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☯映画解放区コミュの『檸檬のころ』 (2007年)

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監督:岩田ユキ
製作:日下部圭子、見城徹、奥田誠治、平井文宏、澤村功、高松征雄、齋藤清衛
プロデューサー:黒谷瑞樹
企画プロデュース:日下部孝一
原作:豊島ミホ
脚本:岩田ユキ
撮影:小松原茂
照明:三善章誉
編集:日下部元孝
音楽:加羽沢美濃
音響効果:柴崎憲治、大河原将
録音:長島慎介

出演:
 榮倉奈々 (秋元加代子)
 谷村美月 (白田恵)
 柄本佑 (佐々木富蔵)
 石田法嗣 (西巧)
 林直次郎 (辻本一也)
 浜崎貴司 (担任の丹波先生)
 石井正則 (松吉の孫・金子晋平)
 中村麻美 (保健室の咲子先生)
 織本順吉 (金子商店の主人・松吉)
 大地康雄 (恵の父)
 山田辰夫 (加代子の父)
 伊藤さやか (加代子の母)

コメント(1)

 音楽ライターを夢見る恵だったが、仲の良い後輩・大住志摩の原稿が音楽雑誌「ROCK COLORS」に掲載された事を知り、保健室から飛び出して行く…。ここから、川縁で恵が泣くカットまでの数カットは、目を引きました(本編49分頃〜)。

●保健室
→《開け放ったドア越しに、真っ直ぐ走り去る恵の後姿》
声(off):保健室で大住志摩を囲んでいる生徒たちの話し声+遠退いていく恵の靴音。
 ・ゆっくりとドアが閉まり始め、ドアが閉まる。カッチャ!

●本屋
→《山積みの「ROCK COLORS」》
→《店の前で自転車を支えて立つ恵の後姿》
 ・暫く佇んでから、勢い良く自転車を押して画面左へフレームout。
 ・再び画面左から猛然とフレームinし、俯いたまま店の前で立ち止まる恵。

●川縁
→《川縁に座り込み、雑誌を開いて読む恵の後姿(カメラは俯瞰)》
 ・川面には夕日と橋が映っている。
 ・雑誌を閉じて傍らに置くと、バッグからノートを取り出し開く。
  ※以前から恵が色々と書き綴ってきたノートだ。
→《開いたノートを見詰める恵(カメラは、やや煽りのバストショット)》
  ※川面に反射した夕日がゆらゆらと恵を照らす。
 ・背後には、自転車。
→《手に持ったノート(カメラは、2つ前のカットと同じ角度からポンと寄った感じ)》
  ※志摩の硬派な文章とは対照的に、短いコメントとイラストで構成されたものだ。
 ・ノートの背後には、川面に映る夕日と橋。
恵(off):だっさー
  ※恵の、か細い呟き。
 ・ノートを引き裂く。
→《川面に映る夕日と橋、その川縁に恵の姿(カメラは、ロングショット)》
 ・ここで、静かなピアノの曲が入る。
 ・立ち上がって、引き裂いたノートの切れ端を川へ投げる恵の姿。
 ・もう一度ノートを引き裂き、投げ入れる。
 ・顔に手を当て泣く恵の姿。

 川に架かる橋は、未来の夢へと繋がる希望の隠喩と考えます。川面に映ったその橋へ、引き裂いたノートを投げ付ける様子には、恵の挫折感が良く表現されていました。

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