の艦隊」の説明です。
なかなかよくできてますが、最大の問題はその艦隊の司令官は初代はともかく二代目三代目はどうやって選ぶのかですね。
そしてそれは不可能ですから、このスキームはカリスマ的な初代艦長が存命し、熱狂の中でそれに従う他の潜水艦の艦長の熱が冷めない3年間くらいか。
つまり人間が行うことはどうやっても劣化するから暴力で縛るしかない。
暴力の均衡が国家を超える最大のルールかもしれない。
国内法で暴力団が国家に従うのは暴力団以上の暴力を警察と軍がもっているからでしょう。 (07月09月からいつでもレーザー光線で一都市を破壊できる兵器のボタンを国連総長が保有すれば、みな国連のいうことを聞くでしょうね。
そして同じ兵器を作ろうとしたら即在にその兵器で破壊していくと。 (07月09日)

@editorialengine 「世界共和国へ(柄谷行人)」の到達が「世界最終戦争(石原莞爾)」なしに可能なのかどうか?《限界思考実験》に最適のディストピアSF「The100/ハンドレッド」シーズン4、ついに日本でも配信開始だよ。
https://twitter.com/editorialengine/status/891088655267254272
午前9:11 · 2017年7月29日

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