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ベン村さ来「と言えば・・・」コミュの【50・連載50回記念】平成13年10月21日(日)

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原典:http://www.owarai.to/ben/50.html
written by ベン村さ来
挿絵:橋本ポンセ

◆ 連載50回目である。「おめでとう!」(誰も誉めてくれないので自分で誉めてみた)さら に自分へのご褒美として昼食に奮発して吉野家で牛丼並盛(280円)まで食べてしまった。 (狂牛病問題の最中なのでご褒美というよりお仕置きに近いが…)しかし、我ながら連載 50回とはよく書いたものだ。しかも、ただのコラムではない。自分勝手で自画自賛な気違 いコラムを読む人の気持ちを考えずに50回書き続けたのだから偉いものだ。もし、普通の 人間ならば読み手の気持ちを考えてちゃんとした文章を書いたり、途中で連載をやめたり、 罪を感じて自殺してしまうところである。それを一切思わず、今も恥じることなく生きて いる。嗚呼、生きているって素晴らしい。


◆ この『と言えば思い出すのが…』という連載を始めたキッカケはJFN(東京FM系列) で当時売れてなかった雨空トッポライポ(現・〆さばアタルヒカル ※注・現在も売れてい ない)のラジオの構成をしていた4〜5年前にさかのぼる。ディレクターの柴田氏の誘い だった。「番組のサブテキスト的な意味でインターネットで自分の書きたい内容でコラム を連載をしてみないか?」ここで『プロジェクトX』ならば「自分の力を試したいんです。 やらせてください!」ぐらいのことは田口トモロヲが言うだろうが、私の答えは「やだ!」 (秒殺)だった。だいたい、提供も何もないのだからまずタロ(お金)が貰えない。これ でも渡世人としてプロのプライドがある。タダでネタを消費するのはイヤだった。しかも、 芸人時代も作家になってもやりたいことをやって生きてきたので欲求がない。もっと言え ば「インターネットっ何?食えるの?」(ベタ)ぐらいの低次元生活を送っていたので意 味がわからなかった。それでも説得され、ここの管理人であるデーブ川崎氏にFAXで原 稿を送り、打ち直してもらうという脅威のお手間を約束され平成11年7月1日、第1回の 連載が始まった。


◆ タイトル兼内容証明となっている『と言えば思い出すのが…』というアイディアは自分の 長電話の癖から考えた。当時、私は機嫌のいい時であれば3〜4時間は平気で長電話した 。相手が切ろうとしても「あっ、そうそう○○と言えばネ…」と次の話を思い出してしま い、気が付けば朝になっているのだ。つまり、「癖をコラムにすれば書くのもラクだろう 」と考えた訳である。「でも、いざ書くのってラクじゃないでしょ?」という声が飛んで きそうだが、まだラクだと思っている。私とそこらへんの利口な文化人と一緒にしないで 欲しい。バカは痛みを感じないのだ。余談だが当時の長電話の相手ランキングは3位がな しで、同率1位が雨空ライポ(現・〆さばヒカル)と愚連隊時代の兄貴(ハガキ職人の先 輩)の道上ゆきえ(のちのスーパーストロング深見)さんだった。この2名だけは夜8時 から翌朝6時までの10時間クラスの記録は保持している。


◆ さて、連載を始めて驚いた。よく考えれば逆にカネも貰っていないのだから何を書いても いいのである。どんなにつまらなくても怒られないのである。これは楽しい。しかも、周 囲のパソコン普及率があがると「面白いね」「バカだね」「死ね」というお誉めのお言葉 までいただけるようになった。元々、腐ってる…いや、腐っても元・芸人である。「お金 よりもお客様の拍手の方がうれしいです」「笑いの神様、私にお笑いという職業を与えて くれてありがとう」と澄みきった目で言えるぐらいのイスラム原理主義の教えは受けてい る。これによって自然に連載に対して喜びを覚えるようになった。


◆ その証拠に段々と原稿が長くなっている。困ったことに仕事に追われてパニックになると 、この連載作業に逃げるという快楽も覚えてしまった。気が付けば自分もパソコンを始め 、現在ではデーブ川崎氏に原稿をメールで送るとという進化も遂げた。ちなみにまだ、自 分でHPを作る技量も信心もない。たぶん、心の奥底で「飛行機みたいな鉄の固まりが飛 ぶかよ」的な寅さんチックな葛藤があるのだろう。「こんな細い線の中を文章が走ってる のかい?このタコ!」


◆ 連載50回記念と言えば思い出すのが…「記念にいつもと違うことをやらなきゃ」である。 これでも幼い頃は切手収集が趣味で50周年記念切手・100周年記念切手をメインで集めて いたことがある。(だから何だというのだろう?)という訳で今回は『私の好きなもの50 』『私の嫌いなもの50』を思い出すことにした。ちなみに順位はない。読んでいただけれ ばわかるが、人物・食物・行為などが入り乱れているので順不同・敬称略で行う。


