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理美容鋏あれこれコミュのおなやみ解決Q&A

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いろんな鋏の疑問・質問にお答えします。

当分は書き込みなどないでしょうから、
いままでいただいた、いろんなご質問と、
それに対する私の答えを、思いつくままに書いていきます。

でも、本当は書き込みしていただければうれしいのですが・・・^^;


書き込みに抵抗があるようでしたら、直接メールをくださっても結構です。

PC:hasami@north.memail.jp
携帯:hasami-kobo@docomo.ne.jp

コメント(12)

時々、鋏の手入れについてご質問をいただきます。

基本的には、汚れを落として、油をさす、ということになるのですが、
一番いいのは仕事が終わったら、分解してセーム皮等で汚れを落とし(水洗いも可)、
ネジの隙間と、鋏の裏側に薄く油をひく、という作業になります。

鋏を拭く用に、「切れ味が戻る」、と謳っている、研磨剤の含まれたものがありますが、
これは使い方を間違えると逆に切れなくなりますので、使わないほうが賢明かと思います。

また、汚れはできるだけこまめにおとしたほうがいいのですが、
油はそんなに頻繁にさす必要はなく、量も、ほんの少しで大丈夫です。

使い方にもよりますが、大体1週間に一回、ネジの隙間と、裏側にほんの2〜3滴。

油の種類は、ホームセンター等で売っている普通のミシン油で大丈夫です。
ディーラーさんなどが持ってくる、「鋏専用」という油は、どうなのかな、という気がします。

別に悪いという意味ではなく、あまり意味のないものを添加して、
結構高いですから、もったいないかな、という意味です。

あと、バリカン油などの粘度の高い油は使わないでください。
ネジの内側に汚れが固まってしまいます。

鋏を分解するときには、くれぐれもパーツ類をなくさないでください。

あと、埋めこみネジなどで、中にバネ板の入っているものがありますが、
これは裏表の向きがありますので、注意が必要です。
梳き鋏のご質問をいただきました。

> 逆刃と正刃でどうちがうのですか?

使い方、髪への入れ方でちがいますので、一概には言えませんので、
基本的な違いだけご説明いたします。

逆刃:普通に構えたときに、棒刃が手前にきます。
棒刃で髪の毛を誘ってきて切りますので、櫛刃が同じつくりの場合、
梳ける量が多くなります。

正刃:普通に構えたときに、櫛刃が手前にきます。
そのため、櫛刃側に髪を逃がしながら切っていく、という感じになりますので、
梳ける量は少なくなります。
おつかれさまです。

自分は基本的にセニング目的でセニングシザーズを使用する場合・・・

ナンか変な言い回しだな〜〜(笑)

とにかくすべて縦切りなんですよ。テストはスライドシザーズでもすべて横切りです(爆)

櫛刃の溝は基本的に棒刃に対して90度に切ってありますよね。

縦でセニングしても髪をシザーズが挟み込んだ時点で切れるための回転モーメント+櫛刃の切れ角度にそって転がります。

そしてシザーズに対して90度の切れ角(髪の断面はほぼ直角)になります。

なので縦切りしたい場合かなり縦にしないと実際のセニングの切り口はたいしてななめにはいかないんです。45度くらいに入れたとしても実際のセニングのラインは67.5度とかになっているはずなんです。

そこで櫛刃の切り込み自体を30〜45度くらいにすると縦切りで効果が出やすい感じがするんですけど。。。

但しデメリットとしては上手くイメージどおりに切れた場合、髪1本の切り口が広くなるかな〜〜と感じます。あと溝にはななめに髪が入りますが棒刃で90度の切断なので髪1本の切り口に無理がかかるイメージがあるので傷みそうかな〜〜。。。

縦切り専用セニングシザーズどんな見解ですかね〜〜

ちなみにチョップカットの動きでの縦切りです。
ん〜〜さすが!

この辺になるとよっしーさんの本領発揮ですね。

私は正直、ここまでテストしていません^^;
自分が鋏を使えない、というのもあるのですが、よっしーさんのような方に教えていただいたほうが、
より実践的で、正確だと思っています。


> 但しデメリットとしては上手くイメージどおりに切れた場合、髪1本の切り口が広くなるかな〜〜と感じます。あと溝にはななめに髪が入りますが棒刃で90度の切断なので髪1本の切り口に無理がかかるイメージがあるので傷みそうかな〜〜。。。

櫛刃の先端の厚さも影響してきそうですね・・・薄ければ薄いほどよさそうですが、
そうなると使い勝手や、力にも影響がでそうですし、微妙なバランス・・・
どちらにしても、切れが落ちてきたら、痛めやすくはなりますよね。



> 縦切り専用セニングシザーズどんな見解ですかね〜〜

もう、素直になるほど!とうなずくしかありません^^;

