2012年に惜しくも逝去したTERRY CALLIERの1968年発表の記念すべき1st. アルバム 『The New Folk Sound Of Terry Callier』の冒頭を飾った名曲「900 Miles」を、 デヴューアルバム『The Colors Of Hope』が高い評価を獲得したエジプト出身の シンガーソングライターFETSUMがカヴァー。南米志向な旋律を奏でるアコギ、 ハンドクラップが郷愁を誘う、素晴らしく沁みる名演です。MATT KARMIL、そして [Sonar Kollektiv]のA&Rも務めるALEX BARCKによるリミックスもしっとりと 落ち着いたディープ・ハウスで、歌を活かした仕上がりが最高です。大推薦!
★ FETSUM - 900 Miles (Record Store Day Release) [Sonar Kollektiv /12inch] http://bit.ly/11cTp4l
1980年代初頭に2枚の7"EPを発表、そこで聴けるサージャントペパーズ期の ビートルズがポストパンク期に甦ったかのような酩酊サイケデリック・ポップ・ サウンドが、昨今のバレアリック・シーンを中心に再評価が進んでいたカルト・ アーティスト。そしてUKにハウスミュージック上陸後はPSYCHOTROPIC名義で 「Hypnosis」、「Only For The Head Strong」というロフトクラシックとしても 知られるディープ・ハウス傑作を放った、ヤバすぎる経歴の人物。ファズギターで 埋め尽くされた音像の中で浮き沈みする甘い旋律と柔らかなヴォーカルは、後の シューゲイズ・バンドへの影響も大きいのではと思わされます。INVISIBLE HANDS、 THE OSCILLATIONSによるリミックスも原典へのリスペクトが感じられる、 ドラッギー極まりないサイケデリックさ。必聴!
★ NICK NICELY - Wrottersley Road Ep [Emotional Response /12inch] http://bit.ly/ZupimY
TROPICAL TREATS、SELFMADE MILLIONAIRE等の名義で[G.A.M.M.]、 [Sofrito Specials]等からリリースを重ねるEBONY CUTSが手掛けている2曲。 A面は、以前THEO PARRISHもプレイしていた、名門[P&P Records]から1977年に 発表されたアップテンポのブギー傑作JESSE GOLD「Out Of Work」。B面は 御大ROY AYERSによる1978年度メロウ・ブギー人気曲「Can't You See Me」。 定番人気曲を定番的に使用出来るスグレものリエディットですので、お見逃し無く!
★ JESSE GOLD / RAW AYERS - Out Of Work / Can't You See Me (Ebony Cuts Edits) [Kojak Giant Sounds /12inch] http://bit.ly/13a0aca
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 70〜80年代の黄金期ディスコをネタに繰り広げられるファンキーな一枚。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ カナダの新進リエディッター2ユニットによるカップリング・リリース。DIMITRI FROM PARIS辺りのチョイスが好きな方ならこれは間違いなし!
トロントのA DIGITAL NEEDLE、同じくカナダのアクトだというCYCLISTの 二組によるスプリットで届けられた本作は、70〜80年代の黄金期ディスコを ネタに繰り広げられるファンキーな一枚。CLAUDJA BARRYの夫としても 知られる独人プロデューサーJURGEN S. KORDULETSCHを中心としたスタジオ・ ユニットMASCARAのアルバム唯一作『See You in L.A.』(LUTHER VANDROSSも ヴォーカル参加) に収録の「If You Don't Want To Be In My Life」、L.A.の重鎮 コンビRINDER & LEWISの手掛けた数あるプロジェクトの一つEL COCOの「Love Exciter」等を題材にしたキャッチーでソウルフルな内容はタイムレスな魅力で一杯!
★ A DIGITAL NEEDLE / CYCLIST - Beam Me Up Edits Vol.1 [Tripped Out Records/12inch] http://bit.ly/XDTXkt
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ディスコ偉人BOHANNONによる人気チューン3曲をコンパイル!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ロング・ヴァージョン収録のプロモ12"は鬼レアな「Me & The Gang」は以前、 TONY HUMPHRIESも[Azuli]発の好企画『Choice』に収録していた古典で、後に PAUL JOHNSONが特大ヒット「Get Get Down」でサンプリングした事でも有名。 1976年発アルバム『Dance Your Ass Off』収録の「The Groove I Feel」も ファンク汁出まくりの渋いインスト・ブギーで最高です。そしてB面を占める12分に 及ぶアップテンポのファンクジャム「Maybe You Can Dance」は、DANIELE BALDELLIを筆頭としたDJが活躍した伊アフロ・ファンキー・シーンでの定番キラー。
THE POLICEによるオリジナル同様に、80年代のN.Y.シーンでは人気を博した ナンバー「Voices inside My Head」。こちらのカヴァーは原典よりも更にヘヴィな ボトムにワイルドなダブ処理も素晴らしい、強烈なニューウェイヴ・ロック・ ディスコの逸品となっております。HARVEY以降のバレアリック再考モードな 現在にもバッチリ通用するトラックですので、是非お見逃し無く!
★ COMMON SENSE - Voices Inside My Head [Bc Records /12inch] http://bit.ly/VKXMp7
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ MR. G、PRINS THOMASのリミックスで再び登場したRADIO SLAVEヒット・チューン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008年にリリースされ、テクノ/ハウスを問わず支持を集めたナンバー「Tantakatan」が、 MR. G、PRINS THOMASというレーベルには縁の深い二組の手によってリミックス 再リリース。モノトーンの硬質なグルーヴがいかにもMR. Gらしい質実剛健な 仕上がりとなったA面は原曲のファンも納得の一発。そしてノルウェー・ディスコ大使 PRINS THOMASはというと、二拍目を強調したレイドバック・ファンク・ビートと 原曲のコードを新たに弾き直したピアノによるオーガニックなグルーヴが新鮮な イメージを加えることに成功した傑作。両者共に良い個性を出してるナイス・カップリング!