リリース当時からプレス枚数が極端に少なく、ナカナカ手に入りづらかった事 もあり、今ではプレミアが付き高額取引されることも多い、デトロイト幻のディ ープ・ハウス・レーベル[Dow Records]から1997年にリリースされたWALTER JONES aka WALT Jによるレアアルバム『Reflection』から4曲が抜粋されて12 インチ化されました。当時シーンを牛耳っていたシカゴ系作品とも通じるファン キーなサンプル・フレーズと、WALT Jの特徴とも言えるメロウなパッド・シン セが印象的な「nite gruv」、JUAN ATKINSがプレイしていた事でも知られるス ペーシー・ディープ・テックの「feel what i feel」など、WALT Jの真骨頂とい える作品ばかり。オリジナル盤はかなり希少なので、この復刻は見逃せませんよ!
後にDETROIT EMERALDSの数々の録音に参加することとなるLONNIE GIVENS が、シカゴ・ローカルの[Mason Records]から'77〜'78年頃にPICK OF THE LI TTER名義でリリースした7"EP「Runnin' To A Disco」はシカゴ発の最初期ディ スコ・ヒットとなり、それを耳にしたCURTIS MAYFIELDが自身の[Curtom Rec ords]に彼を誘ったという逸話を持つ一発。最近ではMR. PEABODY編纂の『The Real Sound Of Chicago』にも採録されていました。当盤では後の'82年にデト ロイト[AIP International]からLONNIE GIVENSの名義で再録音/改題リリースさ れたヴァージョン「The Heat Is On」も併せて収録。細かく表情を変えるムーグ、 軽快にローリングするドラム、熱い掛け合いコーラスもかっこいい、オーセンテ ィック・ディスコ逸品。RAHAAN、JAMIE 3:26辺りの重鎮達もいまだにプレイ し続ける本作は、ソウル/ディスコ・ファンはもちろん、シカゴ・ハウス・ファン も見逃せないはず!
★ LONNIE GIVENS - Runnin' To A Disco [Past Due Records/12inch] http://bit.ly/XEAqwd
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ POLE 主催のハウス・レーベルからTHE MOLEの新作が登場。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ベルリン・ダブ・マスター POLE aka STEFAN BETKEが運営する、ハウス・ レーベル[Slices Of Life]から、カナダのスモーキー・ディスコ・キングTHE MOLEの新作が登場。
まだリリース枚数が少ないながらも、毎回高い注目を集めているPOLE主催 [Slices Of Life]久々の新作は、カナダはモントリオール出身の実力派ディスコ ・ハウサーTHE MOLEが初登場。粘りのある煙く黒いグルーヴに定評を持つ THE MOLEですが、今回はそこにオールド・スクール的なシンプルさを加えた、 よりミニマライズされたヒプノティック・ハウスが2トラック収録。サウンド スケープさせるガヤ声をバックに、もっこりしたベース・ラインではめて行く A面、シンプルですが要所要所に地味な仕掛けが用意されたハウス・グルーヴ と、小気味良いパーカッションの刻みで、腰を動かすB面の2トラック。出来る だけ良いシステムで聴いて頂きたい1枚です。