鋏を作る上でも、とても勉強になります!
刃の長さと柄の長さのバランス、ということを聞かれます。

これは、その人その人の使い方や、好みで決まってくる部分が多いと思います。

刃の重さでロングスライドをかけたいようなときには、刃側に重心が言ったほうがいいと思いますし、
細かい作業を行うようなときには、刃側が重いとやりにくいと思います。

ただ、一番大事なのは、柄の長さ・形状が、その方の使い方や手にあっているか、
ということではないでしょうか。

柄の長さや形ががあっていなければ、ブレがでますし、思い通りに動かすことができません。

柄を決めてから、刃の長さ・重さをきめるのが正しいような気がします。
ネジの強さ

これもよく聞かれます。

鋏のつくりによってちがいますので、一概にはいえないのですが、
基本的には、その鋏の調子に合わせてネジを締めます。

締めすぎも、弱すぎも、鋏にとってはよくありません。

鋏を閉じていったときに、蝕点から切っ先まで、同じ感じであたっていくのが、
その鋏にとっては一番いい閉め具合になります。

よく年配の方が、正刃の指穴をもって軽く動かしたときに、
動刃がダランと開くのがいい、といいますが、これはちょっとゆるすぎます。

確かに開閉は楽かもしれませんが、ゆるすぎる場合押し切り気味になり、
裏から狂いやすくなり、長切れはしにくくなります。
梳き鋏を落としてしまったときの応急処置

落としたときに刃が開いていると、ほぼ間違いなく噛んでしまいます。

当然その状態では使えませんので、修理に出すと思うのですが、
実際には簡単にちょこちょこっとやるだけで直ることもよくあります。

そのやり方を説明します。

一応道具が要るのですが、

噛んだ場所を確認するためのルーペ(15倍程度のもの)
最近はダイソーでも15倍くらいのルーペを売っています、ちょっと見にくいですけど。
実際に直すための、砥石、もしくはペーパーなど(#2000くらいのもの)
※ペーパーの場合は80mmx200mmくらいの板に貼り付けてください。

1..まず、鋏を分解します。
2.汚れを落とします。
3.櫛刃側の傷を裏側から確認し、表側にマジック等で印をつけます。
4.砥石・板に貼り付けたペーパーに、裏側をベタッとあてます。
※傷は裏側にめくれてついています。
5.柄をしっかり持ちます。
6.峰側を3mmほど浮かします。
7.印をつけた部分を押さえて、角度を維持したまま峰側に動かします。
8.傷が取れているか、ルーペで確認します。
9.取れていなければ、取れるまで繰り返します。
10.棒刃の裏を砥石に、蝕点からのせます。
11.柄を軽く持ち、キズのついている部分を軽く押さえ
12.そのまま峰側に移動させます。

砥石、ペーパーにあてるときには、
決して力を入れすぎないでください。

柄をしっかり持って力を入れない、
という感じでやってみてください。
梳き鋏を落としてしまったときの応急処置 その2

基本的にはさっきのものと同じなのですが、
櫛刃をあてるときの不安定さを避けるために、添え板を使います。

2mmほどの厚さで、10mmx50mmのものを用意します。

それを砥石・ペーパーにセロテープで貼り付け、
櫛刃の峰側をその板に沿わせて、縦に動かします。

やはりルーペで確認しながら、少しずつ行います。
梳き鋏を落としてしまったときの応急処置 その3

こんどは櫛刃の直し方がまったく逆になります。

用意するものは、10mmx20mmx50mmくらいの砥石のかけら、
もしくは、そのくらいの大きさの木片などに巻いたペーパー。

1.まず、櫛刃を裏返しにして、机の端などにしっかりと押さえて固定します。
2.キズがついている部分を、先ほどの砥石のかけらを、
10〜15度くらいの角度で軽くあててこすります。

やはりルーペで確認しながら、軽くあてていきます。

どのやり方もそうですが、やりすぎるとパクリはじめますので、
少しずつ確認しながら行ってください。

もし、ご要望があればやり方の動画をアップいたしますが、
なければ梳き鋏の応急処置はこれでおしまいです。
はじめまして

私は最近、シザーの研磨の仕事を始めました

そこで質問なのですが

研ぎ直しの依頼が有り余りに切れ過ぎは怖いと言われました

シザーの研磨をされて居る方は
刃付けは相当切れる刃付けをされますか

又 理美容師さんはどの程度までの研ぎあがりを希望されますか

下手な質問の仕方ですみません美容院
> ちんぺいさん

はじめまして。
最近facebookばかりで、こちらをあまり覗かないため、
ご返事が遅れてしまい、申し訳ありません。

ご質問についてですが

> 刃付けは相当切れる刃付けをされますか

私も最初のころは、とにかく切れる刃がいいと思い、
カミソリのような刃を意識していたこともあります。

でも、実際にはそのような刃では髪の毛に食いつきすぎてしまい、
使いづらい鋏になってしまいます。

鋏の場合、刃の鋭さで髪の毛を切るのではなく、
あくまでも、「せん断」という切り方になりますので、
刃そのものは、ほどほどの鋭さのほうが使いやすくなります。


> 理美容師さんはどの程度までの研ぎあがりを希望されますか

理容師の方と、美容師の方は望まれる切れ味が結構違いますし、
個人差もかなりあります。
また、用途によってもかなり変わります。

ですので、あくまでもその方その方の好みに合わせていくのが基本かと思います。

ご不明なことがありましたら、またご質問ください。

よろしければ、facebookのほうでご質問いただければ、
早めにご返事できるかと思います。

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