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一人で生きるという選択コミュの冥王星

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最近は科学の本を読むことが多い。福岡伸一先生の著書は医学関連でもあって、あまり大した苦もなく読めた。

調子にのって手にしたのが「フェルマーの最終定理」。フェルマーの最終定理が解かれた過程を数学史の中での位置付けと関連させて描いている。文学の価値は名を1000年残す事にあり、なんて言ってたけど、ピタゴラスの定理に比べればたいした事はない。数学の方がはるかに名を残せそうだ。
真に不変なものを求める事ができる数学の世界に僕もはまりかけた事がある。

続いては、「かくして冥王星は降格された」。
冥王星はアメリカ人が発見した惑星だけに、この本にはアメリカ文化の事が多分に述べられている。英語のプルート(冥王星)はミッキーマウスのペットの犬の名前と同じだし、アメリカで最も人気がある惑星は冥王星だった。
冥王星の存在場所はニュートン力学から推定されていたと言うから、物理学の不変性も数学に劣っていない。

放射性元素プルトニウムもプルートにちなんで命名されており、ここで長崎と結びつきが生まれる。
長崎に投下された原爆はプルトニウム製だったのだ。

数学や物理学の不変性は真理とも解釈され、哲学との結びつきが多い。
いろいろな物事の結びつきを単なる偶然と解釈するか、時間や空間を超えた関連性を見いだすか。
関連性を見出す過程で名を残す人もいれば、埋もれてしまう人もいる。

「真の真実は名を残さず埋もれていった人々の中にある」。

森有正の言葉は本当だろう。彼らは純粋に自分の好きな仕事をしていただけだったのだから。

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