アンチ・ファンタシーコミュの２０１１チュートリアル・イングリッシュ１

２０１１チュートリアル・イングリッシュ１　シラバス公開

【テーマ・目標】アニメーション映画のシナリオを検証することにより、会話を主体としたストーリーの記述と英語表現の特質を理解する。原作の小説とアニメーション版との相違を確認することにより、文章表現と映像表現の違いと、映像表現独特の演出技法があることを理解し、台詞に反映された情報を概念として掴み直して、英訳における解釈のあり方を文法的に理解する。

【授業概要】　英語版のアニメーション映画The Last Unicorn, (1982)を観ながら、英語音声の聞き取りと、シナリオとしてまとめられた台詞の英語記述に対する総合的理解を図っていく。映像表現を補完する台詞の言語表現の面白みを通して、英語の実質に対する多角的把握を目指す。文型、時制等に関する基本的な文法知識の再点検を図り、英語に対する総合的理解を目指す。

【授業計画】
1 回：講座運営システムと環境設定についての解説
　関連コミュニティへのアクセスと参考資料のダウンロードと保存

2 回：序章　森の中
　タイトルバックとタペストリーのユニコーン

3 回：ユニコーンと蝶
　蝶の言葉と同時代性、註釈から読み取る

4 回：ユニコーンと農夫、ユニコーンと馬車の男
　森の外の世界

5 回：マミー・フォルチュナ
　魔女との邂逅

6 回：真夜中のカーニバル
　魔法と見世物、本物と偽物

7 回：ルークとマミー・フォルチュナ
　魔法と演技

8 回：シュメンドリックとユニコーン
　真実の魔法
9 回：森の中、シュメンドリックとユニコーン
　悲哀と後悔

10 回：旅の途上、シュメンドリックとユニコーン
　魔法使いの知識

11 回：森の盗賊達、森の盗賊達の宴
　ロビン・フッド伝説
12 回：シュメンドリックと赤樫の木
　失敗する魔法

13 回：シュメンドリックとユニコーン
　真実の魔法

14 回：シュメンドリックとモリー、レッド・ブルとの遭遇
　仇敵との遭遇

15 回：質疑応答と前期試験
　manaba folio への答案送信

【教科書名】『研究　アニメーション映画The Last Unicorn』（牧歌舎、２０１１）[予定]
【参考図書】『Annotated Last Unicorn』（近代文芸社、２００４）（論考対象となる原作のテキスト）

【評価方法】試験。manaba folio を利用して答案の提出を行う。

【履修要件】コンピュータ環境の利用を身に付けておくこと

【事前・事後学習等】ホームページ“fantasy as antifantasy”
http://www.linkclub.or.jp/˜mac-kuro/index.htm

【備考】３回を超える欠席があった場合には、単位を与えない。