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ベン村さ来「と言えば・・・」コミュの【62・悪巧み】 平成15年7月16日(水)

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原典:http://www.owarai.to/ben/62.html
written by ベン村さ来
挿絵:橋本ポンセ
 

◆ 忙しい…。最近、どうも忙しい。「忙しい」ばかり連呼していると「儲かってんでしょ?オゴって!」という輩が出てくるのであまり言いたくないのだが…忙しい。実は7月に入ると恒例の目黒駅前商店街振興組合主催『目黒のさんま祭り』(今年で第8回目・9月14日開催)の準備が始まるので忙しいのだ。すなわち地元商店街のボランティアなので儲かる訳がない。だいたい、仕事なら周囲の受け入れ態勢が読めるので多少の手も抜けるがボランティアでは誰が受け入れてくれるのかわからないので手も抜けない。それ以前に誰よりも愛町精神が自虐的に強いので指1本抜ける訳がない。準備を始めてから3週間。精神的にもかなり追い込まれてきてるので今、私に会うと「幸せなんでしょ?オゴって!」と相手構わず言い散らすに違いない。


◆ 現在の主な仕事はマスコミへの資料製作と送付である。商店街の看板でやってる以上、マスコミの皆さんに告知されてナンボ!当日の取材をしてもらってナンボ!である。過去7回の経験から「目黒駅前商店街振興組合青年部副部長・田中正雄」の堅気の肩書でお付き合いしているマスコミの方もいるが、場合によっては「放送作家・ベン村さ来」の悪名でお付き合いを押し付けられてるマスコミの方もいる(笑)。そこで困るのがどっちの名前でお付き合いしているか混乱することである。相手から電話をもらった時に「田中さんですか?」もしくは「ベンさんですか?」と聞かれれば多少の把握はできるが、氏名を名乗られただけでは一切わからない。時としてニッポン放送の関係者に「はい、田中でございます」と答えて笑われたり、品川区商店街連盟の方に「はい、ベン村さ来でございます」と答えて間違い電話だと思われ切られたりもする。数年前などはCBCのディレクターが「田中」という同姓だったので「はい、田中です」「あっ、ベンさんの携帯じゃないですか?」「いや、ベンです」「田中ですけど」「いや、ベンです」「田中です」「はい、田中です」とまぬけなシュールコントのようになったこともあった。


◆ こんな状態だから、ここ最近で思い出すことなんて何もない。あるとするならば「どこに資料を送ればいいのか?」「どこに告知を載せてもらえばいいのか?」とそんなことばかり。そこで思い出したのが…『悪巧み』である。この連載と『目黒のさんま祭り』の告知との両方がクリアになるようにここに告知を載せればいいのだ。過去に1回逃げでやったことがあったが、あえて今年もやってしまおう。



『さんまは目黒にかぎる!』



【ごあいさつ】


拝啓 私たちはJR目黒駅前の品川区『目黒駅前商店街振興組合青年部』(通称・め組)と申します。

バブルの土地高騰により昔ながらの人々が出てゆき、生まれ育った目黒駅前はビルだらけの冷たい街になってしまいました。そこで我々青年部は若い柔軟な発想で団結し、駅前に昔ながらの暖かさを呼び戻す為に平成8年から『目黒のさんま祭り』を開催しています。今年は江戸開府400年記念ということもあり、江戸落語を主題としたイベントをやっている商店街として会員一同気合いが入っています。


【12000人以上の人出】

 このイベントのきっかけはもちろん「さんまは目黒にかぎる!」のオチでおなじみの古典落語『目黒のさんま』です。
「目黒の良さ」と「さんまの良さ」の両方をわかってもらう為に、さんまを炭焼きと生で無料配布して、昨年は12000人以上のお客さんに楽しんでいただきました。この辺りは江戸時代に松平讚岐守・森伊豆守などの上屋敷があり『目黒のさんま』に登場するお殿様(松平出羽守)の早駆けの場所とされています。つまり、訪れたお客さんたちはお殿様と同じ秋空の下でさんまを食べたことになるのです。


【太田道灌もさんまを食べた?】

 メイン会場となる誕生八幡神社も文明年間(1469年〜1487年)に太田道灌が夫人の懐妊にあたって、筑前国(福岡県)の宇美八幡をこの地に勧請したものと言われています。無事に男の子が生まれたことから「誕生八幡」と呼ばれ、安産の守り神とされている、まさに落語に出てきそうな神社なのです。日本に数ある八幡神社の中でも「誕生」がつくのはここだけ。また、境内には明治42年に合祀された徳川三代将軍・徳川家光ゆかりの「重箱稲荷神社」が祀られていて、その言われを知るお弁当屋さんが参拝に訪れることでも有名です。


【さんまとの不思議な出会い】

 太田道灌がもたらしてくれたような不思議な出会いもありました。
『目黒のさんま祭り』を始めて3回目の平成10年のこと。新聞の記事を見た岩手県宮古市から連絡がありました。「なぜ、そちらでは毎年宮古のさんまを使っているのですか?」とのこと。当時、商店街ではお客さんに一番鮮度の良いさんまを食べていただく為に、南下するさんまが9月中旬で最も脂がのっておいしい宮古産を築地で仕入れていたのです。このことに感動していただき、平成11年の第4回より宮古市からさんまを無料で提供していただくことになりました。今年も5000匹の新鮮さんまがやってきます。


