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日経産業新聞を読む★コミュのブラジル版新幹線、9月にも入札へ 日本勢、技術移転がカギか

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「ブラジル版新幹線、9月にも入札へ 日本勢、技術移転がカギか」を読んで。

ブラジル政府が今年9月にもリオデジャネイロとサンパウロを結ぶ高速鉄道の入札を実施する見通しだ。
空港の処理能力が限界に達していることに加え、バスや自家用車が中心の中低所得者の都市間輸送需要を高速鉄道で吸収する狙い。
日本の新幹線方式も名乗りをあげており、台湾に続く海外での新幹線システム売り込みを狙っている。という。

高速鉄道計画は2007年に浮上した。
政府の長期インフラ投資計画に組み込まれ、ブラジルでサッカーのワールドカップが開かれる14年の開業を目指す。

政府による正式な計画は今月にも示される見込みだが、サンパウロ市から約100キロのカンピーナス市を起点にサンパウロ市、
リオデジャネイロ市の両主要都市を結び、全長510キロが見込まれている。時速200kmの車体を供給すれば、約3時間で横断可能となる。

各都市の空港にも停車し、鉄道網と航空網の連携を図る。
建設費は150億ドル程度が見込まれ、ブラジル政府は、建設から運営までの一貫方式で発注するとみられている。

ブラジルの高速鉄道計画には、フランスやドイツ、スペイン、韓国、中国も関心を示している。
TGVを売り込むフランスは、車両メーカーのアルストムがブラジルに進出しているため、車両の現地生産などを訴える作戦とみられる。
中国は資金面で手厚い協力姿勢を示しているとされる。

日本の新幹線方式は、国土交通省と三井物産、三菱重工業、川崎重工業、東芝が共同で売り込みを図っている。
6月には、ブラジリアで上下両院議員や政府関係者を対象に大規模な説明会を開催。競合が予想されるフランス、ドイツ、韓国、中国
などを意識して優位性をアピールした。

日本勢の主張は、標高差が約800メートルある想定路線に、新幹線技術が最適であるとするもの。
急こう配を高速のまま安全に下る技術や、気密性が高い車両を使用していることでトンネルが小型化でき、建設費の圧縮につながるという。

ブラジル政府は入札や選考方法について詳細を明らかにしていないが、価格や技術的な優劣に加えて、技術移転の内容がカギになるとみられている。
自国での高速鉄道建設の経験をもとに、中南米の周辺諸国に再移転していくのが基本的な戦略となる。

ブラジルは地上デジタル放送で日本方式を採用。その後、日本とブラジルが共同歩調で売り込みを進め、ペルーで採用が決定した。
アルゼンチンやベネズエラも採用が有力とされるなど、両国の協力関係では成果も出ている。
一方、半導体産業の育成協力について、半導体工場の進出が約束されたと解釈したブラジル側の一部政治家やマスコミとの間で、摩擦も生じた。

日本側は技術者育成協力などを進めているが、目に見える形の成果を求めたブラジルの考えとは開きがあった。
高速鉄道を巡っても「運行などのノウハウ移転も技術移転だ」とする日本側とすれ違いが生じる可能性もある。

日本勢はブラジルで生産委託先が確保しにくいことなどを理由として、当初は車両の現地生産には踏み込まない公算。
ブラジル側の理解が得られるかどうかが課題になる。

たま★

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