《私の好きなもの50》

餃子/「ありがとうございました」が言える店員さん/神輿/天皇陛下(先代)/三遊亭 圓生(六代目)/足の親指の爪の匂い/テレビのリモコン/綿棒(私は粉耳クソ)/グロ リアY32(愛車)/偽物のローレックス(ロータックス)/阪神タイガース/寄席囃子/ 寄席文字/目黒駅前商店街主催『目黒のさんま祭り』/アニメ『ワンピース』のルフィー の声の人(田中真弓さん)/原作『ワンピース』のトニートニー・チョッパー(青っ鼻の トナカイ)/お休み前のコーラック(慢性便秘)/タバコの一服目/ビールの一杯目/芋 焼酎のロック(冬はお湯割り)/お笑いセメントマッチの仲間たち/國士舘大学同期の兄 弟たち/地元の心の広い先輩たち/力王の足袋(親指の付け根部分を大きくとってあるか ら)/タクシーのLPガスの匂い/かさぶたを剥がすこと/映画『ブルースブラザース』 /映画『ルパン三世 カリオストロの城』/楽屋話/月刊『実話時代』(ヤクザ専門誌) /月刊『実話時代BULL』(ヤクザ専門誌ヤング版)/弓張り提灯/金看板/神棚/派手な 日蓮宗の仏壇/松本大洋(漫画家)/高橋留美子(漫画家)/田中角栄(政治家)/キム チ(韓国産)/酔って怒って慰められて感動して泣くこと/シャープMA−10(このワー プロに毛の生えたパソコン)/特番の決定的瞬間/特番の警視庁24時/自分の知り合いや 身内に被害のない災害/もりそば(できればつゆは甘め)/船橋の義母がくれる高級海苔 /角刈り/健康ランド/たまに食べる朝飯/この世に存在するすべてのお笑い業務…。


《私の嫌いなもの50》

梅干し/「ありがとうございました」が言えないクソ店員/神輿の巡行を邪魔する奴/何 の根拠もなく「天皇制なんてなくせ」という日本共産党/何の根拠もなく「三遊亭圓生は 堅くてつまらなかった」という志ん生フェチ/寒くなると痛くなる右足の甲の古傷/テレ ビのリモコンにサランラップが貼ってある家/耳かきの梵天の匂い/グロリアY34(カッ コ悪い)/偽物のシボレーコルベット(コルベッティ)/阪神タイガースの外人助っ人/ ラップみたいな曲/ラッパーみたいな格好の人/目黒区の区民祭り『目黒のさんま祭』/ アニメ『ワンピース』のオリジナルストーリー/原作『ワンピース』の初期のわかりずら い絵/正露丸を鼻に入れられた立正中学卓球部の先輩のイジメ/タバコのフォルターが燃 えてる匂いがする〆さばヒカルの足/居酒屋のぬるいビール/焼酎を飲んだ翌朝の甘いオ シッコの香り/お笑いセメントマッチのチラシをバカにする出版社の人(当たり前だろ、 デザインは素人なんだから!)/國士舘大学より高学歴なのを自慢しない人(してもらっ た方がラク)/地元に後輩(手下)がいないことを嘆く自分の心の狭さ/雪駄が痛い甲高 な自分の足/腰の高いタクシーの運転手/かさぶたを剥がし続けたあとの薄い膜/映画 『ブルースブラザース2000』/映画『ルパン三世 カリオストロの城』を駄作だという真 性包茎ルパンファン/楽屋にドヤドヤ入ってくる芸人の友達の堅気/月刊『実話時代』の 組織別ファイルを作っているのだが2年分たまっていること/月刊『実話時代BULL』は置 くのに本家の『実話時代』は置かない近所のコンビニ/自宅に弓張り提灯をもっと飾りた い組事務所マニアな欲求/金看板を付けない組事務所(都内はともかく地方は絶対欲しい )/うちの神棚の不安定さ(近々お引っ越し予定)/違う意味で派手な創価学会の仏壇/ 松本大洋がいいと気づき始めた芸能人たち/高橋留美子が描く美少女がまだ好きな自分/ 田中角栄の業績を認めない他県の貧乏人ども(羨ましいんだろ)/キムチ(浅漬け)/酔 って泣いたあとの記憶/シャープMA−10のモデムがつながらない特性/特番の決定的瞬 間のスタジオコメント/特番の警視庁24時のワイプ(スタジオの抜き映像)/自分の知り 合いや身内を襲う災害/うどんみたいな歯ごたえのそば/100円ショップで買った海苔の まずさ/角刈りにも限界がきた髪の生え際/サウナの温度に妥協がある健康ランド/朝飯 がわりに大福を食べたら3日間胸焼けした(しかも結納の日を含む)/この世に存在する すべてのお笑い業務を差別する素晴らしき常識人たち…。


 
原典:http://www.owarai.to/ben/50.html
written by ベン村さ来
挿絵:橋本ポンセ

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