ベン村さ来「と言えば･･･」コミュの【７・ライオンキング】　平成１１年８月２１日（土）

written by ベン村さ来
原典：　http://www.owarai.to/ben/07.html

◆ フジテレビが映画「ライオンキング」を放送していた。地上波発放送なのだそうだ。私はてっきり２～３回は放送していると思っていた。しかし、何度見ても感動する。さすが手塚治虫だ！などと使い古されたイヤミを言いながら妻と見ていたら「もし日本で実写版を作ったらどういうキャスティングになるだろうか？」という遊びになった。

◆ この遊びはこのホームページの出身母体だったFMラジオ番組「トッポライポのはいぱーとらっプ」の「加山雄三のブラックジャックコーナー」で放送していた企画である。

過去最低の実写版ドラマだった「加山雄三の…」の過ちを繰り返さぬように、これから実写版にされる可能性のある漫画・アニメのキャスティングをあらかじめ決めておこうという趣旨で始められた。

私が作った最高傑作は「ド根性ガエル」のピョン吉がジェームズ・ブラウンというネタだ。「はぁ？」と思われる方も多いだろうが、この企画の基本は

・「キャラにどれだけ顔が似ているか
　（または、キャラにどれだけ立場が似ているか）」
・「キャラに雰囲気がどれだけ似てないか」
・「そのキャラの衣装を着させたらどれだけ面白いか」

の３点である。

先日もU-turnのオールナイトニッポン.ｃｏｍ」で実写版キャスティングの話になり、
私が

　　「『北斗の拳』のケンシロウは藤井隆だ！」

と言ったら土田も対馬も不思議な顔をしていた。それぐらい理解に苦しむ「笑い」なのである。そんなバカな遊びを家族団欒に持ち込む私であった。

さて、「ライオンキング」と言えば思い出すのが…今の落語界である。「ライオンキング」を見ていて、今の落語界を知っているという限られた人にしかわからないが、あえて落語界で「ライオンキング」の実写版キャスティングを作ってみた。今回は「立場がどれだけ似ているか」が中心である。ちなみにディズニーファンも落語ファンも熱狂的な信者が多いので、苦情は一切お断りいたします。

　　　　　～ライオンキング実写版～

　☆アフリカにある古典落語ジャングル「落語協会」の
　　王ライオン「ムファサ」…柳家小さん

　☆古典落語ジャングルの後継者。
　　帝王学を学ぶ息子ライオン「シンバ」…柳家花緑（孫）

　☆王をシンバが殺したようにみせてジャングルを乗っ取る
　　伯父ライオン「スカー」…立川談志

　☆王の侍従長
　　おしゃべりでうるさいオウム「ザズー」…春風亭勢朝

　☆父を殺したと勘違いして
　　古典落語ジャングルを出るシンバに
　　　気楽に生きることを教える、
　　　新作落語ジャングルのミーアキャット「ティモン」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…春風亭昇太

　☆堕落していくシンバに古典落語の必要性を教え、
　　古典落語ジャングルの王を継ぐことを勧める
　　お猿（マンドリル）「バンザイ」…桂文治

◆ 今やっている劇団四季のライオンの頭を無理やり乗せたパンチョ伊東な芝居よりかなり面白いと思うのだが？

written by ベン村さ来
原典：　http://www.owarai.to/ben/07.html