さて、私の記憶の中でもいくつか来日公演ならではのサプライズがありましたが、その中でも特に強烈だったのが、マーティー・バリン(昔はベイリンという表記でしたが)。
ジェファーソン・スターシップを70年代末に脱退し、81年にソロで出したアルバムから"Hearts"(ハート悲しく)が大ヒットし、AORシンガーとして来日したのは翌年だったかな?
コンサートでは、往年のジェファーソン・エアプレイン/スターシップ時代の曲は"Miracles"と"It's No Secret"くらいで、あとはソロ・アルバムと、当時製作中だった次作に収録予定だったらしい曲ばかりでした。
実際その時会場に足を運んだファンも大半は"Hearts"で彼を知ったらしいような若いOL風が多かったと思います。
そしてコンサートも佳境に入った頃、何やら怪し気なイントロが奏でられ、マーティーがいきなり"Dancing All Night, put it in the words〜♪"と歌い出しました。そう、何ともんた&ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」を英語で歌ったのです。それもフル・コーラスで。
歌詞もほぼ原詞を忠実に英訳していたようでした。
当時FMでこの模様が放送された時にも、この歌はしっかり入っていましたので、もしかしたらエアチェックされている方もいるのではないでしょうか?
残念ながら彼のその後のアルバムには収録されませんでしたが、あそこまで本気でやっていたからには、レコーディングも考えていたのではないかと思っています。