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日経産業新聞を読む★コミュのトヨタが否定するITアナロジー論

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「トヨタが否定するITアナロジー論」を読んで。

自動車産業の未来がどうなるか、多くの人が関心を持つテーマだろう。
トヨタ自動車の2期連続の赤字が象徴するように自動車不況は深刻で、出口の見えない暗中模索が続いている。
それとは別に、「21世紀の自動車産業の姿」がどうなるかも、実ははっきり見通せない。
自動車の長期ビジョンをめぐっては、IT(情報技術)で起こったような水平分業が起こるという説と、「いやいや、自動車は自動車であって、今の垂直統合モデルが続く」という2説が対立している。という。

要するに「ITアナロジー論」と「自動車ユニーク論」はどちらが妥当なのか。ということである。

「ITアナロジー論」は、パソコンのプロセッサーを米インテルが一手に供給し、IBMなどのセットメーカーが「組み立て屋」に成り下がったような地殻変動が、自動車業界にも起きるという論である。
確かに、電気自動車の登場で、エンジンがなくなると、バッテリー、モーターなどと主要部品がモジュール化されてくる。
そうなると、これまでは、巨大メーカーが系列部品会社や販売店を従え、デザイン、技術開発、生産、マーケティング、販売まであらゆる業務を統合的に手掛けてきたが、その構造が崩壊するという説である。「水平分業化」ともいう。

GSユアサやパナソニックなどが、はたまた海外の未知のベンチャーが、自動車業界で、暗躍する時代がくるのだろうか。

しかし、クルマというのは例えばエンジンや高性能電池ができれば、それで完成ではない。
そうした基幹部品はもちろん重要だが、それ以外にもデザインのかっこよさや乗り心地、走行性能、安全性能、環境性能までありとあらゆる要素を全体最適させて、しかも適正なコストでつくらないと魅力あるクルマは生まれない。

しかも、顧客のニーズは多様化する上に、環境・安全などの社会的経済的制約が強まる中、単純なるモジュール化は不成立で、益々、機能の複雑化が進むと考える。
そのためには数千人規模のエンジニア集団が不可欠で、新規参入は容易ではない。

電気自動車についても、米テスラ・モーターや中国のBYDのような新興企業が注目されているが、どこまで実力があるかは検証されていない。

先日も車のヘッドライトを見て、何を設計しているの?と言ったコンサルタントがいる。
彼にとっては、単なるモノのかき集めにしか見えないヘッドライトには、光を集中、拡散する機能があったりして、それは組み合わせた構造でしか実現できないものなのである。今一度、「設計」というプロセスにフォーカスを当てて、今後の10年間を有意義なものにしていきたい。

過去10年間、ゼロ成長といわれるようにGDP伸び率は0.3%で、世界の20位程度の経済力しかない日本は、いつの間にかワーキングプアという、年収がわずか300万円しかない一家の大黒柱を生み出した貧しい国の仲間入りをしてしまったことを改めて思い直したい。
いつまでも80年代のような、世界で2位の経済大国などというプライドは捨て、アメリカへの資金流入、公共事業縮小などは即やめるべきだ。
日本は、変わらなくてはならなくて、オバマ政権に変わった今、変わるチャンスが到来した。
自由主義と民主主義のハザマで、超成長を遂げて、豊かな国づくりへ乗り出したい。

たま★

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