【すだちとさんまが兄弟分に】

 「さんま」と言えば「すだち」ということで、平成10年の第3回からすだちの日本一の産地・徳島県神山町とも友好関係を結び、無料ですだちを提供していただくことになりました。今年は10000個の芳醇すだちがやってきてさんまに香りを添えます。普通では出会うことのない『目黒』と『神山町』と『宮古市』が300年前のひとつの落語で固く結ばれたのです。平成12年、この『目黒のさんま祭り』がキッカケとなり、『神山町』と『宮古市』は姉妹都市になりました。そして、一昨年の第6回から栃木県黒磯市高林の青年団『高林雷の会』の皆さんに炭焼きさんまの必需品である大根おろしの大根の提供を申し出ていただきました。「目黒のさんま」から生まれた輪はこれからも益々広がり続けます。


【食べて笑ってお代は無料!】

 また、毎年行われている入場無料の落語会『目黒のさんま寄席』も大入満員の大盛況。
寄席会場は誕生八幡神社に程近い『みやこ荘』。実はここ、裁判所共済組合東京宿泊所というお堅いところ。裁判所の施設で寄席を楽しむなんて、始まる前から笑っちゃう。昨年は第1部・第2部で合計1200人以上のお客さんに楽しんでいただきました。今年もレギュラー、ゲストともにパワーアップ。第1部のトリは初登場の春風亭小朝一門の番頭格・春風亭勢朝師匠。落語界随一の楽屋噺の名人として通も唸らせます。第2部のトリはレギュラーの「東都一の目黒のさんまの名手」三遊亭吉窓師匠。その他、立川談志一門や漫才集団『お笑いセメントマッチ』のメンバーたちが華を添えながら午前11時から午後3時まで昔ながらの寄席興行を行います。


【江戸駄菓子とリサイクル】

 さんまと落語会以外のイベントでは『駄菓子屋台』が好評で、駄菓子を懐かしむ世代と駄菓子を知らない世代の両方から喜ばれています。また、『リサイクルキャンペーン』として、ペットボトルと駄菓子福袋を交換するサービスも同時に行い、毎年1000本以上のペットボトルを集めてリサイクル事業に協力しています。この『リサイクルキャンペーン』は平成13年、東京都の清掃事業から表彰を受けました。


【まだまだ盛りだくさん!】

◎第1回さんま大道芸コンテスト(神社会場)

◎『目黒のさんま寄席』FM88〜89MHz中継(神社会場)

◎実物マスコット『目黒の殿様』(神社会場)

◎岩手県宮古市物産展(神社会場)

 ◎徳島県物産展(神社会場)

 ◎栃木県黒磯市高林「高林雷の会」物産展(神社会場)

 ◎目黒駅前商店街有志『ワゴンセール』(神社会場)

 ◎目黒駅前町会住民有志『フリーマーケット』(寄席会場)

 ◎警視庁交通機動隊『白バイ展示撮影会』(寄席会場)

 ◎さんま祭り特製『風船&うちわプレゼント』(両会場)


《第八回 目黒のさんま祭り》

 日時…9月14日(日) 午前10時〜午後2時

会場…誕生八幡神社を中心とした周辺

     (JR・地下鉄目黒駅東口下車徒歩1分 目黒通り沿い)

内容…

☆岩手県宮古港直送「炭焼さんま食べ放題」と
 「新鮮さんまお持ち帰り」。(5000匹用意)

☆炭焼き・持ち帰りともに徳島県神山町直送

☆「芳醇すだち」(10000個用意)と
 栃木県黒磯市高林直送大根「大根おろし」付き。

☆協力三都市による物産展・駄菓子屋台・ワゴン
 セール・フリーマーケット・大道芸コンテストなど



〜同時開催〜

《第八回 目黒のさんま寄席》

日時…9月14日(日)

    ☆第1部 午前10時30分開場/午前11時開演

☆第2部 午後1時開場/午後1時30分開演

  会場…裁判所共済組合東京宿泊所『みやこ荘』2階ホール
(目黒駅東口下車・徒歩2分
目黒通りを渡った誕生八幡神社斜め向かい)

料金…無料(1部・2部入れ替えなし)

出演…

第1部         第2部

落 語 快楽亭 ブラ房    落 語 立 川 らく次

コント エルシャラカーニ   漫 才 せーじけーすけ

落 語 立 川 志の吉    落 語 立 川 志らら

  〜 仲 入 り 〜     〜 仲 入 り 〜

漫 才 〆さばアタルヒカル 面白ハンドベル マルセまゆみまさこ

落 語 春風亭 勢 朝    落 語 三遊亭 吉 窓



  ※「目黒のさんま」上演…第1部・ブラ房 第2部・吉窓



お問合せ/目黒駅前商店街振興組合青年部副部長

     目黒のさんま祭り実行委員会副委員長

     広報担当・寄席係長 田中正雄[たなかまさお]


※『目黒のさんま祭り』公式応援ホームページ
      【http://www.owarai.to/meguro/


ご多忙のところおそれいりますが告知もしくは、ご来場
いただき取材していただけますようよろしくお願い申し上
げます。なお神社会場、寄席会場ともに前取材・当日取材
の対応ができますのでお申し込みをお待ちしております。
 平成15年7月吉日
         目黒駅前商店街振興組合青年部一同
 

原典:http://www.owarai.to/ben/62.html
written by ベン村さ来
挿絵:橋本ポンセ

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