史跡コミュの下村善太郎の墓

　群馬県前橋市紅雲町二丁目８-15

　1974年08月26日、前橋市が史跡に指定。

　https://www.google.com/maps/@36.3862242,139.062387,18z
　前橋藩主酒井氏菩提寺でもある曹洞宗大珠山是字寺(ｾﾞﾉｼﾞﾃﾞﾗ)龍海院にあります。
　下村善太郎(1827～93)は、前橋の小間物商の子として生まれ、17歳で家業を継ぎますが、賭博や米相場に手を出して失敗、嘉永３(1850)年に武蔵国八王子へ夜逃げします。その後、横浜開港で八王子が生糸取引中継地となった結果、生糸商として成功し、文久３(1863)年に前橋へ帰郷、川越藩主の前橋帰城に伴う前橋城再築に多額の寄付金を納め、慶応２(1866)年には生糸改所取締となって永年苗字帯刀を許されました。
　維新後は、高崎から前橋への群馬県庁移転運動の中心となり、多額の金を県へ寄付する事で移転を実現させました。
　明治25(1892)年に前橋の市制施行に伴って初代市長となりましたが、病気のため翌明治26(1893)年６月２日に辞任し、４日に死去しました。享年67。

◎城下町前橋の歴史　近世・近代編
　https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1978772727&owner_id=250900
・前橋藩主酒井氏歴代墓地
　https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=398257&id=96663696